【淫魔の饗宴　第６話】

それから1000年の歳月が流れると……
少しずつ北方の暗黒領域の障壁は信仰心を失って揺らぎ始めていた。

平和を謳歌する人々はまだ知らない。
魔族が企んでいる復讐の怨念を。
決して忘れていない……女を凌○する快楽を！　その姿を見せつけられておびえる男の無力さを……

【前回までのあらすじ】
リディアは暗黒領域へと足を踏み入れて悪魔グレゴリーに囚われ淫綬を身体に埋め込まれて辱められてしまう。
この辱めは世界を混乱へと陥らせるきっかけだった。
神聖な巫女が穢されたことで世界は混乱へと陥ったのである。

そんな中で冒険者の一団が古びた館に向かっていた。目的はミノタウロスの退治。
いつもの仕事だとみんな考えていた。

【Tips】ミノタウロス
人と牛を掛け合わせた巨体を持つ魔物。馬力があり、とにかく腕っぷしは強い。
だが鈍重であり知能も高くないので熟達した冒険者ならタイマンで倒すことは可能だろう。
問題は群れが相手の場合だろう……彼らには意思疎通のできる知能があり、それでいて怪力という組み合わせは冒険者を多く散らせてきた。