百合の館8
おむつ貞操帯をあてたままで、わざとうんちおもらし。
お姉様に見られているというのに。
「もう、お姉様から逃げられない……」
朱里がそのことを実感したのは、学校が終わって空っ風の吹く家路を歩いているときのことだった。
真冬の家路は寒いけど、おむつのなかは熱くヌメッている。
触ってさえもいないのに、朱里の秘裂は熱くほどけ、小陰唇が花開いていた。
「はぅぅ……。おむつも、もう重たくなってるし……っ」
今日はトイレに駆け込んでおむつを汚してしまったことを皮切りに、あのあと何回もおしっこをしてきた。
それでもそのたびにトイレに駆け込んでいたのは、少女としての最低限のプライドがあったからだった。
授業中の教室でおもらしをするなんて恥ずかしい真似、できるはずがない。
「ただいま帰りました」
「おかえりなさい」
屋敷に帰ってくると、いつものように紫帆はロビーのソファーで読書をしていた。
いつもならこのタイミングで紫帆は夕飯の準備に取りかかるところだけど、今日は違った。
ソファーから立ち上がった紫帆は歩み寄ってくると、なんの躊躇いもなく抱きしめてくれた。
ふんわりと感じられるのは、ジャスミンの香り。
「酷いことをしてしまってごめんなさい。今日は紫帆が帰ってこなかったらどうしようかと思っていたところなの」
「そ、そんな……。酷いことだなんて。それは……ちょっとビックリしましたけど」
ああ――っ、
心のなかで悲鳴を上げたときには、もう手遅れだった。
しゅいいいいいいいいいいい……。
スカートの中から聞こえてくるのは、くぐもった水音。
おむつ貞操帯の中がじんわりと生温かくなって、更に重たくなっていく。
紫帆の抱擁を受けながら、朱里は安心しきって失禁していた。
「ああっ、ごめんなさい……勝手に漏れ出してきて……っ」
「ううん。それだけ朱里が私のことを信用してくれてるっていうことだから。さて、とそれじゃあお夕飯の準備、してきちゃうから。朱里は寛いでいてちょうだい」
「はい。わかりました」
少しくらい手伝ったほうがいいかなと思ったけど、今日は一日中おむつをあてていたから疲れ果てていた。
紫帆の言葉に甘えるように、朱里は部屋に帰ると制服を脱ぐことも忘れてベッドへと倒れ込んでいた。
☆
そしてやってきた夜の23時。
待ちに待った、おむつ交換の時間だ。
(緊張してきたぁ……っ)
おむつの交換は、入浴前に紫帆の部屋で行うことになっていた。
朱里のおしっこを一日中受け止め続けてきたおむつ貞操帯は、ずっしりと重たくなってたぷたぷになっている。
それどころか、紫帆に恥ずかしいところを見られると想像しただけで、朱里のおまたは熱い蜜に濡れている。
(どうしよう。おまたドロドロになってる……っ)
それでも貞操帯を外さずにお風呂に入るわけにもいかない。
朱里は意を決して、紫帆の部屋のドアをノックする。
「はい。開いてるわよ」
「し、失礼します……っ」
緊張のあまりぎこちないロボットのような動きで紫帆の部屋に入る。
オフホワイトの壁紙に、暖色の間接照明がオシャレな感じになっていた。
「いらっしゃい。それじゃあ、おむつを外してあげるからベッドに仰向けになって?」
「わっ、わかり、ました……っ」
言われるがままに、紫帆のベッドの上に仰向けになる。
服は部屋着のワンピースを着ているけど、恥ずかしいから自分ではスカートを捲ることなどできなかった。
「あ、あの……。今日は学校で我慢できなくなってしまって……。その、匂いが凄いことになってるからあんまり見ないでくれると嬉しい……です」
「わかった。堪能させてもらうことにするわね」
「うう~っ」
紫帆にスカートを捲り上げられて、恥ずかしいけど、紫帆に向かってはしたなく脚を開く。
それはまるで車に轢かれたカエルのように。
花柄のおむつカバーが丸見えになってしまうけど、それでもまだ匂いは外に漏れてきていない。
「しっかり横漏れもガードしてるみたいね。ときに朱里?」
「な、なんでしょうっ」
「うんちはしたの?」
「し、してないですっ。そんな、恥ずかしいこと……っ」
「でも、これからおむつを交換してあげたとしても、おトイレ禁止にするつもりでいるんだけど。そうなると、新しいおむつをあててからうんちがしたくなったら、明日の夜まで我慢することになるけど、大丈夫かしら?」
「えっ」
それは盲点だった。
おむつ貞操帯の調教は今日で終わりというわけではないらしい。
……お姉様のショーツを穿いてオナニーをしてしまったのだから、一日で終わると思っていたほうが不自然なくらいだ。
「少しでもうんちが出そうなら、いまのうちにしておいたほうがいいと思うけど」
「そ、そんなぁ……」
カエルのように足を開きながら、逡巡する。
言われてみれば……、うんちをしたくなってきたような気がする。
もしも新しいおむつをあててもらってから、この便意が膨らんできたら大変なことになる。
明日の夜……この時間まで、うんちおもらしおむつをあてたままでいなくてはいけない。
それなら……。
「うっ、ううっ」
うんちをしなくてはいけないというのはわかるけど、しかし仰向けになってカエルのように脚を開いたままでうんちをするというのはレベルが高すぎる。
しかも紫帆に見られているところでうんちをするだなんて。
「ちょっと……待って……ください……」
「ええ。ずっと見守っててあげる」
「うう~」
どうやら、ここでうんちをしろ、と言うことらしい。
朱里はとりあえずベッドから降りると、その場にしゃがみこむ。
それはまるで、和式便器に跨がるときのように。
「あの……あんまり……見ないで……」
「それはどうかな?」
「はぅぅっ」
恥ずかしいところを紫帆に見られている。
それは決して他人には見られてはいけないポーズ。
なのに、なぜか胸がドキドキして、頭がぼんやりとしてきている。
(お姉様に恥ずかしいところを見られてしまう)
貞操帯に覆われているおまたがじゅわわっ、熱く濡れていく。
それでもお腹に力を入れていかなくては。
だけど紫帆に見られながら、おむつをあてられている状態でお腹に力を入れてうんちを出そうと思っても、なかなか出てきてくれなかった。
お腹の変なところに力が入ってしまう感覚。
「ううっ、なかなか出てきてくれない……ですぅ……んんっ」
ヒクンッ、ヒククンッ。
お尻に力を入れなくてはいけないのに、なぜか痙攣してくるのはおまただった。
おまたが震え、ドプリ……ッ、熱い蜜が溢れ出してくる。
クレヴァスから溢れ出してきた蜜は会陰を伝って、やがて肛門を撫で回すように流れ落ちていき――、
もこりっ。
「あっ」
肛門から溢れ出してきた固い感触に、朱里は引き攣ったソプラノボイスを上げていた。
一度溢れ出してきたら、あとはなし崩しだった。
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