官能物語 2020/06/13 14:00

義弟と交わって/14

「舐めてよ、真由さん」

 浩二くんは、ブリーフを下ろすと、勃起したものをあらわにしました。わたしは、ごくり、と唾を飲む思いでした。この前見たのと同じ、大砲のようなそれが、わたしの顔に向けられます。これがまたわたしのナカに入って、暴れ回るのです。それを思っただけで、じわりとアソコが濡れるのが分かります。ここまでの間で、大してペッティングされたわけでもないのに、わたしの秘部は、とろとろになっていました。
 
 わたしが、ふらふらと、まるで吸い寄せられるように、浩二くんのペニスに顔を近づけていくと、

「やっぱり、やめた」

 と言って、ベッドに寝転ぶようにしました。えっ、舐めさせてもらえないのか、とちょっとがっかりしてしまったわたしに、

「舐め合いっこしようよ、真由さん」

 と浩二くんは言います。舐め合いというのが、何を言っているのか、すぐに分からなかったわたしに、

「一緒に、お互いのを舐めるんだよ。いわゆるシックスナインってやつ」

 と浩二くんが説明します。シックスナインという言葉は知っていましたが、夫との間では、一度もそんなことをしたことがないので、自分とは縁遠いことだと思っていました。それが、唐突に現実になって戸惑うわたしに、

「ほら、下着脱いで、おれの上に来てよ、真由さん」

 と浩二くんが言ってきます。わたしは、彼に言われたとおりにしました。一度、ベッドから立ち上がって、ブラジャーと、ショーツを自分で脱いでいると、

「脱がせるのもいいけど、そうやって脱いでいるのを見るのもいいよね」

 浩二くんが言ってきます。そういうことが言えるということは、やはり経験豊富なのでしょう。わたしは、少し胸が苦しくなるのを覚えました。わたしは、浩二くんにとっては、「たくさんいる女の一人」でしかないのかもしれない、と思うと、どうがんばったって、夫と子どものいる身では、彼の「たった一人」には、なれないにも関わらず、寂しい気持ちが滲み出してきます。

「ほら、真由さん、はやく」

 下着を脱いで、生まれたままの姿になったわたしを、浩二くんが呼びます。わたしは、彼の裸体の上に、体を重ねるようにします。

「逆だよ、逆。真由さん、たがいちがいにならないとさ」

 浩二くんは、笑いながら言います。その笑顔が、憎たらしくなって、わたしは、彼にキスをしながら、ペニスをにぎって、上下にしごくようにしました。

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