官能物語 2020/09/13 14:00

母の浮気/71

 良太はごくりと唾を飲んだ。初めて、生で見た女性器である。動画の中には、割とグロイものもあったけれど、母のそれは、整っていて綺麗であり、愛らしいとさえ言えるものだった。ピンク色の扉の向こうに、赤い肉が覗いている。そうして、そこはつやつやと光っているようだった。

「綺麗だよ、母さん」

 良太は、素直な気持ちで言った。すると、母は、

「……本当?」

 と自信なさげである。
 
 良太はうなずくと、より顔を近づけていった。すると、ふわっと女の香りが漂った。甘酸っぱいその香りは、まるで媚薬のように作用して、良太は頭がクラクラするのを覚えた。二枚の陰唇の間に、良太は口を近づけた。性器を舐めるということに関して、良太は全く抵抗を覚えなかった。むしろ、興奮を覚えていた。ここを舐めることによって、母を自分のものにできるような、そんな気がしたのである。

 良太は、舌を出して、秘裂につけるようにした。

「はあっ!」

 母は、びくんっ、と体を震わせて、快感を表現した。良太は、どうすればいいのか分からなかったけれど、やり方が間違っていたら母が訂正してくれるだろうという気安さで、ぺろぺろと割れ目で舌を動かした。すると、

「ああっ、良太っ……はあああんっ!」

 母の喘ぎ声が大きくなった。どうやら間違ってもいないようである。良太は、舌を動かし続けた。秘裂からは、あとからあとから蜜液がにじみ出してくるようである。母が感じている証拠だと思うと良太は、夢中になって、母の体内からあらわれる、性の泉を、舌でくみ上げ続けた。

「ああっ、いいわっ、良太っ……あああ、イッちゃいそう……」

 イク? 母が、自分舌でイクというのだろうか。良太は、やる気が膨れ上がるのを感じた。女をイカせることができたら、男としてはどんなにか素晴らしいことだろう。良太は、思わず、舌の動きを激しいものにした。べろべろと舌の動きを大きくして、さらに速くすると、

「あっ、良太……ちょっと待って」

 母の制止の声がかかる。
 良太は、顔を上げた。母は、疲れたような顔をして、

「あんまり強くしないで、さっきの強さのままでお願い……」

 と言ってきた。良太は、言われたとおりにした。どうやら、激しくすればいいというものではないらしい。ちょうどいい強さがあるということだろうか。良太が、さきほどと同じように舐め続けると、母は、再びよがり声を上げ始めた。それは、天上の音楽である。いつまででも聞き続けたい気持になる。

「ああっ、いいわっ、良太……はあ、もう、お母さん、イキそうよ……はああっ!」

 舌の動きを激しくしたことによっていったん冷めてしまった熱がまた臨界に達しようとしているようだった。良太は、今度は、間違えないようにしようと思って、一定の動きを続けた。

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