制作環境をティラノビルダーから「ティラノスクリプト」に移行する / デリヘル純愛ゲーム(仮)制作日誌
プロトタイプ作成は、マウスを使ってポチポチと組み立てられる「ティラノビルダー」のほうが楽でした。
しかし、機能追加していくうちに「……これはティラノスクリプトで効率化しないと作業量が膨大になる」と気づきました。予想していたことですが。
ということで、ティラノビルダーで作ったプロトタイプを、ティラノスクリプトへ移植(再現)しています。
ティラノビルダーのscenarioファイルの記述は、厳密にはティラノスクリプト形式ではありません。ただし、位置情報(xy)の数値は共通しているので、タグリファレンスでティラノスクリプトの機能を調べて、どうにか移植することができそうです。
まずは基本画面(日常シーン)のインターフェイスを移植してみました。
以下は動画です
ちなみに、ビルダーとスクリプトの対照。こんな感じです。
ティラノビルダーの場合、所持金の「額面を上書き」をしようと思ったら、それ以外の「7月」「所持金」などのテキスト配置表示(ptext)をすべて消去指定してから再び表示指定する必要がありました。そのたびに、ティラノビルダー上で膨大なテキスト配置表示(ptext)をコピペしなければならず、現実的な制作方法とはいえませんでした。
ティラノスクリプトならば、
;所持金の額面を上書きする
[backlay]
[ptext page=back text="&f.money" layer=0 size=50 x=1015 y=0 color=0xffffff name="money" overwrite=true]
[trans time=0 layer=0]
[wt]
;総資産の額面を上書きする
[backlay]
[ptext page=back text="&f.assets" layer=0 size=50 x=1015 y=50 color=0x000000 name="assets" overwrite=true]
[trans time=0 layer=0]
[wt]
このような感じで、額面だけを「上書き」できるようです。(このやり方が最適解なのかどうか、よくわかっていない)
所持金の額面変更は、ゲームの性質上、何度も命令することになるので、さらにマクロ設定で「ひとまとめ」にして単純な記述にすれば、作業がはかどりそうです。
今回の移植作業によって、想定しているゲームシステムをティラノスクリプトならば実現できそう、という手応えを感じることができました。