おもらし日記13
いつもあたたかいご支援ありがとうございます。
今週もあっという間に金曜日。
今日の千葉は冷たい雨と雪の予報です。
この季節は三寒四温と言いますが、今年は例年よりも極端な気がしますね。
さて、今日は金曜日ということでブログを更新したいと思います。
いつもならばCi-enオリジナルの小説を更新したいところですが、オリジナルの小説のストックが枯れたので、同人誌の既刊を更新していきたいと思います。
少しでも楽しんでくれている人がいたら嬉しいです。
「くしゅんっ」
ぢゅもももも!
くしゃみをした拍子に軽失禁してしまったのは、二時限目の国語の授業中のことだった。
朝にしっかりおしっこをしてきたといっても、この時間になると膀胱にはおしっこが溜まってきている。
じんわりとした生温かい感触がお尻の方にまで広がっていき、わだかまりとなって残る。
(うう~。ぱんつ、ピンチかも)
ぬるり……。
気まずくなって身じろぎをすると、クロッチの裏側だけではなく、お尻のほうまでヌルリとした感触。
おしっこを我慢しているとおまたが熱く火照り、愛液までもおもらししてしまっているらしい。
(きのうから熱くておかしいなって思ってたけど……ううっ)
思い返してみれば、きのう雷に驚いて失禁したときから前兆はあった。
だけどおまたが熱くなっているだなんて気のせいだと思っていたのに。
(うう、ぱんつのなか、気持ち悪いよ……)
じゅもも。
じゅわ、じゅわわ……。
おしっこを我慢していると、愛液まで滲み出してきてしまう。
まるでショーツのなかに生卵をかき回して流し込まれたかのような不快感だった。
(ぱんつ、気持ち悪いし……。おしっこもそろそろ限界だし……。ううっ、次の授業、プールだし……っ)
次の時間はプールだから、休み時間はトイレに行っておきたかった。
いまの尿意を抱えたままプールに入れば、お腹を冷やして膀胱が決壊するに違いなかった。
(学校のおトイレ、あんまり使いたくないけど……そうも言ってられないか……)
そんなことを考えながら、二時限目の授業は粛々と進んでいく。
☆
「よし! 更衣室に行く前におトイレに行っておこう!」
休み時間になった瞬間、美雪はスクール水着が入った手提げ袋を持つとトイレへに行くことにした。
席から立つときに、
「んっ」
ぢょぼぼ!
お腹に力が入った拍子に軽失禁してしまう。
美雪自身は気づいていないけど、紺色のスカートのお尻の部分には、初潮を迎えた少女のようにハート型の尻染みが滲み出してきていた。
それはおしっこと、愛液の染みだった。
(やだ。立ったら余計におしっこしたくなってきた)
椅子の座面におまたを押しつけて我慢している癖が染みついている美雪は、立ったままでおしっこを我慢することがあまり得意ではなかった。
「うっ」
ぢゅわわ……。
……たらり。
クロッチの裏側が生温かくなると、内股を一筋のおしっこが伝い落ちていく。
早くトイレに行かなければ、大変なことになってしまう。
「ううっ、せっかくおトイレにきたのに……なんでよ……」
……だが。
女子トイレまでやってきた美雪は、まさかの光景に言葉を失ってしまった。
女子トイレに貼り出されていたのは『故障中』という、あまりにも無慈悲な一枚の紙切れ。
「うそ……」
じゅわわっ。
じゅももももっ。
一瞬、意識が遠のいて、ぱんつのなかが生温かくなる。
だけどすぐに美雪は持ち直す。
ここの女子トイレが故障中でも、他の階の女子トイレを使えばいいのだ。
なにも慌てることはない。
「……そう思ってたのにぃ……っ」
違う階、違う学年のトイレにやってきた美雪は、再び言葉を失ってしまうことになった。
なにしろ女子トイレには長蛇の列ができあがっていたのだ。
(こんな行列に並んでたら、水着に着替えられないよ……っ)
次のプールの授業の先生は、時間には厳しいのだ。
たとえ数秒でも授業に遅れれば、遅刻扱いにされてしまう。
(おトイレ、我慢しないと……)
せっかく学校のトイレでおしっこをしようと決めたのに。
それなのにお預けされてしまうだなんて。
じゅもも……っ。
「あっ、だめ……」
生温かくなる股間に、美雪はキュッと腰を後ろに引く。
いまにもへっぴり腰になりそうだったけど、それはなんとか堪えて。
(プールの授業中、我慢しないと……っ)
じゅわっじゅわわぁ……。
いまにも決壊しそうな膀胱を抱えながら、美雪は更衣室へと急ぐことにした。
これから一時間、プールの授業を受けなければならないと思うと、暗澹たる気持ちになってくる。
それでも――、
(おしっこなら、いつも我慢してるから平気、なんだから)
美雪は自分に言い聞かせると、更衣室へと向かう。
ここまで読んでくれてありがとうございました!
もしも少しでも楽しんでくれている人がいたら嬉しいです。
この小説は同人誌『おもらし日記』と同じものです。
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