千代田マサキ 2024/08/26 13:45

聖戦前の悪夢

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聖戦前の悪夢



「ふふっ、すぐ近くにこんなにも賑やかで楽しい街があったなんて!切嗣も酷い人よね。いくら私の安全のためとはいえ、もう子どもではないのだから、一人で遊びに行くぐらいできるわ!」
 ある夜のこと。アイリは屋敷からの外出を禁じられていたが、その子どものように旺盛な好奇心を抑えられず、遂に彼女は内緒でこっそりと屋敷を抜け出し、冬木市の中心部を訪れていた。
 禁止されていることをしているのだという背徳感も、彼女にとっては刺激的で逆にワクワクして、ショッピングや観光を満喫して、今まで味わったことがない最高の一夜を楽しむことができていた。
 しかし、アイリ本人は全く無自覚のことだったが、彼女の日本人離れした正に“人形のような”美貌や銀髪、赤い瞳は街で非常に浮いており、気のいい店の主などは「美人さんだから」とおまけをしてくれるなど、いい意味でも注目を集めていたが、反対に悪い意味でも、人の目を引いてしまっているのだった。
「はぁ、楽しい時間はあっという間ね。そろそろ帰らないと抜け出したのがバレてしまうわ」
 いよいよ夜も深まり、アイリはしょんぼりしながらも、街外れの暗い道をとぼとぼと歩いて帰っていく。
 その歩道の横には、ワンボックスカーが停まっていたが、特に気にすることもなく、横を通り過ぎようとした。その瞬間。
「よし、来たぞ!」
「やれ!誰にも見られるなよ!」
「えっ……!?」
 突然、車の後部座席から、数人の男が勢いよく降りてきて、目の前に立ちふさがったかと思うと、体を掴まれ、車へと引きずり込まれてしまう。
「いっ、いやっ……んぐううっ!?」
 一瞬、何が起きたのかわからず、反射的に悲鳴を上げようとするアイリだったが、太い男の腕で首を締められ、発声を封じ込まれてしまう。
 ようやく、自分が拉致されようとしているのだという状況を理解し、危機感から服に仕込んでいた銀の糸を取り出し、魔術で抵抗しようとしたのだが、その前に更に強く首は締められ、完全に意識を失ってしまった。
「よし、上手くいったな。すぐに車を出せ!」
 気絶したアイリは、両腕と両足を抱えられ、そのまま後部座席に乗せられてしまい、車は走り去っていく。
 道路には彼女が被っていたロシア帽と買い物袋が残され、アイリは完全にどこかへと連れさらわれてしまったのだった。

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