緒又しゆう 2023/09/05 12:31

【リクエスト二次創作】唯、春奈、里紗の三人が、水〇敬ランドでアヘオホする話

「まったく、酷い目に遭ったわ。あんな大量の入場者に押し込まれるなんて」
「ご~めんって唯。中に入れたんだからいいでしょ~? ね、春菜」
「あ、う、うん。それに、あんなに人がいるって人気の証拠だよ」

 8月も下旬となり、多くの学生たちが残り僅かな夏季休暇の時間を使い始める。残り少ない休みを友達と過ごそうという者も多いのだろう。国内某所にあるこのテーマパークの入り口にもまた、そういった三人の少女たちがいた。古手川唯と、籾岡里紗、そして西連寺春菜という、彩南高校に通う三人の女子生徒達だった。
 三人は向かい合った中、春菜が二人に声をかけた。

「ええ……それは大丈夫なんだけど……このテーマパーク、なんだかちょっと、変じゃないかな……そ、その、入るなり……お、おしっこの検査って……」
「それはそうね……私も、お、女の人だったからまだ良かったけど……体をペタペタ触られたり見られたり……籾岡さん、このテーマパーク。どういうところなの?」
「たしか、雑誌の懸賞でチケットが当たったんだよね? 何か知らない?」

 春菜と唯は顔を真っ赤にしながら戸惑いがちに。里紗は頭を掻きつつ、苦笑いを浮かべる。

「いやぁ~、それが……実は、めちゃくちゃ開放的なテーマパークって文字だけみて、ダメもとで応募しただけだから、良く知らないんだよねぇ」
「え、そうなのぉ!?」
「籾岡さん、よくそれで誘おうって思ったわね……」
「いやぁ~、ごめん。二人の息抜きになるかな~っておもってさぁ~」
「ふう、しょうがないわね。あ、見て。パーク案内ツアーっていうのがあるわよ。アレに乗って見ましょ?」

 唯の指さした先には、赤と白をベースに、ハートをあしらったバスが停められている。どうやら他にも何人か登場している人がいらしい。三人はそのバスに乗り込んでいくと……。

「おはようございまーす♪」
「あ、こんにち……ひゃぁっ!?」
「何、唯。どうし……?!」
「古手川さん、どうした……の……」

 最後に乗り込もうとした唯の悲鳴に、二人もまた振り返る。そこにいた人物の姿に、三人は一斉に言葉を失った。
 三人の背後から現れたのは、一人の女性。白い手袋と小さな帽子は、まさしくバスガイドのものだ。だが、問題なのはその首から下だ。ワイシャツの襟首を模した白い襟には、男性器を模して結ばれたネクタイが谷間へと下り、その体はハート型の布地とわずかな紐でしか隠せていない。両足の網タイツなどかなり煽情的だ。痴女同然の格好をした彼女は、にこやかな表情と明るい声色で三人に語りかけた。

「パーク案内ツアー、ご参加の方ですね~♪ さささ、どうぞ、座って座って~♪」
「な、なな、な……」
「さ~、皆さん! 本日は自由に性交渉を楽しむ性のテーマパーク。水龍敬ランドへのご来園、誠にありがとうございます。こちらは、水龍敬ランドは初めてというお客様への特別ツアーで~す♪」
「せ、せいこう……!?」
「なっ……ど、どういう……!」

 後ろから押されて否応なしに座るものの、ガイドの言葉を耳にした三人は、顔を真っ赤にしてしまう。唯は顔を赤くしたまま口をパクパクとさせているし、春菜も同様に頬をピンク色に染めるばかりだ。里紗は鞄に入ったパンフレットを取り出して、丸くした目でパンフレットを読み漁っていく。当然、車内の全員を対象としたアナウンスが、三人の様子で止まることはない。ガイドは笑顔のまま案内を進めていく。

「当園がどのような場所なのか、どのようなテーマパークなのか。皆様に楽しんでいただけるよう努めさせていただきます。わからないことはなんでもご質問くださいね? それではどうぞ、よろしくお願いいたしま~す♪」
「せ、性行為って……せ、せせ、せっく……す……ど、どうしよう、古手川さん」
「……は~ん……なるほど……」
「どうしようって、き、聞いていないわよ、こんなハレンチなテーマパークだなんて! 今すぐ出るわよ。下ろしてもらいましょう。す、すみませ」

 上げかけた唯の手首が、掴まれてしまう。彼女の抗議を遮ったのは里紗だった。突然の友人の行動に、春菜も唯もあっけに取られてしまう。ところが里紗は、二人に笑顔を向けてきた。

「ちょ~っと待った♪」
「ちょ、籾岡さん……! どういうつもり!?」
「そ、そうだよ、里紗。ここ、え、エッチなところだったんだよ!?」
「まあまあ、二人とも。ここのところ読んでみなって」

 睨みを利かせる唯に、里紗はにやついた笑みを浮かべながら肩を寄せる。彼女は手にしたパンフレットを開くと、とあるページを見せてきた。バスガイドのような痴女同然の格好をした女性がシールを手にして笑顔を向けているページには「初めての人でも安心! 水龍敬ランドは不本意な性行為を許しません!」と書かれている。

「ここのテーマパーク、なんか意思表示シールっていうのがあるらしくって、それがない人にエロイことしようとすると、すごい罰金されるみたいよ? 更には即退園、逮捕もされるみたい。案外ちゃんとしてるのよね~」
「そ、それが何よ、ハレンチなことは変わりないでしょ!」
「まあ聞きなって。そもそもこんなエロいトラブル、ララちぃのことで慣れっこでしょ? 仮にララちぃ周りのトラブルでエロいことになっても、誰か守ってくれる? ウチの学校の男子なんて、全員スケベな顔して覗きに来るじゃない。それと比べたら、ルールのしっかりしているこっちの方が、まだ健全じゃないかしらぁ?」
「そ、それは……」
「それに、生のセックスなんてそうそう見れないじゃない。エロ動画みたいな男を喜ばせるためってのとはわけが違うんだし……リアルなセックスを前にしたら、恋愛力も上がるかもよ~?」
「……! 恋愛力……」
「せ、セックスを見るなんてそんなハレンチな」
「……私、見てみたい……!」
「西連寺さん!?」

 唯が振り向いた先では、何やら春菜が決意めいた表情で頷いている。

「確かに、ほ、他の人のセックス見るなんてそうそうないし……勉強したら、恋愛力上がるっていうのは、そうかもしれないし……もしかしたら、リト君も……」
「ほら、春菜もこう言ってるし、見るだけ。ね? 見るだけだから」
「……勝手にしなさい、もう」
「それでは皆様~、シートにご用意しておりますコスチュームにお着換えになり、意思表示シールを体の目立つ場所に貼ってください。他の皆様の視線が気になる方は、カーテンをご利用くださいね~。水龍敬ランドツアー、スタートで~す♪」

 ガイドの楽し気な声と共に、バスは出発のクラクションを鳴らした。






 園内を進むにつれて、徐々に窓の外に見える人々の露出度が高くなっていく。道行くグッズ店や飲食店で売られているものも性的なモチーフの者が多く見えた。また、こういったテーマパークならではということなのか、男性よりも女性の方が積極的になっている。チンポの形をしたチョコバナナやキャンディを手に、道を行く男達に声をかけている様が見えた。ツアー参加者の乗客たちはその様子を見て黄色い声を上げている。

「うっわ、すご。あんなところで舐めちゃっているよ~♡」
「わ……あ、あんなこと、しちゃうんだ……♡」
「ねえほら、唯、見て見なって~♡」
「フン……まったくみんな、ハレンチが過ぎるわ」

 だが、唯の言葉とは裏腹に、彼女達もまた十分ハレンチな格好をしていた。
 三人とも色は別々だが、両手足には蛍光色のロンググローブとロングソックスを履いている。腰のあたりには三人とも「WATCH ONLY」と書かれた意思表示シールを貼っている。
 唯はタンクトップにビキニとホットパンツ。春菜は首から股間までを覆うシースルーレオタードにオフショルダーシャツとミニスカートという姿だ。その中でも里紗は、かなり露出度の高い衣装を身に着けており、ハート型のニップレスとスキャンティーという出で立ちだった。
 唯はそんな彼女の姿をじろじろと見ながら言い放つ。

「よくもまあ、そんな恰好をしていられるわね」
「ん~、まあ入っちゃったもんは入っちゃったし? 私だって処女ってわけじゃないしさ~♡」
「里沙……そ、そうなんだ……♡」
「しょ、処女じゃないって、籾岡さん! 私達は」
「ん……?」

 不意に三人の体にゆるい慣性が働く。どうやらバスが止まったようだ。外を見ると、動物を模した建物の前におり、その建物には「アニマルパーク」と看板が付けられていた。バス前方でガイドがマイクを取る。

「みなさ~ん、まずは第一の紹介エリア。アニマルパークへとやってまいりました~♪ こちらは動物さんになって野性味あふれるセックスを楽しめるアトラクション! 本日は無料で楽しめますから是非ともご覧くださ~い♪ なお、既に盛り上がってしまったお客様は、バスに残ってパコパコなさっても大丈夫で~す♪ では、見学の方はどうぞ~!」

 ガイドがそう言うと、乗客の中の大多数は席を立って彼女の後についていった。

「へぇ~、面白そう。行ってみようよ」
「じょ、冗談じゃないわよ。私は行かないわ!」
「あ、そう? 春菜、どうする?」
「ん……せっかくだから……♡」
「え……」
「どっちに行っても同じだと思うわよ~? こっちでも盛り上がってる人いるみたいだし♪」

 里紗はそう言うと、車内の一部を指さしてみる。後部座席の方では、確かにもう何組かの男女がキスを交わし、お互いにセックスを始めていた。唯は顔を真っ赤に染め上げながらも、眉をひそめて立ち上がった。
 ガイドに従って三人が中に入ると、そこはどうやら何かの観覧席のようになっていた。スポーツのスタジアムを小さくしたものというと近いかもしれない。もっとも、ひな壇上になった観覧席の先、金網に仕切られた場所にいるのは……裸に獣耳カチューシャを付けた男女が、お互いに盛っている様子だった。

「わ……わわ……♡」
「……♡」
「わーお、すっご……♡」

 ガイドの案内に従ったツアー客たちは、観覧席の一画に確保されたスペースに腰を下ろすと、中の様子を眺め始める。観覧席の前に立ったガイドは、笑顔で解説を始めた。

「はーい、皆さん。こちらがアニマルパークの内部で~す♪ こちらはオナニーをするための観覧席。金網で仕切られた先にある動物さん達の交尾をオカズに気持ちよくなるところですよ~♪ 金網の中にいる間は動物さん。だから服も無し、会話も禁止。野生のままに、お互いの体を求め合うんです。あ、見てください!」

 ガイドの言葉に合わせて、ツアー客たちは金網の向こうに目を向ける。ちょうど一組の男女がセックスに入ろうかというところ。金網内の係員がその男女にコンドームを投げ渡す。女がコンドームの封を破ると、男のチンポに取り付ける。無事にとりつけられたところで、荒く息をしながら一組の男女は、バックスタイルでセックスを始めた。その様子はまさしく、交尾というにふさわしい……♡

「す、すごいね……♡ あんな、ワンちゃんみたいに……♡」
「ど、動物と本当に同じじゃない……♡」
「ん、そうだよねぇ~……♡ いちいち面倒なこととかなくって、んっ、ぁぁ……楽、かも……んぁ♡」
「ちょ、ちょっと、籾岡さん……っ♡」

 そんな状況を前にしたからだろうか。既に里紗は足を広げてオナニーを始めてしまっている。スキャンティがわずかに覆うオマンコの割れ目に指を沈めて、上下に動かすとスポンジを押したように液が漏れる。だが、咎めようとした唯はすぐに口を閉ざしてしまった。なぜならオナニーをしているのは里紗だけではない。唯のすぐ後ろでは、男性がフル勃起したチンポを扱き、春菜の前では女の人がじっと交尾の様子を眺めながら必死におマンコをじゅぷじゅぷといじくっているのだから……♡
 いまだにオナニーをしていないのは、唯と春菜を含めて五人ほど。彼らは皆、段々と快楽を貪り始めていた♡

「さぁ~♪ ここでの滞在時間は三十分! アニマルパークの体験をしてみたい人はいらっしゃいますか! もちろん、ゲージ内は動物の世界。意思表示シールは関係ありませんから、見たいだけの方はこちらでお願いしますね~」
「は、はいっ!」
「り、里紗……♡」
「おおっと、それじゃあそちらの茶髪のお姉さん! 早速こちらのネコ耳カチューシャを付けて、お洋服は私に預けてくださいね~♪ お好みで尻尾プラグもお貸しいたしますよ~」

 洋服などと言っても、ほとんど下着のようなモノなのだが。里紗はガイドから髪色と同じ猫耳のカチューシャを受け取ると、その場で服を脱いでいき……同じ色の尻尾プラグをアナルに入れて見せた。
 他のツアー客は歓声を漏らし、春菜と唯は呆然とする中、観覧席の端にあるトンネルから中へ……しばらく待つと、中央のスペースに、四つん這いになった里紗が現れた。

「……んにゃぁん。にゃぁ~ン、にゃ、アァ~ん♡ にゃぉん♡」
「フルルル、ワンッ、ワンワンッ♡」
「お、さすがはお姉さん。興奮していただけありますねぇ~、ネコちゃんになりきってお尻を振り振り。さっそく近くのワンちゃんがやってきました! 体もおチンポも大きいですねぇ♡」
「も、籾岡さん……♡」

 二人が見守る中、里紗のすぐ近くに係員からコンドームが投げ渡される。里紗はすぐさまそれを拾い上げると、近づいてきた筋肉質な男のチンポに取り付ける。細められたその瞳はいつも春菜や唯が目にするものとは違い……発情した雌のものだった。

「にゃぁん、にゃん♡」

 コンドームを付けた雄に向けて、四つん這いになった里紗は、上体は低く、腰は高く姿勢を取る。雄は彼女に覆いかぶさると、もう濡れそぼった割れ目にむけて……ガッチガチのチンポを、突き立てた。

「ぉぅッ、ンぉっ、あっ、ぉぉ~~~~ッ♡♡♡」
「まあ、すごい♡ 先ほどのお姉さん、才能がありますね♡ おマンコ声までねこちゃんそっくり♡」
「あぉっ、あぉぅンっ、ンあっ、おっ、ンぉおっ、おッ、おっほぉおぉぉおお~~~♡」
「大体はここでルールを破っておマンコ~とか、チンポいい~とかって声が出ちゃうんですけど、きちんとネコちゃんになり切っていますね♡ ほぉらみなさん、見てぇ? ワンちゃんもあんなに腰を激しく振って、どぢゅどぢゅ気持ちよさそぉ~♡」
「あぉっ、お゛っ♡ のっ、お゛っ♡ ンぉっ、おっぐぉぅ♡ お゛っ、おお゛ッ♡♡」
「さあさあ、他に参加者の方はいらっしゃいますか~?♡」

 里紗の空気に当てられたのだろう。ツアー客はどんどん頭にカチューシャを付けてエリア内に入り込んでいく。発情した動物が増えたことで、場内の空気は大盛り上がり。あちらこちらで交尾が行われ、観客席でも腰を浮かせてオナニーする者が増えていく。そしてその熱は当然。

「……ぁっ……ぅ♡」
「……ぅ、うぅ……♡」

 春菜と唯にも届いていた。彼女達はまだ、恥じらいがあるためか流石にその輪の中に混ざろうとはしない。しかし、閉じる足の中で確かに、くちゅりくちゅりと、割れ目をなぞり、乳首を擦り……。快感を少しずつ味わっていく。

「……っ♡」
「……っ♡」
「ぉっ、おおっ、んっぉおっ、ィぅッン♡♡ あっ、あっ、あぉっ、お~~~~~~~ッッ♡♡♡♡♡」

 パーク内にひときわ大きく、痙攣する里紗の嬌声が鳴り響いた。






「はぁ~……久々だったけどぉ……んっ、す、っごい、よかったぁ……♡」
「……籾岡さん、足、広げすぎ、じゃない?♡」
「んっふふ、そう?♡ んっ、最近ご無沙汰だったから、んっ、ぁぁ……やばいかもぉ♡」
「……♡」

 アニマルパークから離れたガイドバスは、三人の他、ガイドを続ける乗客を乗せて走り出す。少々車内が広くなったということもあって、春菜と唯は二つ並んだ席を、すぐ隣では里紗が、二つ分のシートで大股を広げながら、中指と薬指でおマンコをいじくっている。彼女の腰に付けられたシールは、いつの間にか「FREE SEX」の物へと変わっていた。春菜と唯は、時折彼女の方に視線を向けながら、顔を赤くして俯いている。

「さあ、みなさ~ん! 次のアトラクションへと到着しますよ~! バス内セックスされる方以外は、私についてきてくださいね~!」

 ガイドのアナウンスが車内に通った後、すぐにバスは何やら古びた洋館を模したアトラクションの前に止まる。ガイドに従って降りる、里紗達三人を含めた乗客の前には「お化け屋敷 淫魔の館」という看板が見えてきた。その看板を前にしたガイドは、ツアー客たちに振り返り、物々しい雰囲気で語り始める。

「皆さんお気をつけて……ここは淫魔の館。この館に入った皆さんは、淫魔の気に取りつかれてしまいます。淫魔たちの目を逃れるには、同じ淫魔としてはいるしかあまりません。入り口にあるロッカーにお洋服を預け、中の案内人から淫魔の外套をお受け取り下さい。それでは、いってらっしゃ~い♪」

 彼女の案内に従ってツアー客たちは洋館の中へ。三人もまた、その中へと入って行った。館内のスタッフに案内されるまま、小さなロッカーへとそれぞれ荷物をしまい。裸の体に街灯をまとっていく。

「こ、これ……お、襲われちゃったりしない、かな……♡」
「大丈夫じゃなぁい? ほら♡」

 里紗はそういうと、裸の体に街灯をまといながら、自分の腰下に張り付けたシールを指さして見せる。暗がりの中にピンク色のシールがぼんやりと浮かんでいた。里紗の行いに続くように、スタッフが着替えを終えたツアー客に呼び掛ける。

「外套を着たサキュバス、インキュバスのみなさ~ん。どうぞ奥のホールで、晩餐会をお楽しみください♡ 意思表示シールは暗闇でも光りますから、光るシールの見えないお客様を襲ってしまった場合。館の主からの裁きが下されるでしょう、お気をつけて」
「ね?♡」
「そ、それは……安心、ね……♡」
「そ、そうだ、ね……♡」
「ほら、二人とも早く。いこいこぉ~♡」

 すっかり出来上がってしまった里紗を止めるすべはもはやない。唯も春菜も、彼女の後をとぼとぼとついていくしかないのだ。薄暗いキャンドルライトだけが照らすホールの中、他の男性参加者、インキュバスの視線が彼女達に降り注ぐ。それでも、意思表示シールの力は絶大で……彼らの手は綺麗に、里紗にだけ向かって行った。

「んぁッ、あっ、ン……ぁっ、手マン、手マン、いぃ~……♡」

 複数の男達から持ち上げられた里紗は、そのままぐちゅぐちゅと、濡れそぼったおマンコに太い指を沈み込まされる。誰とも知らない男の指。そんなものを入れられたら多くの女は嫌悪に満ちるだろうが……。

「あっ、んぁッ、ぁっぅウン、あっ、ぉっ、ンぉっ、おっ♡」

 もはや里紗には、そんな嫌悪を感じる素振りすら見えなかった。淫らな喜びに満ちた笑みを浮かべ、腰をヘコヘコと疼かせている。男達はチンポを勃起させながら、そんな里紗を見て扱いたり……我慢ができなくなったものから、他の女性利用者の体を見て相手を見つける。それは相手が「いい女かどうか」よりも「犯していい女か」を見定めているらしく。唯や春菜の前に現れても、見える場所にシールがないと見るや否や、すぐさま他の女の下へと歩いて行ってしまう。

「うっ、うぅ……♡」

 目の前に現れたいきり立ったチンポが、自分ではない女の下へと歩いていく。その感覚を切ないと余計に感じるのは……常日頃から、似たような体験をしているからだろうか。

「私……も、もう、無理……♡」
「さ、西連寺、さん……?♡」

 春菜はふらふらと入口の方に待機したスタッフに声をかけた。一言二言、小さな声でやり取りをした後に……彼女は青いシールを貼りつけている。青くぼんやりと浮かぶシールを見せつけるようにして、彼女は里紗のすぐ近くにいる男に声をかけた。

「あ、あの……♡」

 男は春菜の呼びかけに振り返ると、ちらりとその腰元に付けられたシールをみやった。青くぼんやりと光るシールに男たちは笑う。下卑た笑みではなく、あくまでも優しさに溢れた笑みで……手にしたディルドと、バイブを差し出してくる。まるで「どっちが良い?」と聞かんばかりに。春菜が少し悩んだ結果、雄々しくそそり立つディルドの方に手を触れると……♡

「えっ、あっ、きゃッ!♡ ま、っ待って、その、ゆっぐ、り゛ィぃン♡♡ あ゛ッんあ、あっ、あぁ゛ッ♡♡♡」

 ゆっくりしてくれ、そう発する言葉とは裏腹に、彼女の口からは甘い声が漏れ出してくる。両手両足を固定された春菜の入ったディルドは、じゅぷりじゅぷりと、たっぷりの水音と共に動かされる。

「ふ……ふぅ~……ふぅ、ぅぅ~……♡♡♡♡」

 薄暗い部屋に響き渡る雌の声は次々増えていくが、その中でもひときわ、里紗と春菜の声が唯の耳に届いてしまう。激しく素早く、何度も割れ目を擦る指。彼女の腰は何度も何度も痙攣するがそれでもやっぱり治まらない。唯の視線は痙攣を続ける友人二人に向けられ、そしてほどなくして……♡

「す、すみま、せ……♡」

 スタッフに声をかけていた。受け取るのは春菜と同じ青いシール。それを腰に張り付けて、彼女もまた、男達の下へと歩み寄って行った。その姿はもはや何かの呪いにかけられたような足取りで、濡れた足を引きずりながら近づいて行く。顔は赤く染まっており、物欲しそうな視線は雌としての欲望にまみれて、男達の近くに着たころには、自ら足を開いて腰を前へと突き出していた。

「ね、ねえ、お願い……私も……あっ、ぅッ、んぅぅ♡」

 差し出された股間に、突き立てられるバイブ。震える梁型が彼女の肉を震わせ、恥じらいと心地よさで固く強張っていた身体は少しずつほどけ、彼女の口元を緩ませた。

「あっ、ぁっ、あぁ、あぁぁ~♡ んぁっ、あぁっ、ぁっひ♡ きもひ、きもひぃ♡ ぁっ、気持ちッ、いぃぃ~……♡♡」

 ついには唯も快楽の波にのまれていく。元々グループとして見られていたということもあるのだろう。里紗・春菜・唯の三人は並んで磔にされ、手マン・ディルド・バイブでもって彼女達の割れ目を犯していく♡

「あっ、あぁっッ、っぎゅぅぅンンン♡♡♡」
「んっぐ、ぁっ、ぁっひ、あっ、あぅぅぐぅぅ♡♡♡」
「んぁっ、あっひゅ、あぉっ、お゛っ、ンぉおおお♡♡♡」

 薄暗い部屋の中、三人の嬌声が響き続けていた。






「はぁ~……はぁ~……♡♡ 私、こんな顔、して……♡♡」
「ぁっ、きもちぃ、きもち、いぃ……♡♡♡」
「だから、二人とも普段から硬いんだってぇ……♡ もっとハメ外さなきゃぁ♡」

 淫魔の館を後にした三人には、もはや快楽から逃れるすべはなかった。もうだいぶ人が少なくなった車内で、三人それぞれ二人分ずつスペースを取り、大きく股を広げておマンコをいじくったり、乳首を弾いたりを続けている。春菜も唯も、先ほどのお化け屋敷で撮影された自分のトロ顔写真をオカズにしてしまっている。そんな二人を微笑みながら里紗もまた自分のアヘ顔写真をちらちらと眺めながら、自分を慰めていた。

「だ、だって、んっ♡ あ、き、きもちいいのが、お、おわらなく、ってぇ♡」
「うぅぅ……い、家じゃこんな……い、一か月にいっかい、くらい、なの、にぃ♡」
「あはは、じゃあ今日でいっぱい気持ちいいの味わっていこうよ~♡ ん?♡」

 不意にバス内部が暗くなる。三人がふと周囲を見ると、先ほどまで人がたくさんいた通りから離れ、緑地帯を進んでいるようだった。車だけが通る場所なのか、周囲はうっそうと茂る木々ばかり。楽し気な人の雑踏は遠くなり、熱帯雨林の鳥や獣の声が鳴り渡る。するとバスの前方で、ガイドが神妙な面持ちで話し始めた。

「皆さん、落ち着いてください。どうやら当バスは、文明の届かない、ジャングルの奥地へと迷い込んでしまったようです。ここはヘドニズムジャングル。蛮族の世界が待っています」
「……蛮族……?♡」
「きっと普段の日本とは違い、また動物とも異なったセックス文化が見られるでしょう」
「セックス文化……♡」
「まあ、さっそく表れました! 皆さん、蛮族の村です!」

 それまでバスを覆っていた緑地から突然、開けた場所が現れる。藁を組み合わせた家のセットが三つほど、そこには浅黒い肌と、ボディペイントをした男女が行き交っている。もちろん、プラスチックとライトで作られたキャンプファイヤーを見ていればそれらがあくまでもパークが用意した設定であることはわかるのだが……乗客たち、そして三人の視線を奪ったのはその奥だった。

「お゛っ、ンぉっ、マンコッ、マンッ、こぉお♡♡♡」
「あっぐ、ンぉっ、おっぎ、おっぎっィいん♡♡♡」

 明らかに、スタッフ達とは異なる肌色をした、来園者と思われる女性たちがアナル固めで犯されていた♡ しばらくセックスが続いた後、女性達は白目を剥き、舌を突き出しながらイってしまう。夢中になって見つめる乗客にガイドは声をかける。

「ふむ、どうやらセックスさえすれば温厚な集落のようですね。それでは、乗客の皆様で、蛮族との野性味あふれるセックスを……って、おや? 残っている女性の乗客は、皆さん三人だけですね♡」
「えっ……♡」
「あ……♡」
「う、うそ……♡」
「どういたしますかぁ? 皆さんがよければ、全員参加でも問題ございませんよ♡ ですが蛮族たちの体力は桁外れなので……どうぞお気をつけて♡」

 三人はガイドに言われて初めて気が付いたようだった。背後に視線を向けると、バスに残った男達は、全員三人に期待の視線を向けている。そのいやらしい、胸やお尻を眺める視線はもちろん彼女達を熱くさせたが……♡

「……♡♡♡」

 それよりも何よりも、興奮させたのは蛮族達のちんぽだった。大きく、硬く、太い。先ほどは薄暗い部屋だったからよくわからなかったものの、今この場所でははっきりと、彼らのチンポが見えてしまう。女を喜ばせる、太く強いちんぽ……あれを入れたらどうなるのか。年頃の彼女達は経験としては知らずとも、本能がその体を動かした。
 席を立ちあがり、春菜と唯は係員からシールを受け取った。古いものと入れ替えて、三人の腰下にはピンク色の「FREE SEX」のシールが貼られている。

「お、おねがいしまぁす♡」
「わ、私達、もぉ♡」
「あなた達のお祭りに混ぜてくれなぁい?♡」

 蛮族達は互いに顔を見つめ合って頷き合うと、三人をそれぞれ抱き上げた。後ろから両足をもって抱え上げ、上腕と前腕で太ももを締め上げると、首後ろで指を組んでがっちりと固定。もうどうあっても逃げられない状況で……♡♡♡ 三人はバスの前まで連れてこられた。

「あっ……♡♡♡」
「うそ……や、やだぁ♡」
「すっごい、見られてる♡」

 バスに残った男達は、じっと彼女らに視線を向けていた。本来なら恋人同士で行うことを、他の誰かに見られている。それも外で、こんな痴女同然の姿をして。そのことが彼女達を興奮させるのは想像に難くない。濡れて蜜を漏らす割れ目に、彼らの太く勃起したチンポが触れると……そのまま沈み込む。

「あっ、んぁッあっぐぅぅ、ァっ、あっ、ンン♡」
「んっ、んっぐ、んぅぅ、あっ、おっき、いぃ♡」
「かったあぁ、あっ、あつぃ、し、ふっとぉ……♡」

 最初はなまめかしい声を出していたとしても、それは結局かりそめの姿。腰の回転が早まり、剛直が素早く出入りするほどに彼女達の声は、濁り、呼気を含み、太くなっていく。そうしてついには♡

「ああっぐ、んっぐぅっぐぅうう゛♡♡ お゛ぉっほぉおお゛ぅっっほぉおお゛ぉおお♡♡♡」
「お゛ぉお゛♡♡ おっぐん゛ッ、ぅうん゛っふっぐぅう゛♡♡ ぉおっほぉお~~♡」
「お゛ッ~~~~~♡ お゛んっ、ん゛♡ ぎもぢっ、ぎ、っもぢぃぃ♡ んぉお゛ぉお゛お゛お゛お゛お゛♡♡」
「みらりぇ、み、られ、てる、の、に゛っ なんれ、なんれこんな、きもち、の、よぉ♡ お゛ぉお゛♡♡」
「んっぎゅ、み、みへぇ、みへくらしゃぃぃ♡ 私のっ、はるなの、おまんこおかされてるところぉ、いっぱい見て、シコってぇ♡ あ゛ぁあ゛ぉお゛んっ♡♡♡」
「あっぎゅぅう、最高、これぇ、見世物セックス、さいっこぉお♡ ぉぉ、いっぐ、いっぐ、いぐいぐいぃっぐぅうう♡ お゛ぉっほぉおお゛ぅっっほぉおお゛ぉおお♡♡♡」

 三人は溜まらずアクメを迎えていた。もはや見られているということすらも、快感の一因に過ぎない。普段しないファッション、普段しない行動。そこから得られる代えがたい快感を前にしたら……既存の常識も、規範も、全てが意味をなさなくなってしまう。
 彼女らがイキ果てようとも男達は止まらない。徐々にバス内の男達も加わり、そろって何度も何度も犯しすべてが終わった頃には男達の足元で、三人が白目を剥きながらとろけていた時だった。

「はぁぁ……はぁぁ……はひゅ、んぁァ……♡」
「きもひ……おまんこ……きもち、んぃぃ……♡」
「もっろぉ……もっと……お゛っ、おっふぅぅ……♡」

 全身性液まみれでとろけた様子の彼女に、ガイドは笑みを浮かべながら近づいていく。

「皆さんとてもご満足いただけたようですね♪ それでは、本日続いたツアーは終了です♪ 最後まで楽しんでいただけた皆様には、期間限定サービス♡ ランド内のホテルを通常価格から二割引きでご利用いただけますが、いかがいたしますかぁ?♡」

 三人の口元には静かに笑みが浮かべられていた。






「キャッハハハハハ! 朝からチンポ舐めれるなんてさいっこ~だよねぇ~?♡」
「ねえねえ、今日はどこいく~? まだお小遣いよゆうあるしぃ~♡」
「春菜も唯も変わりすぎぃ~♡ さっすがにハメ外しすぎじゃなぁい?♡」

 ランド内に設営されたホテルエントランス。そこから出てきたのは、唯、春菜、里紗の三人だった。しかしその姿は、入ってきた時とは大きく異なっている。肌は健康的な小麦色に焼かれ、身に着けているのは蛍光色の派手で露出度の高い、やもすれば下品とすら言われかねないファッション。両手両足に付けたエナメル質のグローブとソックスは、果たして何をするための物なのか♡ 首や腰、型にピンク色のシールを貼りつけた彼女達は、互いにけらけらと笑いながらも、片手を自分のおマンコに向けている。添えられた指先からはちゅぷちゅぷと汁があふれ出て、彼女達の太ももに伝って行った。

「おはようございます♪」

 そんな彼女達の前に、一人の女性が姿を現した。ハート型の布地にスリングショットの水着と、白い襟に小さな帽子を身に着けた女性は、にこやかに話しかけて来る。

「あ、バスガイドのお姉さんじゃ~ん♪」
「ちーっす♪」
「皆さん、とっても素敵になられましたね。三日前とはホント大違い♡」
「そりゃあ、ここのランドめっちゃ楽しいしぃ?♡」
「それはなによりです♪ よければ広報用に撮影させていただけませんか?」
「あは♡ 全然おっけーでーす♡」
「こんな感じぃ♡」
「ばっちり撮影してくださいねぇ~♡♡」

 三人はそれぞれガニ股になりながら、フェラ素振りをして見せたり、ダブルピースをして見せたり。自らの痴態を見せつけていた。

「ありがとうございます♪ これでもっと、当園に来場したい方が増えるはずです」
「は~い、どうも~♡」
「どうせだったらチンポでっかい人がいいよね~♡」
「ね~、ギンギンで性欲丸出しで襲ってくれる人~♡」
「あ、それならさ、あいつとかいいんじゃない? ほら、クラスの……」

 彼女達は理解しているのだろうか。広報用という言葉がどういう意味なのか。今撮影した写真がどこへ行き、誰に見られるのか……。きっと理解してもいなければ、しようとする気もないのだろう。彼女達は変わらず自分の股間をいじくりながら、パーク内へと歩みを進めていった。

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