おもらし日記11
いつもあたたかいご支援ありがとうございます。
今週もなんとか木曜日です。
この季節の宿命というか、寒暖差と気圧差が大きい日が続き、いまいち調子が上がりません。
あまり無理をせずにいきたいところです。
さて、今日は木曜日ということで、同人誌の既刊を更新したいと思います。
少しでも楽しんでくれている人がいたら嬉しいです。
秘筋が恐怖に痙攣するたびに、クロッチからおしっこが噴出する。
その勢いたるや、二重布という障壁を突き破って1メートルほども噴き出すほどだった。
もしも美雪が正気を保っていたら、羞恥心で頬を真っ赤に染めていたに違いない。
だが美雪の顔は、恐怖に凍りつき、青ざめていた。
「ううっ、あっ、いや、ぁぁぁ……っ」
しゅわわわわわわわわわわわわ……。
尻餅をついた美雪を中心とした、おしっこの湖は静かに広がっていき――、やがてその勢いも少しずつ収まってくる。
「あっ、ああぁ……」
ブルル……ッ!
ぢゅもももも!
美雪は大きく身震いすると、最後の一飛沫を噴き出す。
それは美雪のあまりにも屈辱的な恐怖失禁が終わった合図だった。
「はぁ……、はぁ……、はぁ……」
それでも轟く雷鳴に、なかなか呼吸が落ち着かず、美雪は尻餅をついたまま、肩で息をしている。
そうしているあいだにもおしっこに濡れそぼったショーツは急速に冷えてきて、ペッタリとおまたに貼り付いてきていた。
ヒクッ、ヒククンッ。
じゅわわぁ……。
おしっこに濡れたおまたがひゃっくりのように痙攣を繰り返し、弛緩した尿道から残尿が漏れ出してきていた。
あとに残ったのは……、無様なものだった。
ショーツは濡れそぼり、スカートもおしっこでビタビタになっている。
ただ、ツーンとしたアンモニア臭が、誰もいない廊下に満ち溢れていた。
「あぅぅ……」
どうしよう。
立て、そう……?
恐る恐る、美雪は両脚に力を籠めていく。
腰が抜けてしまって上手く立つことができなかったけど、廊下のド真ん中でずっと腰を抜かしているわけにもいかなかった。
「うっ、ううっ」
震える膝小僧で堪えながら、なんとか美雪は立ち上がる。
おしっこに濡れたスカートから、恥ずかしい雫が雨のように降ってきていた。
「どうしよう、こんなに漏らしちゃうなんて」
もわわ~ん……。
ぽた、ぽたた……。
なんとか立ち上がってみたものの、美雪を中心とした湖は信じられないほどに広がっていた。
それにスカートから落ちる雫によって、その大きさは更に広がっているようだった。
「お掃除、しないと……」
不幸中の幸いか、教室はすぐそこだ。
美雪は教室にある掃除の用具入れからモップを持ってくると、恥辱の湖を拭き取っていく。
こうしているあいだにも、ショーツは冷え切って、ペッタリとお尻に、そしておまたに食い込んできていた。
チリリ……ッ、
かすかに股間から生み出されるのは、甘美な微弱電流。
この感覚は……間違いない。
剥けてしまっているのだ。
クリトリスが。
「うそ……そんな……」
おしっこをモップで拭き取りながらも、熱く疼いてくる股間に美雪は戸惑ってしまう。
我慢していたおしっこを出したときに気持ちよくなる感覚は、なんとなくあったけど、まさかショーツを穿いたままでクリトリスを勃起させてしまうだなんて。
「うう……おまた、熱くなってきてる……」
じゅわ、じゅわわ……っ。
おしっことは違う、ネットリとした感触がクロッチの裏側へと広がっていく。
そう言えば、最後に一人で性を発散させたのはいつのころだっただろうか?
「最近、してなかったしなぁ……はぁ」
最後にしたのは……そうだ。
たぶんもう一ヵ月近くのことになる。
一ヵ月おきに我慢できなくなるときがあるから、美雪はその時に自らを慰めてしまうことがあった。
「ううっ、おまた、ムズムズする……」
モップで床掃除をしながら、いつのまにか美雪はへっぴり腰になっていた。
肉芽がクロッチと擦れるたびに、オナニーへと甘い誘惑をされているかのようだった。
それでも、空になった膀胱はそれ以上にスッキリとしていて――、
(おしっこして……スッキリしちゃってる……。なんてダメな子なんだろう……しかも、えっちな気持ちになっちゃうなんて)
自責の念に駆られながらも、モップでおしっこの湖を拭い去っていく。
数分後には、美雪の恥ずかしい湖は綺麗さっぱり消滅していた。
ここで美雪が恐怖のあまり失禁しただなんて、明日になれば誰も想像さえもしないに違いなかった。
「早く、帰らないと」
呟き、掃除用具を片付けて、教室でカバンを回収。
昇降口で靴を履きかえて外に出ると、そこは薄暗く雨で煙った世界だった。
どうやらおしっこを掃除しているあいだに降り出してしまっていたらしい。
それでも。
(スッキリ、しちゃった……)
美雪は、傘もささずに雨降りの家路を歩いて行くことにする。
おしっこで濡れたスカートは、雨が隠してくれるはず。
火照った身体に冷たい雨が気持ちいい。
(ぱんつ、ヌルってしてるよ……)
一歩進むたびに肉芽から快楽が弾け、ネットリとした粘液がクロッチに広がっていく。
たらり……、
一筋の粘液が内股を伝い落ちていくと、雨水に混じって消えていく。
ショーツのなかの秘筋が、人知れずに熱く疼いていた。
ここまで読んでくれてありがとうございました!
もしも少しでも楽しんでくれている人がいたら嬉しいです。
この小説は同人誌『おもらし日記』と同じものです。
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