主人公絵の考察
今回は主人公の少女の「絵」の考察です。
主人公の少女……ハルは、男っぽさと女っぽさが同居した元気な少女という
設定で、今回作成するゲームの主人公にしました。
今度こそちゃんとゲームを完成させようと思い立ち、主人公の外観を過去に
描いた絵の中から探していた時に見つけたのが①で、約5年前に描いた物
です。
それを元に、今回の主人公イメージとして描いたのが②です。
落書きをする時、自分は手をちゃんと描きません。(故に上達しません)
ですが、ゲーム制作の為に出来るだけちゃんとしようと気合を入れて
描きました。
次に立ち絵の見本的な絵として描いたのが③です。
こちらも見本ですので、できるだけ丁寧に、出来るだけ少ない線で綺麗に
する事を目標に描きました。
そして製作途中から、主人公の設定深掘り&息抜き&絵の練習として
始めた「主人公の日常」シリーズが④⑤です。
いっつもスカート捲ってますね。
この中で本当にゲームに登場させたいと思っているハルは、②か③です。
中性的でスレンダー?なハルです。
④と⑤は、何やら女性的な雰囲気が強すぎる気がして、実はあまり
気に入ってはおりません。
「男の子?女の子?……ああ、女の子だね」
と、じっくり観察すれば女の子だと分かる。
また、何気ない仕草で女の子だと分かる。
そんなギリギリなラインが、目指す所です。
絵のお話ついでにもう一つ。
自分は、服を着ている絵の中で、服の冗長?が好きで重要だと思って
います。
絵を描く工程として、自分はまず裸を描き、次に服を着せます。
その方がポーズが取りやすいと感じるからです。
そしていつもやりがちなのですが、身体の線に合わせて、冗長のない
ピッチリな服を描きがちです。
かなり気を付けてはいるつもりなのですが、気がつけばピッチリに
なってしまっています。
具体的には、
・襟と首の隙間、襟が肩の上に乗っている厚み
・袖口と腕の隙間
・腰の辺りの、ゆったり感
・ズボンの裾と足の隙間
等々です。
ここにしっかりと隙間を空けて、シワでダブつきを表現する事で
存在感のある素敵な絵になると思っているのです。
まぁ、まずはひと目でハルだと分かる事が
一番大事です。
シーンが変わる度にキャラクターの顔が変わってしまってはダメです。
では、それを実現するにはどうすればいいか?
先人に習い、3つの方法を考えました。
1つ目は、設定資料のような、③のような絵をもっと増やす事かと思います。
顔を沢山描いて、一つにまとめておくのです。
そして絵を描く時にそれを参考に描けば、そんなに違う顔にはならないと
思います。
2つ目は、身体のバランスを統一する事です。
冒頭の絵の③④⑤を比較すると、全て頭と肩、上半身と下半身、手足の
大きさ、それぞれのバランスが全部バラバラですね。
これではいけません。
自分は絵を描く時、DesignDollという3Dポーズ人形を手軽に作れるソフトを
使用しています。
人形でポーズを付け、上から線を描き、それに手を加えていく形です。
普通に考えて、この方法なら手足や身体のバランスが崩れるハズは
ありません。
しかし、上から線を描いただけの絵を眺めていると、何か変だなぁ?という
気持ちになってきます。
そして色々な所を拡大縮小して、自分の感じる「バランスの良い絵」を
作成してしまい、結果として、元の人形から離れたバランスの絵になって
しまっています。
だから今回は、できるだけ人形の段階で気に入ったバランスにして、
そこに手を加える事は最低限にしていこうと思います。
それで解決すると良いのですが……。
3つ目は、何か、大げさに特徴を付ける事です。
髪にアホ毛を追加する、特徴的な髪飾りを付ける、オッドアイにする等々
ですね。
ハルは、眉毛が少し太めなのと、
もみあげ(もみさげ?)2束が、他の髪より長いという特徴を
付けてみました。
一応、髪型は統一しているつもりですが、何故だか絵毎に微妙に違いが
出てしまっています。
以上、まぁ今後、大量の絵が必要になるので、何とか気に入るハルを
描いていきたいと思います。