ぶるがり屋 2024/02/18 23:33

光る君へ 7話 の感想

光る君へ 7話
「おかしきことこそ」の感想です。


見逃し配信 光る君へ NHKプラス

【キャスト】吉高由里子、柄本佑、黒木華、井浦新、吉田羊、ユースケ・サンタマリア、佐々木蔵之介、岸谷五朗、段田安則
【作】大石静(脚本家)
(C)NHK

光る君へ

 メロドラマってきたー!
全体としては権力の闇と小貴族の学問の流れなのですが、最後に随分と恋愛を盛り込んできたな!
そこに古来の舞や競技を挟み込む演出、歴史好きな方々の悲鳴が聞こえるようでした(笑

忯子様の死

 うら若く恋する女性の死はやっぱり想いですよ。
愛する花山天皇も家族も心傷ついて。

 そうか、死の要因として、藤原兼家らが依頼した呪詛も有ったのですね。
死は穢れ。
人を殺めるは、卑しきものがすることぞ。

安倍晴明と藤原道兼を侮辱し、藤原道長を苦しめ、
そこまではと慄く藤原兼家の心に巣食う恐怖。

 忯子様の死は、大きな死だったのだなぁ。

呪い呪われ

 権力と金で支配されていると思う輩に、チクリチクリと刺し。
無垢な子らに権力の闇と呪いの片鱗を見せ。
「こう言うやり取りが楽しくてならないのです。」
さすが安倍晴明、こっわ〜〜。
飄々とした男の、光ない瞳の闇深さよ。

 諸悪の根源……とまではいきませんが、諸悪の代表な藤原兼家が
自らの罪と呪い返される恐怖に蝕まれて。
 と思ったら寧子様・道綱母強いな!
さすが平安貴族、闇の中で生きる心胆が太い(笑
苦しい半生を描きながらも今を自慢する日記を書き上げた御仁ですわ(笑

紫式部 最初の物語

 「狐に騙される、猿たちの話よ」
「ウンが上がるぞ〜!」

過去に絵の師匠に教えられたり前回諭されたとはいえ、一回ですぐ魅力ある脚本作れるまひろ凄いな!
物語のツボや観客層にあった演出なんて何回も失敗するもの。
普通は無理なんですが、「紫式部なら出来る!」と言われたら納得するしかないですよ(笑

 自分が作った筋で劇が動き、民たちが笑う。
こんな成功体験、こんな幸せ、早々ないですよ。
きっともう、この興奮を知る前に戻れないぐらいの。

打毬で女心をイチコロだ!

 今回のメイン、打毬。
ポロと源流は同じでしょうか。
金と権力あって初めて出来る、かつ優雅で勇ましい、これぞ貴族の華!
お姫様も男性貴族たちも入れあげるのも納得です。

 そこに欠員!
呼ばれる風来坊!
少女漫画か!(笑

 ついつい見ちゃう眼差し、格好良い若き貴族たちの肉体と技の美しさ。
惹かれるお姫様たち。
少女漫画だ!

 そこからの雨!トラブル!着替え!半裸!たまたまの立ち聞き!
メロドラマか!

そして誤解しちゃうヒロイン!
メロドラマだーーー!!!!

 展開が怒涛にも程がある(笑

聡いものたちのドラマ

 とはいえ、まひろと道長は聡いし信頼し合っているので、すぐ誤解を解いてくれると感じています。
道長は女心にはちょっと不器用ですが、政治も人の心にも聡いのですよね。

 道長と直秀も「あるべき政治、あるべき正道」は同じと理解し合っているので、確執は深まるのか否か、こっちもドキドキです。

 個人的にはききょう(清少納言)にもこの輪に参加して欲しかったり(笑
オモシレー女はいっぱい居た方が楽しいですよね!

マスコット枠は不幸!

 百舌彦はいい感じに不真面目で優しくてふてぶてしくて、道長の最高の従者だなぁ。
道長のダメな所を分かって、良い所で救われて、主人を大事に愛していますよ。

 そして今まで毎回毎回ちょっと不憫で可愛い乙丸。
報われて欲しいなぁと思っていたら
Σお、乙丸ーーーー!
お姫様守った!殴られた!バタンキュー!置いてかれた!
でも無事でちょっと怒って連れに来た!
可愛いぞ良かったな乙丸ーーーー!(涙

 そして最後は愛すべき猫ちゃんの
小麻呂ーー!
最後捕まったよね?無事確保されたんだよね?

 今回は小麻呂に乙丸に、マスコット役が可哀想な目に合ってドキドキしました。
小麻呂は多分大事に大事にされてると思うので、従者2人に報われて欲しいですよ。

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