官能物語 2020/06/05 14:00

義弟と交わって/6

 浩二くんは、キスをしながら、わたしのブラジャーを外してきました。わたしは、あまり胸が無くて、がっかりされたらどうしようと思っていたのですが、唇を離した浩二くんが、

「すごい、綺麗だよ、真由さん」

と真面目な顔で言ってくれたので、ホッとしました。そうして、これまで胸が綺麗だなんて言われたことは、夫にさえなくて、嬉しい気持ちでいっぱいになりました。もうこの時点で、浩二くんとすることに対する抵抗感は全くありませんでした。もしも、ここで、

「やっぱりやめよう」

なんて言われた日には、わたしは、眠れぬ夜を過ごすことになったでしょう。幸いにもそんなことにはならずに、浩二くんは、仰向けになるわたしに軽く馬乗りになって上になると、続きをしてきました。わたしの両の乳房を、それぞれの手で包むようにして揉んできたのです。わたしは、あまり乳房は感じないのですが、この時は、ただただ気持ちよくて、そうして、揉まれているだけでイッてしまうんじゃないかと思えるほどでした。

「ああっ……」

 わたしは、自分の両の乳房が、若い男性の繊細な手によって、形を変えられるのを見ながら、声を上げました。

「気持ちいいの、真由さん?」
「……うん」
「もっと、気持ちよくしてあげるからね」

 そう言うと、浩二くんは、乳房を揉む手を止めました。わたしは、このまま続けてほしかったのに、どうしてやめちゃうんだろうと思っていると、浩二くんは、体を倒すようにして、その顔を、わたしの乳房の前に持っていきました。
 
 恥ずかしいことに、乳首はピンと立ち上がっています。その乳首に、粘膜の感触があって、わたしは、

「あんっ!」

 と声を上げました。浩二くんが、乳首に舌をつけたのです。随分と久しぶりの感触に、わたしは頭がとろけるようになりました。浩二くんはわたしの乳首を舌先でゆっくりと転がすようにしました。一方が終わると、またもう一方といった具合で、ただ転がすだけじゃなくて、チュウッと吸ったり、軽く歯を当てたりしました。

 特に歯を立てられたときが、気持ちよすぎて、

「はあんっ!」

 と声を上げて、軽くイッてしまいました。幸福感で胸がいっぱいになるわたしは、耳元で、

「ダメだよ、真由さん、あんまり声出しちゃ」

 と囁かれるのを聞きました。
 そうです。この家には、義父母と子どもがいるのです。そんな中で、義弟と不倫をしているという状況を改めて思い知らされたわたしは、それでも罪悪感に醒めるということは全然無くて、背徳感で逆に興奮が高まる始末でした。

この記事が良かったらチップを贈って支援しましょう!

チップを贈るにはユーザー登録が必要です。チップについてはこちら

記事のタグから探す

月別アーカイブ

限定特典から探す

記事を検索