ぶるがり屋 2014/02/10 00:06

今週のへうげもの 感想 2014年 2月第1週

あらすじ

 古田織部の夫婦の心得、豊臣秀吉の艶話から、お江を口説く徳川秀忠。
また天皇譲位と徳川幕府に権力が集中する中、加藤清正は豊徳合体の策の為、命を賭した諫言をする。


へうげもの(17) (モーニングKC) [コミック]
山田 芳裕
講談社
2013-09-20

感想

 あーもう秀忠愛らしいなぁ!

 織部の言葉を受けて、秀忠何するかと思ったら…
秀吉のSMごっこをするなんて…!
しかもまるで下手とは!(笑
まごまごしてる絵が最高でした。
そしてあれだけ情けなくも一生懸命な秀忠を、そのままにして一人眠れるお江さんスゲー!

 あそこで慣れない事を、しかも旧敵の秀吉の真似しちゃう秀忠は、多分恋バナをする相手が居なかったんだろうなぁとか、興味も無さそうなSMごっこしちゃうとか、本当にお江好きなんだとか。
ああもうダメだ。ダメ男だ。
なんて愛らしいダメ男なんですか。

 そしておなかいっぱいだと思ったら、大展開。
加藤清正、一世一代の諌死!
ああ、こう来ましたかー!

 登場から今まで、利休、織部から遠い立ち位置でありながら、ずっと主人公・織部と対比して描かれていた清正。
豊臣恩顧の者として、武人として、大名として、数寄者として、功名を夢見た者として。
恐らくはですが、老いと病を前にして、目的に対し、最期に何を以て当たるか。
織部との対比として今まで描かれてきたのだと、今、思います。
正直、このまま病に冒され失意の内に死ぬものだとばかり(笑

 また、直ぐさま走り寄って死を止めようとした徳川家康は、まだまだ純粋で、男気に満ちて、鬼になりきれないんだなぁ。と感じたり。
ただ清正の諫死を受けて、男気に感じるか、忠誠心に警戒するかは難しい所。

 今回は話が詰まってお得感有りました。
いやー面白い!次回が待ち遠しい!!

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