母の浮気/133
ずっと浴槽の床についていた膝の痛みを改めて感じた良太は、体をリラックスさせた。膝を立てるようにして、座り、浴槽の壁に背中を預ける。母は四つん這いになった格好のままでいたので、良太からは、今さっきまで肉棒を抜き差ししていた秘唇や、その上にあるアナルがよく見えた。
母はなかなか回復できないようである。
ずっと、その姿勢のままでいるので、ちょっと心配になった良太が、疲労した体を起こして、
「母さん?」
と声をかけたところ、そこで、母はようやく体を動かして、良太の腕の中に入るように、身を預けてきた。
「はあっ……すごかったわ……どうにかなっちゃうかと思った……」
「嫌じゃなかった?」
「全然嫌じゃないわよ……ちょっと……すごかっただけ」
「おれも気持ちよかったよ」
良太は、体が火照っているのが分かった。これはもう性欲のせいではなくて、単に激しい運動をしたせいに過ぎない。
「出ましょうか」
母は言って、ゆっくりと体を立たせた。
良太は、母の桃尻が、目の前に現われて、遠ざかるのを見てから、自分も立ち上がった。やはり浴室よりも、行為が終わったあとにごろごろできる分、ベッドの方が楽である。しかし、体を拭いて、裸のままベッドに入ったら、良太はけだるさを得た。まだまだシようと思えばできるけれど、このまま眠ってしまってもいいような雰囲気でいたとき、隣から抱き付いてきていた母から、寝息を聞いた。
どうやら、母の体力は尽きたらしい。それはそうだろう。良太と違って年高いこともあるだろうし、そもそも、今日は運転している分だけ、彼女は余計に体力を使っているのである。さきに力尽きて当然だった。
良太は、母と自分の体に、しっかりと掛け布団を掛けて、エアコンも調節しておいた。そうして、電気を消すと、目をつぶった。家以外のところで寝るという楽しさに浸っていると、いつしか、眠りに落ちたようである。
目が覚めると、見知らぬ天井が映っていて、良太はちょっとびっくりしたが、昨日、母とラブホテルに泊まったことを思い出して驚きを収めると、シャワーの音が聞こえてきた。
スマホで時刻を見ると、7時である。今日は休日、これが家であれば、二度寝としゃれこみたいところだけど、これから家に帰らなければいけないので、目を開けたまま、ちょっとだけ寝転んでいることに決めてそうしていると、
「あ、起きた。良太?」
シャワーを浴び終わった母が、昨夜と同様、生まれたままの姿を見せてきた。