パータ 2020/04/27 19:06

お家で過ごそう(映画を観て)

テレビで映画放送

最近テレビ番組で映画の放送が多くなりましたね。私は嬉しいです。

私はいざ映画を見ようと作品を選んでいると、どれを観ようか悩んでしまい、なかなか決められないタイプの人間です。
なのでテレビ側が「これを観よ(命令)」と勝手に放送する形式は非常に助かります(笑)

デッキの録画容量がパンパンです。

特に子供向けのジブリやディズニー作品がこのところ多いです。
レンタルや購入してまで観ようとは思いませんが、私は大人げなくこれらの作品が大好きです(恥)


「美女と野獣」を観ました

これを観たのは何年ぶり、たぶん10年以上観ていなかったかもしれません。

観終わった感想は、「村の人がなかなかヒドい…」 です。

最初に流れる歌の歌詞は「♪あの子は美しいけど変わり者」といった内容ですが、これはかなり分厚いオブラートに包まれているのでは…と思いました。

そう感じた理由はアニメーションにあり、本を読みながら村を歩くヒロインに対する特定の人たち(たぶん女性に多い、男性はスケベな眼差し)の視線がキツい、中には頭を指差しクルクルと回す描写までありました。

理解できないことを認めようとしないかわいそうな村人。
悪意ある有識者に簡単に丸め込まれてしまい、自分たちの行いを正義のもとに肯定してしまいます。


心の悪と改心

美女と野獣の世界の「悪」は人の心に存在し、ちょっとしたきっかけと寄り集まることで力が増しているような表現を感じました。
野獣になった王様は己の悪と向き合い改心し幸せになることができましたが、あの屈強なハンサム(名前忘れた)や村人には改心の機会が与えられたのでしょうか…?

村人に関しては、これからヒロインが王様と結婚したことで考えを改めると思います。
しかし屈強なハンサム(名前忘れた)はその機会すら与えられずに谷底へ落ちてしまいました。

村人のほとんどがヒロインに怪訝な眼差し向けていても、あいつ(名前忘れた)だけは少なくても周囲の偏見を全く気にせずヒロインに接していました。

おそらくあいつ(名前忘れた)は強過ぎたのです。
なまじ強かったせいで、誰も逆らうことができず、咎めることができず、小さな村で野放しにされて、わがままで人の気持ちを考えない性格を助長させてしまったのだと思います。

彼も野獣の王様のように「魔女」の存在が必要だったのだと思います。
もしあいつ(名前忘れた)にも改心の機会があれば、「本物の英雄」にだってなれたと思います。



とにかく観ていて楽しかったです。
子供向けの映画とはいえ大人になって改めて観ると、自身の経験が相まってなのか、別の感想が生まれることに最近気づきました。

面白い映画というのは、登場人物の内情や世界観が垣間見れるところにあるのかもしれませんね。

この記事が良かったらチップを贈って支援しましょう!

チップを贈るにはユーザー登録が必要です。チップについてはこちら

最新の記事

月別アーカイブ

記事を検索