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2020年 09月の記事 (3)

おかず味噌 2020/09/29 16:00

ちょっと悪いこと… 第二十一話「彼の視点 ~追憶と願望~(3)」

(第二十話はこちらから↓)
https://ci-en.dlsite.com/creator/5196/article/371744


 まるで「ブラックホール」のように――。結衣の「そこ」は強力な「重力」を持っていた。「理性」と「自制」をもってしても決して抗えない、まるで「磁性」を帯びているかのように。強烈な「引力」をもって、僕を「引き寄せ」「惹き付ける」のだった――。

 もういいだろう。さすがに「限界」だ。「焦らし」もここに極まれり、である。
 そして、僕は「挿入」した。結衣の「アナル」に。本来ではない「非正規の穴」に。

――ヌポッ!!!

 少しの「抵抗」を感じつつも、僕のペニスは「するり」と穴に飲み込まれた。といっても、まだ「三分の一」ほどである。
 さすがに結衣も気づいたらしい。というより、気づかないはずがないだろう。
 いつもと違う「感触」に、まだ見ぬ「感覚」に、彼女は「驚き」「戸惑って」いるらしかった。

 つまりは、女子の大好きな「サプライズ」である――。

 しばらくそのまま、その状態で「留まる」ことにする。すぐに「動かす」のは、さすがに無理があるだろう。というより、僕のペニスは彼女のアナルに「固定」されたまま、微動だにしなかった。彼女自身も、やはり「痛み」からか「困惑」からか、「硬直」したままだった。

 やがて、ゆっくりと「運動」を開始する――。

 まずは「引き抜く」。「挿入」と逆の動きである。
 結衣の「尻穴」から、少しずつ僕のペニスが現れる。それはまさに「排泄」のように。彼女の「うんち」ではなく僕のペニスが今や、その「代わり」をしていた。けれど彼女の「気張り」に違いはなかった。

「そっちじゃないです!」

 一度抜かれたことで、ようやく少しばかり「平静」を取り戻したのだろうか。あるいは今さら「冷静」になったとでも言うのだろうか。結衣は僕に「間違い」を指摘する。
 まるで「やり方」を知らない「童貞」に「レクチャー」するみたいに。「優しく」ではなく、むしろ「厳しめ」に。もはや少しの「余裕」もなく、「切羽詰まった」ように――。

 だが僕は再び、あくまで「違う穴」へと挿入する。一度拡がったそこは、より「奥深く」僕を迎え入れる――。そしてまたゆっくりと引き抜く。
「三度目」にして、ついに僕のペニス「全体」が結衣の「中」に「すっぽり」と飲み込まれた。それでも尚、彼女は――。

「こっちです!こっちに挿入れてください!」

 僕に「正解」を指し示す。自ら「何も入っていない穴」を弄り、指で拡げて見せる。
 けれど「今さら」だ。もはや僕は止まらない。あくまで僕にとっては「そちら」こそが「正解」である。たとえ「間違って」いたとしても――。

「そっちじゃないんです!オマンコ!オマンコに入れてください」

 ついに。結衣は「指示代名詞」ではなく「固有名詞」で、指示する。より「具体的」な、普段決して言わないであろう「卑猥な言葉」を用いて、自らの「具」を連呼する。
 だが、それでも。僕の「追撃」が止むことはない。あくまで「ピストン」を続ける。

 入れる時は「激しく」――。「突かれる」ことによって、「打ち付けられた」結衣の体が「揺さぶられる」のを、彼女の「腰」を掴んで支える。
 抜く時は「穏やか」に――。あくまで「ゆっくり」と。あるいは「疑似的排泄感」を与えるかの如く、「排便」と同じ「スピード」を意識する。

 入れる時、結衣は――、

「はうんっ!!!」

 と「謎の声」を上げる。きっと苦しいのだろう。それは彼女にとって、「未知の感覚」に違いない。そして「出す」時、彼女は――、

「んんっ…!!!」

 と、どこか「安堵」したような声を出す。むしろそちらの時にこそ、より「快感」が伴うのかもしれない。それは彼女にとって、「既知の感覚」なのだろう。まさしく、日々の「排泄」によく似た、「錯覚」を思わせるものなのだろう。

 僕はふと、結衣の顔を見てみたくなった。きっとその「表情」は「あの時」と同じ――、まさしく彼女が「うんちをしている時」の顔に違いなかった。
「苦難」の果てにある「達成」。「苦痛」に歪めつつも、どこか「スッキリ」とした――、結衣の「ひり出す」時の顔。あくまで「疑似的」であろうと、構わない。そこから出るモノが「茶色い塊」ではなく――「黒光り」するものではないにせよ――「肌色」の「肉棒」だったとしても。

 だが、生憎それは叶いそうになかった。「後ろから突く」体勢のままでは「正面から」の結衣を「観察」することは出来なかった。それに――。彼女は「枕」に顔を埋め、突っ伏していた。「苦しさ」と「気持ちよさ」、もはや「一緒くた」となった「衝動」を堪えるためか。それとも「顔を見られたくない」という、単なる「羞恥」のためだろうか。

 僕自身の「衝動」も、もはや「限界」だった。結衣の「肛門」の「締め付ける力」と、何より「行為」の「実感」によって。「臨界」まで高められた僕の「ペニス」は、もう「暴発寸前」だった。まるで「溶ける」ような――、「蕩ける」ような――、「メルトダウン」に至るまで「秒読み」だった。

「もう出そう!」

 僕は「宣言」した。いわば「降伏」の「白旗」であり、「幸福」の「告白」である。
 ここにきて――、「トドメ」とばかりに僕の腰は「加速」する。結衣の全身が「揺さぶられる」のも厭わずに、彼女の「尻」へと激しく「打ち付ける」。もはや少しの「遠慮」もなく、「リズム」の「キープ」すらも忘れ、ただ「本能」の赴くままに「出し入れ」を繰り返す――。

 僕の「宣告」を聞いたゆえだろうか、結衣はようやく枕から顔を上げる。そして――、「振動」させられながらも、「呼吸」をわずかに整え、やがて「声」を発する。

「そのまま『中』に出してください!大丈夫だから」

 ついに、結衣自身もその「行為」を――「アナル」による「セックス」を受け止めることにしたらしい。というより、そうする他なかったのだろう。
 決して「普通」とは呼べない「プレイ」。紛れもない「変態的行為」。「性器」ではなく「非正規の穴」によって行われる「性交」は、彼女にとって「未知」のものでありつつも、そこには慣れ親しんだ「既知」の感覚が伴う。あとはそれを「受け入れる」かどうかなのだ。
 そして。どうせ「逃れられない運命」にあるのなら――。間もなく「終えられる宿命」であるのならば――。いっそ、「望み」「求め」た方が良いに決まっている。

「私も!私もイっちゃいそうです!」

 結衣もまた「宣言」する。僕に「合わせる」ように。「快感」を「共有」するように。
 果たして「本当」なのだろうか。あるいは、そう言った方が僕が「喜ぶ」と思って、「演技」をしているのかもしれない。

「私、『お尻の穴』でイっちゃいます!」

 繰り返し、結衣は「宣言」する。やはり「本当」らしい。「排泄器官」で「イク」ことを――、「排泄感」による「快感」を――、「実況」する。

「初めてなのに。初めてのエッチを『アナル』でしちゃってます!」

 結衣は「よく分からない」ことを言う。「初めて?」、それは一体どういう「意味」だろうか。だが、一旦立ち止まって「考える」にはもう僕に「余裕」はなく、「猶予」は残されていなかった。

――結衣の「肛門」を突いている!!
――結衣の「アナル」を犯している!!
――結衣の「うんち穴」でヤッている!!

――結衣の付けた「ウンスジ」!!
――結衣の汚した「うんち穴」!!
――結衣のひり出す「うんち」!!

「見たい」と思った。「嗅ぎたい」と思った。「舐めたい」と思った。
「キレイ」だった。「クサ」かった。「ヌルヌル」とした。

 普段の彼女からは「想像」がつかない――、あるいは「想定」が及ばない――、結衣の「『うんち』する姿」。「小」ではなく「大」を。「おしっこ」ではなく「うんち」を「『ひり出す』姿」。出来ることなら、「便器」にではなく「パンティ」の中に「糞」を
「『漏らす』姿」。次なる「お漏らし」こそは――、それを「見てみたい」と思った。

 そして、僕は「射精」した。

――ドクン、ドクン…。

「ペニス」の「脈動」を、その「律動」を全身で体感する。
 僕は「精液」を、「スペルマ」を、熱い「欲望の塊」を。その「全て」を、結衣の「腸内」に「ぶちまけた」のである。

 射精の瞬間。結衣は「あ…」と声にならない「吐息」を上げた。果たして「感覚」はあるのだろうか。「ブツ」よりも遥かに少量の「粘液」に――。あるいは「浣腸液」にでも似た「感触」を味わっているのかもしれない。
 結衣の「腸内」に、僕の「出したモノ」が注ぎ込まれてゆくのが分かった。「初発」は「衝動」と「勢い」のままに。それから彼女の「肛門」が締め付けることにより――、「しっぽり」と「搾り取って」ゆく。「貪る」ように、「吸い取る」ように。あるいは、最後の「一滴」すらも決して「残すまい」とするように――。

「発射」を終えて、ペニスをゆっくりと引き抜く。

――ヌチュ…!!

 と。最初に「入れた」時とはまた異なる「趣」のある音を立てて、結衣の「アナル」に「別れ」を告げる――。

 後に残ったのは――、「ぽっかり」と開いた結衣の「尻穴」だった。「時間差」で僕の「精子」が溢れ出し、零れ落ちてくる。結衣は肛門を「締めよう」としているのだろう。「括約筋」に力を込めようとしているのが見て取れる。だが、そこは「痙攣」を繰り返すばかりで、少しも閉じようとはしなかった。

 結衣が再び「お漏らし」をしてしまっているのに気づいたのは、その時だった。すっかり「ベッド」の上には「水溜まり」が広がり、「悲惨」な「世界地図」が描かれていた。

 だがそれを見ても、僕は何も思わなかった。
 すでに「射精」を終えて、あるいは「人類愛」について考えていたせいもあるだろう。(「聖者」になったつもりは全くないのだが…)
 だが決して、「それだけ」が理由ではなかった。

 僕にとってそれは――結衣の「小・お漏らし」は、もはや「当たり前」のものに成り下がっていたのだ。そこに「感動」も「感慨」もありはしない。「執着」は失われ、すっかり「飽いて」いたのだ。
 それよりもっと。僕の「興味」は今や別のところにあった。相変わらずの「暗がり」の中、僕は引き抜いた自分の「ペニス」を確かめる。そこに「付着物」があるのを期待して――。

 だが、僕の「モノ」に結衣の「モノ」は付いていなかった。何も「お土産」にすることなく、「未練」を思わせることなく、ただ「元通り」になっているだけだった。
 あれほどまでに「肛門付近」に、あるいは「パンティ」にまで付着していた「モノ」は果たして――。

――「うんち」はどこへ消えた?

 それは誰にも――、僕にも、彼女にも、分からなかった。


「駅」に着くと、結衣はもうそこにいた。
「待ち合わせ時間」の「十五分前」。やはり彼女は「真面目」な性格らしい。唯一、これから「させられること」を除いては――。

 今日の結衣の「服装」は――、「白」の「ブラウス」に「ベージュ」のふんわりとした足首丈の「プリーツスカート」だった。彼女らしい「清楚」でやや「控えめ」な格好だ。
 遠目にそれを眺めて僕が抱いた「感想」はけれど――、「可愛い」とか「よく似合っている」などといった「ありきたり」なものではなかった。
 ただ純粋に――「良かった」と思っただけだ。

 今日も結衣は「お漏らし」をするのだろう。「おしっこ」によって「下着」を濡らしてしまうのだろう。
 昨晩の彼女との「やり取り」の中で、今日の「新たな目的」についてはすでに決まっていた。すなわち――、「タイトル」にするならば「外でのお漏らし」である。
 それはもはや「既定事項」なのだ。何たって、彼女の方から「提案」してきたことなのだから。僕の方からも「別の提案」をしてみたが、「そちら」については「却下」されてしまった。だが「それはそれ」。きっと「いつか」――、いやこれはまだ言うまい。

 結衣が「パンティ」の「替え」を持ってきているのかまでは分からないが。さすがに「着替え」までは持っていないだろう。つまり、「衣服」にまでその「被害」が及んでしまったなら――、彼女は「そのまま」で街を歩くことになる。
 あるいは「ノーパン」になるとしても構わないかもしれない。だが「ズボン」に至ってはそうはいかない。そして、「スカート」であれば少なくとも、ちょっと「気を付ければ」被害を免れることが出来るかもしれない。
 そうした「諸々の事情」を踏まえて、僕は結衣の「判断」を「正しい」と認めたのである。あるいは彼女自身もそれを「分かった」上で、その「選択」をしたのかもしれない。
(ちなみに今日、「黒タイツ」は穿いていなかった。「夏」が近づき、ここ最近「暑く」なってきたからだろう。僕としてはやや「残念」だったが、それもやはり「正しい選択」だといえるかもしれない)

「小走り」で結衣の元へと駆け寄る――。彼女は僕に気づき、「笑顔」を浮かべた。それは「愛しさ」ゆえのものだろうか、それとも単に「期待」を滲ませたものなのだろうか。

「ごめん、待った?」
「いえ、今来たところです」

「ありがち」な挨拶を交わして、僕たちは並んで歩き出す――。

 あくまで「差し障りのない」会話をする中で。けれど僕の脳内は「想像」でいっぱいだった。

――結衣は今日はどんな「下着」を付けているのだろうか?
――本日はどんなのを「お漏らしパンティ」に選んだのだろうか?

「暗雲」立ち込める――、結衣に「指名」され、「使命」を帯びた「下着」の「末路」に。その「宿命」に「同情」する。あるいはすでに「汚れて」しまっているのかもしれない。

――結衣は今日も「パンティ」に「ウンスジ」を付けているのだろうか?

「拭き残し」によって。予期せぬ「緩み」によって。「うんち」を刻み付けているのかもしれない。
 まるでそうした「穢れ」から――、あくまで「そちら」の「排泄」についてはあたかも「無縁」であるという、「素知らぬ顔」をしておきながら。実は「ちゃっかり」と「やることはやった」上で「すべきこと」を怠っている――。「処理」の「甘さ」を「露呈」しつつも、あくまで「当人」はそれに「気づかず」、あるいは「知った」上で「バレる」ことはないと高を括っているのかもしれない――。

 だが僕は「知っている」のだ。結衣の隠された「秘密」に「気づいて」しまったのだ。そして「昨夜」、ついに彼女自身もそれを「認めた」のだ。
 もはやその「事実」は、「二人」の間で「既知」のものとなりつつあった――。

 駅の「階段」で。僕はあえて「数歩」下がり、結衣を先に行かせる。僕の前には、「スカート越し」の彼女の「尻」がぶら下げられる。
 その「内側」に、僕は「想像」を膨らませる。「割れ目」に、さらにその奥の「穴」に思いを馳せる。すでに一度「見知り」「嗅ぎ知った」、「知覚」を取り戻す――。

――きっと、そこは「素敵な香り」がするに違いない。

 若干の「湿り気」を帯びた結衣の「肛門」。その周囲の「ウンカス」。紛れもない「うんち臭」――。

 出来ることなら今すぐにでも「衣服」もろとも「下着」を剥ぎ取り、「揉み」「嗅ぎ」「舐め」「拡げたい」という衝動に襲われる。

 さらに僕の「妄想」は広げられる――。

 ついには、結衣の尻のその「中身」にまで。もはや留まるところを知らないように。
 やがて「幻想」すらももたらせられる――。
 結衣の「着衣脱糞」。「トイレ」ではなく僕の「目の前」で。「穿いた」まま、彼女が「漏らす」姿を「夢想」する――。

 それこそ、僕が「提案」しながらも、あえなく彼女に「却下」されたものだった――。


――ブチィィ…!!!

 盛大な「破裂音」の後。みるみる内に、結衣の「パンティ」が盛り上がり、「尻」が膨らんでゆく。それを「持ち上げる」のは、結衣の「うんち」だ。
「おしっこ」のように、「重力任せ」ですぐに「流れ落ちる」のではなく。「茶色い塊」はしばらくそこに留まったままだ。
 そこで僕は結衣のスカートを「捲り上げる」。いや、「漏らす前」の段階でそうしていた方がいいのか。そうすれば「瞬間」を目に焼き付けることができる。
 パンティの色が「白」であったなら尚更いい、と思う。そうすれば、結衣の「うんちの色」まで知ることができる。あるいは「健康状態」に至るまで。
「健康便」か、もしくは「下痢便」だろうか。「コロコロうんち」か「極太うんち」だろうか。どちらにせよ、当然にそれは結衣の「尻」を、「下着」を「汚す」こととなる。

 無様に尻を膨らませ、やがて「激臭」を放つことになる。「拭き残し」など比にならないほどの、「直接的」な「芳香」である。
 垂れた「ウン汁」は結衣の細くて綺麗な「脚」にも描かれることになるだろう。「太い線」にやや「細い線」。それらは巧みに折り重なって、ある種の「芸術的」な「作品」を思わせるだろう。
 わずかに尻に「食い込む」ことで――それこそが「ウンスジ」の原因なのかもしれない――結衣の「形」を浮かび上がらせていた「パンティ」は。けれど今や「割れ目」の場所を教えることもなく、逆に「モッコリ」とすることで「脱糞の証」を示している。

 僕はそこに――そこ「目がけて」、自らの勃起した「ペニス」を押し当てる。

――ヌチャ…。

 と。得も言われぬ「弾力性」。結衣の「うんち」の「感触」が「パンティ越し」に伝わってくる。今度こそ、僕のペニスには「うんち」が付くことになるだろうが、それすらも厭わない。

 そして――。まるで「白濁のソース」をかけるみたいに、あえなく僕は「射精」する。
 もはやそれは「自慰行為」に他ならない。だがあるいは「性行為」と呼ぶことだって出来るかもしれない。

 すなわち、「うんち」との「セックス」だ――。
 結衣の「うんち」と僕の「ザーメン」との豪華な「コラボレーション」。彼女と僕との「愛の結晶」。「先鋭的」な「共同作業」による、「前衛的」な「合同作品」である。


「ホーム」で電車を待つ間――。今日の「デート」の「過程」について考えながら――。
もはや「予定調和」となった「お漏らし」ではなく。

 僕は密かに、もう一方の「お漏らし」に思いを馳せていた――。


続く――。

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おかず味噌 2020/09/27 16:00

ちょっと悪いこと… 第二十話「彼の視点 ~追憶と願望~(2)」

(第十九話はこちらから↓)
https://ci-en.dlsite.com/creator/5196/article/371294


「四つん這いになって」

 僕は結衣にそう「指示」した。「脱がせる」だけなら「そのまま」でも充分であるはず――。にも関わらず、僕はあえて彼女に「体勢を変える」ことを「要求」したのである。
 言われた通り、結衣はベッドから身を起こし、それから「焼いた肉を裏返す」みたいに百八十度「反転」し、「手」と「膝」を突き「腰」を浮かせた。ちょうど結衣の「尻」が突き出された「格好」である。
 結衣は僕の「提案」に、何の「疑い」も「不審」も抱いてはいないようだった。その時まだ彼女は――、この後にどのような「羞恥」が(あるいは「お漏らし」さえも凌ぐような)待ち受けていようかなど、知る由もなかった。

 結衣の腰に手を回し、「肌」と「布」との境界に手を掛ける。そして、そこから「ゆっくり」と、だが一気に「ずり下ろす」――。

 締め付けられた「黒タイツ」と「パンティ」の「反動」で、「ぷりん」と「小気味」良く、結衣の「尻」が現れる。僕の「眼前」に、僕の「鼻先」に――。
 結衣の「尻」はとても魅力的だった。やや「褐色」で小振りの「尻」。程よく引き締まり、けれど「柔らかさ」は失わず、触れた手にちょうど「しっくり」と収まるような彼女の「お尻」。微かに付いた「下着の跡」とそれに沿うように「くっきり」と分かれた肌の色の「境界線」。さらにその中央に「ぱっくり」と刻まれた「尻の割れ目」。手で「こじ開ける」ように開くとそこには「きっちり」とすぼめられた「肛門」が待ち構えていた。

 それこそが僕の「待ち望んだ」ものだったのだ。「剥き出し」になった結衣の「下半身」。当然そこにはやはり露わになり、今や「涎」を垂らし盛大に潤っているであろう彼女の「性器」もあった。だが僕の興味は「そちら」には向かわず、あくまで「こちら」にのみ「収束」した。

 まずはじっくりと「観察」してみる――。
 肉の「双丘」に阻まれ隠されていたためか、「谷間」のその「一帯」は「陽の光」が当たらず、やや「薄い色」をしている。まさに「不毛の地」ともいえる地域には、文字通り「尻毛」が生えることもなく「まっさら」だった。
 そして、結衣の「アナル」。あるいは「クレーター」を思わせるその「穴」はけれど、「窪む」のではなくむしろやや「盛り上がり」、そこには「山脈」のような「皺」が無数に刻まれている。彼女の「力の入れ方」のほんの些細な「違い」によって、彼女の「肛門」はまるで「呼吸」をするみたいに、若干「閉じたり」「開いたり」を繰り返す――。

――なんて「綺麗」なんだろう…。

 ある種の「生命の神秘」を感じさせるその部分に、僕はただただ「感嘆」するしかなかった。
 本来の「用途」について考えたとき、紛れもなく「不浄の穴」に過ぎないそこはけれど、むしろ「性器」よりも「清純」で「清廉」であるように思えた。彼女はきっと、「こちらの穴」においてはまだ一度の「侵入」も許していないのだろう。確かにそう思わせるほど、彼女の「尻穴」はきつく「引き結ばれ」、「堅牢」な「構え」を見せるのだった。
 だからこそ――。「守り」が「強固」であるからこそ。その「歴史」を「不敗神話」に彩られているからこそ。それを「侵し」、「犯したい」と思うのがやはり「男」というものである。その時すでに僕の「心」は決まり、「照準」は定められていたのだ――。

 だがそこで僕は「寄り道」をした。とはいえそれは、あくまで「視線」においてのものだったのだが――。
 結衣の「尻」から伸びた「脚」。膝をついたその「太腿」には、僕がずり下ろし、「途中」で「そのまま」になった「黒タイツ」と「パンティ」がある。
 僕はふと、この期に及んで「それ」が気になった。これまで彼女の尻を包み、覆い隠していたその「布」に、今さらながら強い興味を惹かれたのだった。

 僕は結衣の尻から手を離し、足元に「留まった」ままのそれに手を伸ばした――。
 脚に掛かった「脱ぎ掛け」のパンティの「内側」を広げ、こっそりと「裏地」を確かめてみる。「おしっこ」と「愛液」の「染み」についてはもはや言うまでもなく、そこには――、

「ばっちり」と「ウンスジ」が描かれていた。

 結衣のパンティは「黒」で――。「黒」とはそもそも、全てを「塗り潰す」色だ。にも関わらず、彼女の穿いていたその「黒」に「茶色いもの」が「こびりついている」のが、「はっきり」と見て取れた。その「正体」が何であるかはもはや言うまでもない。それは結衣の「うんち」であるに違いなかった。

 まさかとは思っていたが、その「まさか」が「的中」した。結衣はあろうことか、自らの「下着」に。「液体」のみならず――「固形物」とまではいかないまでも――微かではあるが「固体」の「カス」を付着させていたのだ。
 その「汚れ」を認めて、僕はすっかり「萎えてしまった」――のではなかった。というよりむしろ、その「事実」は僕をより「高める」ものだった。

 僕は「嗅いで」みた。結衣の「尻穴」を、その「周囲」を。何だか「いやらしく」、「素敵な香り」がすることを期待して――。だが「予想に反して」というか「予想通り」というか、結衣のそこは――、

 とても「うんちクサかった」。

「鈍器」で殴られ、「脳天」を穿つような「衝撃」があった。紛れもない「うんち臭」が僕の鼻腔を満たしたのだった。
 結衣は「大」をした後、「拭いていないんじゃないか」と思えるほどに。「拭く女子」ではなく「拭かない女子」かと思わせるほどに。あるいは、元々「アナル」が「緩い」のだろうか。
 いや、そんなはずはない。顔をより「近づけた」ことで、今や僕のすぐ「眼前」にある彼女のそこは相変わらず、「外部」からの「侵入」のみならず「内部」からの「脱出」を決して許さぬよう、「丁寧」に「引き結ばれた」ままだった。
 そこから「出ずるモノ」の「予感」も「気配」すらもなく、まるでそうした「穢れ」からは無縁であるみたいに、結衣の「肛門」は「キレイ」だった。だが。やはり僕の「認識」は誤っていたのだろう。「『女性』=『キレイ』」という、ある種「信仰」じみた僕の考えは。「だから」「であるべき」で結ばれる「等式」はけれど、「反証」によって「覆された」のである。そして、やがて次の「一撃」によって――、「覚醒」へと至ったのである。

 僕はいよいよ、結衣の「アナル」を「舐め」に掛かった。自分の「消化器官」の「始点」が、彼女のそれの「終点」に触れることに少なからず「抵抗」と「忌避」を感じつつも、すでに「麻痺」し掛けていた僕の「脳」はもはやすんなりとそれを「受け入れた」のだった。

「シャワー」を浴びていないのだから、ある程度は仕方ないのかもしれない。だがそれだけでは「説明」がつかないほどに、結衣の「肛門付近」には「ヌルヌル」とした「舌触り」があった。かといって「形」があるわけではない。あくまで「視認」できない「正体不明」の「何か」であった。
「腸液」なのか、あるいは「うんちのカス」なのか、どちらにせよ本来「味わうべきでないもの」を、舌で「舐め取り」、「こそぎ落として」ゆく――。「唾液」で「洗い落とす」ことで「キレイ」にしてゆき、それと共に彼女の「そこ」は少しずつ「開いて」いった――。

 結衣が何かを「堪えて」いるのは分かった。僕の舌が「触れる」度に、彼女の「尻」があるいは「全身」が微かに「震える」様子が見て取れた。
 僕は彼女がまた、「おしっこ」が「漏れそう」になっているのかと思った。与えられた「刺激」によって、再び「我慢」が「出来なく」なりそうなのかと――。
 だが、それは違った。彼女が「出そうなモノ」は「おしっこ」ではなかった。それは「液体」ではなく「気体」だったのだ。

「ちょっと、止めてください!恥ずかしいですよ…」

 結衣は今さらながら、「アナル舐め」に「拒絶」を示した。その「行為」を「中断」し「中止」させようと、僕の「頭」を手で「押しのけよう」としてきた。彼女は自分の「肛門」が「汚れている」ことを、そこを「汚してしまっている」ことに「心当たり」があるのかもしれない。「気づいていない」のかと思っていたが、実は「気づいている」のだろうか。そう感じさせるほどに、彼女の「抵抗」は――あくまで「建前」としての「演技」ではなく――まさに「真に迫った」ものだった。
「『うんち』の付いた『アナル』」を「舐められる」のが恥ずかしいのだろうか。当たり前だ。それこそ僕は「お構いなし」だったが、普通は「舐める側」も拒否して然るべきである。
 彼女の「羞恥」と「拒絶」の理由は――、けれど違っていた。それは新たにもたらせられる、さらなる「放出」に対するものだった。

「本当に嫌なんです!!」

 結衣はもう一度だけ、今度ばかりはより「強い言葉」で、はっきりと「意思」を表明した。だが、それでも僕がそれを「止める」ことはなかった。僕の「唾液」によって、すっかり「洗い清め」られた「そこ」を舐めるのを「継続」した。そして、ついに――。

――ブボッ!!

 と。盛大な「破裂音」と同時に、僕の顔に「ガス」が吹きかけられた。
 僕は当初、ついに結衣は「やってしまった」のだと、「おしっこ」のみならず「うんち」を「漏らして」しまったのかと思った。だがそうではなかった。それは「実体」を持たない、やはり目に見えぬ「気体」であった――。

 結衣が「おなら」をしてしまったのだと、僕がそれを知るのに「数秒」を要した。それほどまでに「唐突」に、「突然」に、それは行われたのである。
 とはいえ。たとえ予期せぬ「放屁」であったとしても――、「避ける」ことは不可能でもすぐに「逃げる」ことくらいは出来たはずだった。けれど僕はそうしなかった。むしろ、少しも「躱す」ことなく、口を開けたまま「真正面」から結衣の「放屁」を浴びたのだった。

「暴発」であり「爆発」――。
 一瞬にして、僕の「口内」が結衣の「体内」の「空気」によって満たされる。「アニメ」なんかでよくある「爆発シーン」の描写のように、「鼻」からも「耳」からも「噴き出し」そうになりながらも、僕はその「全て」を吸い込み飲み下した。
 結衣の「腸内」で「醸成」された「塊」。当然のことながら、それは「醜悪」な「臭気」を含んでいた。「強烈」に「凶悪」に、ある種「暴力的」ですらあるその「芳香」。彼女によって発せられた、彼女の「中」の「臭い」――僕は「温泉」を思い浮かべた――に一瞬「意識」が遠ざかりそうになりつつも、僕はそれを一心に受け止めた。

 突然の「放屁」を終えて――。気まずい「空気」が流れる。「ガス」のように決して「軽い」ものでなく、「重い」「沈黙」が――。
 何か「言わなければ」。声を「発さなければ」。そう思い、僕の脳は「フル回転」した。誤魔化すべく、沈黙を埋めるべく、やがて僕の発した「一声」は――。

「結衣の『おなら』食べちゃった」

 という、あまりに「馬鹿げた」ものだった。今にして思えば――、後から思い出せば――、何と「羞恥に満ちた」ものだっただろう。思い返しただけでも「のたうち回り」、「転がり回りたくなる」――、まさしく「黒歴史」の「誕生」である。
 自分でも、なぜそんなことを言ってしまったのか分からない。「冗談」じみた、あくまで「茶化した」物言いでありながらも、僕ははっきりと自分の「変態性」を「暴露」してしまったのだった。

「ガス」とはいえ「放出」である。「おなら」とはいえ、広義で見ればそれは「お漏らし」の一種である。「不可抗力」とはいえ、それを「許してしまった」という「既成事実」に変わりはなく。「被疑者」であり「過失者」たる、その「元凶」である結衣の「アナル」はすでに「開いて」いた――。
 かつてはあれほどまでに「引き結ばれていた」にも関わらず。今やその部分は、すっかり「だらしなく」口を開けていた。もちろん、多少はすぐに「収縮」を始めたのが、やはり完全には「閉じ切らず」、むしろ僕を「誘う」ように――。

「もう挿入れていい?」

 僕は堪らず、そう訊いた。結衣は頷いた。だが、まさか「そちらに」とは思っていないのかもしれない。彼女はきっと「普通に」、「性器」に挿入されることを望んでいたのだろう。まだそこついては、あまり「ほぐされて」いないにも関わらず――。

「電気を消してください」

 と、結衣は言った。「明るい」ままだと「恥ずかしい」のだという。実に「女の子」らしい「反応」だったが。もはや「今さら」という感じである。彼女はすでに――、それ以上の「羞恥」を幾つも「経験済み」なのだ。それでも僕は彼女の言うとおりにした。

「暗がり」の中、結衣は僕の「ペニス」に手を伸ばしてきた。今度は「自分の番」というわけである。
 結衣はトランクスの上から僕の「ペニス」を強く握った。少しの「痛み」から僕が腰を引くと、彼女は詫びた。それで一度は手を「離した」ものの、かといって決して「遠慮」することはなく、彼女は僕のトランクスを脱がし、すでに「はちきれん」ばかりに「勃起」した僕のそれを見た。まるで「初めて」男の「モノ」を見たように、しばらく「放心」しているようだった。(あくまで「推定」であるが、僕のはきっとそれほど「大きく」はないはずなのだが…)
 やがて結衣の口が僕のペニスを頬張る。「短小」ではなく、とはいえ決して「極太」とはいえない僕のそれでも、やはり口に「含む」には多少の「無理」が生じるようだった。

 結衣の口が「前後運動」を開始する。彼女の「口内」と「舌」によって、僕のペニスに「刺激」と「快感」がもたらせられる。
「気持ちいいですか?」
 彼女は訊いてきた。あくまで「自信なさげ」に、僕の「快感」について問うように。
 確かに彼女の「フェラチオ」は「及第点」には程遠かった。恐る恐る触れる「唇」はくすぐったく、唾液を「すする」たびに時折当たる「歯」は痛かった。
 あるいは彼女にとってその「行為」は「初めて」なのかもしれないと思った。普通に「あり得る」ことだ。かつての「彼氏」や「相手」がそれほど性に「貪欲」でなければ――、それを経ずにあくまで「手淫」と「挿入」のみに終始していたとしてもおかしくはない。だとすれば、僕はまた一つ彼女の「初めて」を奪ったということになる。それはむしろ「光栄」なことに思えた。

「めっちゃ気持ちいいよ」
 僕は答える。多少の「配慮」も「ヨイショ」もやむを得なかった。あくまで結衣を「その気」にさせ、「乗せ」続けるために。この場において僕は「皮肉屋」に、エラそうな「批評家」になるつもりはなかった。それに。彼女の「ぎこちなさ」もそれはそれで、あるいは「初めて」によるものなのだとしたら――、いささか「新鮮」であるようにも思えた。

「もう、大丈夫だよ」
 僕は言った。「固辞」するためのものでなく、次なる「ステップ」に移るための「糸口」として――。
 いくら「単調じみた」ものとはいえ、さすがに「危ない」ところだった。結衣の「口」と僕の「ペニス」が触れ合う音。彼女の「唾液」と僕の「カウパー」が混ざり合う音。もはやそれだけで、僕は「達して」しまいそうだった。
 だが、そうするわけにはいかない。まだここで「無駄打ち」してしまうわけにはいかない。今夜こそ「最後」まで――、それに至るために僕は何とか「暴発」を必死で堪えたのだった。

 僕は再び、彼女をベッドに押し倒す――。

「結衣」
 僕は彼女の「名前」を呼ぶ。確かめるように、最後の「同意」を求めるように。書面への「捺印」を、あるいは「署名」を、それによる「契約」を交わすために――。
 彼女は何も言わなかった。それを「同意」と受け取ることにする。やや「強引」ではあるが、むしろその方が都合が良かった。もしここで「性器への挿入」を言葉にされたならば――、「契約不履行」となってしまうことは否めなかった。
 あくまで必要だったのは「挿入」それ自体の「確認」であり、「どこに」とは言っていない。まさに「詐欺まがい」の論法である。

 僕は結衣を強く抱き締めた――。
 彼女の体は「折れてしまいそう」なほど「華奢」で、「小柄」で。僕の「欲望」を受け止めるには、少しの「頼りなさ」を思わせた。
 彼女の「肌」から、あるいは「髪」から発せられる、「石鹸」もしくは「シャンプー」の香り。あるいは「ボディクリーム」か「化粧品」の匂いだろうか。「香水」のような「強い香り」ではない。あくまで「優しく」「仄かな香り」――紛れもない「女の子の匂い」だった。
「首元」に顔を近づけて、「周囲」に漂うその「匂い」を嗅ぐ。思いきり吸い込む。僕の鼻腔が「結衣の体温」で満たされる。少しも「不快」ではない。むしろ、どこか「落ち着く」ような、けれど同時に「焦燥」を駆り立てられるような――。

 だからこそ、僕は「混乱」した。「不思議」でならなかった。そんな「素敵な香り」を漂わせる彼女が――、まさに「女性らしさ」を思わせる彼女が――、日々「排泄」を繰り返しているという「現実」が。「拭き残し」によって「肛門」を汚し、さらにはその「穢れ」をパンティにまで付着させているという「事実」が。今目の前にいる彼女と、ついさっき見知り「嗅ぎ知った」彼女とを結びつけるのに、「齟齬」が生じるのだった。

 結衣のパンティに刻み込まれた「ウンスジ」。紛れもない排泄の「痕跡」。
 結衣のアナル。そこから発せられる「うんち臭」。
 僕はそれを知ってしまった。彼女の「秘密」に気づいてしまった。彼女の「羞恥」なる「真実」を――。

 あるいは「普段」から、結衣はそうなのかもしれない。職場で僕と話すとき、今日のデートの最中もずっと。彼女はその黒タイツの「内側」に、パンティの「裏側」に、「うんち」を付けたままだったのだ。
 おどけた表情を見せながらも「うんち」。快活な仕草をしながらも「うんち」。恥じらいを窺わせながらも「うんち」。パンティに「うんち」。
 一体いつから、結衣はそれを「携えて」いたのか。一体いつ、「うんち」をしたのだろうか。あるいは今日はまだしていないのかもしれない。だとしたら、不意に「チビ」ってしまったのかもしれない。例えば「おしっこ」を「お漏らし」した時に、思わぬ「力み」によって「そっち」も出てしまったのだろうか。

 結衣の「排便姿」を思い浮かべた。便器に跨り、下着を下ろして、尻を突き出し、腹に力を込める様子を――。
 やがて彼女の「肛門」が盛り上がり、そこから徐々に「うんち」が顔を出し始める。
 結衣は「快便」だったろうか。それとも「便秘」気味なのだろうか。
 それは彼女の「体つき」に似合った「細い便」なのか。あるいは顔に似合わず「極太」をひり出したのだろうか。
「排便」を終えて、結衣はちゃんと「拭いた」のだろうか。いや「甘かった」に違いない。でなければ、あれほどまでに「残る」はずがない。

 結衣の「股間」からではなく、「肛門」から出る、もう一方の「排泄」。「液体」ではなく「固体」の、よりはっきりとした「実体」を持つそれに、その「行為」に。今や、僕はすっかり興味を奪われていた――。

 僕は結衣に「キス」をした――。
 最初は軽く唇を重ね、けれどすぐに「貪る」ように舌を入れた。彼女の「口」は、反対側の「口」に比べると、ずいぶん「素直」なものだった。
 彼女の「意思」によってそこは開かれ、すぐに僕を迎え入れてくれた。もちろん、不快な香りは全くない。「腸液」の代わりに「唾液」が次々と溢れ出し、僕の舌に絡みついた。「ウンカス」の代わりとなるものには――思い当たらなかった。

 僕はこれから結衣を抱くのだ。「抱く」という曖昧じみた、ぼかした言い方には幾つもの意味が含まれるだろうが。そこにはきっと、これから僕のしようとしている「行為」は該当しないだろう。それでも僕は今から彼女を「抱く」――。
 そう考えただけで、「期待」と「焦燥」から、僕の「愚息」は「ムクムク」と反応し、そこからさらに痛いくらいに「勃起」した。

 そして、いよいよ。僕は「挿入」の「準備」を開始する――。
 またしても結衣を「四つん這い」にさせる。最初からの「後背位」に、彼女は少しの「戸惑い」を覚えたようだった。だが、あくまで僕に従う。

 再び、結衣の「尻」が眼前に来る。僕の願い、求めた「アナル」もそこにある――。
 僕がそこに「指」を差し入れたのは、まさしく「必然」だった。そうすることが当然の「流れ」のように思えた。

「ひっ!!」

 と。結衣は「ヘンな声」を上げた。「驚き」からか「意外性」からか。「痛み」か、それとも「違和感」からだろうか。だが、それに構わず僕は彼女の「中」に入り、そこを指で「かき回した」――。

「ねっとり」と指に絡みついてくるような「感触」がある。それは彼女の「腸壁」と「腸液」によってもたらせられるものでありながら、「膣壁」と「愛液」のような「錯覚」を与えるのに十分なものであった。
「執拗」な「一混ぜ」の後。「一息」に引き抜く。僕の指は結衣の「腸液」で「コーティング」されていた。だが不思議なことに、「肛門周り」には、「入口」にはあれほど「付着」していたはずの「うんち」が僕の指に付くことはなかった。
 次に「二本」、やがて「三本」と、入れる指の「本数」を徐々に増やし、少しずつ「拡張」していく――。
 そうして「仕上がった」結衣の「アナル」は、すっかり「性器」と見紛うほどになっていた。


続く――。

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おかず味噌 2020/09/21 16:00

ちょっと悪いこと… 第十九話「彼の視点 ~追憶と願望~(1)」

(第十八話はこちらから↓)
https://ci-en.dlsite.com/creator/5196/article/344433


 休日の午後。駅前で「結衣」と待ち合わせる――。

「フリーター」である僕にとって「休日」とは必ずしも「土日」を表わすものではなく、「サービス業」においてはむしろ「週末」こそがまさに「稼ぎ時」であり、逆にいわゆる「サラリーマン」などにとっての「平日」が「休日」となることが多い。

 だが、今日は「土曜日」だ。

 一週間の内、最も「忙しい」日である「週末」に、どうして本来「融通が利く」はずのこの僕が「休み」なのかといえば――、それは普通に「休み希望」を出したからである。毎月末に掲出される「シフト希望表」に、今月唯一「×」を付けたのが「今日」だった。
「平日」は「授業」があるためまとまった時間が取れず、だからこそ「週末はロングで入れてほしい」と希望している「学生バイト」の「彼女」もまた、同じく「今日」は「×」を書いていた。
 何もそれは「偶然の一致」などではない。僕たちはお互い示し合わせて、わざわざ「休み」を取ったのだ。「空白」だったカレンダーに、僕と彼女は「予定」を書き加えたのである――。

 と。ここまで聞いていると、僕と彼女がさも「付き合っている」と「誤解」を持たれるかもしれない。だが結論からいえば、僕たちは決して「恋人同士」などではない。
 ここで言う「彼女」とは、あくまで「三人称」としてのそれであり、そこには「俗語」としての「特別な意味」は含まれていないのである。
 この「関係性」について「結衣」がどう思っているのかは分からない。だが僕としては少なくとも、どちらかが「告白」しもう一方がそれを「了承」したわけでもなく、互いの「気持ち」について「確認」し合ったわけでもなく、だとすればそこはやはり「友人」として取り扱うべきだろうと思っている。

 だが、もちろん「ただの友人」ではない。「男女」の「友情」について、果たしてそれが「成立」するかはさておき。そこにおいてしばしば「言及」される、「恋愛感情」や「肉体関係」の有無について。僕たちは、すでに「一線」を越えてしまっているのだ。
 本来の「友人関係」においてはあり得ない、「肉体関係」を許した「男女関係」。「好意」については問わず、あくまで「行為」を「目的」とした「共生関係」。
 いわゆる「セフレ」というやつだ。
 最初はほんの「出来心」だった。「下心」と言い換えても良いだろう。「たまたま」バイトを「上がる時間」が一緒になり、僕たちは「帰り道」を共にすることになった――。


「家に来ない?」

 そう誘ったのは僕の方だった。「誘う」のは大体決まって「男性側」なのだ。そういうものだろう。「もうちょっと話したい」と僕は言った。幸い、「話題」はそれなりに盛り上がっていた。だが別にこれといって「話したい」ことがあったわけではなかった。「理由」は何だって良かったのだ。

 普段「バイト」で会う時、結衣が僕に「好意」を抱いている風には見えなかった。会えばそれなりに話をするが、かといって彼女が「積極的」に僕と話したがっているかといえば、そんなことは決してなかった。だが少なくとも「嫌われている」感じはしなかった。あくまで「バイトの先輩」として、ささやかな「興味」と「無関心」の間にいるのだと、僕は「推察」していた。
 僕としてもそれは「同様」で、彼女と「付き合いたい」などと考えたことは一度もなかった。あくまで彼女は「バイトの後輩」であり、それ以上でも以下でもなかった。
 だがそこは「男の性分」である。何も「感情」としての「結びつき」については望まないまでも、やはり「体の結びつき」についてはやぶさかではない。
 彼女は決して「美人」と呼ばれる部類ではなかったけれど。「身なり」は綺麗で小ざっぱりとしていて、細くて「スタイル」が良く、さらにそこに「女子大生」という「属性」が付与されることによって、何かしら男性の「劣情」を駆り立てるものが備わっていた。決して「派手」ではなく、むしろどちらかといえば「地味」な方で。だがそれがかえって、彼女の隠された「魅力」のようなものを「探求」させる「興味」を僕に抱かせた。

 結衣は「逡巡」しているらしかった。僕の「誘い」を受けるべきか否か、それについて考えているようだった。だが結局、彼女はそれに応じた。僕の家に来ることを「了承」したのだった。

 そこで結衣は「粗相」をした――。

 彼女の「ズボン」から迸る「水滴」を――、彼女の「股間」と「床」とを繋ぐ「水流」を――。僕は今でも「ありあり」と思い浮かべることができる。
 小学校「低学年」以来の「お漏らし」。人生においてそうそう見ることのない「女性」の「失敗」。「女子大生」の「失禁姿」。それは僕の「網膜」に強烈に焼き付けられ、胸に刻みつけられたのだった。

 普段の彼女はどちらかといえば「クール」な方で。「仕事」についても覚えが良く、何でも卒なくこなしている「イメージ」だった。その彼女が今「あるまじき失態」を晒しているのだ。
 結衣は「俯いて」いた。「苦痛」を堪えるように唇を噛み締め、ただ「時」が過ぎ去るのを待っているようだった。いつもの「明るい」彼女とは正反対の「暗い」表情は、「羞恥」と「後悔」が入り混じっているような、そんな「複雑」な「心境」を表わしていた。

 僕の「性癖」が「発露」したのは、まさにその「瞬間」だった――。

 僕は思わず「射精」してしまっていた。思いがけず、トランクスの中に「精液」が「飛び出して」いた。僕はいまだかつて、それほどまでに激しい「興奮」を覚えたことはなかった。僕の手は一度も自分の「股間」に触れることなく――。「触れずに射精」した経験も、それが「初めて」のことだった。

 それでもやはり、僕は少なからず「混乱」していたのだろう。想定外の「射精」によって「賢者タイム」が訪れていたせいもあるかもしれない。
 結衣が「後始末」をする間、僕はただじっと部屋で待っていただけだった。帰り際、「手土産」とばかりに「お漏らしパンティ」を入れるための「ビニール袋」を渡し、結局その日は「何もせず」僕は結衣を帰してしまったのだ。
 束の間の「非日常」から「日常」へと立ち戻り。「一人」取り残された夜の中で、結衣の「おしっこ」の「残り香」だけが微かに浴室に立ち込めていた――。

「二度目」の機会は、すぐに訪れた。

 その日は「たまたま」休みが合ったのだ。「バイト以外」で、「外」で結衣と会うのはそれが「初めて」のことだった。誘ったのはやはり「僕の方」だった。
 あの「一件」以来、「バイト先」でお互い顔を合わせるのが当然のように「気まずかった」。彼女は僕を「軽蔑」したかもしれない。トイレに行かせなかった僕を、あるいは「恨んで」いるのかもしれない。
 だがよくよく考えてみると――。「原因」はどうであれ、あくまで「失態」を犯したのは彼女なのだ。だとすると、むしろ「軽蔑された」と思っているのは彼女の方なのかもしれない。

 僕は思い切って、結衣に話しかけてみた。「あの夜」のことはあえて口に出さず、何も「気にしていない」風を装って、彼女に「接触」を試みたのだった。
 結衣の「反応」は「普通」だった。彼女自身、その「事件」を「忘れた」というように、「今まで通り」の彼女だった。
 ちょうど「休日の過ごし方」が「話題」に上ったとき、僕は何気ない調子で結衣を「デート」に誘ってみた。

「デート」。果たしてその言葉が適切であるかは分からない。やはり僕たちの「関係性」から鑑みるに、あるいは「恋愛」を想起させるその「英単語」を用いるべきではないのだろう。だが昨今は「女子同士」であろうと――、たとえそれが「友人関係」であろうと――、平気でその「言葉」が使われたりもする。だから、お互い「プライベート」のその「予定」は、もはや「デート」と呼んで差し支えないだろう。

 だがそれでも。やはりそれは単なる「デート」ではなかった。少なくとも僕にそのつもりはなかった。ただ「会い」「語らい」「遊ぶ」のではなく、僕には明確な「目的」があったのだ。(あるいは「目的」自体は違えど、世間一般の「デート」においてもそれは同じなのかもしれない)
 僕の「目的」とは――、結衣にもう一度「お漏らし」をさせることだった。
 そして――。

 結衣は再び、「二度目」の「お漏らし」をしたのだ。

 その日の彼女は「黒タイツ」を穿いていた。事前に僕が「指定」した「格好」だ。
 かねてより、結衣のその「スタイル」を、恐らく「美脚」に違いないその「脚線」を。より「効果的」に、より「魅力的」に、あるいはより「エロく」見せる「服装」について考えを巡らせていた。「制服姿」の彼女を見るたびに、密かに「妄想」していたのだ。
 脳内での「議論」の結果、出された「最適解」が「それ」だった。それはいわば――、あえて「隠す」という「手法」である。
 前日、結衣との「メッセージ」のやり取りの中で僕はそれを「発表」した。彼女は例の如く、「え~」とか「なんでですか?」とか「どうしようかな~」など、多様な「困惑」と「疑問」の台詞を送ってきていたが、やはり「まんざら」でもないらしく。翌日、僕に言われた通り、結衣は「黒タイツ」を穿いてきた。

 やや「目の荒い」――確か「デニール」がどうとか言うのだったか?――「黒タイツ」に包まれた結衣の脚。程よく「引き締まり」、けれどあくまで「女性らしさ」は失わず、それは僕の想像した通り「いやらしかった」。
 会った瞬間、一目見た途端、出来ることなら今すぐに脚を「揉みしだき」、タイツを「引きちぎりたい」という衝動に襲われた。それでも僕がそうしなかったのは――もちろん「大衆の目があったから」という前提もあるが――結衣にそれを「穿いたまま」でいてもらいたかったからだ。

 別に僕は結衣の「おしっこ」それ自体に興味があるわけではなかった。仮に彼女が「着衣」でなく「尿意」を解放したならば――それはただの「放尿」に過ぎない。それでは駄目なのだ。(それはそれで、全く何も感じないかといえばそんなことはないのだが…)
 僕の興味の対象は――、あくまで「お漏らし」なのだ。自らの「意思」ではなく、「故意」によるものではないその「行為」に、僕は「好意」を抱き「恋」焦がれていたのだった。「理性」で律しても尚、「欲求」に抗えない姿。全てを「さらけ出し」、あるいは本能を「むき出し」にしてしまったが故の「終着」。その「羞恥」にこそ僕は「執着」し、最大限の興奮を覚えるのだった。

 結衣の脚が「おしっこ」で濡れて光っている。「幾筋」もの「線」が「放射状」に描かれている。白い「カンバス」にではなく黒いタイツに、「道」を指し示す「コンパス」の如く――。散々「着衣」を濡らして尚「吸収」し切れなかった「液体」が、足元に「水溜まり」を形成する。「あの夜」と同じ、紛れもない結衣の「お漏らし」によるものだ。

「結衣、めっちゃ可愛いよ」
 そう言って僕は彼女を抱き締めた。自らが「汚れる」ことも厭わずに、むしろそれさえも興奮の「材料」に変換するように――。
「ズボン越し」に結衣の腰に当たる僕の「ペニス」は、痛いくらいに激しく「勃起」していた。けれど今日はまだ何とか「射精」には至らずに済んだ。固くなった「モノ」を結衣の尻に押し当て擦り付けながら、「腰の浮く」ような「衝動」をかろうじて堪えていた。

 僕は結衣をベッドに押し倒した。「ついに」というか、まさに「これから」という感じである。廊下から部屋に移動する間、彼女はわずかの「抵抗」を見せつつも、最終的には僕に「されるがまま」だった。彼女は何も言わず、ただ僕に「従う」だけだった。
 押し倒す直前、結衣は若干の「拒絶」を示した。だがそれはあくまで「おしっこまみれ」の体で、ベッドを「汚してしまう」ことを忌避するだけのものだった。僕はシーツを洗濯することを覚悟の上で、構わず「選択」を続けた。

 僕は結衣に「キス」をした。彼女の「唇」は微かに震えていた。その「ぎこちなさ」から、あるいは「初めて?」という予感がよぎったが、まさかそんなはずはないだろう。これまで彼女と会話した中で、あくまで「間接的」にではあるが、「経験済み」であることがそれとなく「示唆」されていた。きっと「何度か」経験はあるのだろう。

 結衣の体を「まさぐり」ながら――、「夢にまで見た」とは言い過ぎであるが、少なくとも「日々高まらせていた」欲求を「解放」した。だが、「前戯」とさえ呼べない「児戯」を繰り返すだけのそれでは、欲望が「満たされる」ことは決してない。まるで「砂漠」に「水」が染み込んでいくように、いつまで経っても「渇き」が潤されることはなかった――。

 僕は結衣の脚を広げた。そこで再び彼女は少しの「抵抗」を見せた。それでもやがて「観念」したらしく、「閉じる力」を緩めるのだった。
 結衣のショーパンの「股」の部分には、はっきりと「小便染み」が出来ていた。やや色の褪せた「デニム生地」は、そこだけ色が「濃く」なっていた。
「発生源」が「解放」されたことで、より強い「臭い」に室内が満たされた。ツンと鼻を突くような「アンモニア臭」。反射的に、本能的に思わず鼻を摘み、顔をしかめたくなるような強烈な「芳香」――。
 だが僕がそれに「臆する」ことはなかった。むしろ「積極的」に鼻を鳴らし、大きく「呼吸」をして、結衣の「おしっこ臭」が多分に含まれた「空気」を吸い込んだ。

「おしっこクサいね」

 僕は分かりきった、当たり前の「感想」を言った。彼女の顔がみるみる内に「羞恥の色」に染まっていくのが分かった。

 僕は「ショーパン越し」に結衣の「股間」を舐めてみた。膝を抱え、「間」に顔を「うずめた」。舌を出し「ぺろり」と「縫い目」の部分をなぞった。その「味」は――、「しょっぱい」ような「苦い」ような、けれどどこか「甘い」ような不思議なものだった。
 それは結衣の「おしっこの味」だろうか、それとも蓄積された「汗の味」なのだろうか、あるいは「ジーンズ」本来の味なのかもしれない。
 僕の「暴挙」ともいえる予想外の行動に、彼女は驚いているみたいだった。「まさか舐めるなんて…」と思っているのだろう。だが「意外」というならば――、それは僕自身だって同じだった。
 まさか自分がここまで「お漏らし」というものに、もはや「理性」すらも失くして「のめり込んで」しまうなんて思ってもみなかった。ただそれを「させ」、「見る」だけでは飽き足らず、「嗅ぎ」「舐める」ところまでいくだなんて――。

 僕はきっと「変態」なのだろう。女性の「体」のみならずその「付属物」である「分泌物」に――むしろ「本体」よりも激しい興味を引かれるのだ。
 僕は「虜囚」だった。「非日常」という「牢」に囚われ、もはや「正常」という名の「法(LAW)」を犯した、「異常」へと成り下がっていた。
 結衣は僕のそんな「性癖」に気づいてしまっただろうか。もしそうだとしたら、彼女は「ドン引き」したかもしれない。もはやこの先の「展開」は望めないだろう。
 あくまで「羞恥を与えるため」の「意地悪」であるならまだしも――。(それもそれで「ギリギリ」というか、かなり「グレイ」に近い部分であるが)それどころか、まさかその「行為」自体を「プレイの一環」と捉えるなんて、とても「まとも」ではない。

「今夜きり」。僕は結衣との「逢瀬」をそう覚悟した。もう「会ってくれない」かもしれない。「職場」で顔を合わせても「避けられる」かもしれない。あるいは――彼女に限ってそんなことはしないと信じたいところだが――僕の「変態性」について「バイト仲間」に言いふらすかもしれない。
 そうなってしまえば、僕はもうバイトを「辞めなくては」いけなくなるだろう。年下の「学生」に手を出し、ましてやその「変態的行為」によって「拒絶」されてしまうなど。どこをどう切り取ったって「羞恥」に違いない。そこにおいては彼女の「失態」も、あくまで僕に「無理やり」そう「仕向けられた」ものとして「正当化」されることとなる。
 僕は結衣に「羞恥」を与え、人としての「尊厳」を奪ったつもりが――、むしろ僕の方が「追い詰められる」という「絶望」の淵へと立たされていた。だがそれも「自業自得」だ。あくまで「悪い」のは僕であり、「イケない」ことをしたこれは「代償」なのだ。

 けれど。次の結衣の「言葉」によって、僕は「救われる」ことになる。「異常」なのは決して「僕だけ」ではないのだと――。

「もしかして、○○さん『も』お漏らしが好きなんですか?」

 結衣は訊いてきた。それは「問いかけ」という形を取ったものだったが、そこに含まれていた「同類」を示す「副助詞」はむしろ、彼女自身の「主張」を表わしていた。
 彼女は何もその「一文字」を「強調」したわけではなかった。むしろ「流れる」ように「意図せず」、ごく「自然」に口から出た言葉みたいだった。だが、だからこそ「言外」にそれは語られていた――。
「~も」ということは、つまり「そういう事」である。

「えっ?結衣も好きなの?」

 僕は思わず、そう訊き返していた。同じ「副助詞」を用いて――、もはやそれは自らの「性癖」を「認めて」しまったことと「同義」だった。

 そこから――、僕たちの「暴露大会」は始まった。
 結衣は「告白」した。この前の「一件」以来、彼女自身もまた「お漏らし」という行為に「囚われている」ことを。意味もなく「我慢」を重ね、時には「ピンチ」に陥ったこともあることを。(ある時は――、「限界」が迫ったまま「帰宅」し、もしその日「弟」がたまたま家に居てくれなければ「決壊」を迎えていたという)
 そして、実は「今日」も「我慢」していたらしい。確かに「デート」の最中、僕が「禁止」するまでもなく、結衣は一度も「トイレに行きたい」とは言い出さなかった。つい先刻、「僕の家に来てから」を除いては――。
 その時、すでに結衣は「覚悟」を決めていたのだろう。再び「お漏らし」をすることを。僕の目の前で、あの日の「再現」をすることを――。

 僕も「告白」した。結衣の「お漏らし」を見て、「発芽」したことを。さすがにその場で「射精」してしまったことは黙っておいたが、それでも何度かその「光景」を思い浮かべて自らを「慰めた」ことを。「最初」は「そんなつもりはなかった」ことを言い訳しながらも、もはや今日は「そのつもり」だったことを。彼女に「お漏らし」を「させる」つもりだったことを。

「変態ですね」

 僕の「自白」を聞いて、結衣は「軽蔑」を口にした。だが半分「笑い」まじりの「冗談」じみたその言い方は、決して「断罪」を表わすものではなかった。それに、あるいはその言葉は「彼女自身」に向けられたものであるのかもしれなかった。
 そうして、僕たちは互いの「罪」を「白状」し合った。

 僕はいよいよ「ショーパン」に手を掛けた――。

 さきほどの「告白」は「性的同意」を示すものではなかったけれど。それでも僕の始めた「続き」を彼女が「拒否」することはなく、むしろ腰を浮かして「脱がせる」のに「協力」した。
「湿った」ままで「脱がしづらい」ショーパンをなんとか脚から引き抜くと――、「黒タイツ」に包まれた結衣の脚がより「露わ」になり、今まで「見えてなかった部分」さえも「明らか」になった。
 本日の結衣の「パンティ」は「黒」だった。それを見て、僕は少し「がっかり」した。「まるで分かっていない」と思った。この「色」では――、せっかくの「黒タイツ」と「被って」しまう。「コントラスト」はなく、「同色の布」の中にただ「埋没」してしまうだけなのだ。

「黒タイツ越し」に透ける「パンティ」――、その「色」は「白」と相場は決まっている。あるいは「ファッション性」についていえば、「正解」といえないのかもしれない。まるで「下腹部」及び「臀部」だけが「浮き出た」ような、ある種の「滑稽さ」を思わせるその「格好」は「ダサい」以外の何物でもない。
 だが、あくまでそれは「見せる」ことを前提とするからであり、むしろ「見せない」「見られない」ことが当たり前の「その部分」において、「外見にこだわる」というのは少々「的を外している」感が否めないのである。
 そして、「隠れている」からこそ――、そう「思い込んでいる」からこそ――「気を抜き」、あるいは「手抜き」とさえ呼べないほどの「油断」が意味を持つのである。

 いや。そもそもそこに「意味」も「理由」もないのかもしれない。打ち立てた「論理」はその全てが「詭弁」であり、「偏向」じみたものに過ぎないのであろう。あくまで僕の「個人的」な「好み」であり、「異論」については様々に認める「構え」である。
 だが、兎にも角にも。僕が結衣のその「パンティ」を見て、少なからず「残念」に思ったことは確かだった。とはいえ、それですぐに「萎えて」しまうほど、僕は「傲慢」な人間ではなかったし。それに逆に考えてみれば――、彼女が今「穿いている」下着に「別の意味」を見出すことも可能であった。

 結衣は今日「お漏らし」を「させられる」ことを「想定」していたらしい。「暴露大会」においても、さすがにそこまで語られることはなかったが、無意味な「我慢」をしていたということはつまり、きっとそういう事なのだろう。
「着衣」での「お漏らし」において、「パンティ」を濡らし「汚して」しまうこともはや必然である。だとすれば、彼女はそれを「分かった」上で、あくまでこの「黒い下着」を――、「お漏らしパンティ」に選んだということなのだろう。
 それは「黄ばみ」を懸念してのものか。あるいは単に、後に「処分する」ことを知りつつ「いらない下着」を「犠牲」にし、「生贄」に捧げたのだろうか。
 どちらにせよ「不憫」でならない。その「下着」は今日穿かれたその瞬間から、「汚される」ことが決まっていたのだ。

 下着というものはそもそも、ある程度は「汚れる」ことが「確定」された「運命」にある。むしろ自らがそれを「被る」ことで「衣服」を「守る」その「役目」にこそ、「存在意義」があるのだ。
 誰だって「下着」は汚れてしまうものだ。だからこそ毎日「穿き替える」のである。
 普段の結衣にしたってそれは「例外」ではなく、「お漏らし」には至らないまでもそれなりに、多少の「シミ」は免れないだろう。「チビり」による「小便染み」、「発情」による「愛液濡れ」、そして――。

「拭き残し」による「ウンスジ」だって付けているかもしれない。

「まじめ」で「勤勉」な彼女の性格から「まさか」とは思うが、「みじめ」な「糞便」をパンティに「付着」させたまま、日々を送っているのかもしれない。そして、それは「今」だって――。

 なぜだろう?その「想像」に及んだとき、僕の中でまた何か、新しい「別の扉」が「開かれる」ような「予感」があった。とはいえ、まだそれは「コツコツ」とドアを叩く――、「ノック」をするだけのものに過ぎなかったが。そこには僕のまだ知らない「入口」が確かに待ち構えているのだった――。

 その後の「行為」は、いわば「手順通り」に進められたが。僕にとってはその「全て」が、あるいは壮大な「焦らし」であるように思えてならなかった。
 あえて「陰部」に「直行」するのではなく、まずは「おしっこまみれ黒タイツ」の「脚」を「舐め始めた」ことはもちろんのこと。「お漏らしパンティ」越しに、結衣の「秘部」に顔を埋めたことも――。
「もう、入れて欲しいかもです…」
 と。舌での「愛撫」によって堪えきれなくなり、やがて彼女の方からやや「遠慮気味」に「挿入」を「懇願」してきたときも。僕の「興味」と「ペニス」はむしろ、彼女の「別の穴」へと向いていた。

 ついに、結衣の「下着」を脱がしに掛かる――。
 そこにおいて、僕は結衣に「協力」を求めたのだった。


続く――。

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