穢れシステムの紹介【彷徨巫女伝~小夜脱出譚~】
こんばんは!
今回は『彷徨巫女伝~小夜脱出譚~』における『穢れシステム』のご紹介です。
ちょっと今さら感ですが;
だいたいはニュアンスで伝わると思っているのですが、マスクデータになっている部分もあるため、その辺りを詳しく知りたい方向けに触れておこうかな、と。
※ただし体験版以上にはネタバレにならない範囲です
穢れパラメータ
「穢れ」とは、日本 仏教、神道における観念の一つで、不潔・不浄等、理想ではない状態の~といううんちくはさておき。
『彷徨巫女伝~小夜脱出譚~』では、妖怪にえっちな攻撃をされたり、敗北凌○されると「穢れ」が溜まっていきます。
いわゆる「淫乱度」的な扱いです。
※設計段階で「淫乱度」と「穢れ」を分けるかどうかちょっと迷ったのですが、本作では「淫乱度」=「穢れ」にしました。
ニュアンスとしては
- 妖怪に性感帯を刺激されることで小夜は少しずつ淫乱になっていく
- 巫女にとって淫乱であることは心が穢れていることである
- 邪悪な妖怪に触れられることも穢れてしまうことである
的な感じですね。
穢れが溜まっていくとどうなるのか
EROがより多く上昇するようになる
前述のとおり、本作においては「穢れていくこと=淫乱になっていくこと」です。
なので、「穢れ」が溜まっていくほど小夜は感度が高くなり、同じエロ攻撃を受けてもEROがより多く上昇します。
つまり開発されて敏感になっちゃった状態ですね。
本作ではEROが100になると小夜が「絶頂」し、1ターン行動不能になるため、穢れが溜まっていくほどに戦闘難度も上がっていきます。
穢れすぎると…
本作では小夜の恒久的な状態変化を用意しており、そのトリガーの1つが「穢れ」の数値です。
1段階目の変化は…これはまぁ言ってしまいましょう。敗北凌○を受けることで、小夜の身体に何らかの変化が訪れます。
そこから先は本作でのお楽しみということで。
内部的なお話
こっちはクリエイターさんや、開発内部に興味のある方向けのお話。
本作における操作キャラクターは表向きは「小夜」1人ですが、実は内部的には複数のアクターを用意しており、小夜の変化段階に応じてアクターを入れ替えています。
名前をすべて「小夜」にしているのでプレイヤー視点だと同一キャラに見える、というわけですね。
※そのせいでバグったり、バグってる原因に気付きにくかったり。なのでテスト中は「小夜(初期)」とか「小夜(穢れ)」とか付けてわかるようにしています。
なぜこんな仕様になっているかというと、まぁ「妖術」のせいですね。第1段階変化後に習得する「妖術」は「符術」とは別の「スキルタイプ」としており、ツクールMZにおいてゲームの途中でアクターに新たな「スキルタイプ」を追加する方法が見当たらなかったためです。(たぶんデータベースを読み込むタイミングがゲーム開始時の1回だけしかない)
小夜に最初から「スキルタイプ:妖術」を追加しておくと、妖術を覚えていなくてもメニュー画面や戦闘コマンドで「妖術」が表示されてしまいますし、小夜が「妖術」を使えない設定にしていると、「妖術スキル:閻魔」を習得させても小夜が使えるようになりません。
そこで「妖術を覚えていない小夜」と「妖術習得済みの小夜」を分ける必要があったんですね。(ちなみにスキルタイプの問題だけなら「職業」でも分けられます。)
もしもゲームの途中でアクターに別のスキルタイプを追加したいけど方法がわかんない、という方がいましたら参考になれば幸いです。
おわりに
本日はこんなところで。
引き続き制作頑張ります!