義弟と交わって/13
部屋に入ったとたん、この間の、交わりが思い出されて、わたしは、鼓動が速くなるのを覚えました。また、あの快感を与えられるのかと思うと、それだけで、秘部がさらに濡れるのが分かります。体は浩二くんを確実に欲しがっています。それを表に出さないようにしようとしながら、
「真由さん、こっちこっち」
楽しげな声に導かれて、ベッドへと腰を下ろしました。
「ふうっ」
浩二くんは、なぜか一仕事終えたような感じで、息をつきました。
「あー、めちゃくちゃ緊張したよ。真由さんに、嫌われたらどうしようかと思った」
そう言って、笑いかけてくるその顔は、あどけない少年のようで、彼を嫌いになることなど一生無いように思われました。
「その割にはいきなり抱き付いて、おっぱいとか揉んできたね」
わたしもちょっと緊張が解けて、気楽な口調で言い返しました。
「ごめん、ごめん、我慢できなくて……てか、今もできそうにないけど」
浩二くんは、わたしに近づいてくると、キスをしてきました。
「んっ……」
わたしはそのキスを受けて、体がふわりと浮くような気持ちになりました。浩二くんのキスは、優しいもので、軽く触れ合わせる状態が長く続きました。浩二くんは、そっと唇を離すと、
「本当に、真由さんとキスできるとか、夢みたいだよ」
と言って、また笑いました。
「こんなおばさんとキスできることが、そんなに嬉しいの?」
「真由さんはおばさんなんかじゃないよ。お姉さんだよ」
浩二くんは、もう一度わたしにキスしてきました。今度は優しいものではなくて、舌を入れるディープなものです。浩二くんの舌はわたしの口内を自在にうごめいて、その手が、わたしの背中へと回り、背筋を撫で、脇腹をなぞります。
わたしは、この10日間求めていた快楽がいよいよ本当に与えられることに感動して、この時点で、イっちゃいそうでした。浩二くんは、わたしの体を愛撫しながら、わたしの服を、一枚、また一枚と脱がせていきます。その手慣れた所作に、こういう経験が豊富なのだと思って、どんな女性と経験したのだろうと、ちょっと嫉妬する自分がいました。
すっかりと下着姿にされたわたしの前に、同じように下着姿になった浩二くんがいます。そのブリーフの前は、外からも分かるほどしっかりと膨らんでいました。