真夏の記憶5
女子中学生の我慢しきれずに下痢をおもらし。
「うっ、ううー!」
完全にお湯状――。
ほんの少しだけお尻の力を抜いただけだって言うのに、お尻の割れ目に熱い液状便が溢れ出してきてしまう。
「あっ、あああっ、だめぇ……っ」
身体をピーンと弓のように反らしてお尻を閉じようとするけど、一度漏れ出してきてしまった液状のモノを、少女の柔らかいお尻で止めることはできなかった。
プリュリュっ!
プリュッ、ぷりゅりゅっ!
「あっ! ひっ、ひいっ! だ、ダメ……っ、出てきちゃ、だめぇ……ああっ」
開くことがないトイレのドアを前にして、葵は漏らし始めてしまうことになった。
それでも諦めずにお尻に力を入れていると、なんとか止めることができる。
だけど、ショーツに広がってしまったかすかな、しかし確かな熱い感触は消えることはない。
しかも、今も葵のお腹からは不協和音が奏でられている。
ぎゅるるるる~~~。
ごぽっ、ごぽぽ……っ。
「お姉ちゃんだから、これくらい我慢できないと……っ」
葵は額に脂汗を浮かべながら呟く。
葵は、いつも我慢してきた。
茜が食べたいケーキはいつも譲ってきたし、茜が着たいと言った服は早めにあげることにしていた。
いつだって葵は人知れずに我慢してきたのだ。姉として。
だけど、いくら姉といってもまだ大人になりきれていないのも事実だった。
「ううっ、も、もう限界……っ。あっ、あうっ」
ぶりゅっ。
水っぽい音とともに、ショーツのなかに熱いお湯状のモノが広がっていく。
もう、
もう……、
葵は、我慢することはできなかった。
「茜が無事なら……、それでいいよね……?」
葵はトイレのドアに背を向けると、ゆっくりと歩き始める。
廊下で漏らしてしまったら、祖母に迷惑をかけてしまうことになる。
(せめて、外で――)
こんなときまで、周りに気遣ってしまうのが、葵という少女だった。
だけど、華奢な身体にすべてを抱え込むにしては、葵は追い詰められすぎていた。
ふらふらとおぼつかない足取りで廊下を歩き……、
「あっ」
短い声を上げてしまったときには、もう手遅れだった。
葵は、自分の足につまずいてしまったのだ。
あっという間に眼前に廊下が近づいてきて――、
葵は、とっさに両手をついてしまう。せめて、顔を打たないように、と。
だが……、
その代償は、あまりにも大きかった。
「あっ! アアーッ!」
転んだ拍子にワンピースが捲れ上がって、ショーツが丸見えになってしまう。
直後――。
ぶっしゅうううううううう!
お湯のような下痢が肛門から噴き出してくると、ショーツへとぶちまけられた。
藍と白のしましまショーツのお尻の割れ目の部分が、一瞬にして茶色く染め上げられていく。
液状の下痢はショーツに濾過されるとぷつぷつと滲み出してきて、それでも葵は噴出を止めることができなかった。
「アッ! アッ! アッ!」
ブリュリュリュ!
ブボボッ!
ぶしゅううううう!
形のないお湯が直腸を滑り出してくると、うっすらとショーツが盛り上がっていく。
桃のようなお尻の割れ目は下痢で埋め尽くされ、会陰を伝って前のほうへと押し寄せてきていた。
「あっ、熱いっ……っ、イヤ……っ、堪忍、堪忍して……っ」
ブジュジュッ!
ブボボッ! ブシュッ!!
妹の身代わりになって――、
姉としての、無様すぎる便失禁。
それもうつぶせになってお尻をつきだして。それは少女として、いや、人間としても無様な姿だった。
「ううっ、おまた、熱い、よぉ……っ」
ぶりゅりゅりゅ!
むりゅううううううっ!
お湯状だった下痢が、やや硬さを帯びてくる。
ショーツを歪に盛り上がらせていき、もっこりと股間を盛り上がらせていった。
女の子の恥ずかしい染みを隠すためのクロッチ……、その二重布の外側まで茶色く染め上げられる。
(うううっ、おまたに食い込んで……あううっ)
むりゅううううう!
ぶぼぼっ、ぶぽっ!
少女の一番敏感な割れ目に下痢が食い込んでくると、チリリと微弱電流が走る。
こんな状況だというのにクリトリスが剥けてしまっているのだ。
(一人でエッチするのも怖くてできないのに……、なんで、なんでよ……っ)
にゅるるるるるる!
ぶりっ、ぶりりっ!
漏らしながら葵は自らの身体に起きている変化に戸惑わざるをえなかった。
お風呂でおまたを洗うときでさえも最低限しか触らないというのに、まさかこんなときにクリトリスで感じてしまうだなんて。
全身を甘美な電流が駆け抜けていくたびにお腹に力が入ってしまい、葵の下半身は官能の泥沼へと沈み込んでいった。
「もう……、イヤだよぉ……っ」
ぶりり……っ!
…………ぶぽぽっ。
やや間の抜けた放屁音が、ショーツにミッチリと詰まった汚泥のなかに弾ける。
それと同時に葵の無様な決壊は終わりを告げた。
……いや、本当の無様な姿は、まだ終わってはいないのかも知れなかった。
ショーツのなかは汚泥でパンパンに膨らんでいて、藍と白のしましまショーツは茶色く染め上げられていた。
軟便をぶちまけたショーツ……、その股間の部分はモッコリと膨らんでいて、その膨らみから、
しゅいいいいいいいい……。
おしっこが滲み出してくる。
官能に痺れた秘筋から、なんの躊躇いもなく小水が漏れ出してきてしまう。
「あっ、ああぁ……。こんなのイヤのなにぃ……っ」
しょおおおおおおぉぉぉ。
ショーツのなかに詰まった汚泥に濾過されたおしっこは茶色く変色していて、葵の染み一つない内股を穢していく。
内股を伝い落ちたおしっこは、葵を泥沼に沈めようとするかのように広がっていった。
饐えた茶色い香りに、ツーンとしたアンモニア臭が混じり合う。
「ううっ、ひっぐ……ぐす……っ」
全部出し切ってしまった――。
絶望感に苛まれながらも、のっそりと身体を起こす。
……酷いものだった。
ショーツのなかは汚泥でパンパンに膨らみ、身じろぎをするだけでも股間の割れ目に食い込んでくる。
しゅいいいいい……。
緩んでしまった秘筋から、おしっこが勝手に漏れ出してくる。もはや止める気力さえも、葵には残されていなかった。
スカートを巻き込んで座ってしまっているから、白のワンピースのお尻の部分に、茶色い汚泥の斑点が滲み出してくる。
「ふう……危ないところだったよ。……って、お姉ちゃん!? な、なんでこんなことに!?」
ドアを開けた瞬間、茜が目を丸くして驚いてみせる。
無理もない。
もうトイレを済ませたと思っていた姉が、うんちを漏らしてしまっていたのだから。
「大丈夫、大丈夫だから……。茜は間に合ったの?」
「うん……。間に合った、けど……」
「そう。それはよかった……」
「お姉ちゃん、アタシがキレイキレイするっ」
このあと――、
バケツに水を汲んできた茜に綺麗にしてもらって、葵は事なきを得るのだった。
漏らしてしまったショーツとワンピースは二人で仲良く手洗いをして。
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この小説は、同人誌『真夏の記憶』として発表しています。
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