おもらし日記10
いつもあたたかいご支援ありがとうございます。
今週もなんとか水曜日。
ここのところ体調が悪く、なかなか小説を書く時間を取ることかできていません。
皆様も健康にはお気をつけください。
さて、今日は水曜日ということで、同人誌の既刊を更新したいと思います。
少しでも楽しんでくれている人がいたら嬉しいです。
薄暗い廊下を、尿意を我慢しながらよたよたと歩き続け、あともう少しで教室というところまでやってきた、その時だった。
それは、不意に襲いかかってきた。
ピカッ!
ゴロゴロゴロ!
一瞬にして視界が真っ白になり、地鳴りとともに雷鳴が轟く。
どうやら近くに雷が落ちたようだ。
だが、そのことを理解するよりも先に、
ぺたん。
美雪はびっくりするあまりに尻餅をついていた。
「あっあうっ!」
尻餅をついた衝撃が、鈍い痛みとなって膀胱に伝わる。
だけど、痛みよりも雷鳴に心拍数が上がって、それどころじゃなかった。
呼吸が乱れて、過呼吸気味になっていた。
「うっ、ううぅっ」
尻餅をついたお尻が痛い。
スカートが捲れ上がり、美雪の飾り気のない白ショーツが丸見えになる。
そのショーツは、お尻のほうまですっかりと黄ばんでいた。
「ぁっ、ぁぁぁっ」
ショーツ越しに、廊下の冷たさがお尻に伝わってくる。
また、尻餅の衝撃に、美雪の尿道が耐えられるはずがなかった。
じゅわっ、
じゅわわわっ。
はしたなくMの字に開かれた脚の付け根……黄ばんだショーツに、暗い染みが浮き上がる。
ヒクンッ、ヒクンッ! クロッチに刻まれた縦筋が痙攣し――、
(あれ……? ぱんつのなか、じゅわって……あったかくなってる……なんで?)
ぢゅもももも……。
ぢゅもももももももも……。
自問自答しているあいだにも、ショーツのなかのぬくもりは広がっていく。
まるで温かい手に、お尻を撫で回されているかのような感触。
「えっ、あっ、嘘……っ」
このときになって、美雪は自分が失禁しているということに気づいた。
廊下には、尻餅をついた美雪を中心としてレモンの水たまりが広がりつつあった。
「あっ、あっ、あっ、あっ、あっ」
ひくっ! ひくんっ!
じゅももももっ、
しゅわわっ、しゅわわわわっ。
縦筋が虚しく痙攣するたびに、ショーツからおしっこが滲みだしてくる。
どんなにおしっこを止めようとしても、腰が抜けてしまったのか力が入らなかった。
「あっ、ひっ、ひうう!」
スカートが捲れ上がり、冷たい風がおまたに吹きつけてくる。
その感触さえも、美雪にとっては恐怖をかき立てられるものだった。
しゅわわわわわわわわわわわ……。
ショーツからくぐもった水音が鳴り響くと、廊下に広がる水たまりがさらに大きくなっていく。
ツーンとしたアンモニア臭が湯気となって立ち昇り、美雪を恥辱で包み込んでいく。
「あっ、あひっ、ひぃっ」
しゅいいいいいいいいいいいい……。
しょわわわわわわわわわわわわ……。
ショーツから鳴り響く、くぐもった水音が止まらない。
クロッチに弾けたおしっこがおまたをくすぐっていき、尿道を弛緩させていく。
「んっ、ああぁ……っ。おしっこぉ……、止まって……っ」
しゅいいいいいいいいいいいい……。
恐怖に溢れ出してくるおしっこは、どんなにおまたに力を入れても止まってくれない。
美雪を中心としたレモンの水たまりは、湖と言っても過言はないほどの大きさになっていた。
「うっ、うううっ」
ぢゅもももももっ、ぢゅもももっ
尻餅をついて、腰を抜かし開脚したままでの失禁――。
これほど少女として屈辱的なポーズもないだろう。
懸命に尿道を閉じようとしている美雪だけど……一つ大切なことを忘れていた。
雷は、一度だけでは終わらないことを、だ。
カッと視界が真っ白に包まれて、すぐに雷鳴が轟く。
どうやらかなり近いところに雷が落ちたらしい。
その轟音が振動となって、尻餅をついているお尻から膀胱へと響き渡る。
「あっひぃぃぃぃっ」
じゅもももももももも!
ぷしゅっ! しゅわわわわわわわ!
クロッチという二重布から、勢いよくおしっこが噴き出してくる。
この瞬間、美雪は自分が女だということを忘れていたのかもしれない。
Mの字に脚を開き、黄ばんだショーツが丸見えになってしまっているというのに、ショーツから鳴り響くのは、間抜けすぎる放尿の音。
「あっ! あっ! あああっ!」
じゅももっ! じゅもももも!
しゅわわわわわわわわわわわわわ!
ここまで読んでくれてありがとうございました!
もしも少しでも楽しんでくれている人がいたら嬉しいです。
この小説は同人誌『おもらし日記』と同じものです。
フルバージョンのイラストを見たい! という人は下のリンクから買ってくれると創作活動の励みになります。