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擬人化の記事 (38)

禍津神ROSS 2021/11/29 23:42

擬人化競走馬の紹介その12「フルカラー」



キャラクターデータ



 名前:フルカラー
 由来:【此の世総ての色】
 身長:153cm
 体重:45.9kg
  B:85(E) W:55 H:84
  父:リファール
  母:デュアルカラー
母の父:テスコボーイ
誕生年:1994年  引退:1998年
 成績:27戦19勝 GⅠ:16勝



【キャラの特徴】

・マイペースな不思議ちゃん。
 けど会話すればすぐ週と仲良くなれる。
・頭が悪い…というより興味を示したモノ以外を
 記憶に残さないタイプ。自覚しており日々勉強している。
・レースになると豹変して饒舌・毒舌になる。
・兄ハイビジョンが大好き。恋愛的にではなく信頼的な感じ。



【競走馬データ】

ハイビジョンの全妹。同期はレインボームーン。
後から見れば良く見えるデュアルカラー産駒。
しかしフルカラーのデビュー前は
長女ブラウンカンはGⅠ勝利無し。
長男スパイラルニポーはGⅠ勝てずに引退。
次男ハイビジョンは皐月賞を勝つがお笑い芸人扱い。
といった状況。フルカラーもあまり期待されていなかった。

しかし96年6月にデビュー戦迎え、9馬身差で圧勝。
次走の函館2歳Sも圧勝。特にここでは後に海外GⅠを制する
シーキングザパールを相手に勝利。
しかしオーナーはレインボームーンと比較してしまい、
抜きん出た存在とは言えないといった状態であった。
デイリー杯2歳Sも圧勝し、1番人気で阪神JFに。
シーキングザパールがいたものの、8馬身差で他馬を蹂躙。
こうなればもはや同世代に敵はいない。三冠は確実視されました。

1997年。初戦は…オーストラリアのGⅠクールモアクラシック。
いきなりの古馬戦、初の海外なのに1番人気となり、88身差で蹂躙。
レインボームーンも無敗でオーストラリアGⅠを勝利し、
無敗三冠馬が同時に誕生するか!?と息巻いてました。
帰国してクラシック第1戦、桜花賞。
敵となる馬は誰もおらず、メジロドーベル等相手に6馬身差で勝利。
オークスも6馬身差圧勝。無敗二冠馬に。
この強さに陣営はアメリカへの遠征を決意。
アメリカの牝馬三冠レースへ出走を表明。
三冠1戦目、エイコーンスS。初のダート戦なのに1番人気に。
アメリカ陣営は意地でも勝利を譲るわけにはいかない。
が…5馬身差の余裕。
日本、そしてアメリカ国民はこれを見て、
「同世代でこれに勝てる馬は世界中のどこにも存在しない」
と諦めました。
2戦目のCCAオークス、9馬身差。最終戦のアラバマS、5馬身差。
影すら踏ませず、アメリカ牝馬三冠「トリプルティアラ」を達成。
デビューから今まで、フルカラーに1番近づいたのが2馬身差の
シーキングザパールのみ。それ以外は5馬身差以上という怪物っぷり。
国内帰国して日本の牝馬三冠最終戦、秋華賞に出走。
レインボーダンサーの初仔クラウンダンサーに7馬身差で圧勝。
日本とアメリカ、芝とダートの牝馬三冠を無敗で達成。
怪物の中の怪物…「真なる怪物」の誕生であった。
次走は兄と共にアメリカ牝馬ダート最強決定戦、BCディスタフへ。
そしてこのタイミングで、主戦騎手が交代。
今年でこれまでの主戦が引退するので早いうちに慣らしておく事に。
1番人気、いつも通りの逃げで最後のコーナーも曲がって―
そこで足が止まった。
4番人気のトワイスザヴァイスにかわされ、再加速するも2着。
これがフルカラーの初敗北となった。
歴史的名馬の初敗北を初騎乗でしてしまった後任騎手。
しかしオーナーは特に気にしてなかった。
「逆に余計な重圧背負わずにすんで楽になった」
そのままアメリカンオークスにも出走。4馬身差勝利。
今度は勝利するもまだ扱い慣れていないといった雰囲気。

1998年。短距離GⅠブラックキャビアライトニングに出走。
さすがに短すぎたか、写真判定の末アタマ差で勝利。
次走はオーストラリアのフューチュリティSを6馬身差で勝利。
ドバイのGⅠドバイターフを9馬身差蹂躙。
香港のチャンピオンズマイルも直線で先頭に立ち勝ちペースに…

その後ろから追い上げてくるのは、
関節炎から両後脚不自由になり、
騙馬故に引退する事もできず、
諦めずに治療を続け、
1年6か月に競馬場に戻ってきた―


”ラザロの再来”―ダホス

2着と敗れたものの、国内ではヴィクトリアマイルを3馬身差で
勝利し、最強を証明。
宝塚記念の結果発表。2位に2倍以上の差で人気投票1位に。
迎えた宝塚記念。エアグルーヴ、サイレンススズカを上回る
1番人気に選ばれます。
レースはいつも通り逃げる展開…にならず。
エアグルーヴとサイレンススズカによる先頭争いが勃発。
それでも最後の直線でサイレンススズカをかわして先頭に。
兄に続いてフルカラーもグランプリ制覇―


先頭は、誰にも譲らない――!

残り10mでサイレンススズカが3回目の加速をして…1着。
フルカラーは2着に敗戦。
まさに伝説に残るデッドヒートを繰り広げ、フルカラーも
サイレンススズカをライバルとして認識しました。

「次は天皇賞…いやジャパンCで戦おう」

そしてフルカラーは再び海外遠征へ。

これがフルカラーとサイレンススズカの、
最初にして最後の勝負となった。

次走は兄が惨敗したキングジョージ6世&クイーンエリザベスS。
リベンジを目覚ましましたが…3着敗戦。
次走のアイルランドチャンピオンSは4着。
思った走りができずにいました。
同時に…世界の超一流馬達の力を思い知る事になりました。
そして、フルカラーは凱旋門賞へ。
1番人気はキングジョージでフルカラーを倒したデイラミ。
フルカラーは2番人気。
レースは絶好のスタートから先頭に立ちリードする展開。
最後の直線に入ってまだ先頭。
残り200mでカイフタラが迫ってくるがまだ先頭。
迫るカイフタラがフルカラーの影を踏んだところがゴール板。


……あれ、勝っちゃった。

この数秒後にオーナー・日本競馬ファン全員が歓喜の咆哮を
挙げた。なんせ―

日本生産馬初の凱旋門賞勝利

となったのだから。
世界最強の座を得たフルカラー。
次に挑むは昨年初敗北したBCディスタフ。
ここを勝たずして引退はありえなかった。4馬身差で圧勝。
その勢いのままオーストラリアに遠征したフルカラーは、
道中にて宿敵サイレンススズカ予後不良の報を受けました。
…そしてフルカラーも全てを出し尽くしたのか、
楽勝と思われたダーレークラシックにて3着に敗北。
香港カップを2着と連敗しました。
陣営は有馬記念での引退を表明。
人気投票は…アイドルホースオグリキャップすら凌駕する
81万5727票で圧倒的1位。
(現実の有馬記念最高投票数はオグリの15万2016票)
(この世界だとオグリの65万250票が歴代最高)
先頭に立って進め、最後の直線で先頭を維持。
しかし残り50mで失速…勝ったのはスペシャルウィークであった。
2着はグラスワンダー、3着セイウンスカイ。
3歳が3着まで独占という、世代交代を告げる決着となった。

現実の日本における最多GⅠ勝利数は11勝のコパノリッキー。
世界で見ればウィンクスの25勝。
その多くは長い競争生活で勝ち取ったものである。
4歳まででGⅠを16勝した馬は存在しない。
まず、そんなに多くのレースを走れるわけがないからだ。


フルカラーこそ最強!
フルカラーしか勝たん!





1998年。禍津神牧場にて1頭の牝馬が産まれた。
父は良血ながら現役時はGⅠ勝利無しのマイナー種牡馬。
母は現役時にGⅠ3勝するも、産駒はGⅠ勝利無し。
とても小柄で牡馬と一緒に遊んでいたり、同世代の牝馬に
甘えていたりとやんちゃな仔であった。
フルカラーを超える馬は当分現れない。
オーナーも、競馬ファンも皆がそう思っていた。

まさか4年で、追いつかれる事になると誰が予想しただろうか。



【産駒(擬人化)】

エルドラドⅡ





プラチナカラー





カイシャク





シャイニーウェーブ





ハイセンスウェーブ





カラフルウェーブ




といった感じで今回の紹介は以上になります。
次回をお楽しみに!

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禍津神ROSS 2021/11/17 21:41

擬人化競走馬の紹介その11「ハイビジョン」



キャラクターデータ



 名前:ハイビジョン
 由来:【高次元の幻影】
 身長:170cm
 体重:66.0kg
  父:リファール
  母:デュアルカラー
 母の父:テスコボーイ
誕生年:1993年  引退:1997年
 成績:25戦13勝 GⅠ:8勝



【キャラの特徴】

・身内には丁寧な物腰の真面目な好青年。
 身内以外には悪役ムーブで煽りかかる。
・興行意識が非常に高い。
 いかに客を愉しませるかに全力を注ぐ。
・牧場の仲間が大好きで、幸せになってほしいので
 より多くのファンを獲得する為にプロデュースしてくる。
・牧場の仲間を馬鹿にされるとキレる。
・妹のフルカラーに弱く、ついつい甘くなってしまう。
 妹馬鹿にされると本気でコロしに来るので注意。



【競走馬データ】

父リファールは12戦6勝。GⅠを2勝しており、父としても
・世界最強馬ダンシングブレーヴ
・牝馬三冠を達成したメジロラモーヌの父モガミ
・ディープインパクトの母父アルザオ
を輩出している名種牡馬。



デュアルカラー

 身長:144cm
 体重:46.0kg
  B:79(D) W:52 H:78
  父:テスコボーイ
  母:モンテオーカン
 母の父:ヒンドスタン
誕生年:1983年  引退:1989年
 成績:29戦6勝 GⅠ:無し



牧場開設2年目の仔。禍津神牧場初の自家生産馬。
ブラッククラウンの全姉。
気が強いけど臆病。弟の後ろに隠れながら罵倒してくる。
その弟を下僕かなんかと思っている気性難な仔。
成績はGⅡ勝ってるくらいですが、繁殖成績が異常に良く、
これからの擬人化キャラの多くはデュアルカラーの
子孫となっている。



デュアルカラーの3番目の仔。
長女ブラウンカン
長男スパイラルニポー
が重賞を勝利しており、期待の1頭であった。

95年9月に阪神競馬場でデビューを迎えたハイビジョン。
史実馬のテイエムオオアラシと共に出走し―
ゲートで立ち上がって出遅れた。
その後物凄い勢いで先頭立つもバテて2着に。

そしてここからハイビジョン劇場が始まるのであった

未勝利戦は圧勝。次走の条件戦もまた出遅れて10着惨敗。

1996年。2連勝し、皐月賞出走の為に弥生賞に出走。
ここには父サンデーサイレンスの有力馬

バブルガムフェロー
ダンスインザダーク
ロイヤルタッチ

が出走してた。ハイビジョンは2番人気。
また立ち上がって出遅れるも、なんとか2着に。
しかしダンスインザダークとは5馬身差。
これは…皐月賞アカンか…とか思ってたら皐月賞当日、
なんと1番人気に。
観客…頭がおかしくなったんじゃないか…?
が、今回は絶好のスタート決めると終始先頭のまま、
1着でゴール。オーナーの脳が破壊された。
この皐月賞終了後、欧州競馬の関係者がニコニコ顔で
「ハイビジョン、イギリスダービーに出てみない?」
とか言ってきやがった。
その挑発に乗り、とんでもないプランを発表。

「ダービー出走後にイギリスダービーに出走」
「あとキングジョージ6世&クイーンエリザベスS
 と凱旋門賞に出走してから菊花賞に出ます」

欧州三冠レースを菊花賞の前哨戦扱いである。
日本ダービー。出遅れさえしなければ勝てると誰もが
思う中、絶好のスタート。
最後の直線も引き離して先頭。
誰もがこれは二冠となる…と思った瞬間―


「外から音速の末脚が炸裂するッ!
 フサイチコンコルドぉ!!」

フサイチコンコルドの2着に敗北。

そしてこのレースから、
ハイビジョンがおかしくなっていった

イギリスダービーは後方待機の馬ばっかりで、
ハイビジョンが圧倒的に有利…だったのだが
ゲート内で立ち上がり、出遅れ……12着大惨敗。。
キングジョージ6世&クイーンエリザベスSも出遅れて惨敗。
凱旋門賞…

「出遅れました」

それでも5着になる分、この馬の強さが出たレースであった。
しかしここまでは前哨戦。本番は菊花賞。
絶好のスタートをして、勝利を確信――


ここからがハイビジョン劇場第二幕が始まった

…途中からなぜかスルスルと下がり始まるハイビジョン。

待て、待てこら!?逃げ馬だぞお前、逃げ馬だろうが!?
それ以上下がるな!絶好スタートだっただろ!
待って!止めて!?海外遠征何の為に――

4着

…あまりの出来事に、オーナーはしばらく放心していた。
長い距離が駄目なのかとマイルCSに出走。
ここでもスタート良いのに後退して6着。
アメリカ遠征でも後退して10着。


こうしてハイビジョンは観客に笑いを
起こさせる芸人扱いされるのであった。

年末。オーナーは牧場長と今後をどうすべきか話し合い、
「去勢した方がいいのでは…」という案が出た。
しかしリファールは種牡馬を引退しており、
なんとしてもリファールの血を遺したいオーナーはどんな形でも
種牡馬入りさせるつもりであり、去勢はしない事に。
しかし今のままでは種牡馬としての価値は無いに等しい。
普通の競馬をしてくれれば…そう願いながら日経新春杯に出走。


そして第3幕―ハイビジョンは覚醒した。

絶好のスタート。はいはい、どうせ後退で後退……あれ?
全然後退するそぶりを見せずに1着でゴール。勝ったよ…
いやまさか…疑心暗鬼になりながら選んだ次走はフェブラリーS。
ダートは2歳時に10着になって以来。
なんで走ったんだよと周囲から小馬鹿にされる始末。
けどお笑い芸人的な人気で1番人気に。
…2着に2馬身差で勝利。
GⅠ2勝目を挙げたハイビジョン。
ひょっとして…ひょっとするかもしれんぞ…
次走は短距離GⅠ高松宮記念。ハイビジョンには短いが、
気性の事を考えるとこのくらいがちょうどいいのも事実。
短距離での出遅れは致命的だが、絶好のスタート。
終始先頭、最後の直線引き離し…5馬身差で勝利。


「覚醒した…ハイビジョンが覚醒した!!」

これまでお笑い馬だったハイビジョンの突然のガチ走りに
競馬ファンも

「お前誰だ」
「こんなのハイビジョンじゃない」
「俺は信じてたぞ!」

と大混乱。
海外遠征しても勝利して4連勝。
けどここで問題が発生。全妹フルカラーと主戦騎手が
被っており、妹が海外遠征で騎手を連れて行って
しまった。その所為で代理騎手が騎乗して安田記念に出走。


ハイビジョン「お前誰だよ」

レース中、終始騎手の指示をガン無視して最後方まで後退。
追い上げるも4着に。


競馬ファン「俺達のハイビジョンが戻ってきた!」

宝塚記念の人気投票で1位となり出走。
2位はサクラローレル。昨年ナシダー・リミットレス・リヴァー
の引退レースで1着になった馬。
結果はハイビジョン、怒りの3馬身で勝利。
秋は全休し秋初戦はスプリンターズS。
これまでの成績から1番人気に。勝ったな、風呂入って…


6番人気、タイキシャトル

主戦騎手が乗ってないタイキシャトル相手に3着敗戦。
…これにマイルで勝ったレインボームーン強くね?
次走は天皇賞(秋)…ではなくアメリカ遠征に。
フルカラーの帯同馬としてブリーダーズカップに参戦。
芝短距離のBCターフスプリントに出走。
そしてここで事件が発生。
フルカラーとハイビジョンの主戦騎手が今年限りで騎手を
引退する影響でフルカラーの後任騎手が初騎乗。
これが仇になった。フルカラー、2着。
これがフルカラーの初敗北。


「任せろ。兄ちゃんが仇取ってやるからな」

これまでにないくらいやる気を出したハイビジョン。
スタートは見慣れた出遅れとなるも、
直線で進路が塞がれながらもダートコースを横切る際に
よれた馬の隙間をぬって先頭に立ち、一気に引き離し―
出遅れたのに3馬身差で勝利。妹の雪辱を果たした。
帰国して次走に選んだのはチャンピオンズC。
フェブラリースSを勝っているので、
春秋ダート制覇の為にジャパンCを回避。
もはやハイビジョンに敵う馬はおらず4馬身差完勝。
レコードも叩き出して春秋ダート制覇を達成。
そして有馬記念を最後に引退を表明。
人気投票は1位。2位はフルカラー。
当日、文句なしの1番人気。
リターンアナトの仔で菊花賞馬のリーフラクス。
母仔オークス制覇をした女帝エアグルーヴ。
ダービー馬レインボームーン。
全姉でありヴィクトリアマイルの覇者ブラウンカン。
天皇賞馬バブルガムフェロー。
中距離王者ジェニュイン。
2番人気のマーベラスサンデーなど、
強敵が揃ったが、サクラローレルは怪我で回避。
が、まとめて敵ではなかった。
2着に全姉ブラウンカン、1着はハイビジョン。
この瞬間、春秋グランプリ・ダート制覇を同一年で
達成するという前代未聞の大偉業を達成。
リアルどころか、ゲーム内時間でも達成したのは
ハイビジョンだけ。頭おかしい。



【産駒(擬人化)】

ランドマーシャル



といった感じで今回の紹介は以上になります。
次回をお楽しみに!

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禍津神ROSS 2021/11/03 21:00

擬人化競走馬の紹介その10「レインボームーン」



キャラクターデータ



 名前:レインボームーン
 由来:【月夜の虹】
 身長:149cm
 体重:37.0kg
  父:ブラッククラウン
  母:レインボーインク
母の父:ミスタープロスペクター
誕生年:1994年  引退:1997年
 成績:11戦5勝 GⅠ:4勝



【キャラの特徴】

・人見知り。初対面の相手には威嚇代わりに食ってかかる
・根は気弱。親しい相手には主導権をとられがち
・表情と感情がリンクしているので何を考えてるかすぐ分かる
・体格の事を気にしている
 けど母にそっくりな事に関しては不満はない



【競走馬データ】

まずは父・母共に立ち絵があるので軽く紹介。



ブラッククラウン



 身長:189cm
 体重:84.0kg
  父:テスコボーイ
  母:モンテオーカン
母の父:ヒンドスタン
誕生年:1984年  引退:1991年
 成績:35戦10勝 GⅠ:1勝



牧場開設3年目に誕生した仔。
後に紹介するデュアルカラーの全弟。
冷静沈着な紳士風だが根は臆病。
けどいざという時には立ち向かう勇気を持っている。
GⅠは1勝だけ。しかし種牡馬として成功し、
「ブラッククラウン系」として歴史に名を残している。



レインボーインク



 身長:148cm
 体重:38.9kg
  B:81(E) W:52 H:76
  父:ミスタープロスペクター
  母:ラシアンコート
母の父:ヌレイエフ
誕生年:1989年  引退:1992年
 成績:12戦3勝 GⅠ:1勝



レインボーダンサー・ストリークイーンの半妹。
少し怖がりだけど好奇心旺盛なお嬢様。
初対面の相手であっても自分に向けている感情を理解
でき、好意的な相手には親しく接するので周囲から
好かれやすい仔。
こちらもオークス1勝のみ。しかし母として多くの
殿堂入りし、擬人化した仔を輩出した名牝。



ムーンはブラッククラウンの2年目の産駒、
レインボーインクの初仔である。
ムーンの幼少期の評価は過去最高レベル。
成長も早く物覚えも良く大人しく調教でも好タイムを
何度も叩き出しました。それを見たオーナーは―
「ああ、この仔は長くは走れないな」と察しました。
成長が早いという事は全盛期を迎えるのが早く、4歳
になる頃には全盛期が終わるという事。
普通のオーナーならすぐに稼いできてくれる早熟馬は
歓迎されますが、殿堂入り主義の禍津神牧場としては
早熟は1戦の価値が高くなりすぎるので扱いが難しく
なるので持て余す事が多い。

デビュー戦は楽勝。そこで陣営は余計なレースに
出走させずにトレーニングを積ませて除外覚悟で
朝日杯FSへ直行する事に。。
それもありレインボームーンはデビュー戦以外は
GⅠにのみ出走している。
抽選を通り出走となった朝日杯FS。
後に14戦12勝。GⅠ8勝を挙げる事になる短距離最強馬
タイキシャトルが出走。2番人気。
レースも終始タイキシャトルが主導権を握ったまま、
最終コーナー曲がってシャトル先頭。
ムーンは2番目になるものの2馬身引き離され、
残り50mでムーンが急加速して4分の2馬身差で勝利。

1997年。初戦はオーストラリアGⅠのジョージライダーS。
同期のフルカラーと共に殴りこんで1着。
3戦3勝、GⅠを2勝という肩書きで皐月賞に殴り込みんだ。
当日は1番人気。2番人気はこちらも無敗でホープフルSを
勝利したサニーブライアン。
無敗GⅠ馬同士の決戦は…ブライアンが勝利。
そしてこのレースでムーンの弱点、パワーの低さが露見。
パワーが無いので坂道に弱く、中山競馬場の急坂で減速して
しまったようだ。
日本ダービーの舞台となる東京競馬場も直線に坂があり、
勝利は厳しいと思われた。
当日は2番人気。ゲートが開くとムーンは逃げるブライアンの
真後ろにつけて様子見。
最終コーナーでブライアンを追い抜き先頭に立つと、
坂が来るまでに加速して差を広げ始める。
坂に入ると差が徐々に詰まっていくがムーンには届かない。
そのまま2馬身離してムーンが勝利。
禍津神牧場初の日本ダービー勝利となった。
その後人気投票上位に入ったのもあって宝塚記念に出走。
しかしハイビジョン怒りの3馬身差の前に3着に敗れた。
夏はアメリカに遠征。セクレタリアトSに出走するも3着。
コックスプレートは勝利。GⅠ4勝を挙げた。
が、ここで懸念通り全盛期が終了。
ジャパンC・香港ヴァーズ・有馬記念で敗北し、現役を引退。



【産駒(擬人化)】

ズイカク



といった感じで今回の紹介は以上になります。
次回をお楽しみに!

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禍津神ROSS 2021/10/31 16:26

擬人化競走馬の紹介その9「リヴァーアナト」



キャラクターデータ



 名前:リヴァーアナト
 由来:利子の女神
 身長:159cm
 体重:49.0kg
  B:88(E) W:58 H:86
  父:リヴァーマン
  母:ファーストアナト
母の父:マルゼンスキー
誕生年:1992年  引退:1996年
 成績:17戦9勝 GⅠ:6勝



【キャラの特徴】

・怖いモノ知らずで他人と接するのが楽しい陽キャ
・自分の感情に素直で思った事はなんでも口にしてしまう
・基本的にアホの子だが、計算能力だけは異様に高い
・世話したがりな面もあり、子供達と一緒に遊ぶのが大好き


【競走馬データ】

父は現役時GⅠを2勝。父としてGⅠを9勝を挙げた
トリプティク等を輩出したリヴァーマン。
幼少期の評価は非常に高く、秘書・牧場長・スタッフ全員から
太鼓判を押される程。

94年10月のデビュー戦は圧勝。条件戦も余裕勝ち。
しかし楽勝と思われた阪神JFは1番人気のエイシンバーリンに
敗れ2着。

1995年。初戦は牡馬混合戦のシンザン記念。ここは問題無く1着。
前哨戦は使わずに桜花賞へ。当日は2番人気。
1番人気は阪神JF勝ち馬エイシンバーリン…ではなく、
地方からやってきたライデンリーダー。
結果は1着。ライデンリーダーは伸びず3着。
続くオークスは1番人気。そして勝利。
それも8馬身差という圧倒的な差をつけての勝利に、
三冠確実と目されました。
夏を休み前哨戦も出走せず秋華賞へ直行。
陣営は完全に勝ち格ムード。勝利確実…と思われたが、
最後の直線で前の馬が壁になり、残り150mで前に出るも2着。
勝ち馬パレスラピスって誰だよ…
次走はジャパンカップはアマルガムウェーブと
ナリタブライアンの白黒対決―と思われた中、
ランドの激走にナリタブライアン撃沈。
リヴァーアナトは3着。好走し能力の高さを証明した。
この好走に、陣営はリヴァーアナトの海外遠征を計画。
米国牝馬限定戦アメリカンオークスへと出走
海外初挑戦ながらも2番人気。
そして今回は見事なコーナーリングで最後の直線を
迎えると抜け出しゴール。GⅠ3勝目を獲得。

1996年。オーストラリアの牝馬限定GⅠレースから始動。
余裕勝ちして帰国するとヴィクトリアマイルへ。
しかし一緒に出走していたナシダー目掛けて抜け出した
リミットレスアナトの前に完敗。2着となりました。
再び海外へ行きヨークシャーオークスを勝利。
次走は牝馬としては不利な長距離レースとなる
アイルランドセントレジャー。
けど割とスタミナもあるリヴァーアナトが余裕勝ち。
GⅠ6勝目を挙げて――競争寿命を迎えた。
その後は惨敗が続き、引退試合となった有馬記念は
3着となり、引退しました。



【産駒(擬人化)】

シーガウグアノ



といった感じで今回の紹介は以上になります。
次回をお楽しみに!

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禍津神ROSS 2021/10/27 02:21

擬人化競走馬の紹介その8「リミットレスアナト」



キャラクターデータ



 名前:リミットレスアナト
 由来:【限界突破の女神】
 身長:154cm
 体重:42.6kg
  B:79(B) W:56 H:81
  父:フレッシュボイス
  母:リターンアナト
 母の父:テスコボーイ
誕生年:1991年  引退:1996年
 成績:22戦12勝 GⅠ:8勝



【キャラの特徴】

・臆病で寂しがり屋。未だに母親離れできていない
・自分では何も決められず誰かの言うとおりにするのを好む
 代わりに本当に自分で決めた事は決して譲らない
・応援してくれるファンと、「母を超える」という目標の為に
 頑張っている
・ナシダーを慕っていてトレーニング等は常に一緒



【競走馬データ】

リターンアナトの初年度産駒。
幼少期から高い期待を受けて育ったリミットレスアナト。
デビュー戦は楽勝。次走も2着につけて阪神JFへ。
しかし4着と敗北。同時にリミットレスアナトの弱点、
臆病すぎて隣に馬がいると本気で走れないというのが見つかった。
あまりに致命的な弱点だが、調教師は克服する為に
同厩舎所属のナシダーを調教パートナーに選んだ。
ナシダー側もこの頃はGⅠを勝てずに低迷中であり、
一緒に行動する事で変化するのでは?と目論んでの事だった。

1994年。3歳になってから3連勝し、桜花賞も勝利。
母仔牝馬三冠確実か…と思われたオークスは2着。
遠征疲れによるものか、東京競馬場でのGⅠという事で集まった
観客を怖がったか…真相は不明。
秋は全休して秋華賞に直行。ここは問題ないと思われたが2着。
次走のマイルCSは勝利。

1995年。始動戦の大阪杯は勝利。
安田記念はアマルガムウェーブの2着に敗北。
しかし宝塚記念でリベンジに成功し1着に。
好調のリミットレスアナトに、アメリカ遠征の話が来る。
BCマイルへの出走が決まったが、問題が発生。

「臆病すぎて単独で遠征なんて絶対に無理」
「向こうで変な男に連れ去られる確率150%」
「で、帯同馬誰にする?」

というわけで、凱旋門賞に出走していたアマルガムウェーブを
アメリカに呼び寄せて帯同してもらう事に。
…ひょっとして後のアレはこれが影響したのかもしれない。なお7着。
帰国した陣営は次走のローテーションを発表。報道陣を驚愕させる。
エリザベス女王杯からマイルCSへの連闘である。
このリミットレスアナトの連闘は、母リターンアナトが4歳で敗北した
ローテーションであり、母を超える為のものであった。
1戦目のエリザベス女王杯は同牧場所属のブラウンカンと猛追する
ヒシアマゾンを突き放して勝利。まずはひとつ。
2戦目のマイルCSはナシダーも出走。
ナシダーが1番人気、2番人気となったリミットレスアナト。
完全に2頭の対決に。
レースは絶好調に逃げるナシダーを他の馬が追う展開。
リミットレスは馬群に囲まれ、無理かと諦めた瞬間―

リミットレスの眼にはナシダーしか映っていなかった。

馬群を掻き分けて真っ先にナシダーの横につけると並ぶ間も無く
かわして1着に。
なおこれ以前からナシダーと一緒にトレーニングしているシーンや
隣同士の馬房でナシダーに甘えてるリミットレスの姿が目撃されており、
百合なのでは?なんて揶揄されるようになるのであった。
さすがにダメージが大きいので長期休暇に入り、復帰は5歳の大阪杯から。
連覇を狙ったが仕掛けが遅れた影響もありサクラローレルの2着に。
ヴィクトリアマイルと宝塚記念は勝利。宝塚記念は連覇となった。
けどここで全盛期が終了。
エリザベス女王杯・マイルCS・有馬記念は敗北し引退となった。



【産駒(擬人化)】

エレクトロアナト





ローレルサウンド



といった感じで今回の紹介は以上になります。
次回をお楽しみに!

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