TS俺は失敗禁止ッ!8
いつも温かいご支援ありがとうございます。
おかげさまでマニアックな小説を書き続けることができています。
6月になっていました。
5月は12日あたりから体調を崩し、久しぶりに体温が38.6℃にまで上がって寝込んでいました。
コロナ・インフルエンザともに陰性とのことで、もの凄くたちの悪い風邪を引いてしまったようです。
5月の後半はずっと寝込んでいました。
さて、今日は火曜日ということで、久しぶりにCi-enオリジナルの小説を更新したいと思います。
少しでも楽しんでくれている人がいたら嬉しいです!
3章目 教室でのおもらし事件
どうやら本当に女の子になってしまったらしい。
そんな確定診断が出たのは、昴が女の子の身体になって飛び起きた朝から、二週間後のことだった。
この二週間ものあいだ、いくつもの病院で診察や精密検査を受けてきて、得られた結論は、性別が変わったこと以外は至って健康体であるということだった。
これは日本では突発性性転換症候群の初めての症例であり、それはそれは偉い先生方からの検査や、性別が変わる前の生活習慣などのヒヤリングを受けたものだ。
しかし大した成果を得ることができず、昴は自宅のベッドで大の字になって横になっていた。
「つ、疲れた……。もうあの日から二週間経ってたのか……」
久しぶりの自宅を満喫しつつ、しかし家にはいつものように誰もいない。
相変わらず両親は、どうしても手が離せない案件があって帰ってきていないし。
「もう、女の子になって二週間が経つのか……」
この二週間、ずっと検査を受け続けてきたのだから、いやでも実感が湧くというものだった。
ちなみにいまの昴は、Tシャツにデニムのロングボトムというボーイッシュなスタイル。
だけどTシャツの下ではブラが締めつけてきているし、デニムのパンツは男物とは違って、脚部や尻にぴったりと密着してきている。
これも、嫌でも女の子になったことを実感させられてしまう。
「明日から、学校かぁ……」
実は性転換してから、まだ一度も学校に行っていない。
だから、明日が初登校ということになる。
と、言うことは、どういうことなのかというと。
「またスカートを穿かなくてはいけないのか」
それはとても憂鬱なことだった。
この二週間は私服だからボーイッシュな格好でなんとかなったけど、昴が通っている学校の女子制服はスカートにブレザーなのだ。
男物の制服を着ていけばいいと思うかもしれないけど、胸が大きく膨らんでいるいまとなっては、それは返って目立つので悪手となるだろう。
「はぁ……、スカート、穿きたくねえなぁ……」
☆
「ほら、へっぴり腰になってる! スカート、短いんだからぱんつ見えるわよっ」
「はいぃっ」
「スカート穿いてるんだから、そんなに大股で歩かないの! それに脚を開かないっ! もっと内股に!」
「はいぃ!」
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