【技術紹介】ChatGPT君の弱点を補う新しいAIスタッフさん
今回は技術紹介記事です。エロ要素はありません。
サムネのお姉さんの胸を盛っておいたので、これで許してください。
記事の要約
- ChatGPTには致命的な弱点がある
- 実用的な文章生成AIは普通のPCで動かせない
- なので別のAIサービスを使うことにしたぞ
- これならエロい文章も書き放題だね
ChatGPTの弱点
ChatGPTが本当にすごくて、万能感のあるAIではあるのですが、我々にとって最大の弱点があります。
それはセンシティブな話題をガン無視されることです。エロい文章を一切書いてくれません。
抜け道を見つけて、いろいろやっている人はいるのですが、それらの方法では安定して目的の文章を生成でないし、いずれ塞がれるでしょう。
GPT3.5はPCで動かせない
ここからちょっと細かいお話。遠慮なく読み飛ばしてください。
このGPTというのはAIのモデル名で、ChatPGTは製品名になります。このサービスの内部では「GPT-3.5」という、GPT系列の第3.5世代のAIモデルが動いています。
ここで使われているGPT-3.5はそもそも公開されていませんが、公開されたとしても、一般のPCの処理能力では動きません。具体的にはグラボの性能が重要なのですが、市販のグラボでは(30万円するグラボでも)手も足も出ません。
ChatGPTというサービスの裏側では、サーバー用の特殊なグラボ(60万円以上)でないと動かせないレベルのプログラムが、1億人以上のユーザー向けに動いてるという、宇宙猫感覚の規模となっています。
世界中でずっと半導体が不足しているという話ですが、このような裏側の話を聞くと、そりゃ不足もするわな、と納得してしまいます。
GPT2はPCで動かせるが
実は、この1.5世代前である「GPT-2」は一般に公開されていて、これならば一般のPCでも一応動かすことができます。
このGPT-2でも、公開当時は「高性能で危険すぎる」というようなことが言われていた、という記事が今も残っていますが、皆さんの大多数が知らないことからもわかるように、一般にまでは影響を与えませんでした。
私も、このGPT-2モデルを自分のPCで動かしてみましたが、特殊な条件でのみなんとか使えるというレベルですね。当時は凄かったのだと思いますが、今のGPT-3.5と比べると遥かに性能が劣ります。
そしてこれよりも高性能な文章生成AIを動かすには、個人のPCではできそうにない、というのは先ほど確認しました。
実際にこのGPT-2の性能を上げたモデル(GPT-3未満)を使ってみましたが、その程度でも動きませんでした。(具体的にはグラボのメモリ不足)
有用な文章生成AIは個人PCで動かせない
いろいろと調べた結果、「有用な文章生成AIを個人PCで動かすのは無理」という結論です。
その一方で、画像生成AIであるStableDiffusion系は個人PCでも動きます。(強力なグラボが必要ですが)
意外な結果ですが、画像生成よりも文章生成の方がマシンパワーが必要なんですね。(画像生成AIの方が先に省メモリ化に成功した)
新しいAIスタッフを投入
と言うわけで、新しいAIスタッフとして「AIのべりすと」さんを雇うことにしました。(公式サイトでのAIモデルのアバターが女の子なので、女性扱いとします)
なんと彼女はセンシティブな話題も気軽に受け入れてくれるオープンエロで、官能小説だろうと構わずガリガリ書いてくれます。
しかも日本語の小説(長文)制作に特化してるので、センシティブ要素以外にもChatGPT君の弱点を補えそうです。
そんなAIのべりすとさんの活躍にご期待ください。
AIのべりすとは、適当なエロい文章を拾ってきて、続きを生成するボタンを押すだけで使えます。よかったら皆さんも使ってみてください。
余談
「GPT重すぎ、もっと軽いの作るわ」というプロジェクトはとっくに始まっていて、実用化に向けて進んでいるらしいぞ。