投稿記事

yatsureCreate 2018/09/12 10:14

【ノベル】無口な姉と。−1

ぱんっ・・・!ぱんっ・・・!

乾いた破裂音と、濡れた肉が擦れ合う音が姉の部屋に鳴り響く。先天的に声を出すことができない、といった訳でもないのに、姉は小さい頃からほとんど喋らない。人とのコミュニケーションを、殆ど取ろうとはしなかった。人との関わりを避けているようにも見えるが、特に目つきがキツイ、という事も無いせいか、イジメに遭う事もなく日々を平和に過ごしていた。あの日、までは。

ある日、学校から帰り自分の部屋へと入ると、姉が本を読んでいた。自分が帰って来たことに目を見開き驚いた様子を見せた姉だったが、何故自分の部屋があるにも関わらず、わざわざ弟の部屋で読書にふけっていたのか、その疑問は姉が手にしていた本にあった。隠していたはずのエッチな本だ。頭の中が何故の嵐で埋め尽くされつつも、そそくさと部屋から脱出を試みる姉の腕を掴み、動揺を抑えきれずに言葉を発した。

「か、母さんに言うつもりだろ!?」

腕を掴まれ、振り返った姉は自分の言葉を聞くと同時に首を横に振ったが信用できない。そこでふと、思いついてはいけない事を思い浮かべてしまった。自分の秘密を姉に握られたなら、自分も姉の秘密を握れば良い。しかしながら、秘密は秘密にされているから秘密であって、そう簡単に握れるものでは無い。そこで閃いた外道案。無いなら、作ってしまえ。幸い、両親は共働きで、二人とも夜遅くに帰ってくる。握った姉の腕を引っ張り、床に姉を押し倒した。
あっけにとられながらも、背中を打ち付けた姉は顔を歪ませているが、そんな表情も直ぐに驚嘆の表情へと変貌する。今思えば、それほど自分は興奮を顔に出していたのだろうか。何かを察知した姉は立ち上がろうと抵抗するが、運動部に所属する自分と文化部の姉では力に差は歴然である。年の差が1学年しかないのも要因の一つだ。むにゅっ、と、大胆に姉の胸を揉む。姉は一瞬、自分の胸に添えられた手に視線を向けるも、直ぐにこちらを見返して来た。無言のはずの姉が、"なにをしているの!?"と言っている様に聞こえるほど、姉の目は雄弁だった。10何年も姉弟やっていれば、その位わかる。弟の自分が言うのもなんだが、姉は地味だが可愛い。もしも血が繋がっていないと知らされたら喜ぶ程度には、自分は姉が好きだったと、こんな事になるまで自覚した事はなかったが、随分前から別々に風呂を使うようになって暫く見ていなかった姉の体は、想像していたよりも女になっていて興奮が収まらない。手のひらから少し溢れるくらい実った姉の乳房は、制服と下着の上からだったのでわかりづらかったが、柔らかかった。体を引き剥がそうとしてくる姉の左手をとり、床と背中の間を通して自分の右手で掴み、固定する。こうすると姉は、左側は無防備になる。そして、姉の左手を恋人つなぎの様に握りながら、右の二の腕を抑え、姉を動きづらくし、拘束した。左腕が締め上げられる苦痛に、姉の顔が歪む。抵抗が緩んだところで自分は、姉の首元へと顔を埋め、スンスンと鼻を鳴らし、姉の匂いを嗅いだ。びくっ、と姉の身体に何故か緊張が走ったが、もしかしたら姉は、自分が弟の欲情対象になっている事を自覚したのかも知れない。堪らず首元に舌を這わせると、ほんのりとした塩気と姉の味を感じた。

「姉ちゃんだけ、俺の秘密知ってるのはズルイじゃん・・・!」

まるで子供の言い訳だ。もはや、エロ本の件なんかどうでもいいし、寧ろそんなことよりも親にチクられたら大変な事をしている自覚もある。それでももう、自分の想いは止まらない。興奮が、そのまま愚息に血液として集まり、具現化する。特に表に出さず、ズボンの中から姉の下腹部に押し付け、自分がなにを考えているかを伝えると

「だ、だめっ・・・!」

と、何年振りかに姉の声を聞いた。掠れた、低めの、姉の声。その声が、より自分から理性を奪い去り、自分は姉と唇を重ねた。
初めて感じる、他人の唇の感触。柔らかい。そう感じるも束の間、姉は顔を逸らして唇を離してしまう。でも自分は、もっと姉を感じたかった。胸を揉んでいた左手を、姉の顔に添える。姉は驚いた様にこちらに視線を向けたが、間も無く唇を奪い、左手に力を込めた。くちゅ、くちゅ、と、唇を割り舌を差し入れる。こんな事、当然初めてだが、体は自然とやってのけた。どう動かしていいのかわからないが、姉の舌を目指して奥へと伸ばす。舌を噛み千切られてもおかしくなかったが、姉の優しさを打算した自分の勇気は身を結び、ぬる・・・と、姉の舌と絡み合う事ができた。生温かい、濡れた肉の感触。味のない、肉。その行動に、果たして意味があるのかと疑問に思いながらも、姉と接触させた粘膜を話す事ができないでいると、不意に、拘束していた姉の腕から力が抜けた気がして、思わず唇を離して姉の表情を確認する。

「・・・・・・・。」
「ね、姉ちゃん・・・。」

互いに息を乱し、口元は唾液で濡れている。姉は、熱い吐息を漏らしながらこちらを見ていた。その眼差しは、不思議と嫌悪感はなく、拒絶もない。だが、好意という訳でもなさそうで、どちらかというと、憐れみの目に思える。すると姉は自分から視線を逸らし、目を伏せ、左右に数回視線を泳がせた後、目を瞑った。眉は困った様にハの字を描き、体からは力が抜けている。試しに拘束していた腕を解放すると、特に抵抗もないまま、腕を両脇に置いたまま動かない。OK,という事なのだろうか。姉は、小さい頃から自分に優しかった。姉は、もしかしたら自分の発情を許容するつもりなのかも知れない。荒ぶる心臓の赴くままに、スカートをたくし上げると、可愛いピンク色のパンティが姿を現した。そして、透き通る様な白い肌をした、細く、文化系にもかかわらず引き締まった脚も。その太ももに見惚れていると、姉は顔を赤くした。姉の股間に顔を埋め、すんすんと鼻を鳴らしていると、スパーンッ!と頭を叩かれ、抗議の目を姉に向けると、ギロリと怖い顔をした姉の表情が見え、下着の匂いを嗅ぐのはやめる事にした。

下着に手をかけ、するすると脱がしていく。姉は脱がしやすい様に腰を浮かせてくれた。さりげなく下着の内側、クロッチ部分を確認すると、何か、粘液の様なものが付着していた様に見えなくもない。姉からまた叩かれそうなのでちゃんとは確認できなかったが。下着を脱がすと、まず薄い茂みに目がいく。生えそろっていない、姉の陰毛。ここまで来てがっつくのは何故か躊躇われたので、ゆっくりと顔を近づけた。ツンッ、と鼻腔が刺激され、それが姉の女性器だからなのか他も変わらないのかはわからなかったが、目の前の光景と相成って興奮が増す。一本の、筋。まだ一緒にお風呂に入っていた頃に見た割れ目とは、少しだけ様子が違っていた。割れ目の始まりには陰核が目立ち、僅かながらに小陰唇と思わしきびらびらがはみ出ている。両手の親指を添え、くぱ・・・と開いて中を覗くと、綺麗なピンク色をした肉の壺の入り口が姿を現した。思わず舌を伸ばすと、びくっ、と姉の体に強張りが走る。本やネットで仕入れた情報を総動員し、痛くならない様に唾液をたっぷりと舌にのせ、花弁を舐めた。舌に、慣れない酸味が広がる。姉の、女の、味。頭が痺れる。息を乱しながらも、夢中で姉の性器を舐める。姉も興奮しているのか、息遣いが荒い。暫くそうして花弁を舐めていたところ、ふとお豆の存在を思い出し、しっかりと唾液を乗せて舌を這わせると、露骨に姉が反応した。舌が蠢く動きに合わせてびくっ、びくっと身体が跳ねている。なんとなくだが、痛そうではない。であれば、もしかしたら姉が気持ちよくなってくれているのかも、と舌の動きに興が乗る。あまり強くしたり早くしたりすると痛くなると聞いていたので、あくまで優しく、丁寧に舐めた。時折花弁に舌を伸ばすと、ぬる・・・とした、唾液とは異なる粘度を有した粘液が舌に絡み、舐めやすくなっていく。そのぬるぬるは瞬く間に溢れ、そのぬめりに任せて舌を伸ばすと、ぬぷ・・・と、舌が今まで到達しなかった所に滑り込んだ。なんか、あたたかい。舌が肉に包まれている感覚。それが、姉の身体の内側だと思うまでに、時間はかからなかった。一瞬で頭が沸騰し、指を挿れたい好奇心よりも挿れたいものがギチギチに充血して苦しい。

「はぁーっ・・・!はぁーっ・・・!い、挿れるよ・・・?」
「・・・・・・・。」

いきり立った肉棒の先端を、姉の花弁へとあてがう。ぬる・・・とした感触が亀頭に伝わり、びくんっ、と脈打つ。先っちょだけ挿れようと押し付けるも、上へ下へと滑ってしまい、童貞丸出しだと顔が熱くなるのを感じた。数度の往復を伴い、先端がくちゅ・・・と、何かにハマった様な感触を覚え、本能でここだと解った。もう、後戻りをするつもりはないが、姉の意思を聞いておくと、姉は自分の問いに対し、ゆっくりと瞼を閉じた。
ぬ・・・ぷ・・・。
肉棒が、姉の体内に沈んでいく。避妊具なんて、持っているはずもなく。生々しい粘膜の感触、温もりが、自分の愚息を包み込んでいき、思わず息が止まった。まだ亀頭が沈んだか、くらいの深さだが、圧迫感が凄まじく、腰を止めてしまう。そこでようやく、姉の様子を確認する余裕が生まれ、血の気が引きながら姉の顔を覗いた。姉の浮ついた話なんて聞いたことがない。きっと姉も、初体験のはずだ。男と違って、女性は痛みを伴うと聞く。成熟した大人であればその限りではない場合もあるらしいが、自分の愚息がそこまで大きいわけじゃないにしても、姉の身体では破瓜は避けられない。そう悟った自分だったが、当の姉は目を瞑ったまま何も変化がない様に見えたが、よく見ると眉間にシワが寄っている。痛みがあるのかはわからないが、何かに耐えているのは間違いない。不意に、姉は目を開け、こちらに視線を向けると、心配そうな自分の表情を見たのかすぐに再び目を閉じ、眉間から力が抜かれた。姉は、こんな時まで姉であり、自分は弟だった。甘える様に姉に抱きつき、一気に根元まで肉棒を突き入れると、ぐっ、と姉の身体に力が入るのを感じる。抱き返されたりはせず、そのまま自分は夢中で腰を振った。

「姉ちゃんっ・・・!気持ちいいっ・・・!ごめん、すごい気持ちいい・・・!」
「・・・・・・・・・。」

自分でも何を口走っているんだと自己嫌悪しそうになるが、肉棒から流れてくる快楽に溺れ、それどころではない。濡れた肉のヒダが亀頭の引っかかりに絡みつき、根元まで挿れると竿の部分が締め付けられ余計に亀頭が膨らみ感度を上げられる。こんなに気持ちいことが世の中にあるなんて。まるで全身を包まれているのかと錯覚するほど、肉棒が姉の体温に包まれる感触は心地よかった。自分でエロ本片手に愚息をシゴくのとは比べ物にならない。ぬぷっ、ぬぷ、と淫猥な音を部屋に鳴り響かせながら、姉に腰を打ち付け快楽を貪る。愚息は、隙間なく生温かい粘液をまとった粘膜に密着され、全身をくまなく舐められる快感に身を震わせている。びくっ、びくっ、と先走り汁を姉の膣に塗りつけ、種を蒔く準備は万端だ。

「はぁ・・・!はぁ・・・!姉ちゃんっ・・・!ごめん、俺・・・!・・・・うっ・・・!うっ・・・・!」
「・・・・!?」

びゅくっ・・・・!びゅっ・・・・!びゅっ・・・・!
一段と深々と姉の体内に肉棒を突き刺すと、腰の動きを止め呻き声を伴いながら、自分は姉の膣に射精を開始した。ぎゅうっ・・・と姉を強く抱きしめ、子種汁を注ぎ込む。姉弟なのに。あと数秒もすれば、その罪悪感に苛まれる事はわかっているが、生膣に密着され、姉の体温に包まれながら行う射精の快楽には勝てず、びゅっ、びゅっ、と青い情欲を吐き出した。気持ちいい。脳髄が蕩ける様な快楽。今自分は、紛れもなく姉を抱いている。今まで姉と過ごした日々が、走馬灯の様に次々と浮かんでは消え、その終わりと共に射精も終わり、止まっていた呼吸を再開させながら、血の気の引いた肉棒を姉から引き抜いた。体を起こし、姉から少し離れると、花弁からは細かく泡立った桃色の体液が溢れ、現実が一気に押し寄せてきた。姉の、初めてを奪ってしまった。なんて非道を。姉と結ばれたいと思っていたわけじゃない。姉に恋していたわけでもない。ただ純粋な好奇心と性欲で、姉の純潔を破り、その上中出しまで・・・。射精直前、思い浮かんだことがある。もしも子供ができたとして、その時に姉が親に"弟に犯された"と言ったとする。自分は、素でしらばっくれれば絶対にバレない。どこの男と遊んで孕んだんだと、怒られるのは姉の方だ。そしてそれは、何も子供に限った話ではない。そもそも、弟にレ○プされたと言ったとして、どうやってそれを証明する?いずれにしろ自分は、はぁ!?何言ってんだ姉ちゃん!?って、驚いたフリをすればいい。それだけで親は、男遊びを隠蔽したい年頃の娘の狂言だと思うだろう。だって、そんな事するわけないんだから。

「ね・・・姉ちゃん・・・」
「・・・・・・・・。」

登っていた血液が、急激に引いていく。今の自分の顔面は蒼白だろうと、容易く想像できるほど冷たい。あんなに優しかった姉に、こんな仕打ち、許されるはずがない。今日の出来事で、考えうるリスク、コスト・・・全てのマイナス面は姉が背負うのだ。わかっていて、いや、わかっていたからこそ自分は、姉を襲った訳で。ぐるぐると無駄な思考だけが反芻し、身動きが取れないでいると、むくりと姉が身体を起こした。思い切りはたかれる事を覚悟し、姉の方に体を向けたまま瞼をぎゅっと瞑っていると、バタンッ、と部屋の扉が閉まる音がした。恐る恐る瞼を開くと、姉の姿がない。姉がいたフローリングの床には、赤い雫が混ざった粘液が溜まっている。胸が、苦しい。姉への謝罪の言葉を探していると、間も無く扉が再び開けられ、タオルを持った姉が現れた。テキパキと床を拭き取ると、姉は自分に近寄り、服を脱がし始めた。頭の中がはてなマークで埋め尽くされた頃、自分の服とタオルを抱えた姉に手を取られ、風呂場へと誘導された。手際よくも服を脱ぎ始め、そばにある洗濯機へと放り込むと、久しぶりに二人で風呂に入ることになった。と言っても、初めの方は汚れた服のシミ抜きでシャワーが使えなかったが。久々に見た姉の身体に欲情し・・・などはなく、絶賛賢者タイム継続中の自分は呆然と体を洗い、気付いた時には自分の部屋でいつもの椅子に座っていた。姉は風呂から上がり髪を乾かすと、いつも通り帰りが遅い親の代わりに晩御飯を作り始め、今も台所にいる。
大きくため息を吐きつつ、机に突っ伏す。風呂場では、特に何も言われなかった。姉が何を考えているかわからないなど今に始まった事ではないが、こんな時、無口でいられると本当に苦しい。いっそ罵り、叱って、顔面の形が変わるほど殴られた方が気が楽になる。そろそろご飯ができる頃だ。ご飯を食べ終わったら、親が帰ってくる前に姉ちゃんに謝ろう。何をどう言われるかわからないけど、もうこのままでいるのはあまりにも辛い。





無料以上のプランでフォロー頂けると、全文が格納されたファイルをダウンロードできます。

フォロワー以上限定無料

僕の作品が大すこな方は、是非これに登録して僕に教えてください!! モチベがガン上がり!!

無料

【 500円 】プラン以上限定 支援額:500円

このバックナンバーを購入すると、このプランの2018/09に投稿された限定特典を閲覧できます。 バックナンバーとは?

この記事が良かったらチップを贈って支援しましょう!

チップを贈るにはユーザー登録が必要です。チップについてはこちら

yatsureCreate 2018/09/09 21:39

【ノベル】TSと親友と戸惑いと−5

「お、お前・・・!後で、あっ、覚え、てろ、よ・・・!うっ・・・!んっ・・・!」
「マジでスマン・・・!けど、すげー気持ちいい・・・♡すごいぬるぬるで、あったかくて・・・♡はぁ・・・♡はぁ・・・♡」
「俺は、痛い、のっ・・・!頼むから、もう少しゆっくり・・・!」
「ホントごめん・・・!はぁ、また、イキそう・・・!中で、出すから・・・!」
「か、勝手に、しろっ・・・!んんっ・・・!」
「くっ・・・!あ・・・!」

びゅく・・・♡
短時間での三連発。その快感は体力を根こそぎ持って行く様で、脈動の開始に伴い息が止まる。それとは逆に、親友の方は自分の動きが止まった瞬間ようやくまともに呼吸ができる様になっているみたいだ。びくんっ、びくんっ、と痙攣する肉棒は容赦無く快楽を脳髄に叩き込んでくる。びゅっ、びゅっ。残り少ない精液を、惜しみなく親友の体内へと注ぎ込み、この膣は自分のものだと主張する。なんとか押し寄せる快楽の波を受けきり、止まっていた呼吸を再開させながら、血の気の引いた肉棒を花弁から引き抜くと、ごぽごぽ、と、ピンク色の泡立った粘液が肉棒に続いて溢れ出て来た。この時ようやく、親友の処女を貰った実感と、苦痛を与え続けた罪悪感が湧き上がり、頭からも血の気が引いて行く。親友の顔へと視線を移すと、目を瞑り、やっと終わったと言わんばかりの表情で浅く呼吸を繰り返していた。

「はぁ・・・はぁ・・・。すげー気持ち良かった・・・。」
「はー・・・。はー・・・。すげー痛かった・・・。」
「う・・・。マジでごめん・・・。」
「でも、後半はなんか、変な感じ、だった・・・。痛かったけど・・・。」
「そうなん・・・?」
「うん・・・。わわっ!?え、まさか・・・!?」
「誠に申し訳ないんだけど、もう一回、いいか・・・?」
「何お前、早漏絶倫タイプなの・・・?んあっ・・・!」
「はぁー・・・!はぁー・・・!このくらいなら、大丈夫、かな・・・」
「傷口なんだから、痛いに決まってる、だろ・・・!んっ・・・くっ・・・!」
「そう、だよな・・・。ごめん・・・。すぐイクから・・・。あと、外に、出すよ・・・。」
「い、今更・・・。んっ・・・中で、いいよ・・・。はぁ・・・はぁ・・・。」
「・・・じゃあ、遠慮なく・・・。はぁ、出す、よ・・・。うっ・・・!」
「ん・・・。んんっ・・・。」

びくんっ・・・。びくんっ・・・。

結局この日、親が帰ってくる直前まで何度も親友を抱いた。その全ての欲求を、なんやかんや言いながらも受け止めてくれた親友を見て、自分が愛されている事を実感できた。翌日も親友の家に遊びに行ったのだが、その日、親友のお母さんはお休みでご在宅だった。とても残念だったが、自分が遊びに来て間も無く、"程々にね♡"と言い残してどこかに出かけてしまった。親友に確認したが、どうやら特に報告せずともバレたらしい。親とは恐ろしいものだ。折角なのでその日も、その翌日も、いっぱいエッチした。なんともまぁ不思議な気持ちではあるが、なんか、非常に安心する。この安心が、一方的なものではないことを、祈るばかりだ。









あ、まだ続きます♨︎
完結したら、フォローして頂いている方には全文が載ったテキストを配布しましゅ。

この記事が良かったらチップを贈って支援しましょう!

チップを贈るにはユーザー登録が必要です。チップについてはこちら

yatsureCreate 2018/09/08 08:35

【ノベル】TSと親友と戸惑いと−4

「・・・・・・・。・・・・・・!・・・・うえっ。」
「ご、ごめん・・・。」
「まっず・・・。生臭過ぎる・・・。流石にこれは飲めない・・・。」
「いいよ飲まなくて・・・。」
「・・・ソーロー。」
「ぐはっ・・・!だって、滅茶苦茶に気持ち良かったんだもん・・・。」
「何がだもん、だ。やめろ恥ずかしい・・・。」

膝が崩れるかと思うほどの快感をなんとか耐え、射精による脈動を打ち終えると、親友は肉棒から唇を離し、口から白濁色の粘液を手に吐き出した。そばにあったティッシュを渡してやると、手を拭い始め精液の食レポが始まり忍びない。そして間も無く、不可避の罵倒が飛んできて心に傷を負った。素直に原因を述べると、親友は恥ずかしそうに目を逸らした。可愛いやんけ、と眺めていると、何やら露骨にもじもじし始める。どうしたのだろうか。

「あ、あの、さ・・・。」
「ん・・・?」
「お、俺のも、その・・・。」
「お前の・・・?お前にちんこ無くね・・・?」
「ちげーよこのスットコドッコイ・・・!・・・もういい、アタマきた。」
「は・・・?え、わぷっ・・・!」
「俺の事、好きなんだろ・・・?じゃあ、舐めさせてやるよ。」

急に立ち上がったかと思えば、立ち上がりざまに下着を下ろし、その仕草に目が奪われる。スカートの中を見たいと思った瞬間、親友はスカートをめくり、彼を彼女と言わしめる秘部を自分の顔に押し付けた。ぬちゃ・・・と、何か、体液のようなものが鼻や唇に付着する。嗅いだ事のない、変な、匂い。近距離すぎてよく見えない。何か、勘違いをしていたようだ。どこか、女という生物が、自分とは全く異なる者に思えていて、例えば性行為なんか、ほとほと興味も欲も無いのだと感じていた。それは、親友に対しても。これが元々男だったからなのかどうかは定かにならないが、少なくとも親友は、自分の肉棒を舐めている間に発情したらしい。随分と上から物を言ってきたものだが、それこそ元々男だったから自分の気持ちなどお見通しなのだろう。男はいつだっておっぱい揉みたいしおまんこ舐めたい。だが、まさか親友が舐めて欲しいと言い始めるとは思いもよらなかったので、ちょっと嬉しい。それに、このぬるぬるとした液体は、噂に聞く愛液ではなかろうか。

「・・・・なんだよ、してくれねーの・・・?」
「・・・ちんこ舐めて、濡らしちゃったの?」
「わ、悪いかよ!仕方ないだろ、お前が、その、気持ち良さそうにしてるから・・・!」
「あはは、それで舐めて欲しくなったと?」
「〜〜〜っ!いいよもう!二度とお前のも舐めてやんねー・・・ひゃあっ!?」

ぴちゃ・・・。腰を押さえ、逃げられない様に。初めて舐める、女の性器。変な、味。酸味がある、くらいしか分からない。女性は男よりも感度が高いと聞くが、その分痛くなりやすいとも聞いた事がある。AVとか漫画の知識だが、なるべく痛くはならない様に、緩く、ソフトに舌を押し当て、花弁をなぞった。ぬるぬるの蜜を舌にまとわせ、充血した陰核へと這わせると、びくんっ、と親友の身体が跳ね、腰が退く。それでは舐めにくいので、両手をお尻に当てがい逃げられない様にする。柔らかい。女の子の体とは、こんなに柔らかいのかと、胸を揉んだ時のことを思い出す。ぴちゃ、ぴちゃ、と陰核を中心に舐めていると、早々と膝が震え始め、息を荒くしている。気持ち良さそうだ。

「はー・・・!はー・・・!あっ・・・!そこ、だめっ・・・!」
「・・・・・♡」
「待って・・・!膝、抜けちゃう・・・!ふあっ・・・♡」

舌の動きに合わせてびくっ、びくっ、と身体を震わせる親友の姿に、肉棒はみるみるうちに元気を取り戻していった。親友からは見えていない。ガクガクと膝を揺らしている親友の陰核を、執拗にねぶっていると、とうとう膝が崩れ、その場にへたり込んでしまった。親友から漏れる吐息が、酷く情欲を煽り、気づけば自分は親友を押し倒して覆いかぶさっていた。

「わわっ・・・!」
「ご、ごめん・・・。そうだ、コンドーム買って来たんだった。ちょっと待って・・・ん?」
「・・・・・・。」

もう我慢の限界だ。ひくひくと脈を打つ肉棒は、一刻も早く目の前のメスに入りたいと脳髄にガンガン指令を送りつけてくる。しかし、するからには避妊はしっかりしないといけない。こんな事もあろうかと、しっかり買って来ていた自分の周到さよ。カバンの方へと体を向けようとすると、くいっ、と服が引っ張られ、何事かと振り返る。親友が顔を真っ赤にしながらも、何かを言いたげな顔をしているので、早くゴムを手に取り装着して挿入したい衝動を我慢し、親友を待った。

「・・・・どうしたの?その、やっぱり嫌、とか?」
「・・・て、いいよ。」
「・・・?なんて・・・?」
「は、排卵は早くて半年後らしいから、その・・・着けなくて、いいよ・・・。」
「えっ!?!?ま、マジで・・・?」
「(・・・・こくん)」

びくんっ!と愚息が反応し、よりギチギチに充血していくのを感じる。それはつまり、俗に言う生エッチと言うヤツでは・・・?お、落ち着け。ここでがっついてはダメだ。何れにしても互いに初めてな訳で、なんなら親友サイドは痛みを伴うかもしれない。自分の勢いに任せて挿入なんかしてみろ、大惨事に発展しかねない。深呼吸して気持ちを落ち着かせたいが、興奮のあまりそもそも息が苦しく、深呼吸をする余裕がない。意識してゆっくりと動き、親友の足を持って開き、愚息を恥丘に乗せる。ふわふわとした茂みが裏筋を包み、ちょっと心地いい。そんな一連の流れを、親友は心配そうに眺めていた。肉棒を握り、亀頭を花弁へと擦り付け、愛液を纏わせる。

「はー・・・はー・・・。じゃあ、い、挿れる、ぞ・・・。」
「お、おう・・・。あ、そこのタオル敷いてくれ・・・。」
「ああ・・・。よし、これでいいな。」
「さんきゅ。」
「ん・・・?どこだこれ・・・?」
「た、多分、もう少し下・・・そう、そのあた・・・・痛っ!待って痛い!」
「OH・・・。ちゃんと膜が張ってるタイプってヤツか・・・?」
「わかんねー・・・けど、なんつーか、裂けるっていうか、千切れる感覚が・・・。筋を伸ばしすぎて熱くなる的な、危険な痛みがある・・・!」
「・・・・。」
「ちょ、ちょっとずつ、だな・・・あ"っ!!」

ブチブチッ・・・!押し返される様な抵抗に対し、ほぼ無理矢理肉棒を捩じ込んでやると、その最初の抵抗を過ぎた後は容易く奥までズプンッ、と突き進めた。あ、あったけぇ・・・。肉棒の全身が、隙間なくネトネトした愛液をまとう粘膜に密着され、親友の体内に居ることを実感させられる。当の親友は、大きく口を開け、破瓜の衝撃に耐えるべく呼吸を整えていた。

「かっ・・・・はっ・・・!おま、何してくれてんだ・・・マジで・・・!あっ!待て!うご、くなっ・・・!あっ・・・!あっ・・・!」
「なるべくゆっくり動くから、許してくれ・・・。うわ・・・すげー気持ちいい・・・♡」
「さい、てー、だぞ・・!待って・・・!あっ・・!本当に、まだ、痛いからっ・・・うっ・・・!あっ・・・!」
「はぁー・・・!はぁー・・・!ごめん、ちょっと、早く動くわ・・・!は・・・!」
「いっ・・!この、ケダモノっ・・・!あっ・・・!あっ・・・!」
「はぁっ・・・!はぁっ・・・!もう、出そう・・・!中で、いいんだよ、な・・・?」
「傷に、し、しみそうだから、出来れば外に・・・ああっ・・・!」
「うっ・・・!くっ・・・!」
「ば・・・か・・・!外に出してって、言った・・・のに・・・!」

びゅくくっ・・・♡びゅっ・・・♡びゅっ・・・♡
こんなに気持ちいい肉の壺、中で射精しないなんて、嘘だ。脳髄が痺れるほどの快楽を受けながら、親友の体内に情欲を撒き散らす。一応、心の中で謝りながら。肉棒が脈動する度に、その動きに合わせて蠢く膣壁がまた、格別に気持ちいい。全身が脈を打っているかの様に、押し寄せる快楽の波に合わせて痙攣している。ダメだ。こんな快楽を知ってしまったら。

「はー・・・。はー・・・。あっ・・・!なに、え、嘘だろ!?待って、やだ・・・!あっ・・・!あっ・・・!」

ぱんっ・・・♡ぱんっ・・・♡
大きく口を開け、呼吸を整える親友。本当に、誠に、申し訳ない。マジで申し訳ないが、愚息はまだ萎えていないんだ。こんなに気持ち良い事、一発で終われるわけがない。じゅぷっ、じゅぷっ、と腰を動かし、肉棒を膣に舐めさせる。細くなった親友の腰を掴み、体を起こしたまま体位は変えず、正常位で。

この記事が良かったらチップを贈って支援しましょう!

チップを贈るにはユーザー登録が必要です。チップについてはこちら

yatsureCreate 2018/09/07 21:55

9月の現況報告でし!

こんにちわ!yatureです。

今月もコーラ、本当にありがとうございます!毎日美味しくコーラを頂きながら、エロテキストを書きまくっている次第でございます。ちょっと机の周りが片付いていないので写真を撮っておりませんが、美味しく頂いております。本当にありがとうございます!

と言った感じでですね、相変わらず熱いパトスをパソコンのキーボードに打ち付けているわけなんですけど、今月の作戦はですね

短編18禁デジタルノベルを出しまくる

これです。今までは小説一冊分くらいの物語、もといエロシーンを書き綴り、それを上下に分けて販売しておりましたが、それを購入頂いた方々のおかげで、私のテキストに価値はあるのだと自信を持つ事が出来ました。
そこで、およそ1万字前後の短編を書きまくり、400円とかで大量に発売しようかな、と思い立った訳ですが、なんか上手くいかないというか、気づいたら2万3万と筆が進んでしまいあららのら・・・。
といった感じで、既に二つ、短編で物語を書きました。一つは今、記事で連載しているTS物語。もう一つは姉弟物語、です。姉弟は、無口な姉にエロ本がバレたので・・・という、自分でも書いていて訳のわからない物語なんですが、全体を通して私の書いている物語は訳がわからないものばかりでは?と真実に気がつき、一旦思い浮かぶところまで書き上げました。

メインPCが工場修理へ;ω;

なんか、2016年のMac Book Pro 15 を使っていたんですが、そのあたりのシリーズ、総じてキーボード不具合が大量に出ている世代で、私のも見事にBキーとNキーの挙動がおかしくてですね。Bはたまにしか使わんし、一旦放置、で購入から二ヶ月後からずっと患ってたんですけど、先週からNキーがおかしくて。Nは「ん」とか「の」とかで結構使うんですよ。仕事になんねーわって事で、修理相場調べたらアップル、真摯に受け止めてくれていて無料で修理するって発表してたんですね。工場修理なんで、来週一杯くらいは5年前のAirで頑張る事に・・・。いや、スペック高い自作パソコン持ってるんですけどね、Windowsが使いづらい、というわけではないのですが、キーボードがね・・・。やっぱり、ね。いやぁ、高いの買えばいいと思うんですけど、ね。hahaha。

来週中に、姉弟物語のデジノベ発売します!



そんなトラブルが起きておりますが、今日現在で全体の80%の作業を終えているので、明日明後日はおやすみですが、それを加味しても発売できるかなと。テキストは相変わらず無料で公開させていただこうと思っております。今連載しているTSもそうですが、折角のCi-enなんだから、こっちはテキスト分けずに1記事で全文載せたらいいんですよね。すみません気配りが足りなくて。TSも、一通り書き終わったら1つの記事にまとめて載せますね。それは、フォローして頂いている方無料有料問わず見れるようにしましゅ。

有料支援者様への、今月のお届け物を宣告いたします。

今月は、上記の姉弟物語のデジノベと、TS物語、この二つを無料でお届けさせてください!相変わらず追加シナリオ書けなくてすみません(´;ω;`)
本当はケモミミ娘とえっちしないと〜のデジノベ版をお届けしたかったのですが、いつになるねんって感じなので・・・。テキストは殆ど出来上がっている、というか、ケモミミは上巻分完成、えっちしないと〜は一冊完結って感じで完成しています!
ので、今月末には発売するかと思います。その時によりますが、ケモミミ娘の上巻は無料配布させて頂くかもしれません。本当、有料支援者の皆様には感謝しておりますので、その感謝を形にして行きたいと思っております。


と言った感じで、今月も活動続行、と言った感じになっております!
まだまだ頑張りますので、是非今後ともよろしくお願いいたします!!

この記事が良かったらチップを贈って支援しましょう!

チップを贈るにはユーザー登録が必要です。チップについてはこちら

yatsureCreate 2018/09/07 07:10

【ノベル】TSと親友と戸惑いと−3

「ふーっ!疲れたーっ!休憩しようぜ!」
「おう。いやー、思うんだけど、俺達弱すぎね?」

生き残りをかけたサバイバルFPS。二人でタッグを組んで挑んでいるのだが、結構勝てない。他のプレイヤーと遭遇した場合の勝率は50%を切っているだろう。それほど、対人に弱かった。立ち回りやカメラワークも含め、クソザコナメクジである。パリパリと音を立てながらポテチをつまみつつ、コーラで喉を潤す。至福の時だ。このゲームを始めて思ったが、結構ゲームも疲れるものだ。特にこのゲームは、考える事が多い。思考がぼやけている。つまり、何かを言うなら、今がチャンスだ。向こうの思考も同じく鈍っている、という事もあるが、単純に自分の脳内がごちゃごちゃと五月蝿くなく静かで、勇気を出しやすい。

「・・・昨日はその・・・すまなかった。」
「いいよ別に・・・。」

さらっと、なるべく自然に言葉を発する。そして、あくまで言葉の上でだが、昨日の行いは許された様だ。実際コイツがどう思っているかは不明なまま、沈黙が流れる。休憩時間なのだから脳を休めたらいいのだが、そうも言ってられない。あえて言うなら、FPSという休憩時間は終わったのだ。

「一つ、聞いていいか?」
「・・・なんだよ。」
「お前、好きな女子とか居たの?」
「好きな女子っつーか・・・可愛いな、と思ってた女子はいたかなぁ。」
「お、誰だよ。」
「・・・マエカワ。」
「わかる。・・・あれ、マエカワってショージと付き合ってなかったっけ?」
「マジか・・・。まぁ、今となってはどうでもいいけどさ・・・。」
「失礼な質問かもしれねーんだけどさ、女になって、好みのタイプとか変わった?AV女優とか」
「あー、言われてみれば、ここの所動画は見てないな。」
「ほう?してはいるんだな」
「・・・・・。」

しまった、つい。こんな方向に誘導するつもりはなかったのだが、じとりと睨まれてしまった。しかし、それはそれで気になる。女と男じゃ気持ち良さが違う、なんて格言もあるし。聞いてみたい所だが、なんとなく親友の目が"それ以上聞くんじゃねぇ"と訴えている気がして気が進まない。遠回り作戦は見事な失敗と終わった。探りを入れようとした事が、かえって仇になったパターン。となれば、もう残る球種はストレートのみ。男なら当たって砕けろ、だ。この場に男は自分一人なのだから、爆砕するのは自分と決まってしまっているが、そういうものだと割り切るしかない。

「話、変わるんだけどさ」
「なんだよ。言っておくけどな、そこに置いてある電マはまだ使ってねーぞ。」
「まだ、ね。ってちげーよ。単刀直入に言うとだな、俺、お前の事好きになっちゃったんだけど。」
「ぶふっ・・・!テメー!人が飲み物飲んでる時になんつーギャグカマしてくれてんだコラ!」
「悪い悪い。けどまぁ、人の告白をギャグ呼ばわりした訳だし、チャラな・・・・」
「・・・・本気で、言ってんのか?」
「・・・・。」
「・・・・・ん?・・・・ハッ!?」

一先ず即答で"無いな"と言われなかっただけでも一息つけるが、飲み物を咽せた際、慣れない座り方が崩れ、スカートの中がチラ見え状態になった。思わずガン見していると、不審に思った親友は目線をたどり、白いパンティーが露わになっていることに気がついて、バッ、とスカートの裾を抑えた。バレない様にさりげなく見ているつもりだったが、親友の顔に視線を戻すと、じとー・・・と若干の侮蔑を含んだ目線を送られており、完全にバレていた事がわかる。落ち着け自分。クールになれ。平然と余裕を装うのだ。

「・・・このドスケベ野郎が・・・!」
「いやいや!そう言うけどな、逆の立場だったらお前だってガン見するだろ!?」
「ぐぬぬっ・・・!」
「・・・んで、この聞き方は卑怯だと思うんだけどさ、逆だったらの延長で、お前ならどう思う?」
「・・・お前がTSったら、の話か?」
「イエス。正直な感想を赤裸々に語るなら、俺はぶっちゃけ喜んでいる。俺にとって、お前以上の女はいないからな。」
「なっ・・・!けっ、よくまぁそんな歯の浮くセリフが出てくるこったな。流石のコミュ力、評価してやるよ。」
「そりゃ光栄の行ったり来たり。・・・んで?」
「うっ・・・!そ、そんなif、話になんねーよ!現実と違う話なんか、興味ねーからな!」
「・・・じゃあ、この現実、どう答える?」
「そ・・・それは・・・・」

一度目を逸らし、目の前にいる自分の表情を確認するべく、親友は自分の方をチラ見した。自分が真剣な眼差しを送っていたからか不明だが、親友はすぐに目を逸らし、俯いて押し黙ってしまった。コイツの、返答待ちだ。体を横に向け、スカートの中が見えない様に膝を抱えて座り始め、ちら、ちら、とこちらを見ては、口元をモゴモゴと煮え切らない。

「お・・・俺を好きになったって・・・い、今までは好きじゃなかったのかよ」
「・・・好きになっちゃったんだけど、の後に、性的な意味で、と、めちゃ好みだから、を加える。」
「せ・・・!お前な、俺は元々男だぞ!それなのに、つまりお前は、その、俺と・・・」
「おせっくすしたい。」
「"お"をつければ上品になると思ってんのかバカが・・・!」
「今のお前は"女"だろ。元々論を言うなら、人類はみんな元々女だって言うじゃねーか。そんなもの、今は関係ないぜ」
「わわっ・・・!?」

暖簾に腕押し。そんな感覚を覚えるほど、のらりくらりと躱されるのも、いい加減耐えられない。親友に急接近して後頭部に腕を回し、もう片方の手で親友の手を握る。顔を近づけ、じっ・・・と見つめてやった。パチクリと驚いている親友の目を見つめる。こんな事出来るのは、コイツに対してだけかも知れない。もしも強く突き飛ばされたら心が保たない。その時は帰ろうと思いながらも、自分は賭けに出た。意外にも、自分の心臓は冷静だ。笑われる事も覚悟していたが、どうやら親友は見るからにばっこんばっこんの様だ。

「俺が知りたいのは、お前が俺をどう思ってるか、だよ。それと、俺の思いを追加するなら、もしもお前が俺以外の男と付き合ったりしたら、俺のSAN値は0になる自信がある。」
「素直に発狂するって言えよな・・・!」
「俺は、今まで通りお前と遊んでたい。それに加えて、エッチもしたい。俺以外の人間と肉体関係を持って欲しくない。要は付き合いたい。以上。」
「に、肉体関係って・・・。」
「俺は、思ってること全部言ったぞ。」
「と、とりあえず、離して・・・!」
「・・・嫌なら、またやめろって言ってくれよ。」
「え・・・あっ、ま、待って・・・んむっ・・・!」
「ん・・・・。」
「んっ・・・んむっ・・・!んんーっ・・・・!」

親友の、唇を奪ってしまった。自分にとってもファーストキスだ。唇に、柔らかい感触を感じる。恥ずかしいので目は瞑る事にした。握っている手に、力が込められるも、抵抗らしい抵抗は見えず、顔を背ける様な仕草もない。なんだかんだ優しいから、自分の衝動に付き合ってくれているだけかも知れないが、パチンコで言うところの"継続!"だ。緑色。このリーチ、信用ならない。なんとなく、自然と舌を伸ばして唇を割ると、その感触に驚いたのか親友は喚きだした。ぬる・・・とした濡れた肉の感触に、自分も飛びのきそうだったが、なんか、気持ちいい。チンポジを直したいところだが、両手がふさがっていてどうしようもなく、先っちょが擦れて痛い。

「んは・・・。性的な意味、ご理解頂けました?」
「ばっ・・・ばかやろうっ・・・!お、俺、初めてだったのに・・・!」
「それは俺もだぞ。等価交換なんだから良くね?」
「そう言う問題じゃない!」
「・・・まだ、返事、聞いてないな。」
「・・・それは・・・しただろうが・・・・。」
「・・・え?」
「このっ・・・!お前が言ったんだろうが!鳥だって三歩歩かねーと忘れねぇってのに!」
「what・・・?」
「〜〜〜〜っ!もうっ!」
「んむっ!?」

不意に唇に柔らかい物が当てられ、その生々しい感触に思わず身を引きそうになったが、親友の腕が背中に回っていて逃げられない。くちゅ、くちゅ、と舌まで挿れられ、自分の身に何が起こっているのか判らないほど混乱した。口を塞がれ、呼吸をどうしたらいいかわからず息が苦しい。そうだ、鼻で息をすればいいのだと思い出した頃、唇が解放され、はぁ、はぁ、と互いの荒く、熱い呼吸が部屋を満たした。

「あの・・・えと、これはつまり?」
「知るかバカ・・・。言っておくけどな、俺はまだ心の整理はついてないからな!」
「は・・・・?益々訳がわからんぞ」
「俺だってわかんねーよ!わかんねーけど、でも、その・・・・」
「・・・・・・?」
「・・・俺は、今まで通りお前と一緒に遊びたいと思っている。お、お前がその、え、エッチな事をしたいと思うのは、し、仕方がない・・・と、思う・・・。俺がもし、男と付き合うなら・・・お前を選ぶ。以上。」
「・・・マジか・・・!」
「は・・・恥ずかしい・・・なんだこれ、誰か俺を殺してくれ・・・んむっ・・・!」

がばっ、と羞恥にまみれる親友を押し倒し、再び唇を奪う。もしもこれが逆だったら。あの時、何故自分でも"やめろ"と言っただろうと思ったか。これについての答えは、実は浮かんではいたんだ。ただそれが、あまりにも自分にとって都合のいい答えだったから、考えないようにしたのだ。何故、胸を触らせたにも関わらず、性行為そのものは拒否するのか。胸を触らせたなら、一見性行為も許可しそうなのに。もしもコイツが、性行為そのものに興味があるだけであれば、拒否する理由なんかない。それでも拒否する理由。これは自分の場合の話だが、"相手のことが好き"だからだ。親友のことが好きだからこそ、流れで、とか、まるでセフレのような流れは嫌だったんだ。"女への興味心"がわかるからこそ、それ以外の部分を求める。そんな可能性に、自分は賭けた。自分がどれだけ親友の事を想っているかを、拙くても伝える。その原因が、外見だろうと性別だろうと、全て。

「んはっ・・・!い、いいのかよ、俺はきっと、お前がその辺の男より見た目がマシだからとか、その程度にしか思ってねーぞ・・・!あっ・・・!」
「それこそお互い様だ。俺がこうやって我慢できてないのは、お前が可愛すぎる事が一番の原因だしな。」
「かっ・・・!?」
「この服、今日誰の為に着てくれたのかしら?」
「う、うるせーな!あんまジロジロ見んな!」
「そりゃ無理な相談だぜ。ほら・・・」
「・・・・っ!?な、な、な・・・・!」
「懐かしい?」
「やかましい!!なに勃ててんだよ!」
「そりゃあ、目の前にいる可愛い女の子に欲情してるからですけど?」
「・・・・・したい・・・のか・・・?」
「おいおい、もう男を忘れちまったのか?それに触ってるんだから、わかるだろ?」
「・・・・・・・・・。」

一先ず、我が親友は自分を受け入れてくれた、と言う事で良いのだろうか。調子に乗って、はち切れんばかりにズボンを押し上げテントを張っている股間に手を誘導した所、親友は一気に赤面して押し黙ってしまった。わかる。これがどう言う事を意味するか、わかるだけに戸惑うだろう。親友は目を伏せ、硬直している。

「・・・・マジで嫌ならやめとくけど・・・その代わり、見抜きさせて下さい。」
「恥ずかしさが増す様な提案に、なんの意味が・・・。い、いいよ。えっち、しても・・・。」
「じゃあ、是非"ふぇらちお"をして頂いてもいいですかね」
「・・・は?」
「あ、知らない?おちんちんを口で」
「そこじゃねーよ!それに何がおちんちんじゃボケナス。」
「"お"をつける事で上品さを」
「クソやかましいわ。・・・え、いやおい、俺、するなんて一言も・・・」
「ボロン(ボロン)」
「・・・・・・・・。」

なるべくがっつかない様に、余裕がある体で接しようと試みているものの、その実心臓が口がら出そうなほど盛り上がっており、その未知の快楽への期待で亀頭が膨らむ。びくっ、びくっ、と脈を打つ肉棒を社会の窓から取り出し、立て膝で親友の眼前へと差し出すと、目を見開いて驚いていた。何を今更、男性器なんて見慣れてるだろうと一瞬思ったが、冷静に考えれば他人の男性器を間近で見ることなんて一生ねーわ。それもあろう事か、自分に興奮して勃起した男性器なんて。ぷるんとした唇に押し付けたくなる衝動を抑え、親友の出方を伺うことにした。

「・・・・嫌?」
「嫌に決まってんだろ!それともお前は、何の抵抗もなく、ちんぽをしゃぶれるってのかよ!?」
「う・・・流石の俺でもそれは無理・・・。」
「だろ?ったく・・・。ってか、お前の、ちょっと大きくないか・・・?」
「・・・へぇ、お前のはこれより小さかったんだ?」
「・・・ちょっとだけな。調子に乗るなよ噛みちぎるぞ。」
「え、それって・・・うあっ・・・!」
「ん・・・。うわ・・・なにこれ、味のない肉の棒そのもの・・・ん・・・はむ・・・。」

ぺろ・・・。親友に差し出した肉棒に舌が這わせられ、その初めて感じる快感に思わず体が震える。なんだこれは。ぬるりとした、濡れた肉の這う感触。手でするのとは全く異なる快楽。そんな感想が脳内を駆けずり回っていると、くぷぷ・・・と肉棒が親友の唇に飲み込まれ、その生々しく体温に肉棒が包まれる感覚に驚き、咄嗟に体を丸めた。気持ち、良過ぎる・・・!

「なん、だ・・・実はちょっと、興味があったり・・・?」
「なわけねーだろが・・・。でも、してほしい・・・ん、だろ・・・?はむ・・・ん・・・。」
「やっば・・・。なにこれ、この世の悦楽そのものみたいな・・・。うはぁ・・・。」
「ん・・・。気持ち、いいか・・・?」
「やばい(語彙力)って感じだ・・・。あ、待った。マジちょっと一回止まって?」
「はむ・・・ん・・・ん・・・。んぶっ!?」
「うっ・・・!くっ・・・!」

びゅるっ・・・!
だから止まってと言ったのに。そう心の中で言い訳しながら、ぬぷぬぷと唇と舌を動かす親友の口の中で、愚息は粗相を働いた。舌が亀頭にまとわりつく感触が、もう全然耐えられなかったのだ。早漏ではないと自負していたが、立派に早漏だったかも知れない。突然吐き出された精液に驚いたのか、親友の動きは止まるも、当の肉棒はびゅっ・・・びゅっ・・・と、精巣に溜まった情欲を御構い無しに放ち続けている。可愛い顔が、歪む。これはこれで乙なものがあるが、同時に罪悪感が襲ってくる。あぁ、でも超気持ちいい・・・。

この記事が良かったらチップを贈って支援しましょう!

チップを贈るにはユーザー登録が必要です。チップについてはこちら

1 2 3 4 5 6 7

記事のタグから探す

月別アーカイブ

記事を検索