ダンジョン飯 4話 の感想
ダンジョン飯 Blu-ray BOX 1《通常版》 Blu-ray
【原作】九井諒子(「ダンジョン飯」/KADOKAWA刊)
【監督】宮島善博
【シリーズ構成】うえのきみこ
【キャラクターデザイン】竹田直樹
【モンスターデザイン】金子雄人
【料理デザイン】もみじ真魚
【音響監督】吉田光平
【アニメーション制作】TRIGGER
【発売日】2024/4/24
【出演 】熊谷健太郎, 千本木彩花, 泊 明日菜, 中 博史
ダンジョン飯
「キャベツ煮/オーク」
この副題だとオーク食いかねないよ!?
「オークと」辺りでお願いしますよ(笑
ダンジョン生活に必要なもの
センシも以前唸っていましたが、モンスター食でタンパク質脂質は摂取出来る以上、問題はビタミン、緑黄色野菜ですね……!
今回ずっと描かれていたキャベツの緑が目に映えました。
ライオスたちはもちろん、オークたちにとって素晴らしい宝だったでしょう。
太陽光はどう考えても届かないので、あの林ゾーンの上部は太陽光が来てるてるのかな。
ゴーレム畑管理人
クレイゴーレムがアニメ化したの珍しいのでは。
ストーンゴーレムの方が格好良く見えますし、主人公が英湯クラスだと金属ゴーレムになりますしね。
魔法に疎いドワーフが自由に掘り起こし、畑になる。
確かにクレイゴーレムでしか出来ない(笑
ダンジョンマスターとしてモンスターや罠を管理するゲームはいくつか有りましたが、冒険者側からの自主的ダンジョン管理人は珍しい。
少なくともアニメ化は初でしょうね(笑
センシの行動は正統性や必然性はまー無いのですが、ボランティア的というか、
「ダンジョンに生きる」ということ真摯に向き合った行動なように感じます。
今まではファリン救出行に協力してくれるありがたさ、技術と知識に敬意を払う関係でしたが、旅を続けてセンシの哲学と生き方を知り、特にマルシルとライオスが強い影響を受けた気がします。
弱肉強食と同じ意味の、食物連鎖。
モンスターも我々も、その一部である、という思想。
蛮族オーク襲来!
この世界では亜人間は、基本的には敵同士で、個々では交渉できる存在のようですね。
最後までゴブリンは登場しませんので想像交じりですが。
割ととザックザック人間たちが殺されてますが、ライオスたち気にしないなー(笑
もともと強者生存とドライなのと、食べ物を粗末にする存在を許しませんよね(笑
ライオスが目的のためならいくらでも冷静になれる分、もうチョロッチョロに食べ物を大事にするマルシルが微笑ましいですよ。
マルシル可愛い!
マルシルがダンジョンパブで怒ったのも、オークと一緒の食事を提案したのも、センシの哲学にマルシルが共感した証なように思います。
泣く子と地頭には勝てぬ
仔オーク可愛い!
モフモフで、背中がうり坊なのですね。
これは……可愛い!撫で回したい!
オーク族長がいつも言っているのでしょう。
一緒に頑張ったら、一緒に食事を作ったら、一緒に食べようと。
一緒に料理を作り、喧嘩し、ちょいちょい休憩し、絆されてともに食事をするオーク族長が勇ましく、可愛いですよ(笑
子供に話した正しさは、守らなきゃいけないですものね。
ライオスの答え
何故ダンジョンに潜るのか。
踏破し迷宮の主人となったら何を求めるのか。
日銭稼ぎでなく、名誉でなく。
一番近いのは、冒険心かな。
今までの冒険理由をほっぽり投げての今回のダンジョン探索。
「ダンジョンでどう生きるか」に対して深く考え、だからこそ「これから考え続ける」というライオスの回答。
少しだけ人間の常識から離れていて、同時にとっても真摯で。
特に今回マルシルは、モンスター食などは嫌がるけど、美味しさや食物の大事さにはすっかり理解者で賛同者なのですよね。
押さなくて素直でとってもチョロくて(笑
センシとマルシル、センシとチルチャック、マルシルとオーク。
知ってることも出来ることも考え方も違うのに、だからこそ、話して、一緒に飯を食べて、お互いを知っていく。
繋がって行く。
この過程を大事に思うライオスだ。
そう感じる、不器用で誠実な答えでした。
緑黄色野菜は栄養!
仔オークが手にしていたキャベツを見て、
「そうだよね、ダンジョンで緑黄色野菜は宝物だよなー」
と思ってたところに、心に栄養な「緑黄色野菜のEDテーマ」が来ました(笑
これが……『ダンジョン飯』!
今週のモンスターカード
今週はオークの大将軍!
格好良く描けたと思っています。
原作ネタバレ感想
異種族たちの歴史と、魔術の概念、そして迷宮に潜り踏破する目的とは。
この世界と物語の根幹につながる話でした。
ここからライオスはずっと悩んで考え続けて、
王としての答えまで届いたように思えます。
やっぱり九井諒子先生は凄いぜ!
オークの妹ちゃんが判別できませんでした……
一番肌が濃い、焦げ茶色だった娘かなぁ?