五月雨時雨 2024/05/01 21:02

快楽に悶えながら男達は仲間と共に忍耐を維持する

釣り針のような形状をした金属製の器具。それらを奥深くまで飲み込まされた男達の尻穴は、絶え間無く襲い来る不快な圧迫感に苛まれ続けている。
尻穴を埋め尽くす悪趣味な二つの釣り針は、地下室の天井に設置された二つの滑車を経由する縄を用いて結合されている。それ故に男達は下手に腰を落とせば自分だけでなく仲間の尻穴をも苛烈に嬲ってしまう苦悶の状況を作り出されてしまっている。
そんな無慈悲な縄を解きたくても、今の男達にその手段は無い。反対の肘を手の平で包むような形を強要する黒革製のアームバインダーを背中側で装着された腕では、自分と背後の仲間の尻穴をいたぶる釣り針の端に存在する金属の輪へと結わえられた縄を解く以前に触れることすら出来はしない。
ならば、残された選択肢はお互いの尻穴を余計に苦しめないよう耐えることのみだ。しかし、二人を捕らえた残酷な敵の男達は無様な忍耐すらも困難にさせる追い打ちを何の躊躇いも無く加えてしまった。
左右の足首に巻き付けられた黒革の枷に接続された金属製の棒と、男根を睾丸ごと括り出す黒革のベルトを繋ぐ鎖は、二人に疲労が一層蓄積する不自然な中腰の体勢を強要している。足を閉じることを禁じる棒と、迂闊に腰を高く持ち上げれば男根に罰として痛みを発生させる無慈悲な鎖は、尻穴に対する釣り針の食い込みを緩和させる行動すらも不可能にさせている。
拘束を振り払おうともがくことすら許さない。苦悶を和らげようと試みることすら認めない。冷酷極まりない八方塞がりの状況に追いやられた惨めな男達はもはや、意思の疎通を没収する為に噛まされたギャグボールの穴から唾液と悶絶に染まった悲鳴を零しつつ、最後の仕上げとしてあてがわれた淫蕩な責め具達が休み無く注ぐ甘い地獄に苦しめられ続けるしか無いのだ。

「んもぉぉぉーっ! あっ、ぶむぉぉぉっ!!」
「あぉ、んっ、もほぉぉっ!! ふぅ、ふぶっ、あぶうぅっ!!」

二本の男根の亀頭近くに緩く食い付いた黒革のベルトが、自身に内蔵されたローターの振動を用いて男達に望まぬ悦楽を味わわせていく。自らに搭載されたポンプを使って左右の乳房へと隙間無く密着した吸盤型の器具が、乳首と乳輪を同時に震わせ屈辱的な至福を抱かせていく。
当然、手も足も言葉も出せない男達はその至福にただただ翻弄させられるしか無い。脱力してはいけないと促している理性を無視して淫らに弛緩しようとする己の肉体に打ちひしがれながら、男達はじょじょに頻度を高めていく尻穴を貫いた釣り針による加虐に苦しむしか無い。
敵の手に堕ち、非道で淫猥な○問の中へと置き去りにされた男達は、仲間と危機を脱する為の協力を行うことも叶わぬまま悦びと苦痛に壊されるだけの存在でしか無いのだ。

「はぶっ、へべ……あえか、ひゃふ、へ……っ!!」
「いうっ、いうぅぅーっ!! まひゃ、ひぶっ……おぅ、ひゃめへ……っ!!」

誇りを捨てて慈悲をねだっても、その声を聞く者は同じ慈悲を欲する仲間しかいない。
その絶望の事実を背後から聞こえてくる不明瞭な声を耳にする度に再認識させられながら、男達は何度目かも忘れた射精に至りつつガクガクと痙攣する足からまた無自覚に力を抜き、強まった釣り針の食い込みに仲良く絶叫を上げるのだった。

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