Resta! 2023/06/26 19:00

【第26回】『ハーレム島へようこそ!』デバッグ珍事件裁判

||Φ|(・|・|)|Φ|| ガシャン!

た「お、長ッ!
  これは一体どういう事なんだッ!?」

サ「そうだそうだ!!」

メ「とっとと罪を認めな!!」

た「お、俺が一体……
  何したってんですかッ!!( ;∀;)」

た「で、デバッグ珍事件裁判ッ!?」

長「そうじゃ、ここ最近行ってきたデバッグ作業中に
  そなたがやらかした罪を測る裁判じゃ」

チ「先輩……権力を振りかざしてたなんて……」

た「振りかざしてねぇ!!」

イ「職権乱用……社会の敵……」

た「うぅ……確かに社会不適合者だけど……

フ「どこにでもいるわね~そういう大人って……」

た「Oh no……最推しのフワリさんにまで……

勝ち取るしかない……
ここで《 無罪 》を勝ち取るしかないッ!!

た「その裁判……受けて立つぜッ!!」


罪状その1『施設建設用資材踏み倒しの疑い』

た「……はい?」

長「そなた、ワシのかわいいナツミを《 たぶらかして 》……
  あろうことか施設に使う資材を《 踏み倒し 》ておったらしいな?」

た「いやいやいやッ!!
  第23回で納品したって!!」

サ「ナツミさんを手玉にして……最低……ッ!!」

た「違うんだよぉ……( ;∀;)
  冤罪なんだぉ……( ;∀;)」

長「ほぉ、ならば《 証拠品 》を出してもらおうかのぉ?」

(証拠品……《 証拠品ファイル 》を見て見よう……)

《証拠品ファイル》
猫ちゃんのバッチ
 これがないと、誰もぼくを猫好きとみとめてくれない。
資材搬入記録の控え
 ナツミさんに引き渡した資材の控え、長封筒に入っている。
ディレクターのメモ帳
 ぼくのメモ帳、ゲームを作る上で考えるべきことが記されている。

(この中で使えそうな証拠品は……これかッ!!)

くらえ!

長「この封筒は……?」

た「それは先日ナツミさんに資材を引き渡した時に書いた
  《 資材搬入記録の控え 》です
  その封筒の中に入っているはずなので確認を」

長「ふむふむ、確かに資材は搬入しておるようじゃな……
  そなたとナツミのサインもある……」

異議あり!

メ「どうせナツミさんを《 言いくるめた 》んでしょ!!」

た「そ、そんなッ!!」

(いや……少しゆさぶってみるか……)

待った!

た「《言いくるめた 》とは具体的に?」

メ「そ、それはその……」

異議あり!

長「な、ナツミ……?
  なぜお主がここに……」

ナ「なぜではありませんッ!!
  たぁさ.さんが可哀そうでしょう!!」

た「な、ナツミしゃぁん……( ;∀;)」

ナ「あれはその……《 サービス 》だったのよ……」

フ「サー……ビス……?」

ナ「そう、いつもお世話になっているから、
  せめてその辺はサービスしようとしただけなのよ……」

長「ほ、ほぉ……ではなぜワシの耳には
たぶらかして 》《 踏み倒した 》などと報告が来たのかのぉ……」

た「ちなみに……それだれから聞きました?」

長「それはたしか……」

チ「ぼ、ボクおなかが痛いのでちょっと……」

た「待ちたまえ、乳久保くん?(#^ω^)ピキピキ」

チ「ひ、ひぃぃぃぃ!!(+o+)」

長「この件については別に問いただすべき者がいるようじゃな
  では判決を言い渡す」

無罪(∩´∀`)∩


罪状その2『サイコパス・レベルデザインの疑い』

た「……は?」

長「報告によると、そなたは《 無茶苦茶なレベルデザイン 》を施し、
  それで苦しむデバッカー達を見て
  《 ゲラゲラと笑っていた 》ようじゃな?」

た「そ、それは事実だけど……」

《証拠品ファイル》
猫ちゃんのバッチ
 これがないと、誰もぼくを猫好きとみとめてくれない。
ディレクターのメモ帳
 ぼくのメモ帳、ゲームを作る上で考えるべきことが記されている。

くらえ!

長「これは、メモ帳か?」

た「そこにはゲームを作る上で
  考えなきゃいけないこととかが
  たくさん書き込まれています」

イ「《 プログラム仕様書 》、《 背景早見表 》、
  《 アイテム/クラフト仕様書 》……難しそうだぞ……」

長「ふむふむ……たった一本のゲームを作るのにも
  こんなに決めることがあるのじゃな……」

た「そうなんすよ……
  んで、レベルデザインって実際にやってみないと
  なんとも机上の空論で……」

フ「それで難しくなっちゃってたのね~」

サ「でも《 ゲラゲラと笑っていた 》んでしょ?」

メ「マジ性格悪すぎだし!!」

た「ぐうの音も出ません……」

長「ふむふむ、その件はさておき、このメモによると
  レベルデザインを適切な物に修正しておるようじゃな
  《 資材獲得数を増やす 》だけでなく、
  《 報酬も変更 》してバランスを取っておるのか」

た「寝る間も惜しんでやっておりました!!」

長「ふむ、どうやらこの件も誇張してワシの耳に届いておったようじゃな……
  では判決を言い渡す」

無罪(∩´∀`)∩

長「あとこの《 メモ帳 》、
  ちょっとおもしろいから貸してくれんかのぅ?」

た「ど、どうぞどうぞ~」


あとがき

た「まったくよ! このクソ忙しい時にッ!!ヽ(`Д´)ノプンプン」

長「侘びと言ってはなんじゃが、
  これをそなたに譲ろう」

た「箱……?」

長「それは《 意味深な箱
  如何にもな雰囲気を醸し出す意味深な箱じゃ」

た「ほぅほぅ……」

長「もしも使わなければいけない時がやってきたのなら……
  気を付けるのじゃぞ……!
  して、チヨよ」

チ「ひ、ひぃぃぃぃ!!
  ボクにも無罪をぉぉぉぉ!!」

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それでは次回の記事でお会いしましょう!!!


【SLG】ハーレム島へようこそ!

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