今週のへうげもの 感想 2011 10月第2週
アニメ
今回の名物は鳥獣戯画と興福寺金剛力士像(仁王様)。
鳥獣戯画は掲載後の研究で、当時はあの形態でなかったという記事を読みましたが(一冊の本・巻物のような形で、それを裂いて広げたのが今の形、という記事だったかと)、その事実はまだ確定してないのかな?
アップの時だけ彩色されていたのはちょっとどーかと思いました(笑
今回は大きな事件ではなく、後の大事件への布石の回ですね。
古田織部と千利休の煩悶。
数寄に対して自分はどうあるべきか、どうしたら良いのかに苦しむ。
前回から引き続く織部は復調しつつあり、今回は利休が自分のわび数寄のあり方、求める方向について苦しんで。
自分の美術性・思想は素晴らしく、世に少しづつだが根付き始めている…
そう思っていたのに。
丿貫に諭され、ふと気付けば誰も付いてきていないと実感してしまう利休の苦しみ。
織部に叱られて引き回され続ける上田左太郎が可愛いです(笑
続いて、利休と豊臣秀吉との悲劇への萌芽が始まって。
天皇毒殺計画から始まる二人の確執ですが、山上宗二の小田原入り、秀吉の罪の意識の増大が始まり、より深く。
それでも横に居る茶々に気付かれないように呻く秀吉は傑物だなぁ。
今回一番驚いたのは、秀吉のお気に入りの服ですね。
羽毛で身を包むのだけでもなかなか派手だなとは思っていましたが、よもや紫に染め上げるとは(笑
品とかわびとかからは遠いですが、ここまで来れば格好良いですよ!