幻術エルフ 2024/05/24 20:43

僕が死んだ夏について語る

ネタバレ注意

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今回は、私が初めて作ったフリーノベルゲーム、僕が死んだ夏について話そうと思います。

ネタバレを含みますので、プレイしてくださった方推奨ですが、プレイしてない方もなんとなくこんな感じのゲーム作ったんだって感じで読んでいだければと思います。

僕が死んだ夏について

あらすじ

主人公の蛍原辰久(ほたるばらたつひさ)は、都会から田舎のつしも村に転校してきた転校生。
お母さんが行方不明になっていたり、妹が“いた”らしいなど、謎が多い彼と、太陽のような少年、岩村ひかる(いわむらひかる)が出会う。
死んだ魚のような眼をしていた辰久は、ひかるや、その仲間たちと夏を過ごすうちに少しずつ、笑えるようになってくる。
始めてできた友達、充実した毎日。
「こんな毎日が、ずっと続けばいいのに」
幸せをかみしめる毎日、彼らの誰かに、殺されるなんて知らずに……。

キャラクター


主人公は、蛍原辰久くん。謎の転校生です。
お母さんが行方不明になっており、名前を呼んで欲しくない、妹がいた、らしいなど節々に暗い過去を覗かせます。


岩村光くん。
主人公の辰久くんに、「ほたる」とあだ名をつけて、太陽のような温かさで迎え入れ友達になった、妹を溺愛してる少年です。
お母さんが再婚しており、連れ子の春ちゃんをとても可愛がっています。


大垣あかりちゃん。
光くんたちと同じクラス。明るく元気なムードメーカー。向日葵のような性格で、感情の振り幅が大きく、よく笑いよく泣きます。辰久のことをほたるんと呼んですぐ受け入れます。


白川鈴音ちゃん。
光くんたちと同じクラス。落ち着いた雰囲気の委員長で、勉強も料理もなんでもできるのでモテているけど、幼馴染の光にしか興味がないです。
光を私が守らなきゃ...と常に思っており、嫉妬深い子です。


岩村春。
光の妹。父親の連れ子で、光の母親と結婚した為に光の妹になりました。
天使のように可愛く、猫に自分の名前をつけるという少し変わったところがあります。

超簡単にキャラをまとめるとこんな感じになります。

僕が死んだ夏は、元々初めて書いた推理小説でした。非常に大好きなひぐらしのなく頃に影響を受けており、最初は秘密基地のゴミ捨て場でかくれんぼをしてます。

出てくるキャストたちはほぼ同じですが、キャラクターの関係性が若干ちがいました。
omoriや、シロナガス様への帰還など色々なゲームの影響を受けて、「最初仲良く、後修羅場」のように、プレイヤーを絶望へ叩き落とす構成になっております。

ここからネタバレ注意

謎の転校生、蛍原辰久がつしも村に転向してきて、最初は心を閉ざしていた辰久でしたが、つしも村で出会った人たちと、交流していくうちに打ち解けていきます。

しかし、そんな日々も長くは続かず夏休み中にかくれんぼをしていた廃校で、事件が起こります。
廃校の裏には沼があるのですが、そこではたまに死んだ人が浮いてくるという噂があり、前半で「絶対に近づいてはいけない」と辰久自ら釘を刺していた沼で、辰久が死にます。

ここで主人公が、岩村光に交代します。

どうして親友の彼が殺されたのか、最後のかくれんぼでの辰久の少し不可解な態度、いつも仲良しの仲間の中にもしかしたら、辰久を沼に呼び出して突き落とした犯人がいる...?そもそも辰久の過去とは?という謎を、光と一緒に解いていく推理ゲームです。

一本道の選択肢なしのゲームなので、徐々に真相が明らかになっていくという感じなのですが、沢山感想をいただいた中で、特にラストが衝撃だった、とかラストの展開がすごく良かったと言っていただいて嬉しかったので、ネタバレ全開でラストについて語ります。

ここから本当にネタバレ注意

ラストの展開、つまりこういうことですか?という感想もあったので、解説させていただきます。その解釈であってます...。

辰久を殺した犯人は、辰久のことを本当に心から愛しており大好きすぎて殺してしまいます。
しかし、辰久は犯人のことを本当に心の底から恐怖し、憎んでいます。

犯人は、母親から聞いた、死んだ人間は新しい命として生まれてくるという言葉を狂信的に信じて、辰久を殺すことで辰久が新しく自分の義理の母親に宿っている赤ちゃんとして生まれてくることで、兄妹になろうとしたのです。

転生したお兄ちゃんと、これからもずっと兄妹でいたいから殺すね。という感じです。

私はヤンデレが本当に大好きで、犯人のことをヤンデレだと言ってもらいましたが、自分がいざゲームに出してみると、これは、ヤンデレなのか...?となりました。

ヤンデレって、今愛してるお兄ちゃんは、何故か私を愛してくれないから殺して転生してきたお兄ちゃんと兄弟になろうっていうより、今いるお兄ちゃんと幸せになる為に周りの人間をめちゃくちゃにしていくのではないだろうか、いや、ヤンデレって色々な形があるし...どうなんでしょう。

もしかして兄デレなのか。それをブラコンと呼ぶのか...。
最後に光が「お前が殺したんだからほたるはもういねぇよ!」と犯人に言うシーンがあるのですが、普通に当たり前体操なんですよね。
好きなら殺すな。って言われてるんですが、好きだから殺したんだよっていうのはずっと平行線ですね。

そういうまともなこという人と、異常な人の会話シーンはシュールで好きです。今後作品に何回か出てくるかもしれません。

読んでいただきありがとうございました

珍しく自分の作品について話してしまいました。
私は漫画や小説や同人などを作ってますが、自分の作品を語ることはほぼありません。

生み出したらすぐ次の作品を書いてるので興味がないんです。そんなことを言うと、ちょっと白状かと思いますが。

自創作のキャラクターのファンアートをあまり描こうとしないのもそういう理由です。
創作に必要な絵は描きますが、終わった創作の絵を描くことって、何か必要があるのかなって思ってしまってですね...。
私が他の製作者様にしてもらったらすごく嬉しいし、なんなら好きなゲームの自創作ファンアートは作者様にもっと描いてほしいと思ってます。自創作語りのブログを回るくらいそういう作家さんは大好きですが。
私はそういうことはしてこなかったんですよね。

(これは多分初めて描いた自創作のファンアート)

5年間くらい本格的に創作やってきましたが、キャラクターの名前も次の作品を書いてるときには忘れてるので、友達にも「なんでそんなに自創作に興味ないの?怖いよ」と言われます。
作り終わったらもうすぐ次のを作ってるので、船を作ってずっと海に流し続けてる感覚ですね。
前作よりいいものを、という心情でやってるので、前作をたまに振り返ることはありますが。

でもゲームを作り初めてそういう考えも変わってきました。
ゲームを初めて作った後、「あー、作ったんだ、ずっと夢だったゲーム作ったんだ」ってすごく感動して、しばらく次のゲーム作れないくらい、でしたから。
去年の8/31あたりに投稿してから、今年まだ次の作品ができてないのもあり、なんか、まだ僕が死んだ夏のキャラクターには少し愛着が湧きますね。

まぁ、今回の記事を書く為に何度もキャラクターの名前が書いてあるTwitterを行ったり来たりしましたが...(よかった、キャラクター紹介書いておいて)

ゲームは、作るのに苦労するのでキャラクターとも長く付き合います。
なので余計に愛着が湧きやすいのかもしれませんね。今後も何かゲームを作ったら備忘録的な感じでci-enに描いていきたいです。

次回は、どういうキャラクターが好きかと、好きなキャラクターの関係性について描いていきたいと思います。

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