響け！ ユーフォニアム3 3話 の感想

響け！ ユーフォニアム 3 3話
「みずいろプレリュード」の感想です。

響け！ ユーフォニアム 3

　北宇治は新撰組タイプだな！
(ダメな歴史ファンの導入)

モラトリアムと卒業

　苦しくも楽しい部活動、将来を見据えてどこまで頑張れるか、続けられるか。
難しいですよね。

　音大は本当に難しい、生半可な才能や技術では無理とよく聞きます。
絵画は美大も上中下に専門学校も有り、卒業後の就職口もまぁまぁ有りますが、音大は門が狭く就職先は更に狭いらしいですからね……
　趣味で続けるのも一人ではちょっと、という楽器が多いのも厳しいですよ。

　久美子が、青春を捧げる一人の音楽愛好家なのか、一生を捧げる音楽家となるのか。
最初の原動力だった姉と麗奈への感情だけなく、自分の一生として選択するのか。
この物語、3期の一つの答えとして気になってきました。

麗奈と久美子

　最初、サリーは麗奈が格好良くてファンになっちゃってるのかと（笑
そーかー、怖いかー
……うん、怖い先輩だな！
美しく強く上手く、何より正しい、怖い存在だ。

　麗奈と久美子はイチャイチャ&音楽好きなだけでなく。
厳しい統率役なサブリーダー、麗奈。
カリスマがあり、優しく包容力のあるリーダー、久美子。
組織を引っ張る両輪でもありましたか。
　うん、新撰組タイプ！(笑

　秀一くんは他人にどう触れてるのか、もうちょっと描いてください。
今回見ると、優しく独立尊重タイプっぽい？

黄前久美子という部長

　勘はさほど鋭くなく、決断を先送りにする癖が有って今一つ頼りなくて。
今回もすずめちゃんの複数回のパスでやっと動き、サリーと面を向かうまでは頼りない部長のままでしたが、

　一人一人の苦しみと頑張りをしっかり見つめ、聞き、そして誰よりも真っ直ぐ触れ合う。
全て受け止める。
曇っていた世界が晴れ渡るような、清々しい一幕でした。

　今までずっと描かれてきた、久美子という人。
成功、失敗、逃亡、取り残される、寄り添う。
自ら飛び込んで経験したり、同じ気持ちになるところが久美子の良さだと思うのです。

　だから向き合う　話す　寄り添う。
「ごめん　ありがとう！」「私に全部話して！」の言葉は。
久美子自身が、ついに黄前久美子部長を見つけたように思います。

久美子の癖

　久美子は才能がある人が好き！
というのはちょっと違う気がしました。
一途な情熱家に惹かれてしまう、あと上手い演奏に惹かれてしまう癖なよーな（笑
ので結果、才能ある人になっちゃうという。

　そして心の窓を開ける、開けてもらうのが上手いから、才能あって孤独な人間に好かれる好かれる（笑

人たらしさんめ！

　前回で「幹部3人、久美子と久美子LOVE組じゃないか！」と気づきましたが、ふと見渡すと葉月、サファイア、つばめ、奏とメインキャラ全員久美子大好き勢だった。
この人たらしさんめ！(笑
今回でサリーも追加されましたね！

　すずめちゃんは本気で信頼してるけど、お姉ちゃんとサリーへの愛が重過ぎてまだまだですね（笑
いやぁ、人間関係解決能力の妙には見事騙されました。

　でも久美子視点だと精一杯頑張って自分のしたいからお節っかいしただけ、になるのかな。
そしてこのお節介が、あすか先輩やみぞれ先輩を少しだけ救って、久美子LOVEに近いレベルで嬉しかったように思います。

そして次の曲が始まるのです

　次回、サンフェス回！
やったーマーチングバンド見られる！聴ける！

　みんな苦労して頑張った分、上手くいって欲しいなぁ。