官能物語 2020/06/16 11:00

義弟と交わって/15

「ううっ……」

浩二くんが、気持ちよさそうな声を上げます。わたしは、浩二くんのペニスの硬さを、しっかりと味わいました。この硬くてたくましいものが、これから、わたしのナカに入ってくるのかと思うと、興奮はさらに高まります。この前のような快感がもたらされるのです。キスをやめたわたしは、浩二くんのペニスをゆっくりと上下にしごきながら、彼を見つめました。もう欲しいという気持ちを込めたのですが、

「まだ、ダメだよ。真由さん。シックスナインしてからね」

その気持ちは読み取ってもらえたものの、やはり、彼は舐め合いを希望しているようです。それなら、もう早くそれをしてしまって、入れてもらいたいと思ったわたしは、彼の望み通り、わたしのお尻を彼の顔へ、わたしの顔を彼の股間へと向けるようにして、逆向きに、彼の体の上に重なりました。

目前にするたくましい剛直からは、オスの匂いがします。わたしは、彼に言われる前に、そそりたつ肉棒に口をつけました。

「ううっ、真由さん……」

わたしは、すぐに彼の亀頭を口に含むようにすると、そのままペニスの半ばまで、アイスキャンディーを舐めるときのように、口内に飲み込んでいきました。そうして、ゆっくりと、それこそ棒アイスを舐めるときみたいにして、ペニスを頬と舌をつかって、摩擦してあげました。

「ああっ、真由さんっ、それ、すごいっ!」
 
 浩二くんの喘ぎ声が、わたしにとっては、天上の音楽のように聞こえます。いつまででも聞いていたいようなその声を出させるのは、それでも、そこまでが限界でした。というのも、浩二くんが、わたしの秘所に舌をつけてきたからです。わたしは、思わず、ペニスを口から離してしまいました。

「すごいね、真由さん。めちゃくちゃ濡れてるじゃん。おれのを触ったり、しゃぶったりしながら、こんなに興奮してたんだ」

浩二くんは意地悪い声を出したあと、また、わたしの秘唇にキスしました。シックスナインは、互いが互いの性器を舐めるものだということは分かっているのですが、彼のクンニのあまりの気持ちよさに、わたしは、ペニスを前にして、もう一度フェラチオに行くことができませんでした。れろれろと舐められるたびに、体中に甘い電流が走って、

「あんっ、あんっ!」

と声を上げることしかできず、これでは単なるクンニになってしまうと思って、何とか、彼のペニスを口に含もうとするのですが、気持ちよすぎて、とても無理でした。

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