いかぽっぽ 2021/11/07 00:37

神戸の実家に帰省してきた時の話

・飛行機で実家に帰ってみた。

 5年ぶりぐらいに実家に帰省しようと思い立ち、ぱぱっとLCCの成田↔関空間を予約して帰ってみました。僕自身は基本的に自営業のぷらぷらしてる人間ですので、シーズン外のこの時期なら運賃も安いだろうなと思い、初めてLCCを利用することに。
 以前、同人イベントで地方から東京に行くのにLCC便利じゃね?みたいな記事を読んだことも合って、一回自分で試しに乗ってみようかなと思いました。

 結論から言うと、たしかに新幹線より安いし、東京大阪間は空路のほうが1時間ちょいで圧倒的に早いです。ただ、飛行機には重量制限があり、特にLCCは手荷物7キロ制限があり超過するとかなりお金がかかります。
 同人イベントで買ったものを、コミケなどのイベント会場で郵送するならいいかもしれませんが、正直持って帰ろうと思ったら新幹線や夜行バスのほうがいいかもしれません。


・5年ぶりの三宮

 一応、地元の友達のSNSをちょくちょく見てるので情報は入っているのですが、神戸のオタク街がめちゃくちゃ衰退してたのが印象的でした……一番大きいのは、やはりとらのあな三宮店撤退ですかね。
 なんか、ゲーセンとカード屋が増えてて、以前のオタク通りって感じがなくなっていた気がします。でも、駿河屋出来たのは良いかなと。

 阪急の駅前もなんかクッソおしゃれになっててびっくり。あれ、戦後まもなく建てられた高架下がずっと使われてたらしく、それをリニューアルした形みたいですが、おしゃれな飲み屋街って感じに変貌してました。
 母親いわく、神戸は貧乏で、大阪の資本が入り込んで侵略されとるんやでとのこと。
 あと、一番ショックなのは、駅前のパイ山が謎のおしゃれなオブジェになってたことが、こべっことしてはだいぶ心に来ました……
 
 なんか、そんな話を高校時代の友達LINEグループに垂れ流して盛り上がってたら、その友人の1人が「昨日、赤ちゃんできてん。おれ親父になったわ」って唐突な告白してきてびっくりですね……なんだろ、僕も三十路超えましたが、周りが結婚して子育てしてるって、僕は人生周回遅れしてるなぁって感傷に浸ってしまいました。

・実家はいいぞ

 実家に帰った後は、両親2人で暮らしている家の中でのほほんとしたり。
 僕の部屋があった場所は形跡が一切なくなり、物置小屋になってましたね。まあ、上京してきた時に、全部持っていかないものは捨てたので。そういや、卒業アルバムまで捨ててたな……学生時代があんま好きじゃなかったのもありますが、もったいないことした。
 僕と妹がいない、両親2人の生活というのはなんかすっごく金持ちっぽいというか、めちゃくちゃ整ってた気がします。食器やら家具自体も、なんか品が良いものになってましたし、掃除器具や家電ももっとグレードの高いやつですし。あ、僕ら子供って金食い虫やったんやなぁーって。
 居心地が悪いとかではなく、その反対で。自分の家に閉じこもってぼーっと生きているよりは、なんか生気に満ち溢れてると言うか。僕が生活リズムガバガバァーナで、不摂生な生活をしているのがよく分かるくらいに、やっぱ実家はちゃんとしてるんですよね。すげえ癒やされました。
 
 しかし、僕はなんで5年も帰ってなかったんだろうか。
 多分、生計をちゃんと建てず、仕事もそんな出来てなかったからなんやろーなーっていうのはあります。その状況で家に帰っても、親にくっそボロカス心配されるわけで。親にとってはちゃんと手に食付けてくれやって思うのは当然で、それが優しさからくるのはわかってるんですよね。わかってるけど、それがバカな僕には辛い部分があったってだけの話です。
 じゃあ、今はまともに飯食えてる?って言われて、首を縦に触れるようなまともな人間じゃないのは代わりはないです。ちょっとだけ、かな……
 一応、親父がずっと海外出張する仕事やってるので、時たま東京に来た時に一緒にご飯食べたりはするので、家族との再開自体は3ヶ月ぶりくらいだったかな。そんなにずっと会ってなかったってことはなく、実家に帰ってこなかったってだけです。

・地元の幼馴染と遊ぶ

 高校時代の友達と兵庫県立美術館に行って、ハリポタ展を見に行ったり。
 中学時代の友達2人と神戸どうぶつ王国でめちゃくちゃテンション上げながら動物を眺めたり、ハーバーで潜水艦見ながらシェラスコ食ったり。
 元自衛官の戦車乗りの友達と、朝早くから起きてひらパーでウルトラマンショーを一緒に見たり。

 結構濃厚な休日を過ごしていたのですが、このあたりはちょっと割愛しようかなと思います。もしかしたら、DLチャンネルまとめ記事で神戸の観光スポット・サウナレビューと、「おっさんが初めて野外ヒーローショー見に行った」って話で書くかもしれません。写真もかなり撮ってますので。
 お互い三十路超えたおっさん同士、ぶらーっと歩いてみて思ったのですが、僕って本当に甲斐性なしだなーって痛感したわけです。その理由が先述したとおり、ちゃんと生計を安定して建てれて無いって部分ですね。
 やっぱ、社会人ですし、もう少し金稼がなアカンやろがいと。生きてられる分の金稼げばいいや、宵越しの金は持たぬとか武士気取りは流石にあかんなと。
 周りの友達はちゃんとコツコツ働いて、コツコツ自分の生活築いてるのに、僕は何やねんと。どんだけダサい生き方しとるんやと、そう思えてきたら恥ずかしくなってきたわけです。

「やっぱ、金稼げるようにならんとあかんな」って。

・帰省して良かった

 実家に5年ぶりに帰省しようと思った一番の理由って、あまり寂しさを出さない幼馴染に「一回、地元帰って来ない?」って言われたのが一番効いたかもです。
「あ、こいつでもこういうこと思ってくれとるんや」って心が痛くなったというか、優しさが身にしみると言うか。親にも申し訳ないし、帰らなあかんなって使命感で5年ぶりの帰省に決心が着いた感じです。

 帰省してよかったと思います。初心に変えられたのと、気分がかなり良くなりました。
 やっぱり、自分の家にずっといてもあかんですね。あと、実家は心の安寧があるところでもあるんだなと。家族に会ったほうがええんやなと思いました。もちろん、人によっては実家嫌いな人もいるとは思いますが。
 
 そう実家に帰って、やっぱりお金や仕事の話は絶対するわけなんですが、よう考えたら親父は重役なのでもしかしたら定年近いって話もあったり、定年後は西アフリカの若者に企業を指南する国際ボランティアしたいなって話を聞かされたり。
 あー僕がぼけーっと太い家にある程度頼れるのも、もう時間の問題なんかもなーって思ったりもするわけですよ。情けない話ですけどね。
 タイムリミットというか、僕ももういい年したおっさんやねんし、一発当てるくらいの覚悟をきっちり腹決めんといかんなって思ったわけで。それでちゃちゃっと一発当てられたら苦労はしないのですが、それだけの覚悟が必要なのを思い返したって感じです。

 よっしゃーがんばるぞー!!って思いながら家に帰ってきたのです、その帰宅日には2回めのワクチン接種がありまして、ワクチンやってきました。
 翌日、打った部分がクッソ激痛で目が覚めて、あまりの痛みに布団から出れないし、痛みが頭痛にチェンジして痛みで悶て半日潰して。起きたら、なんかやる気が思っきし吹っ飛びました。ああ、まずはまた生活整えなと……

 ただ、実家に帰って色々リフレッシュ出来たのは事実ですので、もっと頑張って上むいて生きていきたいと思いました、まる。

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