おかず味噌 2020/09/27 16:00

ちょっと悪いこと… 第二十話「彼の視点 ~追憶と願望~(2)」

(第十九話はこちらから↓)
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「四つん這いになって」

 僕は結衣にそう「指示」した。「脱がせる」だけなら「そのまま」でも充分であるはず――。にも関わらず、僕はあえて彼女に「体勢を変える」ことを「要求」したのである。
 言われた通り、結衣はベッドから身を起こし、それから「焼いた肉を裏返す」みたいに百八十度「反転」し、「手」と「膝」を突き「腰」を浮かせた。ちょうど結衣の「尻」が突き出された「格好」である。
 結衣は僕の「提案」に、何の「疑い」も「不審」も抱いてはいないようだった。その時まだ彼女は――、この後にどのような「羞恥」が(あるいは「お漏らし」さえも凌ぐような)待ち受けていようかなど、知る由もなかった。

 結衣の腰に手を回し、「肌」と「布」との境界に手を掛ける。そして、そこから「ゆっくり」と、だが一気に「ずり下ろす」――。

 締め付けられた「黒タイツ」と「パンティ」の「反動」で、「ぷりん」と「小気味」良く、結衣の「尻」が現れる。僕の「眼前」に、僕の「鼻先」に――。
 結衣の「尻」はとても魅力的だった。やや「褐色」で小振りの「尻」。程よく引き締まり、けれど「柔らかさ」は失わず、触れた手にちょうど「しっくり」と収まるような彼女の「お尻」。微かに付いた「下着の跡」とそれに沿うように「くっきり」と分かれた肌の色の「境界線」。さらにその中央に「ぱっくり」と刻まれた「尻の割れ目」。手で「こじ開ける」ように開くとそこには「きっちり」とすぼめられた「肛門」が待ち構えていた。

 それこそが僕の「待ち望んだ」ものだったのだ。「剥き出し」になった結衣の「下半身」。当然そこにはやはり露わになり、今や「涎」を垂らし盛大に潤っているであろう彼女の「性器」もあった。だが僕の興味は「そちら」には向かわず、あくまで「こちら」にのみ「収束」した。

 まずはじっくりと「観察」してみる――。
 肉の「双丘」に阻まれ隠されていたためか、「谷間」のその「一帯」は「陽の光」が当たらず、やや「薄い色」をしている。まさに「不毛の地」ともいえる地域には、文字通り「尻毛」が生えることもなく「まっさら」だった。
 そして、結衣の「アナル」。あるいは「クレーター」を思わせるその「穴」はけれど、「窪む」のではなくむしろやや「盛り上がり」、そこには「山脈」のような「皺」が無数に刻まれている。彼女の「力の入れ方」のほんの些細な「違い」によって、彼女の「肛門」はまるで「呼吸」をするみたいに、若干「閉じたり」「開いたり」を繰り返す――。

――なんて「綺麗」なんだろう…。

 ある種の「生命の神秘」を感じさせるその部分に、僕はただただ「感嘆」するしかなかった。
 本来の「用途」について考えたとき、紛れもなく「不浄の穴」に過ぎないそこはけれど、むしろ「性器」よりも「清純」で「清廉」であるように思えた。彼女はきっと、「こちらの穴」においてはまだ一度の「侵入」も許していないのだろう。確かにそう思わせるほど、彼女の「尻穴」はきつく「引き結ばれ」、「堅牢」な「構え」を見せるのだった。
 だからこそ――。「守り」が「強固」であるからこそ。その「歴史」を「不敗神話」に彩られているからこそ。それを「侵し」、「犯したい」と思うのがやはり「男」というものである。その時すでに僕の「心」は決まり、「照準」は定められていたのだ――。

 だがそこで僕は「寄り道」をした。とはいえそれは、あくまで「視線」においてのものだったのだが――。
 結衣の「尻」から伸びた「脚」。膝をついたその「太腿」には、僕がずり下ろし、「途中」で「そのまま」になった「黒タイツ」と「パンティ」がある。
 僕はふと、この期に及んで「それ」が気になった。これまで彼女の尻を包み、覆い隠していたその「布」に、今さらながら強い興味を惹かれたのだった。

 僕は結衣の尻から手を離し、足元に「留まった」ままのそれに手を伸ばした――。
 脚に掛かった「脱ぎ掛け」のパンティの「内側」を広げ、こっそりと「裏地」を確かめてみる。「おしっこ」と「愛液」の「染み」についてはもはや言うまでもなく、そこには――、

「ばっちり」と「ウンスジ」が描かれていた。

 結衣のパンティは「黒」で――。「黒」とはそもそも、全てを「塗り潰す」色だ。にも関わらず、彼女の穿いていたその「黒」に「茶色いもの」が「こびりついている」のが、「はっきり」と見て取れた。その「正体」が何であるかはもはや言うまでもない。それは結衣の「うんち」であるに違いなかった。

 まさかとは思っていたが、その「まさか」が「的中」した。結衣はあろうことか、自らの「下着」に。「液体」のみならず――「固形物」とまではいかないまでも――微かではあるが「固体」の「カス」を付着させていたのだ。
 その「汚れ」を認めて、僕はすっかり「萎えてしまった」――のではなかった。というよりむしろ、その「事実」は僕をより「高める」ものだった。

 僕は「嗅いで」みた。結衣の「尻穴」を、その「周囲」を。何だか「いやらしく」、「素敵な香り」がすることを期待して――。だが「予想に反して」というか「予想通り」というか、結衣のそこは――、

 とても「うんちクサかった」。

「鈍器」で殴られ、「脳天」を穿つような「衝撃」があった。紛れもない「うんち臭」が僕の鼻腔を満たしたのだった。
 結衣は「大」をした後、「拭いていないんじゃないか」と思えるほどに。「拭く女子」ではなく「拭かない女子」かと思わせるほどに。あるいは、元々「アナル」が「緩い」のだろうか。
 いや、そんなはずはない。顔をより「近づけた」ことで、今や僕のすぐ「眼前」にある彼女のそこは相変わらず、「外部」からの「侵入」のみならず「内部」からの「脱出」を決して許さぬよう、「丁寧」に「引き結ばれた」ままだった。
 そこから「出ずるモノ」の「予感」も「気配」すらもなく、まるでそうした「穢れ」からは無縁であるみたいに、結衣の「肛門」は「キレイ」だった。だが。やはり僕の「認識」は誤っていたのだろう。「『女性』=『キレイ』」という、ある種「信仰」じみた僕の考えは。「だから」「であるべき」で結ばれる「等式」はけれど、「反証」によって「覆された」のである。そして、やがて次の「一撃」によって――、「覚醒」へと至ったのである。

 僕はいよいよ、結衣の「アナル」を「舐め」に掛かった。自分の「消化器官」の「始点」が、彼女のそれの「終点」に触れることに少なからず「抵抗」と「忌避」を感じつつも、すでに「麻痺」し掛けていた僕の「脳」はもはやすんなりとそれを「受け入れた」のだった。

「シャワー」を浴びていないのだから、ある程度は仕方ないのかもしれない。だがそれだけでは「説明」がつかないほどに、結衣の「肛門付近」には「ヌルヌル」とした「舌触り」があった。かといって「形」があるわけではない。あくまで「視認」できない「正体不明」の「何か」であった。
「腸液」なのか、あるいは「うんちのカス」なのか、どちらにせよ本来「味わうべきでないもの」を、舌で「舐め取り」、「こそぎ落として」ゆく――。「唾液」で「洗い落とす」ことで「キレイ」にしてゆき、それと共に彼女の「そこ」は少しずつ「開いて」いった――。

 結衣が何かを「堪えて」いるのは分かった。僕の舌が「触れる」度に、彼女の「尻」があるいは「全身」が微かに「震える」様子が見て取れた。
 僕は彼女がまた、「おしっこ」が「漏れそう」になっているのかと思った。与えられた「刺激」によって、再び「我慢」が「出来なく」なりそうなのかと――。
 だが、それは違った。彼女が「出そうなモノ」は「おしっこ」ではなかった。それは「液体」ではなく「気体」だったのだ。

「ちょっと、止めてください!恥ずかしいですよ…」

 結衣は今さらながら、「アナル舐め」に「拒絶」を示した。その「行為」を「中断」し「中止」させようと、僕の「頭」を手で「押しのけよう」としてきた。彼女は自分の「肛門」が「汚れている」ことを、そこを「汚してしまっている」ことに「心当たり」があるのかもしれない。「気づいていない」のかと思っていたが、実は「気づいている」のだろうか。そう感じさせるほどに、彼女の「抵抗」は――あくまで「建前」としての「演技」ではなく――まさに「真に迫った」ものだった。
「『うんち』の付いた『アナル』」を「舐められる」のが恥ずかしいのだろうか。当たり前だ。それこそ僕は「お構いなし」だったが、普通は「舐める側」も拒否して然るべきである。
 彼女の「羞恥」と「拒絶」の理由は――、けれど違っていた。それは新たにもたらせられる、さらなる「放出」に対するものだった。

「本当に嫌なんです!!」

 結衣はもう一度だけ、今度ばかりはより「強い言葉」で、はっきりと「意思」を表明した。だが、それでも僕がそれを「止める」ことはなかった。僕の「唾液」によって、すっかり「洗い清め」られた「そこ」を舐めるのを「継続」した。そして、ついに――。

――ブボッ!!

 と。盛大な「破裂音」と同時に、僕の顔に「ガス」が吹きかけられた。
 僕は当初、ついに結衣は「やってしまった」のだと、「おしっこ」のみならず「うんち」を「漏らして」しまったのかと思った。だがそうではなかった。それは「実体」を持たない、やはり目に見えぬ「気体」であった――。

 結衣が「おなら」をしてしまったのだと、僕がそれを知るのに「数秒」を要した。それほどまでに「唐突」に、「突然」に、それは行われたのである。
 とはいえ。たとえ予期せぬ「放屁」であったとしても――、「避ける」ことは不可能でもすぐに「逃げる」ことくらいは出来たはずだった。けれど僕はそうしなかった。むしろ、少しも「躱す」ことなく、口を開けたまま「真正面」から結衣の「放屁」を浴びたのだった。

「暴発」であり「爆発」――。
 一瞬にして、僕の「口内」が結衣の「体内」の「空気」によって満たされる。「アニメ」なんかでよくある「爆発シーン」の描写のように、「鼻」からも「耳」からも「噴き出し」そうになりながらも、僕はその「全て」を吸い込み飲み下した。
 結衣の「腸内」で「醸成」された「塊」。当然のことながら、それは「醜悪」な「臭気」を含んでいた。「強烈」に「凶悪」に、ある種「暴力的」ですらあるその「芳香」。彼女によって発せられた、彼女の「中」の「臭い」――僕は「温泉」を思い浮かべた――に一瞬「意識」が遠ざかりそうになりつつも、僕はそれを一心に受け止めた。

 突然の「放屁」を終えて――。気まずい「空気」が流れる。「ガス」のように決して「軽い」ものでなく、「重い」「沈黙」が――。
 何か「言わなければ」。声を「発さなければ」。そう思い、僕の脳は「フル回転」した。誤魔化すべく、沈黙を埋めるべく、やがて僕の発した「一声」は――。

「結衣の『おなら』食べちゃった」

 という、あまりに「馬鹿げた」ものだった。今にして思えば――、後から思い出せば――、何と「羞恥に満ちた」ものだっただろう。思い返しただけでも「のたうち回り」、「転がり回りたくなる」――、まさしく「黒歴史」の「誕生」である。
 自分でも、なぜそんなことを言ってしまったのか分からない。「冗談」じみた、あくまで「茶化した」物言いでありながらも、僕ははっきりと自分の「変態性」を「暴露」してしまったのだった。

「ガス」とはいえ「放出」である。「おなら」とはいえ、広義で見ればそれは「お漏らし」の一種である。「不可抗力」とはいえ、それを「許してしまった」という「既成事実」に変わりはなく。「被疑者」であり「過失者」たる、その「元凶」である結衣の「アナル」はすでに「開いて」いた――。
 かつてはあれほどまでに「引き結ばれていた」にも関わらず。今やその部分は、すっかり「だらしなく」口を開けていた。もちろん、多少はすぐに「収縮」を始めたのが、やはり完全には「閉じ切らず」、むしろ僕を「誘う」ように――。

「もう挿入れていい?」

 僕は堪らず、そう訊いた。結衣は頷いた。だが、まさか「そちらに」とは思っていないのかもしれない。彼女はきっと「普通に」、「性器」に挿入されることを望んでいたのだろう。まだそこついては、あまり「ほぐされて」いないにも関わらず――。

「電気を消してください」

 と、結衣は言った。「明るい」ままだと「恥ずかしい」のだという。実に「女の子」らしい「反応」だったが。もはや「今さら」という感じである。彼女はすでに――、それ以上の「羞恥」を幾つも「経験済み」なのだ。それでも僕は彼女の言うとおりにした。

「暗がり」の中、結衣は僕の「ペニス」に手を伸ばしてきた。今度は「自分の番」というわけである。
 結衣はトランクスの上から僕の「ペニス」を強く握った。少しの「痛み」から僕が腰を引くと、彼女は詫びた。それで一度は手を「離した」ものの、かといって決して「遠慮」することはなく、彼女は僕のトランクスを脱がし、すでに「はちきれん」ばかりに「勃起」した僕のそれを見た。まるで「初めて」男の「モノ」を見たように、しばらく「放心」しているようだった。(あくまで「推定」であるが、僕のはきっとそれほど「大きく」はないはずなのだが…)
 やがて結衣の口が僕のペニスを頬張る。「短小」ではなく、とはいえ決して「極太」とはいえない僕のそれでも、やはり口に「含む」には多少の「無理」が生じるようだった。

 結衣の口が「前後運動」を開始する。彼女の「口内」と「舌」によって、僕のペニスに「刺激」と「快感」がもたらせられる。
「気持ちいいですか?」
 彼女は訊いてきた。あくまで「自信なさげ」に、僕の「快感」について問うように。
 確かに彼女の「フェラチオ」は「及第点」には程遠かった。恐る恐る触れる「唇」はくすぐったく、唾液を「すする」たびに時折当たる「歯」は痛かった。
 あるいは彼女にとってその「行為」は「初めて」なのかもしれないと思った。普通に「あり得る」ことだ。かつての「彼氏」や「相手」がそれほど性に「貪欲」でなければ――、それを経ずにあくまで「手淫」と「挿入」のみに終始していたとしてもおかしくはない。だとすれば、僕はまた一つ彼女の「初めて」を奪ったということになる。それはむしろ「光栄」なことに思えた。

「めっちゃ気持ちいいよ」
 僕は答える。多少の「配慮」も「ヨイショ」もやむを得なかった。あくまで結衣を「その気」にさせ、「乗せ」続けるために。この場において僕は「皮肉屋」に、エラそうな「批評家」になるつもりはなかった。それに。彼女の「ぎこちなさ」もそれはそれで、あるいは「初めて」によるものなのだとしたら――、いささか「新鮮」であるようにも思えた。

「もう、大丈夫だよ」
 僕は言った。「固辞」するためのものでなく、次なる「ステップ」に移るための「糸口」として――。
 いくら「単調じみた」ものとはいえ、さすがに「危ない」ところだった。結衣の「口」と僕の「ペニス」が触れ合う音。彼女の「唾液」と僕の「カウパー」が混ざり合う音。もはやそれだけで、僕は「達して」しまいそうだった。
 だが、そうするわけにはいかない。まだここで「無駄打ち」してしまうわけにはいかない。今夜こそ「最後」まで――、それに至るために僕は何とか「暴発」を必死で堪えたのだった。

 僕は再び、彼女をベッドに押し倒す――。

「結衣」
 僕は彼女の「名前」を呼ぶ。確かめるように、最後の「同意」を求めるように。書面への「捺印」を、あるいは「署名」を、それによる「契約」を交わすために――。
 彼女は何も言わなかった。それを「同意」と受け取ることにする。やや「強引」ではあるが、むしろその方が都合が良かった。もしここで「性器への挿入」を言葉にされたならば――、「契約不履行」となってしまうことは否めなかった。
 あくまで必要だったのは「挿入」それ自体の「確認」であり、「どこに」とは言っていない。まさに「詐欺まがい」の論法である。

 僕は結衣を強く抱き締めた――。
 彼女の体は「折れてしまいそう」なほど「華奢」で、「小柄」で。僕の「欲望」を受け止めるには、少しの「頼りなさ」を思わせた。
 彼女の「肌」から、あるいは「髪」から発せられる、「石鹸」もしくは「シャンプー」の香り。あるいは「ボディクリーム」か「化粧品」の匂いだろうか。「香水」のような「強い香り」ではない。あくまで「優しく」「仄かな香り」――紛れもない「女の子の匂い」だった。
「首元」に顔を近づけて、「周囲」に漂うその「匂い」を嗅ぐ。思いきり吸い込む。僕の鼻腔が「結衣の体温」で満たされる。少しも「不快」ではない。むしろ、どこか「落ち着く」ような、けれど同時に「焦燥」を駆り立てられるような――。

 だからこそ、僕は「混乱」した。「不思議」でならなかった。そんな「素敵な香り」を漂わせる彼女が――、まさに「女性らしさ」を思わせる彼女が――、日々「排泄」を繰り返しているという「現実」が。「拭き残し」によって「肛門」を汚し、さらにはその「穢れ」をパンティにまで付着させているという「事実」が。今目の前にいる彼女と、ついさっき見知り「嗅ぎ知った」彼女とを結びつけるのに、「齟齬」が生じるのだった。

 結衣のパンティに刻み込まれた「ウンスジ」。紛れもない排泄の「痕跡」。
 結衣のアナル。そこから発せられる「うんち臭」。
 僕はそれを知ってしまった。彼女の「秘密」に気づいてしまった。彼女の「羞恥」なる「真実」を――。

 あるいは「普段」から、結衣はそうなのかもしれない。職場で僕と話すとき、今日のデートの最中もずっと。彼女はその黒タイツの「内側」に、パンティの「裏側」に、「うんち」を付けたままだったのだ。
 おどけた表情を見せながらも「うんち」。快活な仕草をしながらも「うんち」。恥じらいを窺わせながらも「うんち」。パンティに「うんち」。
 一体いつから、結衣はそれを「携えて」いたのか。一体いつ、「うんち」をしたのだろうか。あるいは今日はまだしていないのかもしれない。だとしたら、不意に「チビ」ってしまったのかもしれない。例えば「おしっこ」を「お漏らし」した時に、思わぬ「力み」によって「そっち」も出てしまったのだろうか。

 結衣の「排便姿」を思い浮かべた。便器に跨り、下着を下ろして、尻を突き出し、腹に力を込める様子を――。
 やがて彼女の「肛門」が盛り上がり、そこから徐々に「うんち」が顔を出し始める。
 結衣は「快便」だったろうか。それとも「便秘」気味なのだろうか。
 それは彼女の「体つき」に似合った「細い便」なのか。あるいは顔に似合わず「極太」をひり出したのだろうか。
「排便」を終えて、結衣はちゃんと「拭いた」のだろうか。いや「甘かった」に違いない。でなければ、あれほどまでに「残る」はずがない。

 結衣の「股間」からではなく、「肛門」から出る、もう一方の「排泄」。「液体」ではなく「固体」の、よりはっきりとした「実体」を持つそれに、その「行為」に。今や、僕はすっかり興味を奪われていた――。

 僕は結衣に「キス」をした――。
 最初は軽く唇を重ね、けれどすぐに「貪る」ように舌を入れた。彼女の「口」は、反対側の「口」に比べると、ずいぶん「素直」なものだった。
 彼女の「意思」によってそこは開かれ、すぐに僕を迎え入れてくれた。もちろん、不快な香りは全くない。「腸液」の代わりに「唾液」が次々と溢れ出し、僕の舌に絡みついた。「ウンカス」の代わりとなるものには――思い当たらなかった。

 僕はこれから結衣を抱くのだ。「抱く」という曖昧じみた、ぼかした言い方には幾つもの意味が含まれるだろうが。そこにはきっと、これから僕のしようとしている「行為」は該当しないだろう。それでも僕は今から彼女を「抱く」――。
 そう考えただけで、「期待」と「焦燥」から、僕の「愚息」は「ムクムク」と反応し、そこからさらに痛いくらいに「勃起」した。

 そして、いよいよ。僕は「挿入」の「準備」を開始する――。
 またしても結衣を「四つん這い」にさせる。最初からの「後背位」に、彼女は少しの「戸惑い」を覚えたようだった。だが、あくまで僕に従う。

 再び、結衣の「尻」が眼前に来る。僕の願い、求めた「アナル」もそこにある――。
 僕がそこに「指」を差し入れたのは、まさしく「必然」だった。そうすることが当然の「流れ」のように思えた。

「ひっ!!」

 と。結衣は「ヘンな声」を上げた。「驚き」からか「意外性」からか。「痛み」か、それとも「違和感」からだろうか。だが、それに構わず僕は彼女の「中」に入り、そこを指で「かき回した」――。

「ねっとり」と指に絡みついてくるような「感触」がある。それは彼女の「腸壁」と「腸液」によってもたらせられるものでありながら、「膣壁」と「愛液」のような「錯覚」を与えるのに十分なものであった。
「執拗」な「一混ぜ」の後。「一息」に引き抜く。僕の指は結衣の「腸液」で「コーティング」されていた。だが不思議なことに、「肛門周り」には、「入口」にはあれほど「付着」していたはずの「うんち」が僕の指に付くことはなかった。
 次に「二本」、やがて「三本」と、入れる指の「本数」を徐々に増やし、少しずつ「拡張」していく――。
 そうして「仕上がった」結衣の「アナル」は、すっかり「性器」と見紛うほどになっていた。


続く――。

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