生徒会の噂(2)
前話:生徒会の噂(1)
ティナ・トピアはとても真面目な学生として知られている。 中等部所属でありながらも、かつては生徒会長をやっていたこともある。 今はエレノアにその席を譲ってはいるが、生まれながらにしてのカリスマ性があり、エレノアと並んで今も皆に慕われている。 性格はとても真面目だが、器用というわけではない、むしろ不器用...
ねこトトラ@猫虎屋
茶熊学園には、性欲をもてあましている男子たちがそれなりにいる。
学園屈指の美少女でもあるティナのもとには、そういった連中が不純な目的で近づいてくることもある。
「君がティナちゃんか。実物で見るととちっちゃいなぁ。まだ中等部なんだっけ。」
それは高等部の制服を着た、四人の男子たちだった。頭一つ分背の高い上級生たちに囲まれても、ティナは物怖じしない。
「何ですか、あなた達。」
「一応、俺たちの方が年上なんだからさ、先輩と言ってくれよ。」
「何ですか……先輩。」
「へへ、やっぱり可愛いね。ティナちゃん。俺たちといいことしない?」
男たちが下衆に笑う。それを見た瞬間、ティナは後退りした。
「近寄らないで下さい。ぶっ飛ばしますよ。」
かろうじて敬語を維持しているが、事と状況次第では力を行使するつもりだ。
「いいのかなー、あのこと、ばらしちゃうよ。」
「……なんのことですか」
「ティナちゃんさ、AVに出てたでしょ。」
「そ……それは……」
ティナはブラッド達の会社でAVに出たことがある。急きょ女優が足りなくなったとかいう理由だったが、後から考えれば嵌められたことになる。
「男優のでかいのずぼずぼ咥えこんじゃってさ。こんなに清純そうな顔してるのに。えっちだね。」
「や、やめてください。」
「まだ14歳なのに、さすがにまずいんじゃないかな。あれがバレたら退学になっちゃうんじゃない?」
「……!」
別にAVバレするくらいは覚悟の上だった。それにこいつらなんていつでも殴り飛ばして星にすることもできる。でも学校にいられなくなるのだけ困る。
「……何が望みですか。」
「物分りがいいね~、ティナちゃん。」
「ぱんつを下ろして、そこの机に手をついてお尻を向けて。」
「……、こうですか。」
男たちが息をのむのがわかった。
そして口々に卑猥な言葉を投げかける。
「へえ、綺麗だな~。毛も一本も生えてない」
「これが動画で何度も何度も見たティナちゃんの……」
「本当にこんなに小さい穴に入るのか?」
「俺、お尻の穴にぶち込みたい」
口々に浴びせられる言葉に、屈辱と羞恥で顔が真っ赤になる。
「……はやく、終わらせて下さい……。」
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