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-freya- 2023/06/05 14:53
お姉ちゃんの秘密(過去作)
【 サポートプラン 】プラン以上限定 月額:500円
-freya- 2023/06/05 14:53
アームバインダーとモデル体験
「……どんな感じ?」
スズの上半身は自由がなかった。
白のブラウスと黒のワンピースのコントラストを纏う華奢な容姿を紅い麻縄が無常に縛りつけているからだ。
背中で組んだ両腕。重なり合う細い手首には紅い縄が絡みつき、複雑に作られた菱形の縄目に吊り上げられてしまっている。
「えーっ……と……」
それだけではない。
胸の上下を圧迫する紅い縄が両腕を胴体と繋ぎ止め、スズの羞恥心を煽るようにおっぱいを強調していた。
――後手縛り。
隣でカメラを携えるサオリがスズに施した緊縛術。江戸時代辺りから日本人の手によって考察、考案され続けてきた捕縛用の技術だが、現代社会で用いられる緊縛術は芸術やSMなどの特殊な嗜好の影響を強く受け、色欲というテーマに関与する娯楽の形へと変貌していた。
海外でもジャパニーズボンデージと呼ばれ、世界的に注目されている拘束手段といえる。
「……なんか、すごい、です」
縄から伝わってくる情報量が多すぎて、スズの語彙力が、喪失する。
縛られている最中も、縛り終わった後も、縄が肌に擦れる感触というのは不思議なくらい焦ったく、気持ちの良い刺激に苛まれるのだ。
適度な締めつけが与えてくる抱擁が謎の高揚感をもたらしてくる。微熱がかったようにスズの身体は火照り、僅かな縄の軋みにも敏感になってしまっていた。硬くなった乳首が服に擦れてしまうたびに恥ずかしさが増していく。
「キツかったり、痛いところとかない?」
「……大丈夫、です」
サオリの流れるような縄捌き。縄士のような手際の良さをぼーっとしながら眺めているだけで、スズを緊縛する後手縛りは完成していた。
ギシ。ギシ。
縛られていく自分の身体があまりにも扇情的で悲哀な様相を晒しだしていたから、恥ずかしさにかまけて意識的に見ないように目を閉じたりしたもしていたから尚のこと縄の感触を深く感じてしまった。
ギシ。ギギッ。
縛られる経験は初めてだったし、内心どこか不安だった。だが、実際に緊縛されてわかったことがある。縄に縛られる感触は、不安を忘れてしまうほどの底知れない安心感がある。
自由を奪われていく過程に芽生える相反した感情なのだが、不思議とスズは縄の感触を受け入れられた。
「痺れてきたり、痛みがあったらすぐに教えてね?」
「わかりました」
それはきっと、緊縛を施したサオリがスズの体調を考慮してくれているからかもしれない。
もし、サオリに乱暴に縄で縛られ、無理やり身体の自由を奪われていたなら、スズは不安と恐怖に苛まれて一生のトラウマを抱えていただろう。
だが、様子を見ながら丁寧に接してくれるサオリの献身さはスズの好奇心を壊すことなく、裏の世界へと導いてくれたのだ。
「あ、もしかして……縄に縛られて感じちゃってる?」
「ち、ちがいますよ!」
「そう? 白い頬っぺた紅くしながら口角が上がってるから、スズちゃん悦んでるように見えちゃった」
「……ば、バカ言わないでくださいッ!」
サオリの冗談に過剰に反応していることにスズは気づいた。自分が図星であることをサオリに理解させられてしまったのだ。罠に嵌った。急に首筋から熱が発しられて、蒸気したみたいに顔に熱がこもっていく。めちゃくちゃ恥ずかしい。
「じゃあ、撮影始めるから自由にしててね」
サオリは手慣れているのか、切り替えが早い。
自由に。と言いっていたが、後手縛りに緊縛されたスズの上半身に自由はない。サオリがスズに伝えたかったのは「リラックスしてて」という意味だろう。完全にスズの気持ちを見透かされている。
「————」
カシャッ。カシャッ。
カメラのシャッター音とフラッシュライトがスズに向けられる。
緊縛モデルというものがどんなものかいまいち理解してなくて、あっちを見たり、こっちを見たりする。
カメラのフラッシュライトが眩しくて、ソワソワしながら縛められた上半身を揺すったり、肩を回したり、背中で組んだままの両手に力を込めてみたり、スズは気の赴くままに白いベッドの上で後手縛りを堪能する。
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-freya- 2023/06/05 14:53
タイトル未定(過去作)
私はあの日見てしまった。夜中にトイレに行きたくなって暗闇の中電気もつけずに歩いていた廊下から変な声が聞こえた日。その声は姉の部屋から聞こえてきていて、耳を疑った私は姉の部屋をそっと覗き込んでしまった。
「……ッ、んぁ……っ、はぁん……んぅっ、んぁ」
薄暗いナツメ球が照らす部屋の中で体のいたるところに黒い拘束具を身につけた姉がヴヴヴと低いモーター音を鳴らしながら小さく声を押し殺して喘いでいた。さすがに私も高校生になっていたし、性癖については人それぞれの世界があることは知っていた。けれど、彼氏がいない大学生の姉がまさか自分を拘束して快楽に浸っているとは夢にも思わない。
だからといってそのときの私にできる選択肢は見なかったことにしてトイレに行くしかないわけで……。邪魔しちゃ悪いと思って静かに立ち去ったのが二週間ほど前のことだ。あの日以降姉と顔を合わせるたびに拘束具を身につける姉を思い出してしまって、普通に話してるはずなのにどこかぎこちなく感じてしまう。たぶん、私だけが感じていることなのだと思う。姉はいつもと変わらない様子でドラマの話しを振ってきたり、SNSで得た面白い情報を教えてきたりと分け隔てなく笑っていた。
そして今――私は姉の部屋にいる。魔が差したといえば聞こえはいいかもしれない。事実今日は偶然が重なった。両親は実家へ祖父母の様子を見に行くということで外泊。姉は友だちの家に泊まりに行くということで外泊。つまり、二人姉妹の家系で留守番に残されたのは妹の私一人だけということになる。こんな珍しい日に気になっていた物を拝みに行くというのも悪くない。そんな気持ちを抑えられなかった。
「この辺……かな?」
膝丈の白いTシャツワンピース姿で姉の部屋のクローゼットを開ける。すぐに目に飛び込んでくるのは不自然に置かれているタオルに隠されたダンボールだった。引っ張り出して中を開けてみると黒色を鮮やかに反射する名前もわからない拘束具たちが箱の中でひしめいていた。
「こんなにいっぱい……お姉ちゃん全部買ったのかな?」
純粋に浮かぶ疑問と未知なる存在の出現に好奇心が鼓動を早くしているのがわかる。箱の中にどんなものがあるのか気になってきて姉のベッドの上に一つ、二つと並べていく。
黒い拘束具は基本的に革製品でよく見てみると本革だった。分厚い革はしっかりとなめしが行き届き、なんども使用されているからかほんのりと姉の匂いが染みついていて、手触りはとても柔らかく感じた。
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-freya- 2023/06/05 14:53
えすえむごっこ(過去作)
中学生になって一年の時が経ち、中学2年生になってからの夏休み。
私は、両親に頼まれ従姉妹の家へと遊びに行っていた。
なんでも、従姉妹の両親と私の両親とで実家のことについて大事な話があるそうで、従姉妹の面倒を私に見てほしいんだとか……正直、面倒を見るのは構わないけどもここ最近会ってなかったこともあり、すこし緊張していた。
確か私より年下で、5歳くらい歳が離れてるはずだ。今は小学3年生だろうか。
従姉妹の名前はルイ。
ちなみに私の名前はマイ。
一文字違いだったりするから、お互いに結構親しみをもって名前を呼んでいたし、仲が良かったのも覚えている。
「おねぇちゃん。次足縛っていい?」
「…………う、うん」
けど、こんなことして遊んだことは一度もなかったような気がする。
「そしたら縛っちゃうね」
目の前に居る従姉妹のルイが私のために用意したという麻縄で、膝を折り曲げた状態に片足ずつ縛られていく。
ルイの家に来てすぐに ルイの両親は私の両親と一緒に私たちを置いて出て行ってしまった。
その後適当にテレビでも見ながらルイと学校のお話をしようと思っていた矢先に「やってみたいことがある」とか言われてなんとなく軽い気持ちで「いいよー」なんて言ってみたら「じゃぁ道具もってくる」と大きめのビニール袋を持ってきてこんな訳わかんないことになっている。
ちなみに既に両手は後ろ手にVの字に手首を縛られているし、今足を縛られてしまえば、ほとんどなんにもできない状態になってしまう、試しに手首の縄を解こうと少し試してみたけど、縄がきしむだけで意外にも解けなかった。
「できた。どんな感じ? 抜けれそう?」
「今すぐにはちょっとムリだって、最初緩いと思ったら、間に縄巻かれて、締まって抜けないもん」
「おねぇちゃんいいところに気がつくね!」
思ったことをそのまんま口に出していっただけなのに、結構嬉しそうに食いついてくるルイが少し怖かった。
「あのね、実はね。おねぇちゃんに何回か色んな縛り方して、縄抜けできるのか試してほしいの。それで、一番抜けられないと思った縛り方で今度友達のこと縛るんだ」
「なんで、友達のこと縛るの?」
私はルイの言葉の内容がいまいち理解できなくて質問した
「えーっとね、あたしの学校友達のみかんちゃんがね、脱出マジックが得意って自慢してたから、本当に得意なのか気になってね今度縛るから脱出してみてよって煽ったら、乗ってきたの。だから今度縛るの。その練習」
「へ、へぇー。がんばるねー」(棒)
どうでもいい内容でかなり適当に返事をしてしまう。そんなことのために私は小学3年生の従姉妹に縛られてるのか。
「インターネットとかで縛り方を探してみたんだけど、見たくらいじゃ分かんないから実際に縛りたいって思ったの」
「お母さんとお父さんには言ったの?」
「うん、そしたらおねぇちゃんに手伝ってもらったらって言われたよ? それにおねぇちゃん小さいから丁度いいんだ」
「小さいって……そりゃ、そうだけど……」
確かに私は学年の女子の中でも一番小さくて、新入生には同じ学年の子と間違われてしまうほど先輩に見えない小ささだ。ルイとも大した差はなくて、目線もほとんど一緒。でも、力はルイよりあるほうだと思う。
まぁ、でも仕方が無いか……。一応おねぇちゃんなんだし、かわいい従姉妹のお願いだから手伝ってあげようではないか。とか、誤魔化して悔しいから見栄を張ってみる。
「わかった。そしたら私もちゃんと手伝うよ」
「ほんと?」
「うん、縄抜けしてみる」
その言葉と同時に今の縛られた状態で縄抜けしようとがんばってみた。
「あ、ほどけた」
するとさっきは解けなかったのに案外結び目が弱いのかあっさりと縄がほどけてしまった。
「やっぱりこれくらいじゃダメなんだ……じゃ、次の縛り方していい?」
「う、うん。いいよ」
結構あっさり解けたことに気持ちに余裕もあり軽い気持ちで頷く。
「そしたら……立ってもらっていい?」
足の縄も解いて立ち上がるとルイは長い麻縄を袋から取り出し、綺麗に解くと、半分のところで折り、私の首に掛け胸の前に垂らす。
そのまま縄を鎖骨あたりで一度結び目を作り、更に、胸のすこし下あたりにも結び目、へその上と下のところにも結び目を作る。
そのままスカートを巻き込みながら、股を通して……って股っ!?
「ちょ、ちょっとまった!」
「なに?」
当たり前のように股から縄を通そうとしているルイに焦りを隠せずに物言う。
「なに? じゃない、急に股に縄を通すとかルイはアホの子なの?」
「だって縛り方に書いてるんだもん、ここ通さないと縛れないもん!」
馬鹿にされて怒ったみたいで、縛り方をプリントアウトされた用紙を私に無理やり見せ付けてくる。
そこには確かに股の下を通すと書いてあった。
「でも、股通すってことは……その、えーっと……」
今おもえば、ルイは小学3年生である。保健体育なんて習っていなかった。性の知識がなかった。
顔を膨らませて少し怒り気味のルイをみて仕方なくOKをだすことにした。
小学3年生に教えても意味なさそうに思えた。
「大丈夫だよ、この縛り方だけが股に縄通すの、他のはないよ」
ルイはそういうと再び手を動かし始めた。
一度スカートの位置を整えてスカートを巻き込み、また、縄を結び、結び目の瘤を作ってからルイは器用に股に縄を通す。
「うっ……」
その時に股に当たる瘤と太ももの辺りをスルスルと擦り付けながら通る縄の感触がなんとも言えない感じで声が出ないように我慢した。
「そして、通した縄をすこし――引っ張る!っと」
「――んひゃっ!?」
ルイに突然股の縄を引っ張られ、その反動で身体が仰け反り、反射的に変な声がでた。