緊縛の視姦室 2021/07/30 00:00

【連載】淫悦に堕した兄嫁~憧れていた義姉が牝隷になるまで#04

#04 イラマチオで逝かされる義姉

 そう言うと、紗月は再び、宗治のペニスを口に咥えた。口のなかに収め、顔を振りながら、快感を与えようとしていた。
 宗治も、紗月の膣に顔を近づけた。
「あぁ、匂うぞ。弟の話をしてから、牝の匂いがきつくなったな。そんなに、興奮したのか」
「……は、はい。通隆くんとセックスをするのだと思うと、とっても、か、感じてしまって」

「おいおい、あまり、熱をいれあげないでくれよ。種付けセックスの時に、気もそぞろでは、何の意味もなくなってしまうからな」
「あぁン——そ、そんなことは、ありません。宗治さまとのセックス以外に、夢中になれることなんて、考えられません」
 宗治が、紗月の膣に口をつけた。舌をのばし、女芯のなかに忍び込ませていった。じゅるじゅるという音が響いた。
「あぁン、そんな――す、吸わないでェ」

「紗月の愛液は、濃厚だな。セックス狂いの、熟れた女の味がするぞ」
 さらに淫らな音が、画面から聞こえてきた。紗月もまた、ペニスを愛撫するのだが、宗治のほうがセックスの腕では一枚も二枚も、上手のようだった。すぐにフェラチオをする口と舌が、止まってしまった。
「どうした。おれを気持ちよくしてくれるのではなかったのか。そんなことでは、口のなかに射精することはできないぞ」
「あフン、あッ! ご主人様ぁ、も、もう、紗月はだめ……だめに、なっちゃいますからぁ」
 腰を振りながら、紗月は言った。

「逝きそうなのか」
「は、はい」
 宗治が、躯を起こした。シックスナインから正常位になった。
 いよいよ、義姉のおまんこに宗治のペニスが挿入されてしまうのかと思ったが、そうではなかった。縛られた紗月の顔の上に跨がると、ペニスを口もとに近づけていった。

「まだ、時間はありあまっているからな。こうすれば、おれを逝かせられるだろう」
「は、はい」
 開かれた紗月の口のなかに、宗治はペニスを挿入していった。アダルトビデオで女優がするのを何度か、するのを見たことがあるが、イラマチオというやつだ。紗月の口を陰唇にみたて、宗治は義姉を犯した。

 紗月の朱唇を、宗治の剛根がぬらぬらと出入りしていた。
 紗月は眉間にしわを寄せ、呼吸するのも苦しそうだったが、時折、宗治がペニスを引き抜くと、積極的に舌を伸ばして雁首の溝を舐めあげたり、裏筋にキスをしたり、または玉袋を口に含んだりして、嫌がっている素振りは決して、見せていなかった。むしろ、恍惚とした表情を浮かべながら宗治を見上げ、強引に口を犯されるのを悦んでいるようだった。
 ひと呼吸、置くと、宗治は再び、紗月の口を犯しはじめた。激しくペニスを抽送させ、そのひと突きごとに、紗月の唇から唾液が滴り落ちていった。

 もう、絶頂が近いのか、宗治の呼吸がせわしないものになっていった。
「あ……あぁ」と、深いため息のような声を洩らした。腰のストロークも深いものになる。
 紗月もまた、太腿と太腿を擦り合わせていた。通隆のベッドの上に、淫液が流れおち、染みのように広がっていった。
 紗月は口を大きく開け、射精を受け入れるために、顔を無駄に動かさずに固定させていた。

「さ、紗月。紗月! も、もう……逝くぞ」
 それに、紗月は返事をすることができなかったが、胸を反らすことで意思表示をした。
 やがて――その時が訪れた。宗治の腰の動きが止まり、躯が震えた。紗月の顔をがっしりと押さえ込み、さらに深く、ペニスを突き入れていった。
「ん……ん! んッ」
 紗月が、声にならない声を洩らした。

 道隆がじっと、パソコンの画面に見入っていると、紗月の唇から白濁した液体が、こぼれ落ちていった。
 かなりの量の精子を、紗月は飲み下したようだが、それでも収まりきらない量の精子が、口から溢れた。
 ゆっくりと、宗治が紗月の口からペニスを外した。牝としての習性なのか、そのペニスを紗月が舐めあげた。
 紗月の躯を抱え上げ、今度は宗治がベッドに仰向けになった。
 手足を拘束されたままの紗月が、精子に塗れたペニスを口と舌で清めていった。

「あぁん、う、嬉しい。ご主人様に、口のなかに射精してもらって紗月、とっても倖せですぅ」
 お掃除フェラをする紗月を眺めながら、通隆もまた、射精していた。
 これほど気持ちのいい自慰は、人生で一度も経験したことがないほどだった。勢いよく迸った精子はパソコンの画面に飛び散ったのだが、通隆は頭のなかが痺れ、しばらくの間は身動きをすることができなかった。虚脱感に襲われ、ぐったりと椅子に沈み込んだ。が、掌のなかのペニスは萎えることなく、まだ勃起状態を維持していた。

     ★   ◆   ■

 それからも、画面のなかで紗月と宗治は、ヘンタイ的なセックスを繰り返していた。

 縛られたまま、立ちバックで結合し、またはバイブレーターを挿入されながらフェラチオをし、お尻の穴にアナルビーズを入れられ、対面座位で媾っていたりしていた。
 通隆の部屋だけでなく、他の場所でもふたりはセックスをしていたようだが、それはDVDには収められていなかった。最後には、無人の通隆の部屋が映され、そこでビデオは終わっていた。

 何度――通隆はそのDVDのなかの紗月を眺め、自慰をしたのか、わからないほどだった。紗月が旅行から帰ってくるまでの間、一日中、どこにも出かけることもなく、睡眠と食事をしている以外の時間はずっと、DVDを再生させ、自慰をしていた。DVDを映像ファイルに変換し、スマートフォンに転送してパソコンが手元にない時も見られるようにもした。
 最初にDVDを見終わった後、通隆は部屋のなかを捜索してみたが、カメラの類を見つけ出すことはできなかった。
 撮影した後、カメラは外されたのか、それとも巧妙に隠されていて、見つけ出すことができないのか、そのどちらなのかは、道隆にはまったく、わからなかった。

 それから――自慰のしすぎでペニスが扱(しご)けなくなると、通隆は好奇心に負けて、紗月の部屋に忍び込んでしまった。
 部屋に入ってしまったことがばれないように、細心の注意を払い、調べてみたのだが、扇情的な下着やバイブ、クリップ型のローター、麻縄、通隆にはどう使うのか、さっぱりわからない玩具などをサイドテーブルやクローゼット、ベッドの下に隠されていたボックスなどから発見し、紗月が本当に牝奴○に墜ちてしまったことを今さらながら、再確認をさせられたのだった。

 これから先、通隆はどんな顔をして、紗月に会えばいいのだろう。旅行から帰ってきて、いつも通りに接することができるのか、通隆には自信はなかった。
 何より、DVDのなかで紗月が語った、通隆に夜○いをかける、という言葉が、ずっと頭のなかを巡っていた。

 ということは、彼女と宗治の気が変わっていない限り、紗月とセックスができる、ということだ。
 何度、紗月と淫らなことをしたいと考えたことだろう。もうすぐ、それが妄想などではなく――絶対に叶うまいと思っていたことが、現実となるのだ。

 うれしくはないのか、と問われれば、そんなことはないのだが――彼女とセックスをするのは、恐かった。
 道隆は既に童貞ではないのだが、紗月を一度きりのセックスで悦ばせることができるとも思えないし、それに、これは彼女の意思などではなく、宗治に命令されて、仕方なく、セックスをするのだ。それを思うと、複雑だった。
 が、彼女に迫られて、それを拒絶する勇気も、通隆にはなかった。

 つまるところ、性の悦びから逃れることはできない――それは、通隆も紗月も、同じなのだ。

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