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桜庭丸男の記事 (106)

ANAGRAM 2020/06/21 22:00

プロフェッショナルなお仕事 記事:りょーちん

みなさんこんばんは(こんにちは・おはようございます)。
ANAGRAM代表・ディレクターのりょーちんです。

間もなくステイホーム期間が三か月となります。元々積極的に外に出ていくタイプではありませんが、流石にこれだけ家にこもる日が続くと気が滅入ってしまいますね。
たまにはパーッと気晴らしに遊びに出かけたいところですが、まだまだ油断ならない状況のようですので、皆さんも健康には最大限気を遣ってあげてくださいね。


さてさて、前回メインビジュアルのラフを少しお見せしましたが、誰そらは巻を追うごとにビジュアルも変わっていくというのは皆さん知っての通りです。
連載作品という事でビジュアルをどうするかは当初悩んでいたのですが、長浜さんが「毎回描きますよ」と心強い言葉を言ってくれましたので、「じゃあお願いします」という流れで制作する事になりました。

ビジュアルの制作の流れについては、

私が長浜さんに登場キャラや見せたいイメージを伝える

長浜さんがラフを描く

私と桜庭くんが確認する

長浜さんが塗って完成させる

大まかにはこんな感じですね。
本人から聞いた話ですが、通常はラフから線画を起こして塗っていくんですけど、長浜さんはラフ状態のまま塗り始めていくんですって。そこで必要な線だけを塗りながら起こしていくらしいです。あまり聞いたことのないやり方でしたが、こういう独特な手法があの素敵な雰囲気を出してくれるんでしょうね。


※最初期のビジュアルラフがこんな感じです

本編が全7巻構成ですので、ビジュアルも7つ存在する事になります。誰そらを制作する中で、私自身楽しみにしているもののひとつなので、皆さまも是非ご期待くださればと思います。



長浜さんは絵のプロフェッショナル。
桜庭くんはシナリオ(文章)のプロフェッショナル。

どちらも絶対に欠かす事の出来ない、代わりの利かない存在です。
誰そらは小説や漫画、アニメなどでは作れない、『ADVゲームならではの作品』として作っています。

すごくすごく個人的な意見ですが、

泣きたいだけなら映画・小説でいい
萌えたいだけならアニメでいい
抜〇たいだけならAVでいい

という感覚を持っている人間ですので、二人のプロフェッショナルが仕上げてくれたものを、『最高のADV作品として』皆さまにお届けするというのが私が果たすべき役目です。私は何かのプロフェッショナルではありませんので、周りの足を引っ張らないように、プレッシャーを常に受けながら制作をしています。

努力の結晶。といえば聞こえはいいですが、正直血と涙の塊です笑。

心を病んでしまう事も、体調を崩すことも、世間の波にさらわれそうになることもありますが、この誰そらという作品を楽しみにしてくださっている皆さまの為に、そして多くのADVゲームファンの為にこの作品を届けたいと思います。

きっと最終巻が完成したら泣いちゃうんだろうな……。

これまで何度も言っていますが、是非その時は皆さんと祝杯をあげられる場所を作りたいですね。っていうか絶対作りますね。皆で打ち上げやっちゃいましょう!
その時は必ず売り上げで賄いますからね!笑

ANAGRAM 2020/06/14 22:00

決意を改めて 記事:りょーちん

みなさんこんばんは(こんにちは・おはようございます)。
ANAGRAM代表・ディレクターのりょーちんです。

たぶんすでに画像がちらりと見えているとは思うのですが、こちら


新しいビジュアルはこんな感じになりますよーというお知らせです。
今回は女子力の高いビジュアルとなっていて、こう並んだのを見るとやはり華やかさがありますね。ぼかしかかっていますが笑。

色分けされているので誰が誰かはすぐわかると思います。もしかしたらまだ声を聞いていないキャラもいる方がいらっしゃると思いますが……まぁそういう事ですね。
本編3巻からどう繋がっていくのかは、是非その目でお確かめください。

夏のセールがそろそろ

どうやらこの夏もDMMさんやDLsiteさんでキャンペーンが行われるっぽいです。両者ともまだ正式な告知が出ていないですが、例年通り行われるハズですので、まだ未プレイのものがあったり誰そら自体をプレイした事がない方は、この機会にお楽しみいただけましたら幸いです。50%OFFならすごくお得ですしね! たぶん7月頃になるのかな。

こちらは正式な情報がまとまり次第、誰そラジオやこちらの記事、Twitterなどで告知させていただきますので、その際は拡散の程、何卒よろしくお願いいたします。


決意を改めて

ここ最近はCi-enの記事内でスクリプトに関してや、音に対してなど書いてきました。まぁラジオがなかったですし、新情報も滞っていたので小ネタを出していたという感じでしたね。しかしながら、そういった記事に対してもいつも反応をくださったり、いいねを押してくださったりと、そういうひとつひとつが本当に沁みています。

暗い世の中のムードに押しつぶされそうになったり、正直少し心折れそうになる時にも、応援してくださっている皆さんの後押しが力になっています。

いつも通りの日常を取り戻すにはまだまだかかるかもしれません。
でもこの苦難を乗り越えた先には、きっと大きな未来が待っていると信じています。
いや、そう思わないと自分も人並みに潰れちゃいそうにもなりますので笑。


誰にも真似出来ない最高の作品を作りたい。


こんな思いは今も変わることはありません。
前回、私事で引っ越し云々のお話を少し書きましたが、誰そらの制作に『憂いなく集中する為』の引っ越しです。もちろん外部のお仕事は最低限受けていますし、引き続きの案件や、すでに埋まっているスケジュールもありますので、その辺はこなしながらですが、今まで以上にこの作品に没頭することになります。

きっと応援してくださっている皆さんは「ようやくかよ……」と思うかもしれません。そこは本当に申し訳ありません。ただ、すでに人生の後半を歩んでいるおじさんが、すべてをかけているのも確かです。

結婚/子供
マイホーム
老後の生活

これらが人生のすべてではないと思いますが、私の人生の中からはすでに消し去っているものです。どういう死に方になるのかは今では想像もつきませんが、自分のやりたい事をやりながら死んでいくと思うのできっと本望でしょう。まぁでも両親の面倒は最後までみようと思います。

私の好きな言葉に
『反省はしても後悔はするな』
という言葉があります。

皮肉にもこれを教えてくれた人は、私の人生の中で最も嫌いな上司でした。その上司が嫌すぎて、後悔しないようにその時の仕事もやめてやりました笑。
反省を日々繰り返しながら、後悔をしない生き方もこれからも選んでいきたいと思います。そして、その中で生まれて来る作品が、皆さんの心に残り、目いっぱい楽しんでいただけることを目指していきます。

これからもANAGRAMを、そして桜庭くんや長浜さんを筆頭に、Yむぎや優碧くんなどなど、この作品に携わってくれているクリエイターたちの応援を何卒よろしくお願いいたします!

ANAGRAM 2020/05/24 22:00

心機一転再始動! 記事:りょーちん

みなさんこんばんは(こんにちは・おはようございます)。
ANAGRAM代表・ディレクターのりょーちんです。

以前、『やまない雨はない』というような内容で記事を書きました。
コロナウィルスの影響で諸々大変な時期ではありましたが、明日25日に緊急事態宣言が解除される見込みとのニュースを見ました。

約2か月の自粛期間を経て、ようやく動き出すことが出来ます。

今回の件については仕方がなかった事とはいえ、応援してくださっている皆さまには多大なご迷惑をおかけいたしました。予定通り明日緊急事態宣言が解除されれば、今後は通常通り収録も行い、未定にしていた本編4巻の発売に向けた活動、誰そラジオの公開と順次行っていきますので、温かく見守っていただけましたら幸いです。
詳細なスケジュールにつきましては再度内部で調整を行い、皆さまにしっかりとご報告することをお約束いたします。


明日から決めていく事を少し並べますと、

・本編4巻の収録スケジュール再調整
・誰そラジオ最新回の収録スケジュール調整
・本編4巻の発売日決定
・HP更新の日程

などなど、たくさんの事が出来るようになっていきます。
忙しくなっていきますが、その喜びを噛みしめながら、魂の入った作品を皆さまにお届けできればと思います。


思えば作品を発表してから早2年。
あまり進みがいいとは言えませんが、多くの方に支えていただき少しずつ前に進んできました。2020年は重要な一年になると、今年最初の記事で書いたと思います。あれ? たぶん書いたよね?

今回は予期せぬ事態で多少躓き掛けましたが、このくらいの障害で挫けるほどやわな人間ではありません。一度仕切り直しにはなりましたが、ANAGRAMはここからの一年を精一杯駆け抜けていきたいと思います!



有料プランの皆さまへ

今回誰そラジオの最新回が収録についてはまだ出来ておりません。しかしながらラジオを楽しみに有料プランに登録してくださっている方も多くいるかと思います。そこで今回有料記事を無料で閲覧出来るようになるクーポンをご用意させていただきました。

本記事の最下部、有料プラン向けの記事内にクーポンコードを埋め込みましたので、来月はこちらをご活用いただけましたら幸いです。

【 500円 】プラン以上限定 月額:500円

閲覧期限が終了したため、この限定特典は閲覧できません。

ANAGRAM 2020/05/17 22:00

BGMにも拘っていきたい所存 記事:りょーちん

みなさんこんばんは(こんにちは・おはようございます)。
ANAGRAM代表・ディレクターのりょーちんです。

前回は少しスクリプトについてのお話をしましたが、今回はBGMについてのお話でもしてみようかなと思います。
まずは現在、誰そらで使用されているBGMがいくつあるか? というお話ですが、ちょっと数えてみたところ、なんとすでに40曲以上もありました。

おいおい、なんでこんなにあるんだよって思いますよね?
私も思います。


理由を整理してみましょう。
まず気が付いている人も多いと思うのですが、誰そらはキャラ毎にBGMを設定している点があります。綴莉ならこれ、ゆにきゅんならこれ……といったように、各キャラ専用のBGMがあるんですね。聞いたことがない人、気が付いていなかった人は下のサンプルを聞いてみてください。

サンプル1:澪専用BGM

サンプル2:真樹志専用BGM

こんな感じでキャラの印象に合わせたBGMを都度切り替えて流しています。もちろん複数キャラが登場している時には共通BGMを使ったりしています。まぁコストもかかるのであまりオススメしないのですが、よりキャラの印象をつけられるのかなと勝手に思っています。

一方、『だれそらっ(月舎夢FULLE)』の方にはキャラ毎のBGMはありません。その代わり、こっちはこっちの専用BGMを用意して使用しています。こっちは全体的にきゃぴきゃぴしてるので、雰囲気に合わせるとどうしてもそうなりますよね。

サンプル3:月舎夢FULLE


ゲームBGMってしっかり聞くというよりは、自然に耳に入ってきて、雰囲気を盛り上げてくれるものだと考えています。シリアスなシーンでは緊迫感のあるものだったり、楽し気なシーンではコミカルだったり色々あります。
出来るだけ空気感を壊さないように、たくさん用意しておきたいんですよね。もちろん狙って無音だけで進行させることもありますが。

BGM全般を手掛けてくれている優碧くんと、「100曲くらい作りたいですね!」なんて以前笑いながら話したことがあります。さすがに100曲はいかないと思いますが、あと20曲くらいは増える気はしています。


こうなるとやっぱりサントラを作るときがものすごい大変なんですよね。
CDの収録時間は基本的に74分と言われています。ベートーヴェン「交響曲第9番ニ短調作品125」が収録出来る長さに設定されているというのは有名なお話ですよね。
※現在では80分を超えるものもありますが

まぁやっぱり作るなら2枚組でしょうね。
売価は変えないようにするつもりなので、もし誰そらのサントラが発売された時にはみなさんよろしくね。


BGMのひとつひとつが大切な作品の一部で、こんなところにも拘りを持って作っていますので、今まであまり気にしていなかった方も少し耳を傾けていただければ嬉しいです。


それでは今回はこの辺で!

ANAGRAM 2020/05/10 22:00

キャラクターの表情変化について 記事:りょーちん

みなさんこんばんは(こんにちは・おはようございます)。
ANAGRAM代表・ディレクターのりょーちんです。

今日は少し制作上の作業についてお話してみたいと思います。
ADVゲームを動かすには『スクリプト』というものが必要になります。絵を表示したり、音楽や声を再生させたりする言わば命令です。細かく説明すると長くなってしまうので、実際に私が打っている命令をお見せしますね。
※本来は正確な記述とか色々あるんですが、自分の場合はやりやすいように作ってしまっているので、その辺はあまり気にしないでください。



本編3巻のこのシーン。


エクリプスにて陽華とルナが会話をしているシーンですね。
このセリフに声と表情の変化を付けたいので、スクリプトに起こすとこんな感じになります。

ルナ 私服 腕4 眉ベース 目ベース 口ベース 頬無
ルナ いやいや
ルナ 腕4 眉困る 目困る 口困る 頬無 delayrun=ラベル0
ルナ 腕4 眉考え 目考え 口考え 頬無 delayrun=ラベル1
ルナ 腕3 眉喜 目喜 口ニタニタ 頬無 delayrun=ラベル2
ルナ 腕3 眉諭す 目ベース 口諭す 頬無 delayrun=ラベル3

@ルナ voice=luna_2045
【ルナ】
「本来はそうあるべきじゃよ。人間は平和をやたら望むなあ。
 吾輩とは相容れぬ思想じゃ。平和は無為の象徴。
 この世に生まれて、何も無い日常を過ごしてどうする?」


一部の方は分かると思いますが、ほとんどの方はなんのこっちゃわからないですよね笑。
簡単に説明しますと、

@ルナ voice=luna_2045

↑まず、これがボイスの命令で、このテキストが表示されるときにルナのNo.2045のボイスを再生しなさいねーってなってます。
たまーに見かける、表示と違うセリフが流れちゃったりっていうバグなんかはここで発生してしまうんですね。恐ろしい事です。ちゃんとデバッグはやろうな。



んでもって、表情変化の方はひとつずつ命令を入れていっています。


ルナ 私服 腕4 眉ベース 目ベース 口ベース 頬無
ルナ いやいや

↑これは表情と動きの命令で、ルナのセリフの頭「本来はそうあるべきじゃよ。」という部分に対応させています。

一個ずつ命令を説明すると、

ルナ ← このキャラに対しての命令だゾ
私服 ← この服装(ルナの場合は体の向きとしています)で表示ね
腕4 ← 腕差分はこれにしてな
眉ベース ← 眉毛の差分はベースを使って
目ベース ← 目の差分もベースだね
口ベース ← 口もベースだわこれ
頬無 ← 照れたりはしてないから頬は赤くしないでな
いやいや ← いやいやっていう動きさせてな

こんな感じです。
ここでは眉も目も口もベース(ベース表情の意味です)から引っ張ってきているのですが、ボイスを聞いてもうちょっと変化付けたいなーとか思ったら、パーツ毎に命令を変えていきます。


例えばセリフの3行目部分。「この世に生まれて、何も無い日常を過ごしてどうする?」
ここの表情の場合は、

ルナ 腕3 眉諭す 目ベース 口諭す 頬無 delayrun=ラベル3

↑のように目だけベースを使って、眉と口を諭すという表情パーツを使っています。
並べて比較してみるとこんな感じ↓


左が全パーツ『諭す』だけの場合で、右が組み合わせた(本編で表示された)ものです。

いかがでしょう、目が違うとかなり印象が変わると思いませんか?
キャラクターに息を吹き込むのはもちろんボイスですが、それを活かすも殺すも表情次第だと強く思いますね。ですので、キャラの表情にはこだわっているよーというお話でした。


まぁ今回なぜこんな話をしたのかというと……。


音声収録しないと表情がいれられないんだよねぇえええええええ!
早く収録したいなと思う、今日この頃でした。

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