【創り手向け】体験談お絵かきタブレット~MobileStudioPro16 1日目編~

ついに届いたMobileStudioPro16!!!しかも最上位モデル!!!!!!
Wacomが打ち出す「クリエイトタブレット」の中でもかなりの熱さを誇っていたMobileStudioは本当に憧れのタブレットでした…。
(「いや、おくらの絵ごときでこんなん買うなよ」と思っている神絵師の皆様ごめんなさい。)
「無知っ娘イルヴィナ」をご購入いただいた資金と手持ちの資金、今後のリアルでの確約しているお仕事で買える!という判断にいたり、「無駄遣いして何万も消費するよりは買ったほうがいいだろう」という気持ちで買いました。
まずはスペックからご覧いただこう。

驚異のモンスタースペック!!!

  • OS:Windows10
  • CPU:Intel® Core(TM) i7
  • ストレージ:512GB
  • メモリ:16GB
  • グラフィックボード: NVIDIA Quadro M1000M(4GB GDDR5 VRAM)
  • モニター:4K(3840×2160) Adobe® RGBカバー率94%
  • 筆圧段階:8192段階

一言で言うと化物である。おいおい、大学1年生が生協で掴まされるぱちょこんの何倍もあるぞ…!っていうスペックが、タブレットになっているのです!
ジャンル的にはタブレットPCではなく、「オールインワン液タブ」と呼ばれる、OS一体型の液晶タブレットであり、あくまでPCと繋ぐのを前提に持ち運びも可能というコンセプトです。
13インチ版もありますが、グラボ搭載という点ではどのタブレットも勝てない性能なのでケチるはずもなく…。
中古でそこそこな軽自動車が買えるお値段のタブレットPC…。よくよく考えたらメインPCでも25万程度なので…超えてる!!!
ちなみにメインPCもi7、メモリ16GB…、あ、同じだ…。(PCパーツとは当然性能差がありますが)

デカイ!重い!片方だけ熱い?

まず、15.6インチというでかさ。ちなみにWacomは更に上位の液タブ「Cintiq Pro」シリーズに24,32インチモデルを出し、Cintiq Pro Engine(別売り)を搭載できるというもうよくわからない領域にも踏み出しています。他のタブレット業界が白旗を上げるレベルですね…。
横幅は39.6cm(画面幅、筐体自体は418(横)×262(縦)×19(奥行)mm)!重量は2.2kg!!性能的に考えても横綱タブレット!!
丸みを帯びたデザインで、そんじょそこらのスタンドだと滑って落ちます。
専用の取り付け型スタンドをポチりました。(使い回せると思ってiPadPro用のスタンド買ったばかりだけど…)
あと、初期のセットアップをしていたらいつものごとくタブレットは熱くなるので、ファンの性能やコアの位置などを探っていると、
□□■(タブレットを6区画に分けたと思ってね!)
□■■ こんな感じに発熱しており、くっきり□のところだけひんやり、■のところだけぼんやり熱い感じでした。低温やけどするほどではないです。
絵を描いてるとちょっと気になるかも。ただバッテリの位置はここしか置けないんだろうなって感じですね。

Wacom ProPen 2は神ペン!!

筆圧8192段階という驚異の数字も、ペンを走らせたら納得します。ぜんぜん違う!!
「どうせタブレットや」と高を括ると本当にびっくりするくらいになめらか!
ただ、「ああ、iPadとApplePencilも頑張ってるんだな」とも思いましたね。
でもそこにある壁は断崖絶壁です。スカイリムだと無理やり馬で登った後下りで馬ごと落下して、馬に乗ったまま絶命するレベルのやつです。
筆圧もさることながら、ペン荷重が1gであり、普段タブレットで押し込まなければならない荷重は大きく、Surfaceペンで10gと言われていますが、本当に繊細なタッチで反応してくれるんです。
また、重さも桁違い!秤にかけてきました、料理用のやつです。
Surfaceペン(Pro2):10g
ApplePencil :カスタム 24g すっぴん:20.7g
ワコムプロペン2:15g
意識して持つと、Surfaceペンですら重心が後ろであることに気付かされ、5g違いがあるはずなのにワコムプロペン2の方が軽く感じ、形状も持ちやすい。ボタンも充実!
コレがある限り、当分AppleやMicrosoftは勝てないだろうなと思いつつも、土俵自体が違いすぎるなとも感じました。比べてはいけないタイプだ…!
またAAで失礼しますが、各ペンの特徴です。(<はペン先、○は消しゴム、■が重心、上にあるボはボタンです。)

   ボ    クリップ
<□□□□■■□□□□□○
SurfacePro2のSurfaceペン。軽くて短いのも特徴。クリップが付き、ボタンがマグネットで充電口にくっつくSurfaceの伝統!ただそのせいでボタンが取れやすかったのでN-trig系Surfaceはどこでも筐体の両面に付くようになりましたね。充電不要(1024段階)


<□□□□□□□□■■□□□□□
ApplePencil。邪悪な重心と消しゴムやボタンの一切ない魔法用スティック。収納先を作るにはケースを買うしか無い。描き心地はすごく良いが疲れる。充電が必要(2048段階)


  ボボボ
<□□■■□□□□□□□□□□□○
プロペン2。先っぽは亀頭のようになっていて掴みやすい。消しゴムに行くに連れて細くなる。おちん○んみたいな評価ですが、だってそうなんだもん。そういう意味ではHRPG作者には最適かも知れない。(8192段階)

しかも、ペンのケースがめっちゃカッコイイ!闇の実験で生まれたウイルスを保管する試験管みたいなヤツからシュイーンと伸びて、専用のベッドに収納!しかもキャップ部分には換えの芯を入れられ、最初から予備として通常2本、フェルト芯が1本ついている!
さらにさらに!気分かチーム分けか個人証明か何かに使えそうなカラーリングの施された予備リングがあり、ペン先をクルクル回して取付可能!
ペン周りだけでもオプションがすごく、高級感溢れておりました。

比較、どんだけデカイの?


こんだけデカイです。iPad6th2個は入りそうな大きさですよ!(開封したての状態。この後フィルム貼りに失敗しました)
右に並んでいるのは順番にSurfacePro2(10.6インチ)、iPad6th(9.7インチ)、Vivotabnote8(8インチ)、Nintendo Switch(スプラトゥーン2モデル)です。
これらの環境から見ると縦幅が増加した影響というのがとても大きく、少し描いてみた所UIが邪魔をしないことがこんなに幸せなのかと思うほどでした。


ペン自体はApplePencilがかなり長いだけです。ちょうどいいサイズ。

不満?な所

USB TypeCが3つ、内真ん中がPCとの接続用…。SDカードは大きめなのかな?
手持ちの外付けデバイスが使えない!!!TabMateの旧型も使えない!
時代を先駆けていきたいし、実際今までのUSBなどを使うシチュエーションも思いつかないためか、端子周りはあっさりしています。

疑問点

WacomLinkも使ってPCとの接続を試みていますが、説明書がリンゴのマネをしすぎていてさっぱり判らん!!!
もっと具体的な説明書をのっけておいてほしかったです…。あるのかな?

驚いた点

「ペン先を交換するものかな?」と思っていた小さなパーツが、実はタブレットに取り付けるタイプのペン収納だとは思わなかった!しかもペンを縦にも寝かせたりもできる!コレは欲しいけど普段は思いつかないものだ!という小さな発見が有りました。

届いてみた総評

最高!!それ以外の言葉がでないです!これでちょっとエッチな絵の作業の続きをしてみたいと思います!
コレが本格的に使えるようになれば、今後のゲーム制作もよりクオリティアップできるかと思います!

…問題は本人の画力が見合ってないって所…。見合う絵かきを目指すぞー!!

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