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2023年 01月の記事 (10)

ぐらしゅぴMk-Ⅱ 2023/01/31 08:00

サイコパスとただの馬鹿

サイコパスとただの馬鹿

サイコパスという単語がもはや流行語なのかと思うくらいよく聞く現代です。
しかし、あの人はサイコパスだ!と言われそうな大半が"ただの馬鹿"だというパターンはよくある気がします。

サイコパスと言われると大半の人の認識としては「理解できない謎の行動を取る人」だと思います。

では、わかりやすい例として"貧乏ゆすり"を出してみましょう。

貧乏ゆすりはしない人にとっては理解が出来ない不快な行為という人だっているでしょう。
ただ、本人にとってはすることによって"落ち着く行為"だからするんですよね。

例題なので、別に貧乏ゆすりをする人が馬鹿だというつもりはありませんが、
本物のサイコパスならば、

貧乏ゆすりによって得られる落ち着きやある種の快楽よりも、
世間的に評価がマイナスと取られる行為のデメリットを天秤に掛けるはずです。

もっと具体的に書くと深刻な話になるので貧乏ゆすりで例えました。

要するに、"理解できない行動"と言っても、ただの馬鹿は自分でも自分の行動の意味をあまり理解していない場合があり、
サイコパスなら他人から理解できない行動でも本人にとっては有益な行動ではあるんです。

そもそも自分は他人ではないので、理解が出来なくて普通だとも思うんですが…。
世の中、予想以上には馬鹿が多い気もしますね。

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ぐらしゅぴMk-Ⅱ 2023/01/27 09:00

クローンという存在論

クローンという存在論

世の中の大抵の悲劇というものは本人にとっては地獄でも他人にとっては日常です。
僕を含めて、これを読んでいる誰一人としてクローン人間はいないでしょう。

では、仮にいたとして自分自身がクローンだとするとどう考えるのでしょう。

例として、
血の繋がらない親子を考えてみました。
しかし、本人からすれば悲劇だとしても生活には最低限の支障はでません。

恐らく、タイムカードを押さずに働いている人という方が近い気がします。

「その場にいて、目に見えて、手が触れる事は出来るけれどその場にはいない筈の人」
これがクローン人間本人の存在論と近しいと僕は考えました。

タイムカードなら1日で済みますが、それが寝ても覚めても永遠に続けばどうでしょう。

そこに何もいないけれど確かにいるのが透明人間ならば、そこにはいるのにいない存在がクローン人間です。

どれだけ能がなくて欠陥だらけの人間でも本物の人間であることは確かだと思いますが、クローンの本物の人間ではない欠陥のない人間と前者ではどちらが人間らしいのでしょう。
面白いですが非常に難しい話題ですね。

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ぐらしゅぴMk-Ⅱ 2023/01/24 08:00

SFとはなんなのか

SFとはなんなのか

SFの略といえばサイエンスフィクションです。ここで多くの人が勘違いしてしまう点があります。
前提として、これを書いている僕自身は別に全然大した学歴ではないと書いておきます。


サイエンスとは科学ですね。
科学なのだから機械的な物を指す言葉だと思って、ロボットやメカが出てくるだけでSFだと思ってしまう人は割といます。

SFとは凄く抽象的なテーマで、
人によってはゾンビ映画だってSFですし「魔法少女まどかマギカ」もSFだと思っています。

そもそも"科学"という言葉自体が抽象的すぎるんです。

科学といえば「液体が実験が」どうとかってイメージですが、科学でカエルの解剖なんてものもあるぐらい"生物"とも関係があるわけです。

そうなって来ると理屈としては、
オスメスが交尾して子どもが出来るセックスだって、液体を混ぜると爆発する実験と同じ"科学"に分類されるのではないでしょうか。

AとBを混ぜ合わせるとXになった。
なぜCではなくXになったのか。
これが僕の簡単なSFだと思っています。

CではなくXになった理由は必ずある。
むしろ、そうしなければならなかった理由と物語が"サイエンスフィクション"だと僕は定義しています。

SFが理解できない人は「そんなの結果論だ」と思考放棄してしまいます。
確かに考えても仕方ない事がほとんどなので、実は勉強ができる頭のいい人ほどついて来られない人っていたりします。

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ぐらしゅぴMk-Ⅱ 2023/01/21 08:00

「初期セーラームーン」最終回まで

「初期セーラームーン」最終回まで

※後半ネタバレありです。

第一期46話までを視聴したのですが、
感想としてはセーラームーンで泣くとは思わなかったです。
もしも機会があればセーラームーンの最終回とその1話前だけでいいのでぜひ観て頂きたい。


少女漫画といえば白馬の王子様との恋愛だと思うのですが、
確かに恋話はよく出てきますが第一期の全話通してのテーマが"失恋"なんです。

イケメンには大抵、すでに彼女がいたり最悪な性格だったりして裏切られてしまいます。

本当の王子様は冴えない「自分なんて…」と自信のない男子ばかりで本当に女の子アニメかと思うぐらいの男子が共感できる恋です。


ネタバレになるか、わかりませんが第一期でセーラームーン5人が全員死にます。
なぜネタバレかわからないかと言うと、
1話の内に周り4人が死んでタイトルも「セーラー戦士死す」なんです。

まさか敵の本拠地に乗り込むまでに4回死亡シーンがあって、それを1話内で展開しているなんてテンポが良すぎます。

特にメンバーのセーラーヴィーナスが触手に引きずり込まれた時の絶叫の声優さんの演技が上手すぎて完全に18禁というか、子どもにしてはトラウマアニメだろうという感じです。


名前は長いので色で省略しますが、
緑は胴体が変な方向に、青は見る影もなく全身大火傷、オレンジは腹を串刺しで即死、赤はあたり一面血まみれで死亡
かと思われるボツプロットがたぶんあった筈なんですが18禁どころでは無いので血は一滴も出てきません。少女アニメなので。

最後がすごく理解しにくいんですが、
つまり、悪の帝王に地球を渡すぐらいならば地球を全て1度破壊して最初から転生させた方がまだマシだというハッピーに見えるバッドエンドです。

最後の主役のセリフが
「普通の生活に戻りたい。戻りたい…」
と言いながら彼女はまた美少女戦士に記憶をなくして転生させられる呪いにかけられてるんです。

話の内容としては「魔法少女まどかマギカ」の時間ループと瓜二つなんですよね。
ただ、セーラームーンは一話完結の話の隅々に伏線が張り巡らされて根本がギャグテイストの中に難しい事をやっているので理解されにくいと思います。

僕はガンダム作品一気に視聴は途中で寝たりした作品もありますが、この作品は最後まで画面にずっと釘付けでした。本当に素晴らしい作品です。

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ぐらしゅぴMk-Ⅱ 2023/01/18 09:00

調和によるオタク文化の悲劇

調和によるオタク文化の悲劇

エンジョイ勢という言葉があります。
僕はあまり好きではなかったりします。

好きな人が深くなくてもいいから仲間にいれてあげよう、という話を重んじる文化。
聞こえはいいのですが、わかりやすい現実問題として近年問題になっている"転売問題"があります。

「自分が好きだから」という本当に自分がそうしたいからという理由があればいいですが、
「Twitterで自慢できる、友達がもってる、流行ってる」興味本位で大勢の人が流れ込んで来ると本当に「好き」という人に届かないんです。

"転売"は売る側が悪なのではなく、
「少しだけでも興味を持ってくれたアナタは仲間」というSNSを中心として、エンジョイ勢を量産し続けた時代の被害者だと僕は思います。

アニメやゲーム業界は技術の進歩と共に確かに伸びています。
ただし、コミケなどの同人イベントはどんどんと目に見えて人口が減ってきています。
それは通販や電子化や便利さによる物でしょう。

しかし、本物のオタクならば損得よりも"使命感"で行動してしまうはずなんです。

本当に好きなアニメならば使命感で全話視聴してしまうと思います。
もし、ガンダムが好きならば歴代タイトルを網羅するかも知れませんし、元になった関連作品はチェックします。
海外だろうと使命感でコミケに来る素晴らしい外人オタクはいます。

「萌えキャラが好きだから私はオタク」
そういう熱量の少ない冷めやすそうな人まで受け入れるから"転売"というシステムが生まれるのだと思うんです。

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