祝・Skebリクエスト承認分全件納品完了 ~リクエストに関する回顧と反省~
お世話になります、RMです。
先週末の日曜日、Skebでのリクエストを一通り納品し終わりました。
今回は、Skebでのドット絵制作・納品を通しての回顧やら反省やら といった記事になっております。
こんなことをやらかしちゃったな、これは上手くいったな、今後はこうしよう的なそういうお話。
自分のための備忘録というか、まあチラ裏気味な記事です。
ぶっちゃけボツにしようと思ってました
まあ暇だし読んでやるか…という方はお付き合いください。
謝辞
7月10日3時頃に最後の1件を納品いたしまして、承認したリクエストは無事に全件納品を完了しました。
やったぜ。
これもCi-enにて月額プラン加入やチップでご支援くださった皆様のおかげさま でございます。
あの支援のおかげでUberの稼働日を増やさずともギリギリ生活を維持できるようになりまして、結果ドット絵制作に注力することが出来ました。
とても助かっております。心より感謝申し上げます。ありがとうございます!
回顧・反省
さて、ここからはSkebでのドット絵制作についての回顧と反省です。
コミッションをする目的
まず、コミッションでリクエストを受けて絵を描く目的について書いておきましょう。
実はRMなりの目的と理由があってやってました。主には3つ。
ドット絵の布教
「ドット絵が好きだ」という人を増やしたい という目的です。
クライアントさんにドット絵で喜んでいただく、楽しんでいただくことが第一。
それを通して、ドット絵に好印象を持ってくれる人を増やしていきたい、とまあそんな感じ。
まあRMみたいな木っ端ドッターががなんぼやったところでねぇ…という話ではあるんですけども。
練習と検証
いろいろなキャラをドット絵に打つことで非常に良い練習になります。
経験値を積み上げていく感じですね。
加えて、これまで練習してきたドット絵の技術や制作手順がどこまで通用するのかを確かめる=検証 という目的もありました。
「こういうデザインのキャラクターなら今までの手順を当てはめればすぐ作れるな」とか「これは特別な新しい手順を挟まないといけないから時間がかかっちゃうな」とか「手順を当てはめるだけではどうにもならないから普通に気合で描くしかないな」ということをリクエストという実戦の中で確認していく感じ。
そうして自分に足りていない技術や制作手順の不備を見つけていこうというわけです。
あとは制作時間なんかのデータも取ってみたり。
お金儲け
金、金、金!ドッターとして恥ずかしくないのか!
アホか 儲かりゃいいんだよ(独歩)
お金がないからね…。
といっても収入の柱にしようというほどではなく、まあ不安定気味な本業の収入を補佐できればという感じです。
目的は達成できたか?
各目的ごとに目的の達成が出来たか見ていきます。
ドット絵の布教
達成状況:不明
全く分からん。
まあ他人様が何を好んでいるのかというのは分かりようがないですからね…。
ただ一点。
RMみたいにドット絵専門でやってる人にリクエストしてくれる人ってもとよりドット絵が好きなのでは…? と今更気づいたり。
まあ、すでにドット絵が好きな人にもっと好きになってもらうことにも大いに意義があると思います。それが出来てるかどうか分からんですけれど。
でも、できれば「ドット絵のドの字も知らない」とか「ドット絵?よくわかんにゃい…」という人をドット絵に染め上げて、ドット絵の生存圏を拡げて行きたい わけです。
もうちょっと手段を考えていかにゃなりませんね…。
木っ端な個人で何が出来るんだというところではありますが…。
一応、リクエストを通して海外個人Vtuber界隈やFF14界隈の方からTwitterでフォロー頂いたりしましたので、生存圏拡大は少しばかり出来たのかも?
練習と検証
達成状況:バッチリ
かなりの経験値を積ませて頂きました。
単純に数を描くことによる経験値、今まで描いたことのなかったデザインパターンを描く経験値、リクエスト頂いたキャラクターに内包されている表現手法のパクリ取り入れ…と大きく成長できたと思います。
あとはこれまであまり描いてこなかったエフェクトも徐々に習得できてきました。
なお今後に活かせるかどうかは不透明。
検証面でも様々な反省点を得られたと思います。
得られた知見や反省点を羅列していきましょう。
ガイドに使用している3Dモデルの限界
3年ほど前に作ったモデルを使い続けているわけですが、限界を感じています。
関節可動域がメタクソなせいで本来とらせたいポーズをとらせることが出来なかったり、女性用なので男性キャラクターを描くときに苦労したり。
そもそもの造形がよろしくなかったり、人体を描く上でのランドマークがあまり機能していなかったり。
全く使い物にならないというほどではないのですが、使っていく上で気になる点が多く出てきたという感じです。
ラフを描くことの意義
実はドット絵作業前にSAIでラフを描くのは今回から行い始めたことだったり。
(正確にはその前のオリジナルキャラ女性記者のドット絵を打つところから)
その意義を改めて確認しました。
ラフを描くことで全体のイメージを掴んだり、描き忘れを防いだり、クオリティを安定させることが出来るようになったと思います。
そのぶん制作時間が伸びてしまっているという問題もあったりしますので、そこは今後の課題ですね…。
得意なキャラクター・不得意なキャラクターの確認
いろいろな幅広いタイプのキャラクターを描いてきたと思います。
その中で「こういうキャラクターならすぐに描けるな」とか「このタイプは時間がかかるわね…」というところが見えてきたり。
具体的には脱いでるキャラクターは割とすぐ描けますが、着込んでいたり装飾の多いキャラは時間がかかります。当然やろ
あとは男性キャラでもゴリゴリマッチョなキャラなら得意なのですが、中性的なキャラクターとなると難しいなと感じたり。
人間以外の動物は経験が少なすぎて描くのに時間がかかったり。
できる限り不得意なキャラクターは減らしていきたいですね…。
エフェクトの制作手順
エフェクトを描く手順としては「手描きで描く」もしくは「3Dでエフェクトを作ってそれをガイドにする」という手順で描いています。
詳しいところは改めてメイキング記事にて解説していくと思います。
これをもう少し簡略化したり、多少使いまわしが効くようにしていきたいと思います。
ポーズや構図の枯渇
結構な数を描いてきたため、全身ドット絵のポーズや、顔グラドット絵の構図が枯渇してきています。
ただでさえ少ない引き出しがほぼ全部カラになってます。
いろいろな作品・創作物をジャンル問わず摂取して分解理解し、引き出しに納め直して行かねばなりません。
手が遅い
とにかくRMは制作するときの手が遅い。制作に時間がかかりすぎる。
天狗の面付けてるオッサンに100発はビンタ食らうレベル。
集中力や体力がなかったり、足りない知識を補うため資料をかき集めるのに時間がかかり過ぎていたり。
どうにかしなきゃね…。
お金儲け
達成状況:可
バッチリとは言えない。
多くのリクエストを頂いて、加えてCi-enでもご支援をいただいております。
副業として考えれば十分な良い額を稼げていると思います。
改めまして、リクエストくださった方やご支援くださった皆様方、Twitterで拡散くださった方には感謝申し上げます。
ありがとうございます!
ただ、RMのスケジューリング能力がカスだったせいで本業にあてる時間をドット絵制作時間が食っちゃったわけですね…。
3月にリクエストを承認して制作・納品のスケジュールを立てた際には、実は10日程度余裕を残して全件納品が出来るようなスケジュールを立てていたんです。
しかしながらその中身はと言いますと。
なんと朝から本業やって、帰って深夜までドット絵打てば行けるだろという狂ったスケジュールでした。
予定表には1日の予定として「Uber稼働12時間、ドット絵制作8時間」とか書いてありましたね…。
アホかコイツ…
しかも体調を崩したりギックリ腰をやらかしたり、そういったこともあって本業の稼ぎが崩れた上で、ギリギリでの納品になってしまいました。
大きく反省せねばなりませんね…。
今後につながる土台は建てられていると思いますので、今回の反省…特にスケジュール面での反省を活かして、次回コミッションを行う際には本業と両立させて稼げるようにしていこうと思います。
今後
次回コミッションをするときにこうしていこうというお話。
スケジュールについて
もう少し余裕のあるスケジュールにします…。
少なくとも本業をやる日とドット絵を打つ日は分けておかないとカラダが保ちません。
体力的・精神的に余裕をもって、作業に集中できるようにしたほうが良い…ハズ。
料金について
もう少し値上げを行うと思います。
全身2体セット4000円という料金目安でしたが、ありがたいことに目安分以上の金額を出してくださる方が多くいらっしゃったので、まあ値上げしちゃっても大丈夫かなという欲望が出てきています。ゲヘヘ
それに安く多くリクエストを頂いても、結局スケジュール上制作が間に合わない分をキャンセルしてしまうことがありましたので、じゃあ最初からある程度値上げしてリクエスト数を絞ったほうがいいのかなと。生意気なこと言うてるでコイツ
ただ布教や練習という目的はまだございますので、そんなドカーンと値上げするということはないと思います。気持ち程度に…。
あと住民税を納税できる程度に…。食料品の値上げなんかもありますしね…。
インボイスとかね…。世知辛い
技術と知識の習得・手順改善
何を描くにしても技術と知識は必須です。
布地を描くコツ、筋肉や骨に関する人体の知識、服飾デザインや色に関するノウハウなどなどなど、キャラクターを描くだけでも必要な技術・知識はまだ足りていません。
ポーズや構図の引き出しを充電していくのも必要です。
加えて、習得し始めたエフェクトはまだまだです。
このあたりの技術・知識を仕入れていかねばなりますまい。
また、手順として改善していきたい部分も多くあります。
ガイド用3Dモデルの改善、使い回しの効くエフェクトシステムの構築、ラフ描きの時短、ドット絵制作の時短…。
まずはもう少し時短できるようにしていきたいですね…。
おわりに
ここまでご静読くださいましてありがとうございます。
果たしてここまで読んでくださった方がいらっしゃるのだろうか。
この反省が誰かの制作に活きることを願います。
スケジュールは余裕を持とう!