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雑記の記事 (1)

カスカナ文庫 2023/09/15 20:57

【雑記】AIによるプログラミングとか

あまりにも更新していなかったので、ちょっとだけAI技術について書いておきます。

今回はサークル活動とはほぼ関係ありません。エロ要素もありません。ほどほどに読み飛ばしてください。


最近更新していなかったのは、他のプロダクト開発をしていたからです。

そこで生成AIを活用してプログラミングをしていましたが、もうプログラムの書き方が従来とは完全に別世界です。

プログラミングで使うAIは「GitHub Copilot」と言います。

詳しい説明は省きますが、プログラミング専用のChatGPTだという理解で十分です。

AIを使っても自分よりレベルの高いプログラムは書けない

ChatGPTを使うと「プログラミングができない人でもプログラムが書ける!もうプログラマー要らない」みたいな記事をみたことあるかもしれません。

結論から言うと無理です。あるいは、かなり限定的です。

生成AIの本質は「推論」でした。
文章生成AIの場合は次に来る確率の高そうな言葉を選んでいるに過ぎません。

なので、常に正確なコードを出力するとは限りません。
結果として動くかもしれませんが、それがバグ無しに正しく動くかの確認が必要になります。

なんかよくわからんが動いた、では仕事になりません。
これは確かに正しく動きますよ、と保証をするまでが仕事です。
(個人で使う分には正しさを保証しなくてもいいので、限定的に使える)

ではそれの正しさを確認できるのは誰か?
もちろん技術のあるプログラマーですね。

現状のAIは格差を広げている

その技術のあるプログラマーはAIを使って超高速でコードを仕上げていきます。

高技術のプログラマー

  1. AIに正しく指示を出して、AIがより正確なコードを一瞬で生成
  2. それをすぐに調整し正しさを確認
  3. 高品質を維持して、より高速に開発

低技術のプログラマー

  1. AIに正しく指示を出せないので、AIは不正確なコードを生成
  2. 出力されたコードが理解できない、または正しいかを調べるのに時間がかかる
  3. 低品質のまま、開発速度は大して変わらず

こんな感じで、現状のAIは格差を広げています。
それはAIを使っても、自分より高い能力の仕事ができないからです。
AIは自分ができる内容を高速で処理するだけです。

なのでAIを使えば誰でもプログラムを書けるようにはならないんですね。

(出力されたコードを元に学習が進むので、いずれの場合でも使うこと自体は有効)

AIイラストでも同じ

これは多分AIイラストでも同じです。

素人でもイラストは出力できますが、イラストを書ける人でないと、構図の良さや、不自然な箇所を判別できません。仮に気付いたとしても、簡単には修正できません。

そう言う意味で、AIイラストを最も活用できるのは、高レベルのイラストレーターです。
画像生成AIも相当使いやすくなってきているので、後はファンの理解を得られるかの方が課題でしょうか。

現状のエンジニアが出力しただけの低品質なAIイラスト時代が終わり、来年には本職のイラストレーターが完璧に制御し切った高品質イラストが乱発されていくと予想しています。

DLSiteの状況も相当に変化するでしょう。

最新技術は半周遅れでついていけばいい

AIに限らず、新しい技術はどんどん変化し、使いやすくなっていきます。
早すぎても、そこで覚えた技術は古くなり、使えなくなっていきます。

そう言う意味では、ちょっと遅れてついて行くのが一番コスパが良いです。

技術が出始めた頃は情報が少なすぎて、みんな手探りで、学習効率が悪いものです。
しかし、今では、わかりやすい解説書が大量に出回っています。
半年前に比べて、何倍も早い速度で学習できます。

そう言うわけで、出遅れは大した問題ではありません。
先行者が踏み鳴らした安定した道があるので、そこを悠々自適に駆け上がりましょう。

しっかりと集中して学習すれば、割と簡単に追いつけます。

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