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2020年 11月の記事 (7)

おかず味噌 2020/11/06 16:00

ちょっと悪いこと… 第二十八話「私の視点 ~因果と応報~(7)」

(第二十七話はこちらから↓)
https://ci-en.dlsite.com/creator/5196/article/382971


彼は「入口」に肩をもたれながらこちらを――、「お漏らし」した私を――見ていた。そこが「女子トイレ」であるにも関わらず。
 彼の「顔」には――、どのような「表情」も浮かんではいなかった。だからそこから「感情」を読み取ることは難しかった。
 それでも――。私は「震えて」いた。「ローター」のせいでも、体が「冷えた」せいでもない。もっと「奥底」から沸き上がるそれは――、「恐怖」だった。

「ごめんなさい、私やっぱり…」

 何かを問われる前に、まず「言い訳」をする。言いながら――、私の「下半身」からはまだ「おしっこ」が「ポタポタ」と滴っていた。
 それから「数秒」の――私にとってはもの凄く「永く」感じられた――「沈黙」の後、彼はようやく「声」を発した。

「また、『お漏らし』しちゃったんだね?」

「呆れた」ように、私に問う。

「はい…。また『我慢』出来ませんでした…」

 もはや「定番」となった「やり取り」を交わす。すっかり「慣れた」はずの「会話」も、けれどやはり改めて口に出されると――、何度だって「羞恥」はこみ上げてきた。
 すると突然、彼は私に「近づいて」きた。「大股」で私の元へと歩み寄り、そのまま私を「個室」へと追いやり、それから手早く「カギ」を掛けた。

 果たして彼が「怒って」いるのか、あるいは「興奮」しているのか、私には判らなかった。いや、これは恐らく――。

――ドン!!

 と、彼は私のすぐ横の「壁」に手を突いた。初めてされた、これがいわゆる「壁ドン」というやつだろうか。と、「呑気」なことを私は思った。

「結衣、言わなかったっけ?」

「低い声」で彼に「問い詰め」られる。私はそれに「答える」ことが出来なかった。

「今日は『外でお漏らし』するって、言ったよね?」

 そうだ、そもそも「私から」言い出したことなのだ。それなのに――。

「言いました。でも、やっぱり『恥ずかしくて』…。それに――」

「他の人に『迷惑』掛かるから…」と、消え入りそうな声で私は呟いた。
 私の「真面目さ」は最後の最期になって「私自身」を――、私の「素行不良」を――、決して「赦して」はくれなかったのだ。

「そう思うなら、ちゃんと『我慢』すれば良かったじゃん!」

 彼は私に「無理難題」を押し付ける。

「だって…」

 私だって、ここまで「精一杯」、もはや「限界」まで「我慢」したのだ。だけど――。

「あんなに床『びしょびしょ』にして――」

――「清掃」の人の「迷惑」までは考えなかったの?
 言われてみれば確かに――、そこまでは頭が回らなかった。そこは「トイレ」であり、すぐ目の前に「便器」があるにも関わらず。それなのに私は「間に合わなかった」のだ。いや、あるいは仮に「間に合っていた」としても、果たして私はきちんと「便器」でそれをしただろうか。

「自分でスカート捲って、見せてごらん!」

 彼に言われた通り、私はロングスカートを「たくし上げ」――、「お漏らしショーツ」を見せつける。「ぴったり」と「お尻」に「股間」に「貼り付いた」ままのショーツ。「生温かさ」も徐々に「冷やされ」、何だかとても気持ちの悪い「感触」――。

 すると彼はおもむろに、私の「ショーツ尻」を撫で回し始めた――。

「こんなに『濡らし』ちゃって…。そんなに『我慢』してたの?」

 彼は私の「お漏らし度合」を観察する。しっかりと触って、「濡れ具合」を確認する。彼の手が「触れる」度に、ショーツが「くっついたり」「剥がれたり」を繰り返す――。

「はい…」

 彼は私の「お尻」を「愛撫」する。「ゆっくり」と、それからやがて「陰部」へと向かう――。

「『汚い』ですよ…?」

 彼は答えない。あくまで「無言」のまま、もはや「おしっこ」で濡れることも厭わず、やがて「ショーツの中」へと「指」を滑り込ませる――。
 彼の指が「固いもの」に触れ、それを取り出す。私の「中」に秘められた「ローター」だった。

――ヌポンッ…。

 微かな音を立てて、「役目」を終えたそれが引き抜かれる。すっかり私の「体温」に馴染んだそれを、彼は指で摘まんで私の「眼前」に持ってくる。

「見てごらん!」

「物体」の「表面」が何やら「光って」いる。「濡れている」せいだろう。何しろそれは「発射口」付近にあったものなのだ。だから当然のことだった。だが――。
 彼の「指」は「ローター」から「何か」を「採取」する。「親指」と「人差指」を一度くっつけて、それから離す。

――ヌチャ…。

「粘着質」な音。彼の指は「糸」を引いていた。「ヌラヌラ」と光るそれは「おしっこ」じゃない。その「液体」は紛れもなく――、私の「発情」の「証」だった。

「これは何?」

 意地悪く、彼は問う。分かっている癖に、あくまで彼は私の口からそれを言わせたいらしい――。

「『本気汁』です…」

 どこでそんな「言葉」を覚えたのだろう。自分でも分からなかった。言ったそばから、思わず「赤面」してしまう。

「そっか、結衣は『お漏らし』で『興奮』しちゃったんだね」

 彼に「知られて」しまう。「粗相」による「欲情」を悟られてしまう。

「俺も――」

――「興奮」してきちゃった…。
 少し「ツラそう」に、彼もまた「自白」する。見ると、「ズボン越し」でもはっきりと分かるくらい「隆起」していた。彼の「そこ」もまた「ツラそう」だった。
 彼に「請われる」前に、自らの「意思」で私は動く――。果たしてそれは「慈愛」から来るものなのだろうか、あるいは「母性」にも似た感情なのだろうか、あるいは私自身の単なる「興味」によるものなのか――。
 私は彼の方を向き直して、彼の前でしゃがみ込む。「ベルト」に手を伸ばしてそれを緩めて、次に「ファスナー」を下ろす。さらに「はっきり」と「下着越し」に彼の「モノ」が「顔」を出す。私は下着すらもずり下げた――。

 わずかな「抵抗」を感じつつも、ついに彼の「イチモツ」が姿を現す。「飛び出した」ことで、それは「上下」に揺さぶられた。
 こうして「まじまじ」と見てみると、やっぱり彼のは「大きかった」。「どっしり」とした「重さ」のような――、「くっきり」とした「陰影」のようなものが浮かび上がっている。「ペニス」について、最後に見た「記憶」を呼び覚ます。それは「弟」の「モノ」だった――。

 純君の「可愛らしい」それとは大きく異なっている。まず「サイズ感」が違う。そして「形状」さえも。こんなことを言うのは純君に申し訳ないが――、彼のように「皮被り」ではなく、それは「ズル剥け」の「おちんちん」だった。
 一見して「醜悪」なその「塊」は、けれど私に「本能的」な「欲求」を呼び起こさせる。それが私の「そこ」に「差し込まれる」のことを――、はっきりと「予感」させる。

 だがその前に。まずは口での「愛撫」を試みる。しっかりと口を開いて――、口の中に彼の「ペニス」を誘う。「口内」が彼の「モノ」で満たされる。
 相変わらず「ヘンな味」だった。だけどそれはほとんど「無味無臭」だった。ここでも「純君」を引き合いに出してしまうけれど。「純君の」には「包茎」ゆえの「恥垢」が付いていたのに対して、「彼の」にはそうした「汚れ」のようなものはなかった。
「不快さ」は全くなく、ただ「先っちょ」から「溢れ出す」ものを「すする」と、微かな「苦み」を感じるのみだった。

――じゅるる、じゅぼぼぼ、ぶちゅるんっぱ!!

 盛大に「音」を立てながら――、「愛しさ」さえも感じつつ――、彼の「おちんちん」を「しゃぶる」。「三回目」の「フェラチオ」。少しは「巧く」なっただろうか――。
「裏すじ」にも「舌」を這わせ、「玉」も「竿」も丁寧に均等に舐める。その「動作」が「正しい」のかは分からない。あくまで「見様見真似」というか――、「手探り」のまま「愛撫」は続けられる。そして――。

――モゴッ!!!

 突如として、彼は「ペニス」を私の口に深く「差し入れる」――。同時に私は「呼吸」を奪われてしまう。

――「息」が出来ない…!!

「生命の危機」すらも感じる。私は彼の脚を強く叩き、「降参」とばかりに「タップ」する。だが彼は私を「離して」はくれなかった。
「嗚咽感」がこみ上げてくる。「吐き出したい」けれど、彼の手はしっかり私の「頭部」を「固定」し、わずかな「自由」さえも「許して」はくれなかった。

――ボフッ!!!

「ペニス」と「口」との間に微かな「隙間」が空き、そこから「嗚咽」じみた「汚い音」が漏れる。「腹部」が「脈動」し、同時に自然と「下腹部」に力が込められてしまう。

――ジョボロロ…!!!

 気がつくと、私は再び「失禁」していた。全てを「出し切った」と思っていたけれど、それでもわずかに残っていた「おしっこ」が「漏れ出た」のだった。
 すでに「お漏らし」によって「濡れたショーツ」に「受け止める」力はもはやなく、「押し出される」ように「おしっこ」が流れ出す――。

――ピチャピチャ…。

 足元のタイルに跳ね返り「パンプス」を濡らす。そして、ようやく私は「解放」されたのだった――。

「また、『お漏らし』しちゃったね」

 またしても「羞恥」の言葉が掛けられる。未だ「呼吸」の整っていない私を、彼は強引に「立ち上がらせる」。私に「向き」を変えさせ、彼は私の「後ろ」に立つ――。
 彼は――、私の「お尻」に顔をうずめた。またしても「お漏らし」をしたばかりの、「直後」の「ショーツ」に顔を押し付ける。
 彼の鼻が「割れ目」に当たる。「頬骨」が「口元」が、確かな「痕跡」へと誘われる。

「うん、すっごく『おしっこクサい』!!」

「水から上がった」みたいに、「浮上」した彼は言う。私の「匂い」を彼に「知られて」しまう――。

「言わないで…ください…」

 私は「恥ずかしさ」を吐露し、「拒絶」を口にする。だけど本当は――、それほど「嫌」ではなかった。

「ほら、ここ。『濡れてる部分』とはっきり分かれてるよ?」

 今度は「目」で――、「視姦」される。「お漏らしの跡」を「観察」されてしまう。
 彼に言われて見ると、確かに「染み」は「顕著」だった。
「水色のショーツ」は、主に「下半分」だけが「濃く」なっていた。だが思ったよりその「範囲」は広く、「お尻部分」はもはや「全滅」に等しかった。きっと二度目の「失禁」のせいだろう。
 今日、この「色」を「選んだ」ことを――、私は「正解」だと思った。
「淡い色」であることによって「小便染み」が「くっきり」と浮かび上がっている。微かな「黄ばみ」すらも「はっきり」と――、私の「ショーツ」は「証拠」を表わしている。あるいは「黒」なんかだと、こうはいかないだろう。

 彼は再び、私の「ショーツ」に顔を近づけた。だけど今度は「うずめる」のではなく、あくまで少しばかり「距離」を取った状態で「舌」だけを伸ばす――。
 そして。まるで「テイスティング」するみたいに、彼は「私の味」を確かめる――。
 それについての「感想」を――、彼は口にしなかった。

 彼は私の「ショーツ」を脱がせ始めた。
「腰」に手を掛けてまずはずり下ろし、そして私の脚から引き抜く。「片足」ずつ上げて、私もそれに「協力」した。
 そうして。「お漏らしショーツ」を、彼に「剥ぎ取られて」しまう。私から奪い取ったそれを彼は両手でしっかりと「握り」ながら、「雑巾」のように「絞る」――。

「ボタボタ」と、「ショーツ」に「吸収」された「おしっこ」が「溢れ出す」。
 それはまるで「お漏らし」のように――。

――こんなに…。

 目の前で「疑似的お漏らし」を見せつけられ、私の「剥き出し」の「股間」は「熱く」なる。ささやかな「微風」も、けれど私を「冷ます」には足りなかった。

 そして、彼はおもむろに私の「唇」を奪った。彼の「舌」が「口内」に侵入し、私の「舌」に「ねっとり」と「絡んで」くる。ついさっき、私の「ショーツ」を――、「尿」を味わったはずのそれと――、私は自分の「おしっこ」と「キス」をしていた――。

――苦い…。私の「おしっこ」、苦いよ…。

 それに「クサい」。紛れもない「アンモニア臭」。それこそまさに、私の「おしっこ」なのだ。「香り」と「味」を確かめてしまう。彼は――、そして「純君」も――、こんなものを「飲まされて」いたのか。
 私は少しばかり「反省」する。いかに「興奮」の末とはいえ、たとえ「愛」があろうとも――、こればかりはどうしようもないくらいの「不快感」に違いなかった。

「もう、そろそろ…」

 私は「告白」する。「曖昧」な言葉で、けれど「明瞭」に申し出る――。

「待って。しっかり『ほぐして』からじゃないと!」

 そう言って彼は私の、


「お尻の穴」を舐め始めた――。


――やっぱり「そっち」なのか!!
 私は「絶望」に打ちひしがれる。彼の「興味」は分かっていた。だけど今日は――。

「今日はその…『後ろ』じゃなくて、『前』の方が…」

 尚もめげずに、私は「こっち」を「懇願」する。
 だが、私の「願い」が聞き届けられることはない。あくまで彼はすでに「照準」を定めている。私の「尻肉」を拡げ、その奥にある「穴」ばかりを攻め続ける――。

――また、「うんち」が付いたりしてないだろうか…。

 細やかな「心配」も、けれど今はそれどころではない。それにきっと大丈夫なはずだ。そして、そんなことよりも――。

 このままでは「埒」が明かない。多少「不埒」であろうとも、ここまで来ればもはや「背に腹は代えられない」。今度こそ「はっきり」と、より「直接的」な言葉で言わなければ――。

「『オマンコ』に、入れて下さい!!」

 私はついに言ってしまう。その「響き」に掻き立てられる「焦燥」のようなものを感じながらも――、今やすっかり慣れ親しんだものになりつつあった。

「『オマンコ』、して下さい!!」

 その「単語」を、今度は「動詞」へと「活用」させる。そんな「用法」は本来ないのだが――、それを言うならそもそも「辞書」に載っていない「俗称」なのだ。

 ようやく私の「懇願」を聞き入れる気になったのだろうか。彼の「執拗」な「執着」が留められる。「お尻の穴」から口を離し、その口で彼は言葉を発する。だが――。

「でも、結衣の『アナル』。『ヒクヒク』してて、すごく可愛いよ?」

「可愛い」と褒められることに「慣れていない」私は、この期に及んで「取って付けた」ようなそんな「賛美」にさえも、分かりやすく「狼狽」してしまう。
 そうなのかもしれない。だが、たとえそうだとしても――。

 彼は昨日、確かに「約束」してくれたのだ。明日は「オマンコ」に「入れる」、と。
 あるいはそれもまた言い出したのは私の方であり、私が勝手に盛り上がってしまっていただけなのかもしれない。それでも、彼は「いっぱい突いてあげる」と、「どちらを」とは言わないながらも、話の流れから「そちら」であることはもはや「確定」だったのにも関わらず。それなのに――。

 これでは「約束が違う」ではないか。確かに、先に「約束」を「違えた」のは私なのかもしれない。「外でのお漏らし」――、私は「寸前」になってそこから「逃げ出して」しまったのだ。だがそれにしたって、この「反故」はあまりに――。

 私は次に何を言うべきかも分からず「返す言葉」を失ってしまったことで、「理解」が得られたと思い込んだ彼は「アナル舐め」を「再開」する。
 そこで彼は、何かに「気づく」――。

「あれっ?もしかして結衣、今日『うんち』した?」

 ついに「指摘」されてしまう。今朝「したこと」を知られてしまう――。

「ちょっと、『うんちクサい』よ?」

――またちゃんと「拭けなかった」の?
――それとも、こっちもちょっと出ちゃった?

 彼は私の「羞恥」を煽る。だけどそちらについては求めていない。あくまで、私が今「望んで」いるのは――。

「しました!朝、してきちゃいました…!!」

 私は答える。「嘘」をつくことはいくらでも出来たはずだ。だけど彼が「指摘」するからには、何かしら「証拠」のようなものを感じ取ったのだろう。
――どうして…?
 私は確かにちゃんと「拭いた」。にも関わらず「付いて」しまったのだ。だから私は「洗い」、きちんと下着を「替える」までしたのに――。
――それなのに、まだ「付いて」しまうのか。
 私は自分で自分が嫌になる。どうしてここまで私の「お尻の穴」は「緩い」のだろう。いや、それはそもそも「彼のせい」なのだ。彼が「そっち」でしたりするから。
「あの晩」、きちんと「性器」でしていれば――、私は今頃そんな「悩み」を抱えることも――、もはやとっくに「処女」さえも「捨てる」ことが出来ていたはずなのに。

「あれっ?『トイレ禁止』って言ったよね?」

 彼は目ざとく、私の「瑕疵」に言及する。確かに「禁止」はされたし、私も甘んじてそれを飲んだ。今朝「トイレ」に行く際、私だってわずかに「迷い」はしたのだ。だけど。

――だって、こっちは「漏らす」わけにはいかなかったから…。

「おしっこ」だけなら「秘めて」おきたいところだった。だけど「うんち」は――、それだけは、どうしても――。
 そんな「乙女」の「事情」など、彼は知る由もないのだろう。いや、あるいはそれを分かった上で尚、あえて「そちら」の「羞恥」さえも私に与えるつもりなのだろうか。

「どうして、しちゃったの?」

 彼は問う。「理由」を――。「どうしてなのか」と。
 私は――、答えたくなんてなかった。だけど、「答える」しかなかった。

「だって、『うんち』は漏らすわけにはいかなかったから…」

「内心」の言葉を――、「心境」をそのまま吐露する。「正直」に私は答える。

「そっか、『うんち』は『我慢』出来なかったんだね?」

 そうじゃない。いや、そうなのか?いや違う。あくまでそっちは私の望む「お漏らし」ではないというだけの話だ。「我慢」は出来たはずだ。だけど――。
 もし朝しておかなかったら、今頃――。私は「そっち」さえも「漏らして」しまっていたのだろうか。「尿意」と「便意」の「ダブルパンチ」によって、「挟み撃ち」に遭っていたのかもしれない。「ローター」の「刺激」はあるいは「うんち」さえも「催させた」のだろうか。

「『お仕置き』しなきゃね!」

 彼は言う。果たして何に対する「お仕置き」なのだろうか。私が「禁」を「破った」ことによるものなのだろうか。だけどそれなら、私にだって言いたいことはある――。

「もう止めて!!!」

 私の声が「個室」に響き渡る。彼は「動き」を止めた。

「どうして…、どうして『そっち』ばっかり…!!」
「私は『普通』にしたいのに!!」
「『今日こそは』って思ってたのに…。それなのに!!」

 次々と、「本音」がこぼれ出す。私は思わず「泣き出して」しまいそうだった。あまりの「情けなさ」によって――。

「ごめん…」

 彼は謝ってくる。さすがに「行き過ぎた」と思ったのだろうか。それでも――。

「でもやっぱり俺――」

――結衣の「お尻」に「興味」あるんだ!!

 私の「お尻」が――、「魅力的なんだ」と「熱弁」を振るう。まるで「そこ以外」は「魅力的ではない」と言われたみたいだった。私の「処女マンコ」になど「興味はない」と告げられたみたいだった。
 それでも、私の「反応」が芳しくないのを見て取って、彼は――。

「今日は、こっちでしようか!」

 いじらしく、私の「そこ」を指で弄りながら言う。完全に「片手間」とも思える、雑な「愛撫」だった。にも関わらず、私の「そこ」はまるで「水を得た魚」の如く、今も尚盛大に「涎」を垂らし、わずかな「刺激」すらも余さんとするように「キュッ」と彼の指を愛おしそうに「締め付ける」のだった。自らの「体」でありながら、私にはそれが許せなかった。「パブロフの犬」のように、「人参をぶら下げられた馬」の如く「条件反射的」に、「エサ」に抗えない「家畜」になったような気分だった。

「おっ!こっちはもう『準備万端』みたいだね~!!」

「おどけた」口調で彼は言う。「ほら、入れるよ」と、「真意」はそちらにはないにも関わらず、彼は「ペニス」を押し付けてくる。
 ようやく、私の「悲願」が叶えられる。それなのに――。

 だが、もう遅かった。もはや私の「プライド」は「ズタボロ」だった。かつて、あれほどまでに「望んで」いた「喪失」を、けれど今ばかりはどうしても「死守」したいような気持ちになっていた。あるいは「処女」としての、最後の「意地」なのだろうか。

「もう…いいです!!」

 私は彼に言い放ち、気がつくと「個室」を「飛び出して」いた――。


続く――。

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おかず味噌 2020/11/05 16:00

ちょっと悪いこと… 第二十七話「私の視点 ~因果と応報~(6)」

(第二十六話はこちらから↓)
https://ci-en.dlsite.com/creator/5196/article/384264


「デート」が「再開」される――。

「街」には様々な「人」が行き交う。「奇抜」な「ファッション」に身を包み、「大声」で自らの存在を「誇示」して歩く「若者」。どこか「忙しない」様子で、「足早」に駆けて行く「会社員」。「行先」も「目的」も色々で、だが唯一「共通」しているのは――、彼らは皆「日常」の中に身を置いている、ということだ。
「街の色」は「雑多」に混じり合いながらも、そうして描き出される「風景」は「異端」なものでは決してなく、そこに「非日常」などありはしない。あるいはそれが「日常」とすぐ「隣り合わせ」に存在するものだとしても――。
「街の音」は騒がしく、けれどあくまで「平穏」に流れてゆく「営み」の中で――。
 今まさに「不穏」であるのは、私の「ショーツの中」だけだった。

 私は――、「アソコ」に「ローター」を入れたまま歩いている。
 すでに「余韻」は止み、その「感触」にも少しばかり「慣れつつ」あったがそれでも。一度、再び「意識」し始めたなら――、その「感覚」は確実に私を「蝕む」のであった。

「解放」を待ち侘び、もはや「限界」にまで高められた「尿意」は――、近づく「決壊」の「足音」を報せながらも、逆説的に私がまだ「お漏らし」をしていないという「無実」を示していた。
 とはいえ私の「ショーツ内」はというと――、やはり「無事」では済まされなかった。すでに私は「びしょ濡れ」だった。「愛液」なのか「おしっこ」なのか「判然」としないながらも、その「液体」は確実に「ショーツ」を「湿らせて」いた。
 いや、間違いなく少し「チビって」いるだろう。

――私の「おしっこ」の「匂い」、「嗅がれ」たりしてないかな…?

 本来であれば「トイレ」でこそ、「便器」にこそ「解き放つ」べきものを――、紛れもないその「匂い」を――、「携えて歩く」という「羞恥」。あるいは多少の「拭き残し」があったとしても、今の私ほど「あからさま」なものではないだろう。その「匂い」が「周囲」の人々に「周知」されてはいまいかと、私は気が気でなかった。
 彼らにとって知る由もない「秘密」を抱えたまま、それを「内側」に「秘めた」まま、私は歩き続ける。そして再び、彼によって「スイッチ」が入れられるのだった――。

 彼の「タイミング」はまさしく「絶妙」だった。
「歩道橋」の「階段」を上るとき、「信号待ち」で立ち止まり、再び歩き出した「瞬間」など。私が「油断」した途端に「スイッチ」は入れられる――。

――ブゥゥゥン!!!

「単調」であるはずの「振動」に、けれど私が「慣れる」ことはない。それが「不意に」与えられるものであれば、尚更だった。
「突如」として訪れた「刺激」に、思わず私は「立ち竦んで」しまう。「宣告」はすでにされており、だからこそ少なくとも「身構える」ことくらいは出来たはずなのだが――。
 それでも。私の最も「弱い部分」にもたらせられるその「反応」には、どうしたって「無抵抗」にならざるを得なかった。

「路上」の「真ん中」で留まった私を――、「事情」を知らない人々は「迷惑」そうに、あるいは「邪魔」そうに、「怪訝」そうな顔をして「追い越して」ゆく――。
 かろうじて手で「股間」を押さえることは控えたが――、だから余計に「音」は少しも「抑えられる」ことなく、私の「体」を伝わって「胎動」を耳に届けるのだった。

――「ローター」の「音」、「聴かれ」たりしてないかな…?

 そんな私の「不安」をよそに――、彼はあくまで「数歩前」を歩きつつも度々こちらを「振り返り」、堪える私を遠目に「眺めて」は「満足気」な笑みを浮かべるのだった。
 そして。ついに、「幾度目」かの「振動」の時――。

――あ、だめ…。出ちゃう!!

――ショロロロ…。

「ショーツの中」に「水流」が生み出される。「滝」のように「激しい」ものではなく、「小川」のように「か細い」ものではあったけれど。その「一筋」は確実に「ショーツ」を「濡らし」、「一滴」「一滴」と「クロッチ部分」に「染み込んで」ゆく――。

――バレちゃう…!!

 今はまだ、かろうじて「内側」だけで留まっているけれど。あるいはこのまま「刺激」を与え続けられたのなら――、私はやがて「全て」を解き放ってしまうだろう。
 そうなれば「街の人々」に、私の「お漏らし」を知られてしまう――。

 次第に「アソコ」の「感覚」が無くなってくる――。もはやそれが「快感」なのかさえ分からなかった。必死に「括約筋」を締めようとするが、それすらも巧く「機能」せず、「完全」な「決壊」に至るのは――、あるいは「時間の問題」だった。

 立ち止まり「俯く」私を――、また一人、「自転車」が追い抜いてゆく。「ヤドカリ」のように「大きなバッグ」を抱える者は――、最近街でよく見かける「配達員」だった。
 彼らはどこかの「店」で「食事」を受け取り、それをどこかの「客」の元へと届ける。私はふと、その「バッグ」の「中身」が気になってしまう。彼らの中には「安全運転」とは到底呼べない、「運転」の「荒い」者もいる。(もちろん「全員」がそうではないが)あるいは「中身」が「こぼれたり」しないのだろうか。そもそも、あの「バッグ」はどのような「構造」になっているのだろう、と――。

 そんなこと「考えた」ところで、私にとってはおよそ「無関係」であるし。今の私にはもっと他に「心配」すべきことがあるのだが――、それでも。人間「追い詰められた」時というのは、かえって「余計な事」ばかりを考えてしまうものなのだ。

 訊くところによると――、彼らは皆「雇用」されているのではなく、あくまで一人一人が「個人事業主」という扱いらしい。(その「仕組み」について「給料」ないし「報酬」について、詳しい事までは分からないが)
 まさに「新現代人」とでも呼ぶべき、新たな「働き方」を「体現」する彼らであるが。その「仕事内容」については何ら「最新」のものではなく、「遥か昔」から存在するものである。そして、あるいはその「バッグ」の「起源」は「岡持ち」へと遡る――。
 古い「ドラマ」なんかで見かける、いわゆる「中華屋さん」の「あれ」だ。そして、さらに「もっと昔」――、「岡持ち」が発明される前の「時代」は――。
 いつか「写真」で見たことがある。「蕎麦屋さん」だろうか、「うず高く」積まれた「セイロ」を片手で支えながら、器用に「自転車」に乗る姿。これぞまさに「危険運転」に違いないだろう。

 その「様子」を「写真越し」に眺めて、「私だったら、絶対こぼしてしまう」と思ったことを覚えている。いくら「手元」に「集中」していたとしても、「天辺付近」に至っては「意識」が及ばず、まさしく「アウト・オブ・コントロール」なのだ。
 少しでも「傾こう」ものならば決して「修正」は効かず、ゆっくりと確実に「崩壊」を始めてしまう――。あるいはそれは、今の私の「状況」と「酷似」していた。

「限界」まで高められた「尿意」に――、「極限」に積もり積もった「欲求」に――、「満タン」ほどに溜め込まれた「おしっこ」に――、もはや私の「支配」は及ばず、完全に「コントロール」を脱していた。

 やがて――。「天秤」が「振れ」出す。「釣り合った」ような「一瞬」の「静寂」の後。もうそれ以上「傾け」ば「立て直し」が利かず、「取り返し」が付かなくなるところまで――、あるいは最後の「防衛線」すらもあえなく「突破」してしまう。

 いよいよ、「秒読み」が始まる。「決壊」への「カウントダウン」。だがもはや今の私には「0」の瞬間まで「耐えられるか」すら危うかった。相変わらず「スイッチ」は入れられたままで、「振動」が止むことはなかった。ここまで来れば――、彼は「最後」までそれを「切る」つもりはないのだろう。

 私は「想像」する、その「瞬間」のことを。「お漏らし」の「結末」を「予感」する。

――今の若者は皆「スマホ」くらい持っているだろう。
――だから、私の「お漏らしの様子」を「写真」に収めるかもしれない。
――「SNS」だってやっているだろう。(ちなみに私は「アカウント」を持っていない)
――だから、私の「失禁画像」が「ネット」に「アップ」されてしまうかもしれない。

――私の「羞恥の姿」が瞬く間に「拡散」されてしまう…!!

 限りなく広大な「ネットの海」に、一度「解き放たれて」しまったなら――、それこそまさに「取り返し」が付かなくなる。
「覆水盆に返らず」。と、その「諺」はいかにも「お漏らし」を「比喩」したもののようであるが――、あるいは「行為」によって生み出される「水流」が「不可逆」であるように、「拡散」された「情報」というものもまた「元通り」とはならないのである。
 しかも、「ショーツ」を濡らした「おしっこ」は「洗う」か「穿き替える」かすれば「無くなる」のに対して。それはいつまでも「残り続ける」ことになる――。
 たとえ誰もがその「事実」を忘れ、いくら「忘却の彼方」に「消えた」ように思えたとしても――、あくまで「人知れず」「混沌の海」を「彷徨い続ける」ことになる。
 そして、やがて私自身さえも「忘れた」頃になって――、「突如」としてそれは眼前に「浮上」して来るのだ。消したくとも決して消せない「過去」の「過ち」として――。

 私は自らに問い掛ける。本当に良いのか、と。
 ここで「お漏らし」をしてしまって、それを「他人」に見られてしまって、結果としてその姿を「記録」されることになったとして――、それで本当に「構わない」のか、と。果たして「後悔」はないのか、と。
「外でのお漏らし」。それを「発案」し「計画」し、あろうことか「実行」に移そうとしているのは――、他ならぬ「私自身」だった。「人」として、「大人」として、「女性」として、あるまじきその「行為」を――、「衆人環視」に晒されることによる「羞恥」。あくまで「冷静」に考えれば、「損」しかないその「負の感情」であるが――。 
 だがそれでも。それを「○す」ことでしか得られない「快感」が、僅かでも「背徳」を「上回る」と思えたからこそ、私は「勇気」を持つことが出来たのだ。それなのに――。

 いざ、「実際」にそれを「してしまう」に至って――。どうしたって、「最後の一歩」を踏み出す「決意」というものが持てなかった。
 いや、それを「する」こと自体は何ら難しいものではなかった。ただほんのちょっと「きっかけ」を与えてやるだけでいい。わずかに「括約筋」を「緩める」事、それだけ。後は「自然」に、もはや私の「意思」とは無関係に「溢れ出す」ことだろう。あるいは、このまま「我慢」を続けるよりもずっと「楽」なことなのかもしれない。

 というよりも。すでに私には「迷う」だけの「余裕」すら、「留保」する「猶予」すら残されてはいなかったのだ。このまま「決め兼ねていた」としても――、であれば自ずと「答え」は一つに「決まって」しまう。要は「覚悟」の問題でしかないのである。

「人前」で「お漏らし」――。
「公衆」の「面前」で「失禁」――。
「見られ」「知られて」しまうことへの「羞恥」――。
 果たしてそれは、未見の「興奮」と未知の「快感」をもたらすのだろうか。私は――。

「やっぱり、ダメ~!!!」

「心の声」を、思わず私は口に出していた。同時に「スカート越し」に思いきり「股間」を押さえる――。
「叫んだ」私を、道行く人は「驚いた」ような顔で見てくる。「怪訝な視線」が――、「好奇の視線」が――、私に「集め」られる。
 ここに来て「振動」が止んだ。彼自身も私の「発声」に驚いたらしく、それで思わず「スイッチ」を「切って」しまったらしい。
「余韻」は残っているものの、これならばかろうじて「耐えられる」かもしれない。とはいえ「おしがま」はもはや「必須」であり、少しでも「手を離そう」ものなら立ちどころに「決壊」を迎えてしまう――。

 私は「股間」を必死に「押さえた」まま、その場に立ち止まっている。その「格好」は誰の目にも明らかな「我慢」の「構え」だった。そしてその「様子」から――、私が何に「抗って」いるのかはもはや「自明」であった。

――あの子、ちょっとヤバくない?
――「ダメ」って何が?
――「漏れそう」ってこと?
――何が?「トイレ」でしょ、絶対!

「街の声」が聴こえてくる。誰もが私のその「瞬間」を――、決して「望むべく」もないながらも、あくまで彼らの「日常」にふいに訪れた「ハプニング」として――、わずかな「好奇心」をもって、盛大に待ちわびる――。

――今日、街を歩いてたら急に「漏らした」子いてさ~!!
――何を?って、「おしっこ」だよ。てか「大」だったらヤバ過ぎでしょ!!
――いや、普通に「おしっこ」でも十分「恥ずかしい」けど…。
――えっ、何歳くらい?たぶん「大学生」くらいじゃないかな~。
――「普通の子」だったよ。そこそこ「可愛かった」し(願望)。

 なんて、そんな風に――。ちょっとした「話のネタ」にするだけの、ただそれだけの「理由」で。余すところなく「観察」を試みようと「無遠慮」な「眼差し」を私に向けてくる――。
 あるいはそれこそが本来私の「望んだ」もの――。如何ともしがたい、「粗相」による「羞恥」こそが私の「求めた」ものであり、「想定」の「結末」であったはずなのに。

 だがどうしても「視線」に耐えきれず、私はその場から「逃げ出した」のだった――。

 彼のいる方と逆の「方向」に私は駆け出した。「取り巻き」にぶつかりそうになりながらも、そこは「あちら」が勝手に避けてくれる。彼らとしても、まさか「おしっこ」を「引っ掛けられ」たくはないのだろう。あくまで「傍観者」でいつつも、「当事者」には決してなりたくないという「魂胆」が見え見えだったが、それがこの期に及んではまさに「功を奏する」こととなった――。

 私は「その場」から離れ、何とか「脱する」ことが出来た。彼らの「視線」を「痛い」くらいに「背中」に感じつつも、ようやくそれから「逃れる」ことに成功した。
「走り出した」ことで、「ローター」とはまた違う、今度はより「大振り」な「振動」を私は「下腹部」に受けることになる――。だがそれすらも、「手」を「股」に「挟む」ようにすることで「耐えよう」とする。
 それでも。「刺激」を感じることで、わずかな「隙間」が生まれ、そこから容赦なく「綻び」が始まるのだった――。

――じょろ…。ピチャ!
――じゅわ…。ポチョ!

「ポツポツ」と「雨」の最初の「一滴」のように――、地面が「黒く」染められる。
「空」からではなく、あくまで私の「スカート」の中から「降り注ぐ」それは――、紛れもなく私の「おしっこ」だった。今や「振り返る」だけの「余裕」すらなかったけれど、私の「辿った道」には間違いなくその「痕跡」が刻まれていることだろう。
 とはいえそれは、「知らない者」から見れば単なる「水滴」に過ぎないのかもしれない。あるいはそれが「女の子」の「大事な部分」から「零れ落ちた」ものなどとは、誰も思わないだろう。今はまだ――、やがてそれが確かな「水流」へと変わるまでは――。

 だが徐々にその「頻度」と「水量」は増していく。もはや「ショーツ」にそれを支えるだけの「度量」はなく――。「迸る」と同時に「溢れ出す」液体は「足跡」を刻む。
 あるいはとっくに「バレて」いるのかもしれない。私の「お漏らし」に「気付かれて」いるのかもしれない。だけど私にはそれを「気にする」ことさえ出来なかった。

「街の色」が少しずつ「失われて」いく――。「鮮やか」だった「色彩」も今や「灰色」に染まり、「モノトーン」の「風景」の中を私は進んでいる。
「視界」は極度に「狭まり」、「暗中模索」のように――。「五里霧中」を「無我夢中」で歩き続ける。「孤立無援」も今更ながら「四面楚歌」が聴こえ始める。

 ちょうどいいところに「公園」があった――。
 それこそまさに私にとっての「救済措置」であり、「九死一生」を得ようとせんばかりの「東奔西走」の末の「千載一遇」の「一期一会」だった。
 私は「公衆トイレ」に駆け込み、そこでついに「限界」を迎えた――。

――シュイィィィ~!!!

「おしっこ」が溢れてくる。みるみる内に「ショーツ」を濡らし、染め上げ、「タイル」へと零れ落ちる――。「形」は多少違えど、私にとっては「念願」の「お漏らしタイム」だった。

――気持ちいい~!!!

「股間」が「温かく」なる「感触」。もはや慣れ親しんだ「お漏らし」の「感覚」――。
「ピチャピチャ」と跳ね返る「水音」と、足元にまとわり付く「水滴」すらも心地いい。
「水溜まり」は盛大に広がり、まるで「意識の拡張」とばかりに「羞恥の延長」としての「痕跡」を物語る――。

 最後の「一滴」までも余すところなく、やがて出し終える。辺りに立ち込める「ツン」とした「アンモニア臭」。「想像」よりもやはり遥かに「醜悪」な「刺激臭」は「鼻腔」を穿ち、そのまま「脳天」へと突き抜ける。そこでふと、我に返った――。

――○○さん…。

 私は「心中」で「彼の名」を呼びつつ振り返る。そこには――、「彼」が立っていた。


続く――。

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