しゅれでぃんがー 2019/11/25 21:00

記事の書き方 初級編

こみっく★トレジャー33
2019年1月20日(日)

オリジナルのエッセイ集を持って参加します。
よろしくお願いします。

 私は今でこそこんな風に気ままな記事を書けるようになったが、昔はそういうわけではなかった。文体はガッチガチにお堅くて、ものすごく頭に入れにくい文章を書いていた。当時のデータがもう手元に無いので見せられないのだが、昔の私はなんとも堅苦しい文字を書く人間であった。

 そんな堅苦しい文字は、現代ではあまり読まれない。突き詰めればこれもまた読者がつくのかもしれないが、ある時、私自身は堅さを好まない人間であることに気づき、方向性を真逆に転換した。それが今の文体である。それを決断したきっかけは、『三月のライオン』という漫画のあるシーンを読んだときである。

 そこでは名人一歩手前だったかの人に挑む棋士が、軽さで勝負して負けていた。しかし、対戦相手はその軽さを批判するのではなく、「まだ重い……」とさらなる軽さを追求するように促すようなことを言うのだ。私はこれに感銘を受けた。当時の私は、無意識に【堅さ=強さ、面白さ、格式】のように、堅さを信仰する病に侵されていたからだ。それから私はなによりも、誰よりも軽い文章を追い求めるようになった。


 話を戻そう。そうやって軽さを研究する中で、あらゆるものを形式化……テンプレート化することの大切さを学んだ。今回はそれについて書こうと思う。


 文章を書く上で最も有名なテンプレート、それは二つ。「起承転結」と「序破急」である。これは物語を書く上での形式だが、本当はもう一つある。それは「序論本論結論」だ。今回はこれらの本質については別に気にしなくていい。大切なのは「三つに分ける」か「四つに分ける」か。たったそれだけでいい。そこだけ覚えて帰ってくれれば。

 これらが何故今日まで残っているかというと、単純に極めて有効だからだ。武道や剣技だって基本的な技はどこもある程度似ていたりするものだ。文章だって同じ。基本的な仕組みは突き詰めれば同じとなる。

 じゃあどんな風に書けばいいのか。一番初めの入門としては、「三つに分ける」方式を使っていくと良い。どうするかというと、具体例はそもそも今回の記事に仕込んである。

 今回の記事は「テーマを提示」して「その方法を説明」し、「次回はこんな内容である」と予告して終わる予定である。「序論本論結論」のテンプレートに乗せながら、記事の形を整えているのである。これはなんにでも流用できる、万能なテンプレートである。

 もしあなたがゲームクリエイターで、日々の進行の記事を書いているのなら。

「今日はこの部分を作りました」
と序論を提起し。
「こんなところを頑張りました、ここがむずかしかったです、ここにこだわっています」
などの本論で自己の意見を述べ。
「明日からも頑張ります、次はここを作ろうと思います、今回のことで問題が発生していてどうしようか悩んでいます」
などの結論で次につなげる。

 そんな感じにすると書きやすいと思う。記事の骨格は「三段」。これが一番初歩的で扱いやすい文章の形だ。もちろん、ゲーム制作以外にもなにか書きたいことがあるのなら、それについてまずネタを振り、私見を書き、そして文章を〆る。これをずっと繰り返せば、なんでも記事にできるようになるし。記事に困ることも無くなるだろう。なにせ、ネタがあれば何でも書けるようになるから。


 今回はそんな感じで終わろうと思う。次回の中編では、文字の読みやすさについて。レイアウトなんかに触れようかと思う。

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