しゅれでぃんがー 2019/11/25 02:12

ブルースが好きだという話

菊地成孔 本物のブルースシンガー・aikoを語る

 昔はMステとか見ていたけれど、今じゃまったく音楽を聴かなくなった。AKBがそういった番組や音楽業界を完膚なきまでに粉砕した結果、オリコンチャートなんかは機能しなくなった。そしてネット配信の発展によるCD文化の衰退。音楽業界は今、苦境なのだろうか。


 俺は昔からaikoが好きで、彼女の曲だったら一日中ずーっと聞いていられた。冒頭のlinkにある記事を読んだが、ブルーノートというジャンルに分類される音楽らしい。それによると、サビとかで音階が上がるところにブルースがあるらしいのだが。たしかに、俺はあの辺が大好きだ。痺れる。

 aikoで一番好きなのは『聲の形』の主題歌である『恋をしたのは』である。全体が好きだけど、サビなんか永久にリピートしちゃうくらいブッ刺さってる。あぁ↑ああ~、の部分が本当にね……すごいんだよ。『聲の形』自体も素晴らしい映画。心が弱い人はあてられるだろうけど、良い映画なんだよ。レビュー書きたい。


 他には須田景凪も好きだ。ブルースなのか分からないけど、とてもいい。こっちは歌詞が良い。文字選びがブッ魂消るぐらいにお洒落なのである。

 一番好きなのは須田景凪「Dolly」MVだ。このリンクは公式アカウントだから安心して聞きに行ってくれ。この曲は本当にお洒落。「描けるのはここじゃないな」とか、歌いながらここは違うな……って訂正してくる。なんだお前歌なのに物語ってるじゃねぇかよやべぇよやべぇよ。「言葉では表せないくらいの景象」って、景色と現象のこと? それだけ衝撃的なものを見たのか? てかその造語お洒落……! お洒落さんかよ!!

 この人は全ての曲でライム(韻)を踏んでるのもお洒落。この人はもう全部お洒落。感動する。是非聞いてみてほしい。

 一時期はサウンドホライズンなんかにもはまったことはあるんだけれど。今はもう恥ずかしくて聞けない。これはサンホラがダメなのではなく、俺がサンホラの対象年齢から外れてしまったのだと思う。俺はもう、卒業してしまったのだろう。


 あと、歌詞で感動したのはプリ☆チャンの『Super Cutie! Super Girl!』である。この曲の歌詞に、「誰よりもエモい気分で ポップな歌を届けちゃうよ」というのがあるのだが。この「誰よりもエモい気分で」、というのは本当に革新的な表現である。エモいというのは和製英語で、本当に最近現れた単語だ。それを明確にポジティブな意味で、しかもとびきり一番、という意味合いをこれほど分かりやすく組み込んでそれでいてこんなにも簡潔なワンフレーズに収めている。これはもはや芸術作品、芸術的な一文なのだ。


 作詞も文字なんだから、機会があればやってみたいなぁ。と思うのであった。

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