リーフジオメトリ 2024/03/25 21:46

■デザインの裏話

この記事はそれぞれのキャラクターのデザインに関する裏話をしてみようというものです。ここでいうデザインとは見た目のことではなく設定のこととなります。

今回はキャラクターの人気順に「ナズナ」「ティレマ」「偽ラビィ」「オリヴィア」の4名を扱います(ラビィについては過去に同じような記事を作成しているため省略します)。

上記の説明だけではどのような記事なのか分かりづらい気がするため、1人目のナズナのみ全体公開とします。

ナズナ

ナズナは『SEQUEL awake』に登場したメインキャラクターの内の1人です。また、今年配信予定の『SEQUEL thirst』ではメインヒロインとなっています。

設定初期

ナズナは『SEQUEL blight』の配信後、その関連作の制作が決まった段階でデザインを始めた最初のキャラクターです。当時からオルドワルドには和風イメージの「シキノワ」という国が存在することが確定していたため、その雰囲気を感じられるキャラクターを作ろうというところからナズナの設定が決められていくことになりました。


▲初期のラフ。2017年の6月8日にデザインされました

この時点ではシキノワの設定はまだぼんやりとしていたのですが、少なくともナズナがその国においてどういう存在であるのかは固まりつつありました。種族は妖狐と呼ばれる狐の魔物であり、刀を扱う剣士で、その剣技には目を見張るものがあり、普段はポンコツなものの剣を振るう際にはまるで別人のような雰囲気を漂わせます。その実態は……(次回作をお待ちください)

設定は順調に決まっていきましたが、一つここで大きな問題が浮上してしまいました。登場する作品の舞台がシキノワではなく魔物の国「パルガドール」となったことです。

実装

ナズナは本人が登場することになる『SEQUEL awake』の企画よりも先に設定が作られたため、結果的に『SEQUEL awake』のシナリオとは絶妙に噛み合っておらず作中では不自然なほどに語られることが少ないキャラクターとなってしまいました。はっきり言ってしまうと『SEQUEL awake』には関係のないキャラクターであるため、今回は登場させないという選択も考慮したほどです。

しかしながらデザインには満足していたため周りの設定をなんとか自然になるように整え、パルガドールに存在するシキノワ風の組織「陰陽の徒」の一員という形で登場させる流れとなりました。ナズナ本人とは無関係の話になりますが、この時期の作品はこうして後から辻褄を合わせたところが時折見られます。


▲陰陽の徒はナズナのために設定された組織でした

幸いなことにナズナはキャラクターそのものが人気を得たため、設定を活かす機会に恵まれることとなりました。最初の実装は後付けのところがあったものの、結果的に『SEQUEL awake』で早々に登場させて正解だったと感じています。今度こそしっかりした地盤の上にある彼女の活躍を『SEQUEL thirst』にてご期待いただければと思います。

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