ほぷほぷチーム 2024/04/04 20:00

Live2Dキャラクター⑦

今回はさらに内部的なパラメータと影の話です。
う~ん、なんとか面白い話に持って行きたいですねw


パラメータの共通化

ある意味今回一番の収穫はここでした。
今回シアターモードで実装しました
「別キャラのモーションを再生」がこのパラメータの共通化の成果です。

これはあらゆる方向に希望を見出させてくれます。
ただ、アニメーションに適用できるモデル自体は
アニメーションの方で決まっているため
いちいちアニメーションファイルを作成しなければならないのが難点です。

前向きに考えれば、キャラ毎に少しだけ
モーションや表情を変えることができるという事です。


Live2Dモデルの差し替え自体は簡単なので
例えばパラメータだけそろえた簡略モデルでアニメーションを作り
後から本モデルに差し替えることで
モーション作成時間を大幅に削ることができます。


とりあえず服やフカン・アオリのような重い画像を全部無くして
モーションを作るとモーション作成がスムーズに行きます。
実はモーションの作成の重さにかなりてこずっていました。
これのおかげでモーションの作成期間が一年を超えることに・・・

さらに似たような動きが別キャラにあれば
その動きを持ってくることができます。
ようするに3Dのモーション作成でできたことがLive2Dで可能になります。
自分の中では結構革命的なことだと思ってます。

えー、まとめると
今までよりモーションを作るのが早くなるよーという事です。
このためには徹底したパラメータIDの共通化と
モーションをgifなどですぐに閲覧できるようにするなどのデータベース化。
この二つが必要になります。
ユーザー視点からするとあまり面白い話ではないかもしれませんねw


キャラの上の影

ちょっとLive2Dの話題から逸脱してしまいますが
以前にもUnity上でキャラだけをマスクして
エフェクトをかける方法を書きましたが

URL

前にLive2Dの中の人に聞いてみたところ
上に画像を置いてマスクさせるのはできないとの事です。(今後も)
ただ、自分的には裏のやり方がありそうな気もしますので
キャラの上にだけ画像を加算乗算で置く方法は
次回以降も探してみたいところです。


これは前作の画像。キャラの上ではなく
全体に影を乗算で重ねることで表現していますが
キャラの上に影が乗ると存在感が一気に高まります。
一応今回も近いことはやっているのですが


これはなんか前作に比べて弱い気がします。
正直情報量的にやはりキャラの上に画像を乗せたいですねやっぱり。

キャラの下の影

キャラの落ち影はもう単純な丸にしています。
ここはあんまり無駄な抵抗をしても良い結果にならないと判断したからです。


寝る時や座る時に落ち影が落ちます。


寝る時用の後髪は別に作ってあります。
ただ、ちょっと落ち影が弱すぎたかな~と今では思っています。
これは単純に影を濃くすればいいのか
顔部分にもう一つ影を追加してやるべきなのか

結構この落ち影でキャラの存在感は変わってきますので
濃くできるなら濃くしたいところです。
できればキャラに合わせて影の方も細かく動かせればいいのですが

これ、上で書いたマスク画像を使えないかなとか考えてます。


つまり、こういうキャラだけの画像がゲーム中は
30FPSくらいで毎時出力されるのですが
これのマスク部分だけを抜いて、キャラと背景の間に入れて
少しずらして拡大してからぼかしをかければ結構精密な影ができるかなと。

まだこれは構想段階なので、無理の可能性の方が高いのですが
Live2Dで精巧な落ち影を作る画期的な方法になりえるかもと考えています。
う~ん、思いついたときはなんでも画期的な方法なんですけどね・・・

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