ダンジョン飯 11話 の感想
ダンジョン飯 Blu-ray BOX 1《通常版》 Blu-ray
【原作】九井諒子(「ダンジョン飯」/KADOKAWA刊)
【監督】宮島善博
【シリーズ構成】うえのきみこ
【キャラクターデザイン】竹田直樹
【モンスターデザイン】金子雄人
【料理デザイン】もみじ真魚
【音響監督】吉田光平
【アニメーション制作】TRIGGER
【発売日】2024/4/24
【出演 】熊谷健太郎, 千本木彩花, 泊 明日菜, 中 博史
ダンジョン飯
『ホビットの冒険』、『ダンジョンズ&ドラゴンズ』赤箱、『ドラゴンクエスト』……
迷宮の奥底に構える炎竜と戦う!
幼い頃、このロマンを胸に抱いた人は少なくないのではないでしょうか。
伝説の武器も無い、戦力も不安、それでも戦わないといけない理由がある!
レッドドラゴン VS.ライオスパーティ
スペクタクルバトルが始まる……!
炎竜とのバトル!
巨大!硬い!炎を吐く!
強い!
窓から見える巨大な頭、街路から見上げる巨体。
砕ける武器、届かない武器、逃げる武器(笑
火の息は対策しても万全には遠く、建物の重さも爆発魔法も決め手には遠く、踏み、頭を壁にぶつけるだけで殺しかける。
いや〜〜〜〜
強い!
スリルいっぱい迫力満点、素晴らしいアニメ最高のバトルでした。
ビバ トリガー!
策を途切れさせず危険な策さえやり切る機転と覚悟のライオス、この大怪獣に剣術が届くシュロー。
ライオスパーティは傑物揃いですよ。
ご意見番チルチャック
ちゃっかり逃げるケン助に、センシ氏は「モンスターは信用しちゃいけない」とか言ってたライオス(笑
色々な意味でダメだよ!
ファリンやマルシルも割とダメな、「人間社会の規範」でしっかり怒れるチルチャックの存在は大きいですね。
大人!
分かっててやっちゃうのはダメですが、素直に反省して謝ることが出来るのは、ライオスの美点で善良さで、可愛いところですよ。
チャーミング・センシ
今回、実はセンシの魅力たっぷりでした。
揺るぎない闘志、食うか食われるかの覚悟、竜が踏んでも壊れないヤフっぷり、料理にかける熱意とドワーフ社会不慣れ、パンモロ!
不器用で無骨で、でも信念を持って愚直に進む生き方、格好良いですよ。
まーアダマントの盾とミスリルのショートソード持ってて戦闘に使わないわ使いにくい加工してるわ、ナマリでなくても怒りますね!
ただライオスは手袋ぐらいしろと思います(笑
熱の伝導率の良さは鍋料理で分かってたでしょ!
今まではチラチラとしたパンチラでしたが、今回はめっちゃパンモロで吹きました(笑
今回は色々大盤振る舞いだ!
ライオスとファリン
子供ライオス可愛い!ファリン可愛い!
ふへらっと笑うファリンが最高に可愛いくて、だからこそライオスはこの妹が愛しくて、差別されたファリンのために全てが歪んでしまったんだなぁと、悲しくなります。
幽霊に襲われるまでの2人の衣服はとても丁寧に拵えた上質なもので。
愛された裕福な村長の子。
だけど2人は飛び出した、故郷の助けのない場所で、何度も死んで身を立てた。
ダンジョンは食うか食われるか。
大怪獣レッドドラゴンも殺され肉片に解体され、食われる側。
救うべきヒロイン・ファリンも消化され骨となり、食われた側なのですよね。
戦い殺され、勝者の血肉となる。
事実の生々しさよ……。
実際にはさらに吐き気がする臭いとドロドロぬるぬるでしょうし(ライオスたちは慣れてるでしょうけど)。
そして美味しいか栄養価は
今回の副題『炎竜1』で、激戦続くのかーとてっきり。
そうか、次の『炎竜2』で食べるのですね(笑
戦って、食うか食われるか。
そして美味しいか栄養価はどうだ。
ここまでが、『ダンジョン飯』ですものね(笑
今週のモンスターカード
ドラゴン繋がりで、バジリスクとワイバーンをば。
原作ネタバレ感想
あえて描かれていないだろうと思うのですが、ファリン視点ってとても怖いのですよね。
魔法を使えると知られて怖がられ、魔法学校でも馴染めず。
やっと見つけたお兄ちゃんはまるで変わって社会に馴染めない状態で。
またこの物語が始まった後も、兄を守るために食われ、半魔物にされ操られ、やっと戻っても魔物混じりで。
孤独の中で怖い、寂しい、お兄ちゃんとマルシル大好き。
とても優しいけど、お兄ちゃんとマルシルの愛以外、何も要らないと思っているような気がします。
「普通の幸せ」とか、自分には関係ないものと思ってそうだなぁ。