思叫堂~ロア~ 2019/11/14 23:35

【次回作ネタ案:2】軍人さんと魔道戦闘少女のお話

まだプロット段階まで煮詰められてない戦争用の魔道兵士として作られた少女のお話。
戦争中の描写や雰囲気、上司に性欲処理として使われちゃってる描写あたりで色々悩み中です。

参考イメージキャラ:キャロル・マールス・ディーンハイム

《愛など分からぬ、愛など知らない、愛など終わらせる》

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戦場、戦う事しかしらない少女。
兵器としての役割を求めて作られ、愛というオブラートに包まれたその言葉によって育ち。
その欺瞞に気付き、何もかもを忘れたいと願いながら、兵器として戦場で生きるしかない少女。

「愛などという言葉は欺瞞だった、俺を働かせるための戯言、ただの世迷言に過ぎなかった」
「奴等はその偽りの愛で俺を縛り、それで無償で働かせらる兵器が出来たと思い込んでいた。
俺も、それを良しとしていた、それでいいと思い込んでいた。
だが、そうではないのだと……知ってしまった」

「本当の愛は、守る事だ、育てる事だ、その者のために己を捨てる事だ。
決して、自分の手を汚さずに人を殺させ、それで悦に浸ることではないはずだ」

「だから、俺は愛は知らない、愛など分からない。
愛など……終わらせてしまいたい」

右目に深い傷跡を残し、それでも尚戦場で生きる術しか知らない少女はそう履き捨てるように言葉を吐き。
僅かに、瞳を見せぬよう、顔を伏せる。

「お前が俺に愛を教えてくれるっていうのか、少尉?
……くっ、くく……ハハハ!
冗談、冗談さ! ……安心しろ、言われなくても戦果は出してやる。
俺は、どうせそれしか……知らないのだからな」

そんな彼女の調整役としての仕事をしながら、少しずつ彼女を意識していく主人公。
だが、そんな様子の主人公の言葉を受け入れる事はなく、あまつさえ上官に性処理をさせられて平然としている様子や

、困惑する主人公に対して無気力に「こんなものだろう、愛なんて」って履き捨てる少女。

まぁ、なんか色々日常系的なノリの描写をはさみつつ。

より効率的兵器の開発が成功する事に決定し、廃棄処分とする事になり、最後に敵陣に対する魔力を過剰暴走させる自

爆兵器のテストをさせられる作戦に使う事に。
少女の調整役に任命されていた主人公は、新兵器の担当へと異動予定だったが、少女の最後を確認するまでが任務であ

ると主張し彼女の最後の戦場へと共に向かう。

そして同じく欠陥品として廃棄予定だった、一瞬だけ使える強固壁のようなものを使い、爆心地となった少女を守る…

…が。
欠陥品であるが故に、使用者への反動を殺しきれぬという欠点を抱えており、それ故に少女は守る事が出来たが自身の

利き腕を全損させる事になる。

「オレなんかのために、何故……こんなをした、馬鹿かお前はっ!」

自分のために体を犠牲にした主人公に戸惑い、怒る少女へ思いを告げる主人公。
少女は理解出来ないと困りながらも、己の体を犠牲にしてまで、自分への“愛”を示してくれた主人公に、自分の知ら

ない“愛”を感じて……初めて今まで言われてきた事が、偽りではなかったのかもしれないと思い始める。

主人公の傷を癒し、自分達の死を偽装した少女とともに戦場を去る2人。
まだ芽生えたばかりの思いに戸惑いながらも、自分を守ろうとしてくれた主人公を支えながら、2人の姿は砂塵に消え

……暗転、エピローグへ。

何処かの廃棄された民家などで、片手の使えない主人公を気遣いながらのエピローグラブラブエッチ。
上官などの相手をさせられてた時との対比で、戸惑いと可愛らしい反応と、気持ちよさを感じているのをはっきりと出す。

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