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ストーリーの記事 (30)

TalkingFairy 2020/06/12 17:33

赤ずきん その2

「あっ、おばあちゃんにパンとワインを届けなきゃ」
「そうかい、この先にお花が咲いているから、摘んでいくといいよ」
「それはいいわね、狩人さんありがとう!」

 赤ずきんちゃんは、用事を思い出して、森の奥に歩き出しました。

「チッまあいい、のんきに花でも摘んでるうちに、ババアのうちに先回りだ」


 狩人さんは、ものすごい勢いで、おばあさんのうちへの近道を走りました。
 おばあさんのうちに着くと、狩人さんは扉をとんとんとたたきました。

「はいはい、誰ですかね」

 若くてきれいでないすばでぃのおばあさんを見て、狩人さんは驚きました。

「赤ずきんちゃんのおばあさんにしては若すぎないか…じゅる」
「あら狩人さん、お上手ね
 でも、最近体が弱って、あまり動けませんのよ」
「それは好都合だ、赤ずきんの前にお前を食ってやる!!」

 見る見るうちに、狩人さんの鼻は突き出て、口は裂け、体中に毛が生えました。
 なんと、狩人さんはオオカミだったのです。

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TalkingFairy 2020/06/11 17:32

赤ずきん その1

タイムスタンプを見ると2003年のもののようです。
シンプルな線と塗りも、それはそれでエロいんじゃないの?
と思って試しに描いてみた、という感じですね。
実際エロいかどうかは君次第だ! (丸投げ)


「おばあちゃんのうちまで、けっこう遠いわよ
 本当に一人で大丈夫?」
「あたしはもう大人だもーん、心配しないで
 じゃあ、行ってきまーす」


 赤ずきんちゃんは、お母さんの心配もどこ吹く風、すっかり大人のつもりです。

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TalkingFairy 2020/06/09 17:31

猫狩りの島 その3

「教授っ、二人になってますよ」
「にゃにゃー」
「どうも、彼女たちについて来て欲しいようだな」
「…なんで分かるんだろ…」

「見たまえ住居だ、意外にイギリスと近いな」
「そうですね、ベッドや机もある…
 !!…筆記用具と本もありますよ」
「ジェイムス君!!
 これはペンドルトン卿の日記だ!」
「20年ほど前に行方不明になったあの!!」
「えらく保存がいいな…」
「にゃうーぷすぷす」
「ほう、君たちが大事にとっておいてくれたのか」
「…ホント、なんで分かるんだろー」

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TalkingFairy 2020/06/08 17:39

猫狩りの島 その2

「うにゃっ?!」
「そんなに怖がることは無い、我々は君に危害を加えるつもりは無い」
「にゃ?にゃにゃ?」


「教授っ、何いきなり脱いでるんですかっ!?」
「ジェイムス君、大きな声を出すんじゃない、有尾人が怯えるだろう」
「あ、本当だ、しっぽがある…
 じゃなくって、なんで脱ぐんですか」
「彼等は見ての通り、服を着る習慣を持たないようだ
 ならば、その習慣に合わせるのが警戒を解く良い方法だよ
 君も脱ぎたまえ」
「いや、ちょ…ちょっと事情があって…できません」

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TalkingFairy 2020/06/07 17:35

猫狩りの島 その1

 夏も近づく今日この頃、いかがお過ごしでしょうか。
 というわけで、在庫の中から夏らしい一編を発掘してきました。
 裸族大好き猫耳スキーのみんなも大喜びだねっ。


「なんだか、変な奴らが来たにゃー」

「教授、本当にこの島に、そんな原住民が?」
「ジェイムス君、本物の学者はおしゃべりはせず、フィールドワークだよ」
「はっ、はい教授」

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