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DIESEL文庫 2023/01/24 00:29

創刊 教師による女子生徒のための熱心な指導マガジン

2023/1/24(火)配信📺4946☺☺☺D-News 

教師による女子生徒を暴行強○しても「熱心な指導」と学校が会見するマガジン創刊!

2022年に逮捕された女子生徒を暴行、強○した教師は約2400名。
中には20人以上の小学生女児を強○した教師もいたが、「熱心な指導」と会見した学校もあり、女子生徒を強○しても組織的に教員を守る姿勢を見せる学校もあった。

男性教師15367名に「女子生徒を強○したいか?」とアンケートした結果100%の男性教師が「女子生徒を強○したい」「孕ませたい」「首輪を付け○問したい」などと備考欄に具体的な文章を添えた教師も大勢いた。

近年の教師による女子生徒への性的暴行を「指導」として認める学校もあり「体罰として認識していない」とコメントする学校もあった。

中には強○され、うつ状態から女子生徒の自刹事故もあるが、学校側は一貫して「生徒が勝手にしたことなのでコメントは差し控えさせていただく」とFAXで回答があった。
裁判でも無罪となり、教師は「性交渉したのは事実だが、同意があった」と報道陣の前で発表したが、最高裁では性交渉を否定していた。


今回の創刊された週間「StudentRapers」は指導をしたのに強○と疑われる冤罪教師を救いたいという思いから出版。


____________________
出版社代表・ 大沼 向樹(おおぬま こうき)
現役の高校教師で女子生徒100人以上を強○、300人以上を暴行傷害で入院させたが、学校側が「教育熱心な教員」と会見してくれたことに感銘を受け、教育に入院するほどの暴力は必要と再認識。女子生徒に容赦なく膣内射精を伴う性暴行するも学校側が関係者に口止めまでしてくれたことを記者会見の場で発表し、後日逮捕された。
最高裁まで争った複数の暴行強○事件は女子生徒の精神を破壊したことで被害者側が出廷しなかったため、無罪となり、教職に復帰。暴力教育推進派として様々なメディアで活躍。座右の銘は「教師は3人5頃して一人前」

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DIESEL文庫 2022/12/09 23:37

発情期ニャンコな私を襲う欲情ワンコな彼

片思いの彼は欲情していた…

中古本屋で働くミリオタ女子の桜木うららは、店長の橘に淡い恋心を抱いていた。

ある日、二人だけになった職場で欲情した彼は警察に自首する覚悟でうららに襲いかかる。

専守防衛理論の彼女は……

『調べた結果』
欲情:性的興奮
発情:繁殖時期

登場人物&用語

・桜木うらら
本作悲劇のヒロイン18歳。
迷彩Tシャツやカーゴパンツはもちろん、コンバットブーツを履いて出勤するほどのミリタリーオタク。
自分の理解者である店長に片思い中。


・橘
うららの務める中古屋の雇われ店長32歳。
陸上白衛隊に4年間勤務した元白衛官。
うららの不審な行動の理解者。
夢はライトノベル図書館。

【白衛隊】
国土の防衛を任務とした組織。
銀河の帝国軍のような組織で女性は入隊できない。

あたしは寝付くまで必ずベットの中で妄想する。

女の子が、どんなふうに白馬の王子様と出会いたいか。
でも、あたしの理想は一般女子と相違しているかもしれない。


魔王の城に姫を助けにいく…なんて生易しい勇者様じゃダメ。
ただし、勇者の素性が実をいうと魔王に滅ぼされた亡国の王子様で1人で乗り込んでくるならなら審査にまわす。
※要するに悩む。

地獄と化した砲弾飛び交う戦場を匍匐前進しながら、足を撃たれ危険地帯で蹲まるあたしを助けにくる将校。
それも上官からの命令を無視して救助にきた男の中の漢がいい。


あたしは今宵も特殊部隊の工作員になる。

そして、今回の任務は大型空母で極秘に研究開発が行われているという禁断の兵器。
通称B.C.Wと呼ばれる……生体兵器のデータ回収が任務だ。

核武装できない我国は国際法に違反しているのだ……。

―-ガチャリ、
愛用の拳銃と鉄の装甲すら貫くナイフ、メタルエッジを装着して準備を整えた。

「各員降下準備!」
隊長が声を張り上げる。

「了解!」
全員の声がヘリ内に響き渡ると、大きく扉が開いた。

そして、ヘリからのラぺリングにて空母艦内に侵入するのだ。

我々は内務省の秘密組織にて特殊部隊。
表面上却下されたBCWを空母内で独自に開発し続ける情報の元、証拠のデータを回収するのが任務なのだ。
恐らく艦内はBCWで混沌たる状態であろう。

「降下ぁ!」

あたしは雨垂れのように、ヘリから降下した。



艦内に侵入すると早くもBCWに発見され戦闘になってしまう!

―-あの炎のような赤い生物……

「サラマンダー!」

大きなサンショウウオのような生物が牙だらけの口から長い舌をだらんと垂らしている。
天井を逆さに這いながらあたしに向かってきた。
一匹じゃない。何匹もいて前足には敵を切り裂く大きな爪がある。

―-先頭の一匹があたしを目がけて飛びかかってくる!
―-リアサイトを覗く時間は無い。

勘で敵に銃口を向けトリガーを引く。
ヤツは銃弾を跳ねて避け、反対側の壁に張り付いた。

「動きが素早すぎる!?」

だが、あたしはすぐにそれの動きを見切った。
―-着地の際に僅かな隙が生じる。

今回の作戦を遂行する為、対BCWの訓練を受けてきたのだ。
着地地点を予測し、ヤツらの頭部を狙う。

パンッ!!
頭部が砕け散り、肉塊になる仲間達を飛び越え、ヤツらはなんとしても、あたしの首を狙ってきた。

―-採用されたら確かに核兵器ね!!

内心、自国の兵器になり損ねた不採用であるBCWを頼もしくも思う。

ヤツらは銃撃を阻止しようと長い舌が拳銃に絡んできたが、メタルエッジで一閃する。
飛びこんできたヤツは空を噛ませた後に叩き斬る。

何匹かを通路に残したまま、あたしは先を急いだ。

すると、突然艦内放送が流れる。

「「起爆装置作動。乗員は直ちに退艦してください」」

艦内のパトランプが騒ぎ始める。
あたしの無線機も鳴る。上空で待機するヘリからだった。

『作戦失敗だ!! 離脱す―-ッ』

―-ボカーンッ!!
回転翼の凄まじい騒音ではない。ノイズとも違う……。
明らかな爆発音とともに通信は突然途切れた。

―-まさか…ヘリが撃墜されたの?

これじゃあ……生きて帰れないじゃない!?

―-ジュジュッ!!
もう一度、無線機が鳴る。

『こちらギルティ!! イノセンス……状況送れッ!』

別行動をしているコードネームギルティの橘中尉から通信だ。

「こちらイノセンス! 状況は…」

『ク……ッ』

あたしが話している最中に彼から舌打ちが聞こえてくる。

『ダメだッ!こっちは無線が壊れていて聞こえない。いいか、ヘリが撃墜され、退路が断たれている。離脱するには艦内にある小型ボートを奪取するしか方法は無い。PDAにボートのある位置を送信するから聞こえていたらそこで合流だッ!』

この連絡後に無線機からノイズが鳴り響くため、あたしは無線の電源を切り、PDAにてボートの位置を確認した。

橘中尉と合流しなければ……

『……イノセンス…………死ぬなよ』

橘中尉ぃぃぃ!!
なんとか彼と合流しなければ―-

PDAに従い、通路を進むと混乱した空母勤務の白衛官ともすれ違うが、戦闘にはならない。
秘密を隠ぺいするために空母ごと沈めて全員を犠牲にするのでパニックになっているのだろうか?

ボートの位置手前までたどり着く。
近い広間に出ると奥から黒いロングコートで身を覆う大男が大股であたしに向かって勢いよく走ってくる。

―-あれは、チェイサー!?
人型のバイオサイボーグ。兵器でありながら自己判断で任務を遂行できる。
恐ろしいのは……人間と同じく銃火器を扱えることだ!!

銃を構えたときには、大男は目の前だった。

片手で無造作にあたしの胸ぐらを掴み上げると、もう片手には大きな拳銃を握っていた。

「ぐぅぅ…は、離せぇ」

圧倒的な力の差で、あたしは呻き声だすことしかできない。

―-ここまでか……儚い……

あたしは死を覚悟する。
銃が撃たれる前に、もぅ意識が…………

―-ダダダンッ!!
突如鳴り響いた銃声。
あたしは解放され床に崩れた落ちた。

あたしが撃たれたのではない。
大男の背中に銃弾が撃ち込まれたのだ。

「ハァハァハァ…中尉ッ!」

そこには大男に機関拳銃を構えた橘中尉の姿があった。

「この先にボートがあるから行けッ!脱出に成功したら本部にエマージェンシーを送るんだッ!」

あたしは大男を振り切って橘中尉の後ろへ飛び込んだ。

「……ハァハァ……中尉、ありがとうございます」

「これを持って行け」

橘中尉はあたしにUSBを渡してきた。受け取ったあたしはすぐにポーチにしまう。

「せ、生体兵器のデータですか!?」

「……そうだ。だが、真相は違う。それはBCWのデータを回収し、この空母を極秘に沈没させ、証拠を隠蔽しようという政府の陰謀なんだ!」

「な……どういうこと!?」

チェイサーと呼ばれた。大男はゆっくりとあたし達に向かってきた。
仮面のような顔から僅かに口角を上げて余裕の表情を見せている。

「このUSBを我々が持ち帰れば……BCWは正式採用される! そして―-」

チェイサーが銃をあたし達に向けてくる―-!!

―-ガンッ!!
チェイサーが大型の拳銃を放つ。
咄嗟に橘中尉はあたしを庇うように―-

「ぐわぁぁ」

「橘中尉!」

弾丸は中尉の肩を貫通する。
噴き出る血をあたしは止血しようとするが―-

「俺はいい…早く行くんだ!」

「中尉まさか…」
―-命を犠牲にしてまで、あたしを逃がそうと!?

「行くんだ、桜木!」

橘中尉はあたしを怒りの形相で睨みつける。

「私も戦います」

あたしも銃をチェイサーに向ける。

「ダメだッ!この任務で死んだ仲間たちの死を無駄にするなッ!」

「で、でもっ!」

「桜木!頼む。行ってくれ」

橘中尉は立ち上がる。
このままじゃ……彼が死んでしまう。

「だって…だって…あたし…橘中尉の事…」

もう何も怖い事なんてない。あたしもここで死ぬ!!
あたしも橘中尉の隣に立ち、チャイサーに銃を向けた。

「桜木ッ!俺は……お前のことをずっと前から好きだった…。
こんな時代……男達の寿命は短い……どうせなら、この命……愛するお前の為に使いたい」

「た、橘……中尉…」

まさか、橘中尉もあたしのことを……。


「うらら……愛してるぜ」

すると橘中尉はチェイサーに向かって駆け出した。

―-!?
―-その手には手榴弾が!

「橘中尉ぃぃぃぃッ!!」





彼はチェイサーを道連れに自爆した……

あたしも急いでボートのある次の扉を目指し走った。
体当たりで扉を開け、すぐに目を閉じたまま扉を閉める。

彼の飛び散る肉片を見ることができなかったからだ。
あたしは泣きながら扉に崩れ落ちた。

「橘中尉…あなたの子をきっと無事に産んで大切に育てます……」


ここで妄想中なのか夢の中かが、混乱してくる。

「……ってあたしは橘さんとHしてないのに橘さんの子が産めるわけがなーーーーいっ!」

ここまで模索しておきながら任務なんぞどーだっていいことに気づく。
自分で考え、深層心理の夢を見ておきながら「残された身にもなれよ」と自分と偶像の橘にツッコミを入れる。
チェイサーが手榴弾一発で死ぬはずねーし。

―-もうすぐ起きる時間。
目を閉じただけの休息とレム睡眠による浅い眠りから覚めて「今日は仕事終わって帰ったらすぐ寝るべ」と後悔する毎日なのだ。

結局、夜更かししてしまうのだが…(>_<)

だが、今夜も考えるのだろう…あたしは孤独な妄想家なのだから。

既にネタはある!

あたしは元特殊部隊所属の傭兵だ。

そんなこんなで依頼が入る。
コロポックル(妖精)達の暮らす森に魔獣が現れたというのだ。

人権のない妖精的な立場である彼らは警察に頼ることができない。
動物同士の争い、自然の定義され、魔獣が人間を襲わない限り、白衛隊の治安出動命令が出ないのだ。


しかし、傭兵は違う。
どんな危険な依頼でも国防省の秘密組織から非公式の依頼が入り、支援のない危険な任務に服するのだ。

魔獣の棲み処となった千波山に足を踏み入れ…………


―-と、
なぜ時間の無い大事な朝の寝起きに妄想力が発揮されるのか?
ベットから脱出できないからじゃない。
起きてすぐに行きたくなるトイレまで我慢してまで妄想に耽る。

なんで、こんな時に頭が冴えるのぉ?

でも、昨晩は簡単には寝付けなかった理由がある。

今日は月末。
バイトをしている職場で棚卸があるのだ。

そして早番でも遅番でもない。
億劫なオープンからクローズまでの通しなのだが、大好きな店長の橘さんと一日中一緒にいられて、しかも金がもらえる伝説の日だ。

職場にはアダルトグッズも多々あるので、興奮した橘さんに性的に襲われてしまうかもしれない。
拳銃(おもちゃ)を携行していかねば危ない。
だって、襲ってくるのは橘さんだけじゃない。
強盗だってくるかもしれないし、そんときゃ流石に橘さんが泥棒に掴みかかって「桜木ッ!ここは俺にまかせて離脱しろっ」なんて言うのだろうな~。

「橘さんをおいていけないわ!」

「俺はお前を守る為に生まれ、今まで生きてきたんだ!早く行け!」

―-行けない!
あなたをおいていくなら……あたしもここで死ぬぅ!

ピピピッ!!(目覚ましの音)

「…びゃびゃっ!遅れてしまう~~!?」

時間が無い時の素早い行動も即応体制の訓練になるのだ。

こんな感じでスクランブルな毎日をなんとかこなしていく--



組織に出仕したあたしは事務所でデスクに座っていた店長にビシッと気を付けをして敬礼する。
【出仕】※職場に出勤


「桜木中将現在地ッ」
※私はここにいます

橘さんは立ち上がり、サッと敬礼をして力強く残心しながら戻す。
この二動作を小沼式敬礼という方法らしい。
橘さんの敬礼が終えたのを確認し、あたしは敬礼から気をつけに戻る。

「桜木中将…今日は過酷な任務だが、わが軍は敵の攻撃により壊滅的な被害を受け、生き残ったのは俺と中将の二人しかいない。今日も頼むぞ」

「はっ!」

「では、ブリーフィングに入ろう。本日は任務終了後に棚卸を行う。補給部隊が全滅した以上、我々で重要な需品の数々を管理するのだ」

「はっ!」

「質問?」

「なしッ!!」

「課業開始!」
※仕事を始めろ

「ははっ!」

あたしは再度敬礼をし、橘さんも先ほどのように小沼式敬礼をあたしに返す。
そして、あたしは敬礼を戻して任務にかかった。

因みに橘さんをあたしは大尉と呼んでいる。

あたしのエプロンは作業の為だけに装備している物ではない。
腰に巻いた弾帯のホルスターには拳銃がある。これを客に見られるといけないとのことで絶対にエプロンを装備することを指示されている。

店の名は『閑古鳥書店』といって、その名の通り閑古鳥が鳴いている状況。
店員もあたしと数名のアルバイトがいるだけで、橘さん自身も雇われ店長だ。
店の経営は風前の灯といわれている。


さてと、基地内のクリーチャーを排除しなければ。
※店内清掃

まずは、アダルトコーナーから潜入しよう。
当初は、商品の陳列が乱れてないかチェックして直していく。

客どもがきちんとあった場所に戻せば、こんな作業必要ないのにバカな話よ。
1000ゼニの商品を10000ゼニで買う器量もないのにマナーのなってない生ゴミ野朗が多くて困るわ。

すると刺激的なパッケージが目に付いた。

「こ、これは!?」

あたしの好きなラノベがなんと18禁のアダルトアニメになって置いてあったのだ。
どんな最強モンスターでも討伐し、雌なら種の繁栄を大義名分にレ○プするハンターを描いた作品『モンスターレイパー』だ。

「はわわわわわわ!」
あたしはパッケージを手に取る。

狩れないハンターなのに依頼が殺到する。
というか、主人公なのに敵っぽくて、初期から割とレベルが高いのに苦戦してるようで、心配はできない。
この作者もとうとうアニメ化までされるようになったか~。
さてさて原作からアニメはどう変わっているのだろうか?




「桜木中将…桜木中将ってばよ」

突然、肩に手を置かれギクッとなった。

「ひゃあっ!」

橘大尉だ。
あたしに気づかれずに背後に近づいてビビらせるなんて流石だわ。

「中将みずからアダルトコーナーの清掃させて悪いな」

「えっ…あ、いやぁ。橘大尉もレジ開け業務してたから…」

「んっ!? 何だそら?」

AVを取り上げられた。

「モンスターレイパー……。
生本番……
生中出し……
孕ませ子作り……」

そこまで読むんかーーーっ!

「ひーっ。それ落ちてたんですぅぅ」

見られてしまったーー。
あたしがその場から撤退しようとしたら、

「桜木中将」

呼び止められた。

「…はい」

「状況中(営業中)のアダルトコーナーは女人禁制とするので注意してな。先日クレームあったんだよ。
……中将のことではないと思うが、女の店員が明らかに直置きのエロい中古本を漁ってたって…その人はアダルトコーナーに入れずに困ったらしい」

それ、あたしだ。
……あるラノベを探していたのだ。

「じ、自分ではありません」

あたしは気を付けをして、やや上を向いて視線をずらす。

「…そうか。上官に対する虚偽の報告は軍法会議だから注意して任務を続行してくれ」

「イエッサー」

また小沼式敬礼のやり取りで別れる。

橘さんは階級で呼ぶなら大尉がいいらしい。
理由は言いやすいからだとのことだ。
あたしは中将を採用した。ということで大尉の命令を聞く中将になってしまった。
大将ってガキ大将みたいだから。

しかし、好きな男にAVのパッケージ見てんの見られたらビックリするな。

失態ばっかりだ。
棚から商品を落として何もなかったかのよーに戻してポルターガイストのせいにしたら怒られ、基地内を巡察してたのに徘徊するなと勘違いするし、早とちりな大尉だぜ。


なんだかんだで、本日も営業時間が終わりに近づいた。
客もいねーし、レジ締めする前にモンスターレイパー買ってかなきゃ。

てめぇでテメェの買いモンのレジやっかと思ったら…なんで大尉がレジにいんだよ。
いつも店長室に隠れてるクセに。

天の神様見てますかー?
日本一タイミングの悪い女って大会を開催してくださーい。
この芸術的で天文学的な確率を無視したこのタイミングの数々を記録してよ。

なんで嫌なことは当たるのにいいことはあたらないのだろう?

「おお。何か買うモンあんの?」

「ああ…橘大尉がレジ締める前に精算しようと思って」

「モンスターレイパー」を渡した。

「ああコレならもう中古で売りにきた人いるからキズチェックの鑑賞用プレイヤーで見てけば?」

「ギョギョッ。売りに来た人いるんですか?」

「うん。まだ新作だから他店の中古の値段見てからにしよーと思ってな」

「じゃ、じゃあ鑑賞します」

商品棚に戻しに行く。たまには、良いタイミングもあるもんだ。
でも、神様に文句言ったタイミングで良いことが起きた。

まぁどーせ……次はあたしにバチを与えるのだろう。

業務終了

無事に棚卸も終わり夜の十二時になってしまった。

「桜木中将。先に帰り支度したら店長室で見てていいよ」

大尉が客から買い取った『モンスターレイパー』を渡してきた。

「ありがとうございます」

帰り支度をすませるが拳銃は家に帰るまで装備しておく。
好きなノベルの主人公が使った銃のモデルガンだからできるだけ離したくない。


店長室なんて入ったことないから楽しみだ。
事務室はマルチルームになっていてその先の扉を開けたことは無い。
※部屋の中に別の部屋に行く扉がある。

入ってみるとテーブルにパソコンラック型の机の上にポータブルプレイヤーがあった。
冷蔵庫とパイプベットもある。

万が一の仮眠所とか体調悪くしたスタッフ用になってんのかな?

驚くのはモニターの数だ。店内が映っている。
監視カメラで任務中の店員の行動が記録されていたのか。
虚偽の報告バレバレやないか!

赤字経営のクセにバイトの動きまで監視しやがって!


とりあえずアニメを見よう。
あたしはモンスターも好きだし、傭兵も大好きだ。

狩ったモンスター娘を逃がす条件で抱くなんて、主人公にあるまじき行為……鬼畜よ。


人外モンスターでもイイ女ならレ○プされる。
あ~いっそ橘の野郎、あたしを襲ってくんねーかな。

彼氏いない歴じゃなくて…純潔更新記録は日々更新中だからギネスに連絡すっか。
10代の純潔女子は毎月国から5万の純潔補助金が受けられるとかなんねーのかな。
ヤリまん防止法とか作ればいいんだよ。

この国が本気で売春を禁じているなら!

……でも、レ○プする男は死刑よ。
「だって合意があったんだもん」なんてほざいてもダメッ!

ペニスおっ勃てて、突っ込んでんのに何で罪を認めんのか?
まぁ石田尚樹のような同意の取り方も認めてはいないけど。
※MonsterRaper(仮)参照

でもレイパーのクセにすべて女の子の合意の上にHしてんだよな。
何度読んでも、このアニメでも実際はレ○プじゃねーしなー。
しかし、原作は何故に(仮)なのだろうか?



あっエルフのワルキューレとのHがアニメでもカットされてる!?
ここ重要だったのに!
制作会社…いや原作者に直接手紙を送ろう…ディレクターズカット版の作成と横着すんなって。
あと(真)版をいつまでフリーズさせてんだって!

※私の『無料で読めるケータイ官能小説』を読んで頂いた方であれば理解できます。

ガチャリと扉が開き、橘大尉が入ってきた。

「お疲れ様…」

疲れた面構えで言い放つ橘大尉。
あたしは立ち上がりって小沼式敬礼をする。

「服務中異常なし」

「どう、モンレイのアニメ?」

「はっ……何故か、エロアニメなのにエッチシーンがカットされており、原作どおりでした。それでもキャラが想像どうりの姿かたちだったので感動しております」

「そうか……俺はあの作者なら援交モノが好きだけどな」

「援交モノですか……?」



―-カチャンッ
あたしが戸惑ってるとドアノブにある鍵が内側からかけられた。

「はっ!?」


この後、橘大尉はとんでもない一言を言い放つ。


店には二人しかいないのに…ルームクリアでしょ!?
※この部屋は制圧している


「桜木中将、頼みがあんだ」

「な、なんでしょう? ルームクリア…」

橘大尉はエプロンを外すとおもむろにぶん投げた。


「後で警察に自首するから……その……桜木中将を今から強○するよ」

サーっと神経がつま先から始まり頭の毛穴から何かが抜け出ていくような感じがした。

強○……?
あたしを……?

レ○プするってことぉ!?

―-た、大尉が近づいてくるぅ!?
近接戦闘準備。
サイドアームで迎撃しないと…やべぇ国境を越えてきた。
※サイドアーム..近接用の武器
専守防衛の観点から先制攻撃できない!

どうすればいいの?
ということは初一本はヤられないといけないの!?
※「はじめ!」の号令で突かれる一撃

け、拳銃を……こんな時こそ拳銃を!

あたしは腰の拳銃に手をかけた。

か……かわいそうだけど……直撃させる!!

―-!?
た、大尉がベルトガチャガチャやってる。

「わぁ!」

け、拳銃じゃない…大きい…肉の巨砲だ。
弾薬は自らのエネルギーを使う給弾方式……?
己の体が最大の武器!
だ、第4世代のモビノレスーツ????
ドドドドドドーベンウルフッ!!!???
ダダダダダダダダッダダブルゼータ!!!!!
ザザビーって本当にダブゼよりすごいの?????
パパパパパパパジールより、クイーンのマンサの方が強そうだもんッ!!!!

「ひやぁぁ」

大尉の手が伸びて、あたしの腕をとって引き寄せる。

ち、近すぎる!
サイドアーム!!!

彼があたしの顎を掴み、ぐいっと持ち上げたぁ!
か、彼の吐息がぁぁぁぁぁぁあたる!

「わぁぁぁ―-っ!?」

覚悟を決める間もなく唇を塞がれた。
あたしはドラマとかを想像し、目を閉じて………って目を閉じた瞬間に大尉の唇は離れていく。

「悪いな……」

はぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁああぁぁぁぁ。
かっこええぇぇ……。

でも、ちゃんと準備をさせろ!

「んんっ…お、おのれぇ…何でキスしたの?」

「好きだからかも」

―-あたしが好きなのか?
―-キスが好きなのか?

「あたしは橘大尉が好きなのにぃぃ!」

――!?
ぎゃぁぁぁぁぁぁぁぁーーっ。勢いで告白してもうたッ!


「ああ、じゃあ…双方合意ありってことで犯罪にはならんな…」

「ギネスぅ」―-って双方?

はぁぁ顔が熱い…顔だけ南極に2秒間だけ行きたい…。
あたしの脳は整理がつかない状態……ハードディスクじゃないけど最適化してくれぇぇ。

両手をあたしの肩に置いて、いかにも椅子に座れという負荷をかけられる。
今度は何をする気なの?

びよん!

チ×ポだ!!

目の前に巨砲があたしの顔をロックオンしてる。
―-ゼロ距離。
やや上向きなのは迫撃砲の類か?
砲身の割りに口径は小さい―-!?

「ほら、パクついていいぞ」

混乱する。
あたしは望んでないのにペニスを欲しがってると勘違いしてる。

でも、このままじゃ顔にペニスがあたっちゃう……。

パクって咥えないと顔にあたっちゃうんだってば!

口の中に精子を放出する気なの?
口内で撃発なんかされたら…あたし……死ぬ。


あたしの死体は口から精子がドロドロ出て……
検死の結果『口内射精によるショック死ですな…顔つきから見て壮絶なるフェラチ…』

「桜木中将。君は衛生兵だ」

―-はっ!?
「衛生兵でありますか……」って流石に騙されないぉ。

「さっさと咥えねーか!」

強引に両手で砲身を祈るように握らされ、
強引に頭を掴まれ生グロい巨砲が徐々に目の前にぃ……

「い、いたらきましゅ」

パクッと怒ったような血管の浮き出る肉砲を咥え込んだ。
―-苦い。

この状況で歯をたてれば、一撃でKOできるのかな?
でも、この日のために自己訓練をしていたのだ。

バナナ、ずる剥けペニスに改造した魚肉ソーセージでフェラの訓練をしていたんだが………
訓練ではペニス側を動かしてた…こんなに顎を酷使するなんてぇ。

とにかく口の中で舐めまくって、彼の陰茎内部に溜まった血液を緩和して海綿体の緊張を解くんだ。
衛生兵ならそうするのか?
ここまでサービスしないだろ?

「なかなか上手いな」

彼の片手はあたしの頭をナデナデしてきた…。
悪くはないのだが……。

「ちゃんと尿道も吸って」

なぜ、実戦というのは訓練しても想定してない状況が入ってくるのだ?
舌に亀頭を乗せ、ストローを吸う感じで尿道をチュウチュウする。

「若干痛むが、気持ちーよ」

彼は両手人差し指で、あたしの耳の中をホジホジしたり、髪をいじって勝手にポニテを作る。

「うっ…」

橘大尉がうめいた。
口の中で熱いのが気持ちよさそうに蠢くのがわかる。

もぅすぐ精子が出そうなのかしら?

「よし…胸を使え」

「ちゅぱんっ。あ、あたしの胸のサイズでは気持ち良くなれませぬぅ」

しゅっ、出資者は無理難題をおっしゃる…。
つーかどこまでヤるつもりなんだろう?
まさか生中出しまでされんのかな?

か、勝手にTシャツをめくり上げ…あたしも自動的にバンザイしてしまう。
脱がせたTシャツをおもむろにブン投げやがった。
どこに置いたか掌握しなきゃ敵に居場所がばれるだろう。
ぷちっとホックも外され小学6年生から発達してない、あたしの胸がぁぁ。

「これではパイズリできんな…」

だったらすんなよ。
社会保険が使えない男の病院(風俗)に行っちゃえ。

「顔面にブチ撒いてやろうと思ったんだが、口ん中で射精して精子を飲んでもらうことで手を打つか」

橘大尉は、また銃口をあたしの口に照準してきた。
勝手なことばっかり言ってこんな人だったなんて……。

つーかブチ撒くとか……
「張りがあって可愛い♪」とか言えよ。

「うごごぉ…っ」

躊躇せず、口の中に刺しこんでくる。
間違いなく、いつもの橘大尉じゃない。
………欲情した男は野獣化する。

橘大尉は理性のある方だと思ってたのに……。
それとも、あたしだからか?


ペニスが握れないほどに押し付けられ密着されてる。
大尉の腰を抱くようにしてパクついてるしかない。

絶対に大量に精子を口の中でブチ撒かれる……
口内はキャパオーバーで精子を飲まなきゃ窒息で死んでしまうかもしれない。

大尉は精子を飲み干すまでペニスを絶対に引き抜かないぞ。
咥えたままで「ごっくん!」しろと?

これはもはや○問だ。
女スパイは性的に○問することがルールである。
※うららの意見

ガッツリ陵○し、強○的に妊娠させ仲間にする敵の作戦なんだ。
お腹の子に罪はない。
どうすればいいの?
非情にもお腹の子の父親を殺して脱出すればいいの?


「んぐぐ…っ」

髪を両手で鷲掴みにしやがる。あたしが逃げないようにだ。

噛みついて緊急回避するか…でも、この口の中のペニス君は何も悪いことしてない。
橘大尉の意志命令によるものだ。

噛んだら……かわいそう(チ×ポが)

橘大尉に痛い思いをさせてやりたい!
でも、橘大尉にいいようにされてるチ×ポ君を噛むなんてできない!

カマキリとか雄を食べる雌もいるけど、
あたしは今、男を食ってる?

男というものは、女より力がある。
男は五体満足で死んではならない……
女のために力尽き……朽ち果てる……そして泣かすのよ。

だから女のほうが寿命が―-!?

「このまま出すから絶対こぼすなよ」

―-んにゃあッ!!
橘大尉の言動にはムカつくけど、チ×ポ君や命のある精子に罪はない。
もし吐き出したりしたら精子は空気に触れ窒息する?
※うららの知識です

あたしの体内に栄養源として吸収されれば、世に出た意味があるのかな?
苦しまずに死ねるのかな?

―-あ!
ペニスがガチガチに硬く熱く脈打つぅ。

―-これが射撃準備っ!?
―-熱くなった!

「くぅぅ、出すぞっ!」

大尉の動きがピタッと止まり、あたしをペニスに力強く押しつけてきた。

「イク……くっ…」

―-どびゅ!
どびゅびゅびゅぅ!!

「ぶももぉぉぉぉっ!」

めっちゃ思いっきり口の中にブチ撒きやがった!
熱いのが、びゅっびゅっ出まくってる。

「飲めっ!」

つったってビクつくペチ×ポ君が暴れまわって……邪魔で精液がまとまんない。
※言ったって

と、とにかく精子を飲むしかない。
橘大尉のオーガズムの為に放出されただけなんて、気の毒すぎるから飲むのだ。
あたしの体内なら安らかに逝けるだろう。

命ある精子を男はムダに垂れ流す!
恥を知れ、俗物!

「んぐっ!んっ…っん」

喉が鳴る…。

―-ゴク、ゴク、ゴクリ、
数回に分けながらなんとか飲み干した。

―-ちゅぱん…っ
解放された。
でも、明らかに精を出して放心状態でピクピクしてる砲身チ×ポが痛ましい。
舐めて癒してやらねば…

あたしは口から強○送還されたペニス君を舐めて勇士を称えた。

「そんなにチ×チンおいしいのか?」

おいしくねー、苦いよ!
でも、ここで不味いと言ったらペニス君の立場はどうなる?
本当なら橘大尉に噛みついてやりたい。
でも、こんなに頑張ったペニス君を不味いなんて口が裂けても言えない。


苦い!「チンチ×おいしい……」

あたしはペニス君の勇士を称えるために言った。

「チンチンだけじゃなく、精子も高タンパクでアミノ酸も入ってからおいしかっただろ。ヘタなサプリより、よっぽど栄養あるんだぜ」

自分で飲めるのか?

命がけであたしに吸収される精子にも不味いなんて言えねー。
それこそ無駄死にじゃねーか。
何億の命がこの射精で死んでしまうの?

―-んちゅっ
「…………おいしかった…」

―-びく、びくん!
ペニス君が、上下に動いてお辞儀した?
いい子だ…やっぱり大尉にいいようにコキ使われてるんだわ。

「次は俺が桜木中将のマ×コを舐めてやんよ」

「ひやぁぁ」

あたしはベッドに突き飛ばされた。

これが押し倒されるってヤツ?

どうせなら、ささえながら押し倒してほしい。
女の子の身体は丈夫じゃないのだ!

ベッドに押し倒されたあたしは少しは抵抗しようとしたが、あたしの前で膝まづいてコンバットブーツのヒモを解く大尉の姿を見たら何もできなくなった。

緩んだコンバットブーツとズボン、ショーツを剥ぎ取られてはブン投げられた。

靴下を残し全裸となる。

「ふふふ……旨そうな身体じゃん」

「あぎゃあぁぁ」

「いただきます」


胸に食らいついてきた。超くすぐったい。
すげえ勢いでチュウチュウ吸いつきやがる!
のどが渇いていたのか?
でも、わかんねーのかな?
いくら吸ったところで、でないんだぉ!

「うめえ!」

大尉…ラリってる。
絶対うまいはずないのに。

でも、なんか嫌な気はしない。

あっ!
潤う。
大尉の野郎……昔の外国アニメにいた兎が人参に食らいつくみたいな愛撫で色んなとこに吸いつきまくりやがる。
※×ックスバニーのことのようだ

「どれ、下腹部もテイスティングするかの」

なんだかんだ30過ぎのオヤジ!

踝を掴まれ、くるんっとまんぐり返しの体制にされた。
究極の恥ずかしさ。

大尉は両手親指でマ×コを広げ、唇を押しつけてきた。

「いただき」

熱い舌がクネクネとあたしん中で動く。

「もぽえ~」

目をつぶって流石のあたしは彼の舌使いを堪能する。

卑猥だが、入念に舐めてくるのに一生懸命さを感じる。
先ほどの口内射精は……多少は許してやろうかな……。

微かに大尉の顔が見えるが……あたしのアソコを舐める彼の顔はおいしそうな表情ではない。

若干、苦しそうにも見えるが舐めさせておこう。



「そろそろ準備はいいみたいだな。四つん這いがいいだろ?」

クンニをやめてバックを要求してきた。
あたしには精子を飲ませるまでしゃぶらせたのに……。


お尻の穴が丸見えなのが恥ずかしいな。

「優しくはできんぞ」

純潔処女に言うセリフか!
大尉は、このやり方で今までの人生を歩んできたのか?

「お、女の子を強○したこと……。
ちゃ、ちゃんと警察に自首して……30年間重労働の末、硫酸飲んで苦しみながら死ぬ覚悟はあるんですね!?」

あたしは少しキレ気味で四つん這いになった。

大尉はあたしの腰を片手で掴み、既に硬さを取り戻した肉砲をアソコにあてハメたと思ったら、容赦なくガチな力で押し込んできた。


―-ずぶずぶッ!!

「ぎやぁぁぁぁっ! 痛ぁぁぁぁい!!」

「我慢しろ」

痛みで泣き叫んでも躊躇せずにバンバン腰を打ちつけてきやがる。

―-これがセックス?
こんな痛いこと、哺乳類、爬虫類、鳥類……殆どの生物がしているのか!?

女の子は、全生物の雌は引き裂かれるような思いをしなきゃいけないのか?
ただでさぇ生理もあんのに。

「このっ…このぉっ」

大尉の野郎。
あたしに怨みがあるがごとく激しく突きまくりやがる。

「激しく動かないで!」

「いっぱい動かない精子出せないだろ」

大尉はそう言うとピタッと動きを止めた。
―-なんで、止まったんだ?

「続けてくれと言わないと動かないよ」

だったら抜けよ…と言うと怒んだろうな。
「続けて」って言ったらあたしがセックスを望んでるってことになる。
これでは、裁判で争うときに「合意あったんだもん」って大尉が言ったらあたしが負けるんでしょ。

刑事裁判で無罪を訴えるつもりね!

どうすればいい……
ここまで展開しておきながらセックスを終了したらペニス君がかわいそうだよ。

「う、動いてください」

ここまできたらヤるしかないでしょう。
橘大尉の為じゃない!

パンパンになったチ×ポ君のために耐えるのだ!


「しょうがねえアマだな~」

大尉は満足げに微笑み、再び腰を揺さぶり始めた。
両手はガッチリ腰を掴みこんでいる。

「このまま膣内(なか)で出すかんな」

「ひぃぃぃ」

陸上出身なのに男根巨砲主義だ。
膣内射精(生中出し)される前に大尉を撃沈していいのか?
膣内射精されて初めて、撃沈していいのか?
専守防衛委理論からして一度攻撃を受けんといかんのか?

「でも…あ、赤ちゃんができちゃいますよね?」

「作ろう」

「え”!?」

すると、一気にスパークして何も考えられないほど細かく激しく動いてきた。

―-パンパンパンパンッ!!
容赦なく打ち付けてくる。

「この!」

―-ブチッ
「いだぁぁぁぁい!」

力強く、一気に奥まで叩き込んできた。
とにかく彼はがむしゃらに腰を振りまわして―-

「桜木中将よ。発射準備完了だっ!」

「ま、待ってマジで中で出すんすか!?」

「もう……ガ、ガマンできん!!」

もう中で砲身ごと爆発しそうな感じが伝わってくる……
やられちゃう…あたし、撃ち込まれるのに命を宿されちゃう。

今まで、ノベルやビデオで感じたHとは程遠い。
痛いし、怖い。

想像していた初体験とは全然違うけど……


「桜木中将!出すぞッ!」

相手が好きなってことが何よりも幸せってだけでいいのかも。

―-どく!
どくん、どくん!!


あたしの膣内(なか)で大尉の肉砲が暴発する。
勢いよく灼熱の精子が体内へ注がれていく。

ね、熱でお腹が満たされてゆく―-

「ん、ふああああっ…熱いよぉ」


ぐったりした、あたしに彼がかけた言葉は…

「まだだ、もう一回出したいな」

大尉は再び乱暴にもあたしを同じような体勢にさせた。


「ま、まだ出るの~?」


男の砲撃は一発モンの使い捨てロケットランチャーと同じよ。

「うるさい!素人は中将が初めてだ。もっとやる」

今の今までプロとしかHしていないってことか?

もう一度くるっと回され仰向けにされた。

「俺が全責任をとる。今もこれからも…」

「ちゃ、ちゃんと……あたしの男になるってこと!?

「うむ」

か、彼氏ゲットした!?





「うららを大切にするよ」


―-ひゃぁぁぁぁぁぁぁ

「なら、思う存分、出していいよ♡」

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DIESEL文庫 2022/12/09 22:21

お姫様に成れない…

愛子は出演したAVをキッカケに、
売れっ子の高級ソープ嬢となる。

そんな彼女に禁断のオファーが!?

愛子! ちょっと、、」

休憩室に飛びこんできたのは若手の店長、
急げ急げと言わんばかり、小刻みな動きで私を惑わす…

「急いで」

「…むぅっ 私、休憩中なんですけどっ」

先ほどの客と別れて10分も経ってない。
ちくしょーって叫びたくなる衝動を抑えつつも、店長には時間外ってのを認識してもらう。

「VIPだ。 初めての芸能人対処だし、愛子しかいないから頼むよ」

…っ、流石に若いながらも幹部だ。
人の使い方を心得てる。

『んで、芸能人って誰だろ?』



サービスルームに向かうと、既に芸能人という客がベットに座っていた。
帽子にサングラス、マスク、マフラーにコートの90年代初期の犯罪者ファッションだ。
わずかに見える隙間からは若々しい青年であることがわかる。

『おっと、これは…』

風俗に来る客にコソコソする男はいるけど…
これは極端だな~。

「シャワー浴びましょうか。
ここでは恋人同士なんだから恥ずかしがらないで」

にこっと笑顔で彼の前にしゃがみ込んで手を膝の上に置く、

彼は動揺しながらも帽子やサングラスを外していった。

『!?』

あっ! 若手イケメン俳優の火島広樹じゃないの!?
ドラマでは必ずヒロインを泣かすという…
なんで?
なんで?
どうして?

っといけない。
私はプロだ。
誰が相手であろうと―‐

…いつものように真心を込め奉仕するのよ!

シャワーを浴び終わって、
いざ、口淫♪

「まぁ ご立派ですわねぇ」ウソだけど…

彼はしゃべらないし、接客はしにくい…。
そして…最高にペニスは小さかった。

「失礼して、頂きます……はむはむ…」





「………」

オチン×ンは起たない…。
私のテクが、通用しないってこと?

すると、
彼は困った表情で、

「あの…ありがとうございます…もぅ大丈夫ですから……あなたのせいではありません」

プルル…
部屋の内線電話が鳴る。
時間は、まったく経過していないのだが?

「んにゃ」

「愛子、お客様と一緒に待機しててくれ。 今からソッチに向かうから」




―‐応接間

「実はウチの火島は体調不良でして……
つまり……性交渉が思うように…」

彼のマネージャーさんが重い口で説明するのだが、

「インポってことですか?」

店長は唐突に質問した。
コイツはYes、Noがハッキリしないのを嫌う。

「こらっ」

ガッと店長の頭に私の奥義の一つ岩山両斬破(チョップ)を叩き込んだ。

「で、ですね…愛子さんの評判を聞きまして…どんな男もビンビンビビン!とネットに出ていたものですから」

彼はかわいそう…
エッチは人生の潤いと癒しなのに、

好きな人とエッチできないなんて辛いでしょうに…

「私、協力します。 時間をかければ、きっと治りますよ」

するとマネージャーさんは私の両手を両手で握りしめ、

「ありがとう。 あなたが最後の頼みなのです。 医者にもサジを投げられてしまって…火島は演技に精彩を欠いています。 絶対に回復してもらわなきゃいけないのです!」

マネージャーさんは困った表情でさらに、

「しかし、彼の立場上…このようなお店に通うわけにも…」




そんなわけで、
私は一ヶ月の期間限定で火島の専属となった。
お店には、莫大なお礼が入ることになって店長も了承。

だけど、彼の顔は浮かない。
私のことが気に入らないってことはないだろうけど…

『でも、私だってNo1になった意地とプライドがあるわ』


「何分、火島は多忙ですので、スタッフとして移動間は同行してください。」

彼の移動は女の子の声援で鼓膜がつぶれそうだ。

「きゃーっ」

「ヒローっ!」

「ステキこっち向いてぇ!」

「愛してるぅ!」

私も、この間はマスクをしたり、髪を縛ってイカニモって感じのスタッフOLで偽装するのだが…

「あの女ムカつく~」

「ヒロに近すぎ! そばに寄らないで!」

などと、何もしていないのにクレームとブーイングの嵐が彼女たちのそばを通過すると襲ってくるのだ。

―‐楽屋にて

「次の収録まで二時間待ちで~す」


「では、さっそく」

楽屋、
ホテル、
彼のマンション、
車の中、

私の習得した奥義のすべてを尽くしたけど…

彼は回復しない……


身体は健康。
私のテクの問題でもないなら…
ココロが原因?

生い立ち、
家族、

その気品の高さから裕福な生まれと噂される彼にどんな悩みが…?

今や日本中の女性に愛されてる。
そんな彼に悩みがあるのかしら?



「一時間後に雑誌のインタビューです。 食事をすませてください」

スタッフに促された彼に、

「あ、火島さん…お弁当を作ってきたの、
ロケ弁や外食ばかりでは体に良くないでしょ」

「そこまでして頂くには…」

彼は誠実な人だから私も続けてこれるのだ。

「ギャラはたっぷり頂いてますから☆」

にこっと笑顔で彼に渡すと、

「…ありがとう」







「おいしいです…手作りの食事なんて……」

「ほんと? 作った甲斐があるわ」

「………あの…」

彼は非常に困った表情で私を見つめた。

「あなたのような女性がどうして…風俗に…?」

ちかい事は客にもよく聞かれる。

「親が離婚したし、学生の弟もいたしでね。
もちろん、お金のためなんだけど、AVで人気が出ちゃってさ」

私は風俗嬢になったばかりのことを思い出した。

『女の子に優しくされたのはじめてだよ』
『これで明日からまた働けるよ』

「最初は割り切った仕事だったんだけど、私の身体で癒されてくれる人がいるのは嬉かなぁって」

「……あなたは優しい女性ですね。
愛子さんって名前、自分でつけたのですか?」

「うぅん、店長よ。
私の本当の名前はマイよ。
真実の愛と書いて真愛」

「じゃあ、マイさん、
お弁当のお礼に今夜は美味しいお酒はいかがですか?」

彼はテレビの外でも優しい誠実の人。
一緒に出掛けるとなんだかデートみたい。
行きつけの芸能人が隠れて行くバーに連れて行ってくれた。

アフター5って経験がないから新鮮な感じだった。
しかもスタッフとして地味なOL風に偽装してるから、
一度は彼に完全体を見てもらっていても、ちょっと不愉快だった。
バッチリメイクでデートできれば最高なのに……

「広樹っ!」

知らない金持ちそうなオバサンが、突然後ろから声をかけてきた。
ケバい…人のこと言えないけど今の私は薄化粧。
芸能関係者だろうか?

「なんなのその女は?
体調不良とか言って私の相手ができないって言ってたくせに」

彼の知り合い?
何かが…一般人に知りえない何か違う。

「か、彼女は…新入りのスタッフです」

とっさに言い訳をする彼だが、嘘ではないかな?
ご奉仕スタッフだし、

「わかっているでしょうね。 あなたは勝手に恋愛なんかできる立場じゃないのよ!」

なんという怪訝な顔でオバサンは言い放った。

「……わかってます」

「なら、いいわ」

オバサンは去って行った。



「今の人…?」

「制作会社の女社長で…売れない頃にお世話になったんだ…」

「…つまりパトロン?」

彼は顔を赤らめた。

「他にも…何人かいるんだ」

彼は俯いて目を瞑った。


わかった
彼の勃たない理由!
パトロンのオバ様たちに御奉仕を強要されていたんだわ。
男の場合は――-萎えちゃうから。



―‐彼のマンション

「…好きな人とエッチしないと気持ち良くなれないよ……。
って私が言っても説得力ないか…
あなたの体はきっと恋をすれば治るわ」

「恋…」

「簡単よ。
好きな人と手をつないでデートして、目を見て笑ったり、
それからキスしたり」

私は彼の唇をふさいだ。
何度もエッチしたのにキスをしたのは初めて、
彼はまぶたを硬く閉ざし、私のキスを受け止めた。

私たちは長い間、何度も唇を重ねていた。

「んんっ……あ!」

火島広樹とキスしたんだ。
…いつの間に?
これが自然?

「このまま…抱いていいですか?」

「ほぇ?」

ドキドキドキ

「んっ」
彼からキスを―‐

私も忘れていた。
エッチって一方的に奉仕することじゃない。
お互いが慈しみあうこと…

それだけで気持ちが高ぶる。

大きい、硬くなって私の中に入ってきた。

「はっ…あっ…」



「んんーっ!」





「マイさん……君のこと…」

私は彼の口に指を押し当てた。

「言っちゃダメ…」

だって私は…
お姫様になれない…

「よかったら、またお店に来てね」

これが私の仕事……っ





契約は終わったハズなのだが…

90年代初期の犯罪者ファッションで身を固める客…

「………」

「そのカッコ…余計に目立つわよ。
あなたは治ったのだから…こんなトコ来「ダメなんです」

私がまだしゃべっているのに彼は伝えてきた。

「マイさんとじゃなきゃ……他の人ではできなかったんです」




「好きな女(人)…とじゃなきゃ」




「じゃあ、お金で私を私を買う?
仕事であれば喜んで!」

と、言いつつも内線電話の受話器を上げる。
これだけで事務室につながるのだ。

「VIPがおかえりです。
丁重に裏口からお送りして」

「マイさん!」



―‐彼がいなくなったサービスルーム

「もぅ来ちゃだめだよ…」

ああ好き
好き
好き…


そして、やはりAVで一度有名になった私なだけに
彼のスタッフとして周囲にいた私の姿が目撃され、
彼には疑惑の声があがったが―‐

「AV嬢…いまは現役の風俗嬢をスタッフとして雇用していたというウワサがありますが!?」

TVで彼が記者に―‐

「職業が人としての資質を汚すものではありません」

「まさか恋人なのではありませんか!?」

「彼女がそう呼んでいいと許可してくれるなら…」


!!っ
バカ…


「愛子……また例のVIP来たよ。
ニュースは時間がたてばすぐに冷めるから、今日は断ろうか?」

店長が私を気にかけてくれた。
この仕事は―――



「うぅん…いける」会いたい

TVの外でも女を泣かせるなよ…

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DIESEL文庫 2022/12/09 22:04

アルテミスの涙

作品説明
トップ営業マン“石田向樹”は社内恋愛の末、“嶋村優里”と婚約を発表した。

だが、支店長にて同期の女上司“江沼恭子”は優里とビアンの関係で……


序章~アルテミスの涙を手に入れるまで


遅刻するわけではないのに男はフルスロットルでバイクを会社に走らせた。

本社から支店のテコ入れとして派遣されたトップ営業マン“石田向樹”は支店に隣接する1Kの独身寮を断り、自分で支店から離れた2DKを契約している。

通勤手当は十分支給されているが、彼の乗る高級外車も10年目になる。
燃費が悪くなるも13年目、6回目の車検に合わせて買い換える計画のため、125ccの燃費の良いスクーターを購入し、通勤していた。

普段も早出で会社に向かっているが、今日はオフで出勤日ではない。
業務上のトラブルが発生し、支店長の“江沼恭子”に呼び出されたのだ。


目の前には、気の強い同期にて上司の恭子がいる。
怒りに震え、眉間に皺を寄せているが、ちょいとそこらではお目にかかれない整った顔立ちにキャリアウーマンを思わせるショートヘアが良く映えた。

トラブルは石田が率いる飛び込み営業部の社員が起こした契約内容についてであった。

会社は大手通信会社からインターネットと固定電話回線の契約を委託されている。
この契約で得るインセンティブこそが、会社唯一の大きな収入源なのだ。

原因はよくあることである。
「このオプションを三ヶ月間はやめないでください」というものだ。

インターネットの契約をする際に、必要のないオプションに入ってもらわなければ、高額なインセンティブを得ることはできない仕組み(依頼元からの圧力)になっている。
なので、「三ヵ月後には必ず外してくださいね」と強く伝え、契約書にも赤ペンで何重にも線が引かれていた……はずなのだが、

<何ヶ月たっても月々のインターネット料金が高すぎる!>とクレームの電話がかかってきたのだ。

もちろん、この契約時のクレームを懸念しているため、大手通信会社は契約を他社に委任している。
「さすが、本社の仕事って感じねっ!」

支店長の怒声が響くが、悪いのは理解せずに外すのを忘れた客や依頼元のシステムである。
だが、サービス業とは立場上、悪人に仕立てあげられやすい職種なのだ。

石田と恭子は同期だが、恭子は社長の姪っ子だ。
彼女の仕事はオフィスの奥で美味しいカフェラテを嗜むこと……


※※※


「あの女……営業のイロハも知らねぇで……誰が稼いで会社を潤してやってると思ってんだ!」

オフ出勤となり、石田自身が苦情客に連絡し、事は簡単に収拾したが、時刻は定時を1時間越えていた。
その帰りに、同じ支店で働く石田の恋人“嶋村優里”の部屋に寄ってのひと言だった。

「私……支店長がそんな人だなんて思えないわ」

優里の言葉に石田は憤怒の表情で振り向いた。

「俺より、あの女か?」

「そう言っているわけじゃないんだけど……」

恭子の支店の営業成績は関東圏内ではワースト1位である。
それもそのはず、社員一同でやる気がないのだ。

石田はその改善のために派遣されたが、多勢に無勢で、そのうえ恭子派の先輩社員も多く抱え、本領発揮が出来ないでいた。
恭子が態度を変えるのは石田だけなのだ。

それでも、派遣期間は今年度で終了である。
そして、優里という結婚を前提とした恋人に出会えたことだけでも、今回の派遣に意味があったと考えていい。

「気分が悪い……帰るわ……」

石田は来て早々、上着を羽織り、カバンを手に取った。

「えっ?」

立ち去ろうとする彼の裾を優里は掴んで食い止める。
その顔は恋する乙女のように頬を上気させていた。

「きょ、今日は安全日だから……生で最後までしてもいいんだよ」

石田はその言葉を背中に受け止め考えたが、如何せん石田も起伏が激しい男である。
最高のコンディションで彼女と夜を過ごしたかったが……

「だったら、オフ出勤で疲れてる男にかける言葉をもっと考えろよっ!」

石田はそう言い放って外に出て行ってしまう。

優里が借りたマンションの駐車場は契約者以外駐車は認められていない。
石田はバイクを駅前のパーキングまで歩いて取りに行かねばならない。

その道中の出来事だった。


「邪魔な奴がいる……違うか?」

道端に座り込んだ男がぬっと立ち上がり、石田の前に立ちふさがる。
フードを被り、白くこけた顔が印象的だった。

「……どうしてそう思う?」

石田は見透かされたので虚勢を張ったのではない。
自分は他人にパーフェクトな人間として見られたいという性格からでた言葉であった。

「そいつが死ねば……100点……否!貴公なら120点満点と言ったところか……」

「ウチの企業カウンセラーとして雇ってやりたいな……褒め言葉が的確すぎる」

「ふふふ……まぁコレがあれば、証拠を残さず悪人を24時間後に殺せる」

男は小さな小瓶をポケットから取り出した。

「アルテミスの涙……消したい奴に一滴飲ませばいいだけだ。
貴公にはおもしろそうな未来が見えるからタダで譲ろう」

香水の小瓶のようなデザイン。
思わず受け取り、男を見上げた。

「えっ!?」

男は忽然と消えていた。

「死神……?」

たが、確かに手にはアルテミスの涙が握られていた


会社に大損害を与えるあの女を殺す……

「支店長、今度の役員会議の件でご報告したいことがあるので、宜しいでしょうか?」

「何で、定時直前に言うかな~。 別にいいけど、手短にしてくれない」

会社のPCでネットサーフィンを楽しんでいたところを邪魔され、彼女は投げやりな態度でキーボードを叩きながら答えた。

「ここでは不味い話もありますので小会議室で話しましょう」

そう言われて、恭子は視線を石田に向けた。

「わかったわ」

恭子は仕方ないと、机に広げていたクーポン雑誌を閉じ、パソコンをロックした。

「明日はオフだから、早く帰りたいの。あなたに割ける時間は15分よ」と、言って席を立つ。


美味そうな身体をしているのに残念だよ。
その何十万かけてエステで磨いた自慢のスタイルも見納めか……

「では、僕も珈琲を淹れてから向かいます」

石田は途中、給湯室で珈琲を淹れた。
そこに昨日の死神からもらったアルテミスを垂らす。

目薬のような……何か涙のような雫がポツンっと落ちたのが印象的だった。

ああ……勿体無い……大事な子宮が……


小会議室で待っている恭子に珈琲を渡す。

「ありがとう……ねぇ?」

「ん?」

話しは恭子から切り出された。

「あの子とは毎晩やってるの?」

そう言って、恭子はひと口珈琲を飲んだ。
あの死神の言葉が本当なら24時間後に彼女は死ぬ。

「お互い次の日がオフなら」

石田は口角を上げ、自分の珈琲を口に含む。

「そう……だから、あの子とシフトが噛み合わない様してあげてるのよ」

「わかっていますよ。 だからこそ、やる日には『このアマぁ!』って、俺の剛直を渾身の力で突き上げ、あいつの一番深い奥底で熱い生命の源を思いっきりぶち撒けてやるんです」

恭子は怪訝そうな顔で体で表現する石田を睨んだ。

「あの子に男の味を覚えさせやがって!」

―-ピシャッ
恭子はカップ内の珈琲を石田にかける。

石田は動じることはなかった。
思ったより、量が少ない。

飲んだか……

「僕も貴女も30を越えた。男と女が一箇所にいたらSEXしかやることないだろうに」

「ふんっ、そうね」

恭子はウエストラインに手を這わせてからスカートを捲り上げた。
エレガントピンクのパンティーが露になり、ほわっと甘く温かい香を立ち上らせる。

「どう?」

「……まぁ悔しいが、同級生の女達では貴女が圧倒的に一番いい女だと認めざるを得んな」

「私は男に興味がなかったから、今の今まで男に身体を触らせたことがないわ」

「ほう……」

「女に恥をかかす気?」

恭子の言葉で石田は上着のボタンを外しはじめた。

「女に恥をかかせてはいけない……それが俺の掟だ」



次の日の夕方。

恭子と優里はオフ。
石田は仕事、前もって知らされる遅くまでの残業日であった。

「昨日、会社で石田君とやったわ」

そう恭子はヒトケのない公園で優里に呟いた。
公園は駅前だが、少しだけ通りからはずれている。

「え……何で向樹さんとっ!?」

優里は恭子につかみかかる。
石田と出会う前の優里は恭子とビアンの関係だったのだ。

田舎娘の優里は石田の話術で巧みに部屋に連れ込まれ、酒を飲まされた挙句に避妊無しでレ○プされ、大量の灼熱を何度も流し込まれた。
だが、石田は泣く優里を一晩中、頭を撫で、抱きしめ、ビアンにはわからない男の味を覚えさせたのだ。

「彼が私を小会議室に連れ込んでね……後ろを向けって……っ。
やめてって言ったのに…これでもかって言うくらい乱暴に突き上げられてしまったわ」

「そ、そんな……」

「ふふふ、今日、貴女が私をここに誘ったのは私との(肉体)関係を完全に終らせることと(彼に)絶対に口外しないでってことでしょう?
彼を本社なんかに帰さないわ! 貴女も寿退社なんてさせない、あいつと結婚して幸せな人生になんて絶対に許さないからっ!」

「は、話が違う!」

優里は石田と付き合い始めた頃、恭子に関係を断つよう申し出た。

だが、恭子は「彼をもっと空気の美味い地方に飛ばせる」と脅した経緯があったのだ。

優里は石田が本社に戻りたいことを知っている。
いやいやながらも恭子に優里は彼の出向が解けるまで抱かれたのだ。

「私、彼が会議室に来る前に室内カメラの電源を入れといたの……わかるわね?
彼を本社に報告して諭旨解雇にするわ。
でも、仕方のないことよ。彼は男だから裏切る……そして、私のスポーティーな引き締まる身体を見たら、誰だって嘗め回したくなるもの……」

恭子は肉薄する優里の目の前で指をチロチロと舐める動作を見せた。
それはフェラチオだ。

「ごちそうさま……。とっても濃厚で美味しかったわ、貴女の男の放った命の味……」


向樹さんの好きな裏筋舐め……

「そ、そんなのダメぇぇぇぇッ!!」



次の日の朝。
朝礼の時間になっても恭子は姿を表さない。


……死んだか?
石田は笑みを浮かべて優里の席に歩み寄った。

「優里、珈琲淹れてくれるかい?」

「……うん」


―-ガッ!!
突然、勢いよく扉が開く。

「茨成県警ですが失礼しますよ」

私服の警察が手帳をかざしながら、数人入ってくる。

「何だテメェら?」

石田が警察に詰め寄ると、警察は石田に目もくれず―-



「嶋村優里さん……昨日の夕方、江沼恭子さんと会っていましたね?」


「―-ッ!?」

石田は優里を見た。
ちょうど夕方5時ぐらいに恭子が死ぬ予定だ。

優里の表情は青白く引きつっていた。

「江沼恭子さんの遺体が早朝、駅前の公園で発見されました。
江沼さんの通話履歴、そして貴女ともみ合っている目撃証言がありました、署まで同行してもらえるね?」

「待っ―-」

石田が動いた瞬間、

「お話聞くだけですから!」

女性の警察にしっかりと止められる。


「……向樹さん……ゴメンね」

優里は石田に向かって嗚咽のような声を洩らすと、その目には大粒の涙が零れ落ちた。

「昨日……やっぱり、貴方の部屋に行けばよかった……」

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DIESEL文庫 2022/12/09 21:39

ときめきのシークタイム♪


西暦20xx年

超少子化、不正規労働者、賃下げ、税金の高騰により、風俗産業は最大級の危機を向かえていた。

そんな中、超高齢社会に伴い人型介護ロボットがX10シリーズから改良版X20シリーズへとグレードアップする。

まだ現役で稼動できる中古のX10シリーズをSEX用ガイノイドとして大量購入したのは風俗産業。

減少傾向にある若い風俗嬢の代替としてX10シリーズをデリバリーヘルス嬢として客の部屋に派遣する新たなビジネスが展開される。

俺はパッカー車の運転手をしている37歳だ。

この歳で月収は23万。
月は9日の休み。
年に二回のボーナスは気持ち程度の5万×2。

2Kの独身寮で暮らしているが、地方自治体と一般企業の50%出資で設立されたゴミ回収会社だ。
保険証は自治体の名になっているので、期間が限定されていない雇われ公務員という身分になる。

そんな低身長小太りの俺に彼女がいるはずもなく。
唯一、白髪のないフサフサの髪を一日二回の頭皮マッサージで大事にしながら日々を過ごしている。

そんな俺の週末の楽しみが、20分3000円の安いピンクサロンに行くことなのだが、最近になってその店『パクつくだけ』が謎の閉店に見舞われ、俺の楽しみは失われてしまった。


購入したばかりのタブレットは隣の部屋の無線LANからインターネットを拝借している。

恐らく、『パクつくだけ』はゆくゆくは潰れるのであろう。
俺はインターネットで休日を過ごすようになった。

そんな中、目に付いたサイトはガイノイドによるデリバリーヘルスだ。
※女性型アンドロイド

俺もデリは利用したことはないのだが、約1時間で15000円ぐらいが相場のようだ。

しかし、
ガイノイドの場合は一晩で指名込みで10000円。
指名なしなら6500円のようだ。

まるで、ちょっと高級なビジネスホテルのようだが俺はモノは試しとネット予約した。

ラブホとかに派遣するのが通常のようだが、俺はホテル代をケチる為、寮に呼んだ。

この後に部屋に来たガイノイドに俺は惚れてしまうことになる……


―-ピンポーンッ!!
玄関の呼び出し音が鳴る。

ネットで予約していた時間どうりにガイノイドのデリ嬢が来たようだ。

会員制なので支払いはクレジット。
彼女に現金を支払う必要はない。

扉を開けるとセーラー服に身を包む少女が立っている。
一見は人間と遜色ないが、耳の部分は音声センサーなのだろうか?
大きなヘッドホンのような形になっている。


『ご利用ありがとうございます。ガイノイド専門デリヘル・ハロウィンプロジェクトから参りましたウララであります』

機械音交じりだが、割と悪くないのが来たようだ。

「まぁ……中で話そう」

俺は彼女ウララを部屋に招き入れた。

『頑張るであります』




「なんでセーラー服なんだ?」

『私は初潮を経験したばかりの従妹をモチーフにしているであります。指名して頂ければ、他にもコスチュームがあるであります』

「そうか……元は介護ロボだろ?
なんでそんな軍隊みたいな口調なんだ?」

『アンドロイドは元々は軍用サイボーグのOSが起源であります』

アンドロイド導入の先駆けは白衛隊。
そこから旧式化した中古品が改修を繰りかえして、デリにたどり着いたのであろうか?

「ふーん……やっぱりSEX前は人間みたいにシャワーを浴びるのか?」

『私はIPX8であります。洗浄、殺菌を施してありますが、ご要望があればシャワーを浴びてくるであります』
※防水

「今回は時間もたっぷりあるし、シャワーは浴びてきてもらうか」

俺は風呂場を指差す。

『了解であります。内部発熱があるので水のままで大丈夫であります』

さすが低コストのようだ。


彼女がシャワーを浴びている最中に俺は布団を敷く。

数年間ピンサロ生活だったので、挿入が楽しみである。
相手はロボットだから妊娠の心配も皆無。遠慮なく生挿入、生中出しが楽しめる。


―-バタン
彼女が戻ってきた。


「あっ!!」

タオルを巻いているが、
びっくりしたのは彼女の体が繋ぎ目だらけだったからだ。
稼動する部分は正にロボットである。
肝心な顔と胸、手と恐らくは股間はリアルな構造なのであろう。

『皆様ビックリするであります。でも新型のX20と女の子の大事な部分は全て共通であります』

服を着ているときはわからなかったが……
女の子が遊ぶ人形が機械化したイメージもある。

「まぁ気にはしないけど、X20はどんな感じなの?」

『X20は完全にシームレスであります。全ての皮膚組織がバイオロイド同様、人間と同じであり、内部はムーバブルフレームという骨があるので人間同様の稼動が再現されているのであります』
※繋ぎ目なし




「ウララに骨はないのか?」

『私はモノコック構造であります。外殻を骨として利用しているであります。要するにカニやカブト虫のように骨がない代わりに外殻を利用しているのと同じであります』

「そうか……でも、介護の仕事は続けられていたんじゃないのか?X20と混ざっても問題ないだろ?」

『…………人間様のデメリットは言えないのでありますが、高齢者は暴れて暴力振るう時があるのであります。私たちには固い部分が多々あるので手を出されては逆に怪我をさせてしまうであります。
高齢者が介護者に振るう暴力は傷害にならないであります。
高齢者が硬いガイノイド介護者に手を出して怪我をしたら介護者が高齢者に暴行したとして起訴されるであります。
外殻のある私たちX10ではそのリスクが高く、メーカーが介護事業から手を引いたであります。X20なら外殻がない為、その分のリスクが減るであります。
ですが、1機のコストが高いので特養老人ホームでは採用されていないであります』


「それで風俗に転向したのか?」

『SEXをするために口や性器はアタッチメントにより改修されていますが、スクラップになるよりマシであります。
介護よりデリヘルのお客様の方が優しい方が多いであります』

彼女はそう言うとタオルを取って布団に仰向けになった。

『時間は明日の午前10時までタップリあるであります。満足するまで抱いて欲しいであります』

「なかなかおもしろい言葉を吐く女なんだな」

彼女の脚を大きく開かせると想像以上に花唇は美しく、人間とも市販のオナホールとも違って肉びらが開いておらず、ぴったり閉じ合わされている。

「すげぇ綺麗だ。エロアニメのパイパンマ×コみたい」

『お客様ひとりひとりの要望に応えれるよう、バリエーションは豊富であります。下腹部は使い捨てのマ×コを換装するため、衛生面はバッチリであります。今回はJCマ×コであります』

「処女膜もあるのか?」

『もちろんであります。遠慮なくブチ破ってもらってけっこうであります』

「痛がらないだろ?」

『処女膜が敗れたら、内部に衝撃が走るであります。「痛くない」と言うのはウソであります』

「でも、濡れていないぞ。前戯も必要なのか?」

『内部に35℃に温めたローションが備わっているであります。ちょっとマ×コをいじっていただければ分泌するであります』

まるで人間みたいだなと思いながら、俺はウララのマ×コに指を入れてみた。

「あっ」

なんとしっかりとマ×コの内部はしっとりとしていて、ヒクヒクと息づいていた。

『大量量産型のローションですが、新品であります。なので一晩中抱かれてもエンプティの心配はないであります』

「これで6500円は安いな」

『次から指名してくれるとありがたいであります。Dカップパックに換装すればボインの女の子にもなれるであります』

「顔も換装できんのか?」

『……ぶっちゃけできるであります。でも、ハロウィンプロジェクトの経費の状況から顔とOSの交換はないと思うであります。そこまでやるならX20を購入できるであります』

「なるほどね。まぁ指名は俺を満足させたら考えてやる」

『10回でも20回でも思う存分、私の中に射精してくれ、であります』


俺は服を脱ぐ。
相手はロボットだが、まだ勃ってないので弱冠恥ずかしい。

「まだ勃起してないから、少し待て」

『私が勃起させるであります』

彼女は起き上がると俺のチ×ポを握ってきた。

「あっ、意外と人間っぽいんだな」

触られた感触は人間と遜色ない。
間接部は完全にロボットだが、手はリアルのようだ。

みるみる俺のチ×ポは大きく堅くなる。

『立派なイチモツであります。パクつきたいであります』

「……じゃあ頼む」

すると彼女は大きく口を開け、俺の眼下でパクッと肉棒をくわえ込んだ。

これがガイノイドのフェラチオか。
思ったよりも温かくて気持ちいい。

目を閉じて、顔を僅かに朱に染めたウララは首を前後に振り始めた。

俺は彼女の髪を掴んだ。
どこぞの悪い王様の様に女性を粗末に扱うことが夢だったが、相手がロボットなら許されるであろう。

「精子は飲めるのか?」

じゅぽじゅぽ―-
『もちろん全部飲ませて頂くであります』

せっかく一週間、溜め込んだ精子を口に出すか迷ったのだが、今回はこのまま思いっきり口の中に放出してやろう。

「じゃあ、このまま口の中でイクよ」

『了解であります。思いっきり出してくださいであります』

あまりに溜まっていた為、ややチ×ポが麻痺に近い射精感。

俺は彼女の頭をしっかりと両手で押さえつけ―-

「ウラァッ!」

―-どびゅびゅっ!!
ウララの口腔内で思いっきり精子を放出した。
溜め込んだ濃厚な精子がほとばしっていく。

ウララは口内で脈打つチ×ポがおとなしくなったところで口から解放し、手で口を押さえながら口内に放出された大量の精液をゴクリと音をたてて飲み込んだ。

『おいしかったであります。ごちそう様であります』

「すばらしいな。気持ちよかったし、飲んでくれるなんて」

精飲されたのは初めてだ。
まぁ相手はロボットだが……

『出したのを飲むと100%の確率で男性は喜ぶであります』

しゃがみこんだまま、ウララの目は俺の股間を見る。

『さすがであります。あれだけ出たのにまだ元気であります』

「このあと萎えるけどな」

『時間はタップリあるであります。私は口を洗浄してくるであります』

「これはクオリティーが高いな。もぅ人間が抱けなくなるかも」

『嬉しいことを言ってくれるであります。このあとも張り切るであります』


1時間後

俺は回復するまで、仰向けのままウララを上に載せてピロートークを楽しんでいた。

「ユリコ100式って漫画しってるか?」

『10TBのハードディスクを持ってしてもわからないであります。教えて欲しいであります』
※記憶容量

知ってても知らないと応えるキャバ嬢のようだが……

「まぁ意志を持ったダッチワイフのコメディ漫画だ」

『私はダッチワイフではないであります。現在はセクサロイドに位置するであります。型番もX105であります。X10シリーズでは5番の新型であります』

「セクサロイドねぇ」

『X105は換装パックを一番最初に搭載したアンドロイドであります』

「ものものしい機能だな」

『軍用の試作バイオサイボーグが起源であります。不採用かつ旧式として扱われた1体のバイオサイボーグが過去の事件で最新鋭のバイオロイド達から開発者の博士を守ったことで皮肉にもバイオサイボーグが見直されたのであります。
その後継機が系統はややずれますが、我々Xシリーズであります。ダッチワイフとは遺憾の意を示すであります』

「セクサロイドは認めるのに?」

『……これ以上、ダッチワイフと呼ぶならディアクティブモードになるであります』
※電源を切る

「なるほど、確かにダッチワイフではなさそうだな。でも明日の10時まで付き合ってくれる約束だ」

どうやら、俺はロボットでも女性との会話が下手らしい。

『私を怖いお兄さんが迎えに来るであります。お客様のことを話すであります』

「わかった、わかった許してくれ」

まさか、ロボット相手に謝るなんて……
それにハロウィンプロジェクトって闇組織か?

『あっチンコが固くなってきたであります』

「じゃあ二回戦をはじめるか」

こうして2Rの幕が上がった。
いよいよ久しぶりの女の子とのドッキングである。

ロボットではあるが……

『体位はどうするでありますか?』

「何ができるの?」

『正常位と後背位だけであります。間接部のヒンジは基本90度であります』

「なら最初はバックで」

『了解であります』

彼女は目の前で四つん這いになり、お尻を上げた。
窄まる小さな穴もある。

「じゃあブチ込むよ」

『そ、そこは違うであります! 飾りでありますッ!』

俺はお尻の穴に男根をあてがったのだ。

「そうか、失敗」

するとウララは正常位になって脚を大きく広げた。

『壊されてはたまらないであります。最初は正常位で楽しんでくださいであります』

ロボットに指示されるなんてな……

「じゃあウララがあてがってくれ」

『了解であります。失礼するであります』

ウララはやんわりと俺の肉棒を握る。

『硬くて大きい……こんなの入らないであります』

「なかなかおもしろいことを言うな」

ウララの手が止まった。
ぱんぱんに張りつめた男根の先端に蠢く感触を感じる。

『それでは、一気に奥の奥まで突き破るであります』

処女にこんなことを言われたら引くけど……

「よし、ブチ破ってやる!」

俺は遠慮なく、ぐっと腰を突きこんだ。

だが、
思ったよりもペニスは抵抗に阻まれウララの中に沈んでいかない。

ウララは演技であろう、苦悶の表情を浮かべている。
さらには、謎の汗までが彼女から染み出してきたのだ。

「なんでロボットが汗をかくんだぁ?」

さすがに訊ねる。

『X10は燃料電池がエネルギー源であります。水素Hと酸素O2の化学反応により、水H2Oが排出されるであります。汗や涙として体外に排出できるであります』

「すげぇな……。最新のテクノロジーじゃん」

『X20は、さらに補助電源として蓄電エネルギー装置が備わるハイブリット方式であります。ディアクティブモード状態でも動けるのであります』

「こんな演出までできて旧式とはな……」

『モノコック構造では仕方がないであります』


―-ブチッ
そんな時、突然立ちはだかっていた抵抗がなくなり、硬質化した肉棒がずぶずぶと一気に根元まで沈みこんだ。

人間を再現できているとは言いがたいが、それなりに気持ちよい抵抗を味わうことができた。

『い…痛いであります』

これはウララの演出?
だとすれば、大した役者だ。

右手を彼女の乳房にあてがいながら、化学反応で排出された涙を左手で拭ってやる。

「本当に痛そうに見えるよ」

『そんなことは言わないでほしいであります。内部で衝撃が走ったのは事実であります』

コンニチまで彼女がいないのは俺がこうやって皮肉ってやるからなのかもしれない。

『さぁ遠慮せずに動くであります』

ウララの言うとおりに、乳房を両手で握りこむように乱暴に掴んで俺は腰をおもむろに使う。
狭い膣内にぎゅっと締めつけられる快感に凹凸あるヒダヒダに擦られると2回目だというのに射精感はあっという間に限界に近づいた。

「ううっ……いつ射精してもおかしくないほど、気持ちいいよ」

『では、射精まで思う存分バコバコしてほしいであります。どれだけ激しく動いても大丈夫なのがガイノイドの特徴であります』


俺は、もぅがむしゃらに動いた。
腰のスピードも明日は腰痛になる覚悟でガンガン突いて突いて突きまくった。

ウララは苦悶の表情で涙まで溢れ、汗もどんどんかく。
エネルギーが消費されているのだろうか?

そして両手を俺の首にまわしてきた。
そのうえ、布団からはねあげた両脚で、俺の腹回りをぎゅっと挟み込んでくる。

完全にウララとひとつになったときに限界に達した。

俺がウララに「妊娠しろッ!」と怒鳴った瞬間、肉棒がびくびくと脈動し、大量の子種を彼女の体内で思いっきりブチ撒けた。

脈動は十回近く続き、ようやくおとなしくなった。

「最高だったよ、ウララ」

『私も気持ち良かったであります。できるなら元気な赤ちゃんをオギャァって産んでやりたいであります』

―-!?ッ
するとウララが俺の顔を自身によせキスをしてきた。

『「妊娠しろ!」なんて言われたのは初めてであります……こんな嬉しい言葉はなら何度も聞きたいであります。
しばらくこのまま抱きしめていてほしいであります』

「……了解であります!」

俺は長い時間、ウララとドッキングしたまま、唇を重ねた。


それからというもの、俺はウララを指名し続けた。

指名したので10000円。
Dカップのアタッチメントを要求したのでさらに10000円。
衣装をテニスウェアとかメイド服にしたので追加料金がかさみつつ、彼女を呼ぶのに1回30000円の費用か請求されるようになった。

そんな日々が1年以上続いたある日。

『今日でお別れであります』

唐突にウララがもう会えないと言ってきたのだ。

「なんで?」

『私が稼動して10年近くの年月が過ぎたであります。今度、組織のオークションで売られることになったであります』

「なんだって!?」

『競り落とされなくても、TV局のハンティング番組で逃げるロボットとして銃器で破壊される運命になったであります』

話を聞くと、セクサロイド派遣は縮小するのでウララは破棄されるようだ。
それでも需要があるならとオークションにかけられるらしい。

売れなければ……
銃器で破壊ッ!

「オークションで俺がウララを買い取るよ。そしたらこれからずっと一緒にいよう」

俺はウララに夢中だった。
どっちにしろ結婚なんてできなくとも一緒に暮らしていけるだけで俺は幸せだ。

『……嬉しいであります。でも、組織は並みの暴力団のレベルではないであります。
それにオークションのスタートは100万円からであります』

「なっ!?」

『一度、言葉にして金が払えなかったらその場で銃殺であります』
※処女オークション 31P参照

「ん~なんとかするしかあるまい」

俺はウララにオークションの場所と日取り、参加資格を聞いてウララを競り落とすべく金策に翻弄した。


数日後

俺はウララから聞いたオークション会場に出向いた。

潰れたパチンコ屋を改装した大きな建物だ。
ここでは毎日のように何らかのオークションが開催されているようだ。

エグイのは入場料だけで10万円請求される。

ステージにはカボチャの被り物をしたオークショニアが巧みな話術でガイノイドを売り捌いていた。

ウララが登場する。

彼女を手に入れるチャンスでもある。
だが、本当に俺に残るのは彼女と莫大な借金……

もぅ全てを失っていい!
































「2000万でましたぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!















2000万でハンマープライスッ!!!!!!!!!!!!!」

―-バコーンッ!!
カボチャ野朗が木槌を机に叩きつけた。


俺はウララを競り落としたのだ。

オークション後

俺はウララをお姫様抱っこし、別室に案内された。
会場内の熱気は凄まじい。

セクサロイドを欲しがる人たちがこんなにいたとは……

俺は、銀行や信販会社、親戚一同、退職金の前借り等々で2000万円は用意していたのだ。
これは、ウララから事前にサクラによる買値の裏上げがあると聞いていたからだ。

―-コポコポコポ……ッ
カボチャ野朗が俺に高級なワインを注ぎ、渡してきた。

「良かったなウララ……スクラップになる運命を覆すとは」

カボチャ野朗はそうウララに言うと俺にも声をかけてきた。

「お客様ははじめてでいらっしゃいますね……失礼ですがお仕事は何を?」

「まぁ運輸系の仕事を……」

「カボチャ様、次の競りの準備がありますので……」

カボチャ野郎は俺に会釈すると、
上等なスーツを着込んだ部下とともにステージに戻っていった。

突然ウララが抱きついてきた。

『信じていたであります!』

「これからはずっと一緒だよ」

『私も最後には一緒に棺おけに入る覚悟であります!』

それは気が早い……。

「ウララ……法律では無理だが……俺と結婚してくれるかい?」


ブシューッ!

『gこjgktgwl;l。とぇ;:lg、;あせlgこいあhj;lgこ』

「えっ!?」

ウララの頭から蒸気が吹き出した。


なにやら彼女の様子がおかしい。
PCのフリーズにも似た症状。

『言葉が……貴方に伝える言葉があるのに……シークタイムがかかって、かかって処理ができないでありますっ!』

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